私の住む町(アメリカ北部の寒冷地)には、日系マーケットにもごぼうはほぼありません。時々は置いているようですが、常にあるわけではないのです。もちろんアメリカの普通のスーパーにもごぼうはありません。なので食べるには栽培するしかありません。
日本の伝統種 滝野川ごぼうを種まきしたのが4月下旬。
袋に書いてあった収穫可能になる80ー89日頃にちょっと掘ってみたのだけど、まだまだ細かったのでその時は収穫せず、結局種まきから5ヶ月も経っています。
鉢植えと地植えと2箇所あるのですが、今日はまず鉢植えのごぼうを収穫してみることにしました。先日は夜中にマイナス2℃になり、本当はその前に収穫したかったのだけど、忙しくて今日になってしまいました。
根元を覗くとこんな感じ。土はとても乾燥してしまっています。
夏から雨がほとんど降らなかったので、ほんの時々バケツに池から水を汲んできて、バシャンと水やりするのが精一杯でした。よく枯れずにいてくれた。
直径も高さも60cmほどの大きな鉢です。重いけれどひっくり返して土を出すことにします。
鉢底の穴から、ごぼうが伸びてきていました。60cmの鉢でも滝野川ごぼうには小さかったでしょうか。
土が乾燥して硬く、ひっくり返しても全然土が出てこない。横にした状態でスコップで少しずつ土を出しました。それにしてもごぼうは抜けない。ごぼう抜きっていう言葉はなんなのよ…
大変ですね、ごぼうの収穫って💦 ようやくごぼうらしいのが見えてきました。
やっと収穫できました。まあすごい又根
これなんて鉢のカーブに合わせて思い切り曲がってるし
太さは3cm
収穫が遅くて、すが入っているかもと心配していましたが、全然大丈夫でした
夕食に早速、ごぼうと人参のきんぴらにしました。
最初、「ごぼうって何だっけ?」と言っていた次男も、きんぴらを見て、「ああこれね。広島のおばあちゃんの家で食べたね」と思い出してくれました。生後4ヶ月で日本からアメリカに引っ越してきた子ですから、ごぼうを知らなくてもしょうがないんですが…それでも日本人の母としては日本の野菜は子供に伝えておきたい。これから頻繁に食卓に出せるのが嬉しいです。
栽培はほったらかしだったので特に大変なことはなかったけれど、ごぼうって収穫がこんなに大変とは…。
まだ地植えのごぼうが畑に残っていて、鉢植えよりもっと収穫が大変なんだろうなあと思うとなかなか気乗りしませんが、次男が美味しい美味しいと食べてくれたので、少しやる気が出てきました。夫は今週末、魚釣りに行っているので、次男と二人だけです。
とりあえず今日収穫したごぼうは、食べきれないと思う分を細切り→レンジでチン→ジップロックに入れて冷凍しておきました。
気合いを入れて、明日、地植えのごぼうの収穫をします。今日は次男は部活の大会で収穫を一緒にできなかったけれど、明日はショベルで頑張って掘ってもらいます