病気がわかってから、わずか1ヶ月半ほどの時間、あっという間でした。
今でも信じられません。
ちゃんとお別れをいう時間も機会もなく、
また会って言葉を交わすことが叶わなかった私たちは、
色々なことを思い出しては、いまだ涙にくれています。
家族葬とのことでしたが、
「無宗教として執り行います。当日もお別れの場としての形での葬儀になります。皆さまにお別れしていただければ幸いです」とご家族からのお言葉をいただきました。
お別れできる機会をありがとうございました。
ご家族からお話をお聞きしました。
アルマの活動が生きがいでとても楽しそうだったこと、
昔から動物が好きで、捨て猫3頭を拾って育てていた時期もあったこと。
動物実験反対のグループの会員になって応援していたこともあったことも。
ハンドルネームの名前の由来は「あり」という名前のシーズーを飼っていたことからで
その子が亡くなった時は、もう本当に悲しんで辛そうだったことや、
その後、アルマの活動を通じて看取った、みくちゃん、はなまる、てとちゃん、あやめちゃん。
みんなを大切に一生懸命お世話して介護していたこと、
心温まる、お人柄を知れるエピソードばかりでした。
もっともっと一緒に活動をしたかったと、
スタッフみんな、同じ思いです。
今までありがとうございます。
これからも見守っていてください。
ずっと綴っていてくださったブログの更新は叶いませんでした。
スマホは、今もロックがかかったままで、最後の入院以来、開かれていないそうです。
「元気になって、たくさん届いているメッセージに返信することを目標にしよう」と、
息子さんもご主人様も、病床のありははさんを励ましてくださっていたそうです。
ありははさんの傍にはいつも可愛い風露くんとご主人様
家族でお花見
マジックハウス?
先住犬のワッティくんと風露くん。
大きな魚に食べられそうになっているのは誰?
ご家族の大切な思い出の写真を、ありがとうございました。
ありははさんのブログの続きは、
いつまでも私たちの胸の中にあります。
6月5日、初めて病気のことを聞いた日。
とても難しい病気であることを知りました。
でも、今は医学も進んでいる。
治療方法もたくさんある。
良くなっている人もたくさんいる。
必ず良くなるから、治療を頑張って。
そういい続けて、祈り続けていました。
「15歳の風露、どんちゃん、じゅんちゃんを看取るまでは死ねません!」
「もう本当に頑張ります!」
気丈に繋がるLINEの文字。
大切な告白を聞いたけれども、誰にも言えなかった。
もっと早くスタッフのみんなや、お世話になった里親様や、お知らせすべき人があったかも知れない。
お別れだなんて縁起でもない。
良くなると信じて、声に出せなかったのです。
あなたは大丈夫、
あなたならきっともう一度元気になる。
神様はきっと正直に愛情深く生きる人々には、
必ず再起のチャンスを与えてくださるはず。
責任感の強い方で、しばらく検査や入院で動けないかも知れないからと
埼玉センターや越谷保健所、川口保健所からの引取について引継ぎをしました。
センターの方への申し送りもしてくださいました。
、
ちょうど6月5日前に収容されて気になっていた犬2頭を、
つらい体調の中、6月6日に埼玉センター南支所に下見に行ってくださいました。
後に引き取ったテリアmix♂ワンダ。
毛玉のマルチーズは他団体へ。
じっとしているよりも動いていた方がいいと、
ご主人と息子さんに運転してもらって、センターまで。
もうそんなことしないでいい、とにかく体を休めてと言ったのに。
ありははさんがセンターで撮ってくれたワンダの写真
6月17日、どんちゃんと、じゅんちゃんの通院日で葛飾区のかかりつけ動物病院へ行ってくださいました。
入院のこともあるから、毎月の通院は難しいかも知れないとのことでお薬どうしようかって相談が。
余裕をもって2ヶ月分のお薬を処方してもらってね、と伝えて。
その病院待ちの間にティアハイムに寄ってくださいました。
この日が会った最後の日になりました。
その後も時折、LINEで会話しながら、
体調が辛い日もあったり、少し良くなる日があったりの状況の中、
埼玉の廃業ブリーダーの犬のことを心配してくださっていました。
なかなか本格的な治療に進めないまま、
7月14日のLINEが最後になり、
7月16日からの入院後、その後は既読がつかなくなりました。
私は必死で埼玉センター南支所に引き取りに通っていました。
そうしないといけないと駆り立てられていました。
車を走らせながら、祈っていました。
とりあえず戻ってくるまでは私が代理を務めるから。
必ず良くなって帰ってきてねと。
連絡が取れないまま7月27日を迎えました。
息子さんが病院の帰りにティアハイムに立ち寄ってくださって、
お母様の訃報を伝えてくださったそうです。
私は犬のトライアルお届けで横浜市に行っていたので、
スタッフから聞いたのは、戻ってからの夕方でした。
良くなることを信じていましたが、叶いませんでした。
ありははさん。
あなたは私たちの大切な仲間です。
風露くんの里親さんになってくださったあとも、
12年間、アルマの活動を支えてくださり、
特に埼玉県内の保護動物に関しては、いつも第一線で、熱心でした。
どんな状態の悪い子であっても、
必ず下見に出かけて、
写真や動画を何枚も撮って、
その犬猫たちの代わりに引き取って欲しいアピールがたくさんありました。
たまに「預かり家庭もないし、ちょっと今すぐは難しい」と判断することもありました。
それでも、愚痴の一つもなくて、いつも気丈で、
時にはありははさん自身が預かることも選択肢にあり、
助けたいんだという思いが強く伝わってきました。
いつも明るく、時にはブラックジョークも。
私たちも「もう、ありははさんったら」と笑いながら。
こんなことして、あんなことして、と楽しい会話がありました。
最後に交わした言葉は何だっただろうか。
他愛もない話だったかも知れない。
どんちゃんや、じゅんちゃんのことと、
ブログ記事の願い事メーカーの内容が面白かったとか。
思いのほか、元気そうなブログを読んでホッとしたこととか。
今でも車を走らせていると、
通りすがりの道を歩いている人にあなたを見つけます。
あれ?今の人、そうじゃない?
確かに、ありははさんに似ているのです。
こんなところを歩いているはずないのに。
もうそれくらい、恋しくて恋しくてたまりません。
また会いたいと、会えたらいいなと思っています。
そういえば、2日前に、夢に亡くなった母親が現れました。
鏡を見ている私の横に、笑って立っているのです。
鏡の中の母親は、私があげた服を着ていました。
横を見ると母親はいない、でも鏡の中にはいる。
なんとも不思議な夢でした。
いつかお別れが現実味を帯びて、いつか見た夢のようになるのかもしれません。
アルマの活動も埼玉県の犬猫の現状も、悪徳ブリーダーの問題も、
どれを取っても志半ばです。
ありははさんが頑張って繋いでくださった命を
これからも私たちの活動の中の光として、
これからも一緒に紡いでいくはずだった希望として
いつまでも心の中の糧にしたいと思います。
ありははさん、
またいつかどこかで会いましょう。
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どうかご縁がありますように。
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