私は悩んだ挙句、気管切開をすることにしました。
どちらにしろ避けては通れない道。
これを乗り越えれば、残された娘の時間が少しでも楽になるかもしれない。
当日は夫も仕事を休み、2人で付き添いました。
娘を手術室まで見送り、待合室で過ごします。
そんなに時間はかからなかったと思います。
手術を担当した医師から説明を受けます。
「良かった。何事もなく、無事に終わったんだな。」と安堵しました。
手術を終えた後の娘を見て、もっと早くこうしてあげれば良かったと思いました。
口に入っていた管が取れたので、娘の可愛い顔がよく見えます。
心なしか、娘も苦痛が軽減したように見えます。
ただ、呼吸が時折止まることには変わりありません。