ある日いつものように面会に行くと、昨日までは無かったはずの複数の点滴や、鼻の管の先に機械が繋がれていることがありました。
穏やかな時間は長く続かないものです。
ビックリして点滴を眺めながら立ち尽くしていると看護師さんが声をかけてきます。
「ママ、こんにちは。色々沢山あってビックリしちゃいましたよね。今先生がきて説明しますから。」
放心状態の私は、「はい」とだけ返事をしました。
とりあえず娘の様子と点滴などを写真に収め、夫に送ります。
あれこれ説明するより自分の目で見た方が、どれだけ具合が悪いのかが伝わるはずです。
その後主治医の先生が来て、丁寧に説明してくれました。
朝の採血の結果があまり良く無かったようです。
この時は鼻の管から少しずつ母乳を直接胃まで注入していたのですが、それも上手く消化できていないとのことで、母乳は中止となりました。
いつ何があるかわからない。
明日亡くなるかもしれない。
その現実を思い知らされます。