担当主治医はもちろん泌尿器科の先生なのだが、他にも色んな先生が入れ替わり立ち替わり様子を見に来てくれる。
再入院した症状が肺血栓ではないか、ということになってから循環器科の先生が加わり、
更に他にも可能性がないか、ということで感染症科の先生が加わった。
感染症科の先生は2人の先生がこれまた入れ替わり様子見に。
どうやら私の主治医はがんセンターでの経験はまだ浅いようなのだが、今回のように他の診察科の先生も加わり色々検討を加えてもらえるのは頼もしい限りだ。
これが がんセンターの総合力ということだろう。
今回の私の病名について、初めは腎盂腎炎の疑い、更に肺炎、とか言われたが、最終的には最初から肺血栓ということであったようだ。
動悸、息切れ、頻脈、背中の痛み、発熱、どれも肺血栓の症状ということで間違いないようだ。
入院前日、あまりに息切れが激しいので、家の中でリクライニングチェアに座ってじっとしてばかりだからか、と思い、リビング、キッチンをぐるぐる何周もしてみた。
その時は家内が外出中であり、もしその時肺血栓の発作が起きて倒れたら、1人でどうしようもなく多分死んでいたろう。
父親が102歳、母親が98歳と長生きで、周りから長寿の家系とか言われ 本人も半ばその気になっていたが、何が起こるか分からない、
生死なんてほんの紙一重の違いで決まる、ということ。
入院、治療のおかげで、今回死ぬことはないかもし
れないが、
余命ということを強く意識させられている。