現在、同名の映画が公開されてますね。
それで、二重に表紙が掛かっています。
映画の原作の文庫によくあるパターンで、僕もこの本がこの映画の原作だと思って購入、読み始めました。
読みはじめてすぐに、主人公の神崎昭夫が、映画で配役されている大泉洋さんにぴったりなイメージだな、と思いました。
セリフ一つ一つが、大泉さんの声で聞こえてくるようです。
それから「母さん」の役の吉永小百合さんも、優しくも華やかな雰囲気を感じさせるお母さんのイメージぴったりです。
物語自体は、けっこうシリアスな、暗いというか深刻なストーリー展開が続くんですが、二人の役者さん、特に大泉洋さんをイメージして読めたことで、どこか少し明るく、終始楽しく読めました。
もちろん、物語の終わりはきちんと希望の持てる終わり方です。安心して読めますよ。
そんな感じで、ものすごく映画の配役イメージにピッタリだな!、と感心して読み終えたところ、
なんと
これ、映画を原案として書き下ろされた小説でした(笑)
そりゃあ、映画のキャストとイメージ合うわけだ!
映画を書き下ろした小説って、なんとなく食わず嫌いでいままで読んだことなかったんですが、これは自然に楽しく読めました。
食わず嫌いはいけませんね~
映画も、ちよっと観てみたいな、と思いました。
○小説
改めて映画の予告動画みたけど、やっぱりこの動画からイメージするストーリーとは印象違うなあ。
小説、面白かったですよ。
2023(令和5)年9月 読了