550時間
以前もご紹介しましたが、不動産業界団体の
「全国宅地建物取引業協会連合会」
で行っている「宅建経営塾」で、講座を持って
おります。
「基礎コース」「プロフェッショナルコース」
そして「企業経営コース」がありますが
私の講義は「企業経営コース」の
「不動産テック(DX)」です。
世の中で、テクノロジーの導入が最も遅い
産業とも言われる不動産業界において
より現場目線で解説をしておりますが
他ならぬ私自身が「生産性の向上」は本当
に待ったなしだと痛感する日々です。
さて、その「生産性向上」ですが、この
数字が何かわかりますでしょうか?
「550時間」
これは、現代において平均的なビジネスマン
が1年間に「調べ物」に使う時間だそうです。
1日平均1.6時間も、何かしらの「調べ物」
に費やしているということです。
年間で23日×24時間分は「調べ物」ですw
ちなみに、生涯で計算すると22,000時間
となり、916日×24時間にもなる!!
生涯のうち、2年半は「調べ物」をしている
ということに・・・
確かに、日々の仕事において、資料作りを
はじめとして、報告書や上司からの指示など、
様々なものネットを駆使して調べます。
この数字を見て、日々必死にデスクワーク
をしているのに、なぜか成果を感じなか
ったり、異常に疲れたりする原因が見えて
くる気がします。
この「調べ物」は確かに仕事上必要なこと
ですが、それ自体は何も生産していません。
いわゆる「名もなき仕事」と言われる
ものです。
なんとか、ナレッジの共有を効率化でき
ないものか・・・
いや、現実には共有されたナレッジも
使い手のスキルで効果も違うとなれば
そこへの投資も躊躇することになる。
悩ましい時代です。
最近は、パソコンを立ち上げると、まず
Chat GPにアクセスします。
それでも、効率化は程遠い。。。
自分自身の仕事へのストレスを軽減させ
たい・・・
つまり「生産性向上」とは、自分のためだと
言うことです。
「求められる」よりも「求めよ」です。