レイブンウッド



赤髪の男「旦那ぁ、部下がまた黒髪の女見つけてきやしたよぉ。どうっすかコイツぅ」
黒髪の男「ほう」


女性「ひっ……」
黒髪の男「なるほど、見目は悪くないな。だが内面はどうかな?」
女性「…………っ」


女性「こ、ころ、さないで」
黒髪の男「ん?」

女性「し、死にたくないっ……お願い、なんでも言うこと聞くから!殺さないで!!」
黒髪の男「……私は今、君の命を奪うという話をしていたかね?していないだろう。何故そのような発想に至る」

女性「だって……!!今、黒髪の女ばかりを狙う殺人鬼の正体って貴方達なんでしょう!?お願い、私、死にたくない……!!言うとおりにするから……」
黒髪の男「……ああ、醜い。見苦しい」


黒髪の男「生に縋“すが”ろうと己の矜持“きょうじ”をも容易く捨てる その精神……内面が容姿に伴っていない、却下だ」
赤髪の男「ってことはぁ……こいつ、わーが頂いちゃっても良い訳ですかい?」

黒髪の男「好きにしろ」
赤髪の男「へーい!」

女性「ひ……!!」


女性「いやっ、やめ……」
赤髪の男「はいはい逃げようとしたって無理ですぜぃ……いっただきやーす」

黒髪の男「ああ、あまり吸いすぎてミイラにするなよ……あとでじっくり死体の観察もしたいからな」
赤髪の男「あいよ」

 


「あっ……マゼンタさん、こっち!こっちだよ!」


アンドロイド「また血を吸われて失血死……惨たらしいね……」
マゼンタ「……黒髪の女か……」

アンドロイド「ねえ、この連続殺人に君の探している人が関与してるかもって言ってたけど……本当なの?」
マゼンタ「……確定ではないが……可能性は高いんだ。私にインプットされた記憶に間違いがないならば……」


マゼンタ「…………ん、これは……」
アンドロイド「どうしたの……?」
マゼンタ「……服に髪がついてる」

アンドロイド「……黒いし、その人の髪じゃないの?」
マゼンタ「いや、質感が違う……もしかしたら、アイツの…………調べてみればわかるかも……」

 


 サザンクロス本部



ドライブ「今回の被害者は……この人物か。サンマイシューノ暮らしの大学生……そして黒髪の女性」


ハンドル「ここ最近急増中の殺人事件……やはり同一犯によるものでしょうか。殺し方は血を吸いつくされていたり、刺殺であったりとバラバラではありますが……」
ドライブ「……被害者同士に接点はないが、共通点は髪色と年代……黒髪の若者女性をターゲットとした連続殺人……と見たいところだが、殺害方法がバラバラな点に引っかかりがあるな。吸血されて死亡した者もいるとなればヴァンパイアの関与は間違いないが……吸血以外の死因もあるのは何故か……」

ブレーキ「共犯者がいるのでしょうか?それか、別々に黒髪の若者女性を狙っているのか……」
ドライブ「……今は証拠が少なくて何とも言えん。しかし、このままでは被害者が増える一方だ……何か手を考えておかねば……」


ドライブ「……ひとまず、私は一旦帰宅する。子供達にケーキを作らねばならんからな……」
ブレーキ「ケーキ……もしかして、もうティーンに?」
ドライブ「ああ……全員ではないがな」

ブレーキ「そうですか……何はともあれおめでとうございます」
ハンドル「ボスがクソみたいな子育てしてると書き込みを見た時はヒヤヒヤしましたが、無事に育っていて良かった……」

ドライブ「ハンドル、貴様ケンカを売っているのか?」
ハンドル「あっ、つい本音が…………そんなことはありませんよ!!」

ドライブ「…………………」
ハンドル「……すみませんっ!!

 


 日曜日 ドライブ邸



オムニ「遂に!遂に、遂に、遂に……ティーンに成長ッスよー!!この間まで赤ちゃんだったのにもうティーン……時の流れ、半端ねえ〜!!」

そう……今日で遂にアリステラライトティーンになります。


プレイタイムキャプテンクリエイティブな天才、達成。


子供スキルMAX達成。


育ちがいずれか1つがMAX達成。


スカウトの最高ランク達成。

ティーンに加齢する条件を2人は満たしています。
まあ、ぶっちゃけスカウトのランクを上げるだけだったんですよねー実は。


基本的に残っていたバッジは野外活動・人助け・健康の3つでした。
野外活動はひたすら釣り、釣り、釣りを指示で達成。



健康は小学生だとステレオ前でダンスしか達成条件がないので、ひたすらダンス。
しかし、バッジがカウントされるのがダンス中ではなくダンス終了後なのが地味に罠でした。

長時間ダンスさせるのではなく、暫くダンスさせたあとにダンスキャンセルさせてカウントを稼ぎ、またダンスさせる──を繰り返して達成しました。


そして人助け
これはゴミ箱を空にするコマンドの指示だけでOK。
料理なりドリンクなり、いらないものを適当に家のゴミ箱(屋外用のゴミ箱はダメ)にぶち込み、子供操作中にゴミ箱を空にするを指示して、子供がゴミ袋を持った瞬間にバッジがカウントされます。

ここで肝なのがゴミ袋を持った瞬間にカウントということ。
ゴミ袋を持った瞬間に行動をキャンセルすれば、子供はその場にゴミを置くので、そのゴミを片付けるよう指示→子供がゴミ袋を持った瞬間にカウント→行動をキャンセル──の繰り返しにより、一瞬で終わりました。

こうして見るとスカウトって結構簡単だね!

ちなみにミッチなのですが……ミッチもスカウト・育ち・願望いずれもクリアしていますが、実は子供スキルの創造性だけまだ9なんです。
これは意図したものではなくプレイヤーの見落としですな……。

上げようと思えばすぐに上がるし、子供達全員を同時にティーンという事も考えましたが…………今はまだその時ではない。

オムニ「それにしても、ミッチだけちょっと遅れちゃいましたね」
ドライブ「皆それぞれ成長速度が違うんだ、遅れているという言い方はよせ」
オムニ「さーせん!!


『……ねえ』
ドライブ「ん、どうした?

『なんでケーキを作ってるの?』
ドライブ「人は誕生日を迎えて成長する時、ケーキにロウソクを立てて吹き消すのが お約束なんだ

『そうなんだ……ケーキか……いいな……』
ドライブ「………………」


ドライブ「よし、出来たぞお前達。成長おめでとう」
ミッチ「アリスもライトもおめでとさん!一足先に成長されちまったが、オレもすぐロックに追い抜いてやっからな!」


オムニ「じゃあ、まずはアリスからな!ちっこいアリスともお別れか〜、寂しいなぁ」
ライト「あなたもロリコンでしたか」
オムニ「ちげーし!!

アリステラ「オムニちゃん、皆、ありがとう〜。じゃあ、吹き消すねぇ」


成長おめでとう!!


アリステラの第2特質は寛大です!


成長したアリステラ。
髪型を変更したので、元の青色の髪が消えていますね。
後ほどCASで変更します。


では続きましてライトきゅん。
ティーンの姿もプレイヤーの好みドストライクでしたが、小学生の生意気なチビメガネも好きでしたよ。

第2特質は働き者
意地悪で働き者って人間関係築くの大変そう。


まったくふざけた服とメイクだぜ……。
ちなみにライトは本来 女性体型のキャラなので、フルCASで骨格から変更します。
そして今現在(11月16日)、オカルトシムの目や牙、特殊な顔のキズやクマなどが剥がされるバグが起きてるので、CAS挟んだことでドライブさんの目がバグらないか不安です。


てなわけでCASを終えて帰還。
よし、ドライブの目は無事だな!
撮影用にフルCASを何回も行うことがあるんですが、その度にドライブはバグったりバグらなかったりするんですよ。
オムニは毎回ダメですが。


ライトも目が無事だね!
何が切欠でバグるんだろうか。


アリステラ「ドライブちゃんとオムニちゃんのお陰でティーンになれたよぉ……ありがとうねぇ」
ドライブ「お前達が頑張った結果だ……無事に育ってくれて良かった」


オムニ「んあ〜、さっきまで小さかった奴が急にデカくなって何か変な感じだな〜」
ライト「まあ、私としてはこれが本来の姿ですが。これからは私もあなたのことをビシバシ鍛えて差し上げますよ……あなたはあまりにも頼りありませんからね」
オムニ「ひえっ……程々に頼むわ」


ミッチ「……………………」


ドライブ(……ん……ミッチ……?)




ミッチ「はぁーあ……オレだけ小学生のままかよ……オレって一応リーダーポジションなのに……なんか、だっせぇ……ロックじゃねえ……なんでオレだけ一歩遅れてんだよ……」


エンジン「ガオ!
ミッチ「エンジン……なんだよ、オレのこと気にかけて来たのか?なかなかロックじゃねーか!」


ミッチ「なあエンジン……オレってやっぱり、なんかこう……イマイチな男なのかなぁ」
エンジン「ガウ?」
ミッチ「なんかさぁ……オレってアリスみてえにスッゲー優しいわけでもねえし、ライトみてえにスッゲー頭が良いわけでもねえじゃん……取り柄がないじゃんよ……ぶっちゃけずっとそう思ってたんだよな……弱音を吐くのはロックじゃねえから言わなかっただけで……」


ミッチ「実際こうやって成長が遅れてんのも、オレには取り柄がねえからだと思うんだわ……ロックロック言ってる場合じゃね〜気がする。オレもリーダーらしく、こう……ドッカンと大活躍して皆を見返してやりて〜と思ってるんだ!でも何すりゃ良いんだろうなぁ、活躍っつってもオレはまだ戦えねえし……う〜ん……」


ミッチ「とりあえず、なんかドッカンと大活躍してドッカンと成長するようなウマい話が無いか探してみっか!エンジン、出かけようぜ〜」
エンジン「ガルル!」


ミッチ「………あ」
ドライブ「あ……」


ミッチ「なんだよ、立ち聞きしてたのかよ……ロックじゃね〜な」
ドライブ「す、すまん……その、黙って部屋に戻っていったから気がかりで……」
ミッチ「………………」


ドライブ「その……なんだ。あまり気にしたり焦ったりするな、ミッチ。人には皆それぞれ成長スピードがあるのだから、お前はいつも通りに」
ミッチ「それぞれスピードがあるっていうけどよ……小学生になった時は3人同時だったじゃね〜か。それに幼児になったのもライトが一番最初だった……オレはいつも遅れてんだよ」
ドライブ「それはそうだが……」


ミッチ「とにかくこのままじゃオレはロックじゃね〜んだよ!アリスとライトはデカくなったのに、リーダーのオレがチビとかカッコつかねえだろ!!オレは2人と比べて取り柄がねーんだ……人一倍頑張らないときっとダメなんだ」
ドライブ「そんなことはない、お前にもお前にしかない長所が」
ミッチ「長所なんてねーよ!ねえからオレだけいつも成長が遅いんだよ!!1人で何でも出来て強いドライブには、周りに置いてかれてばかりで追いつけないオレの気持ちわかんねーよ!!」
ドライブ「う……」


ミッチ「行くぞエンジン!」
ドライブ「おい、何処に行くつもりだ……外は雨が降ってるんだぞ」
ミッチ「うるせー、ついてくんな!!オレにはオレの考えがあんだよ、下手な慰めなんていらねえ!」


ドライブ(……逆に怒らせてしまったか……)
『ねえ、追いかけなくてもいいの?』

ドライブ「……今 私が行っても逆効果だ。オムニに行かせる……」
『うーん……早く仲直りしてね。仲良しの君達が好きだから』
ドライブ「ああ……」