本日は委員長を務める、鯖江市議会・さばえの未来に向けた特別委員会を開催しました。
同特別委員会は、将来の鯖江市を見据えたまちづくりについて、議員間での議論を深め、市民生活の向上および市政の伸展に寄与することを目指し、昨年の9月定例会にて議会の議決により設置されました。
これまで、市が令和5年度中の策定に向け準備を進めていた市の2040年までの長期ビジョン「めがねのまちさばえビジョン 2040」について、市民の多様な意見を把握する議員の立場からも議論を行い、ビジョンの内容に反映させることを目的に、市から詳細な説明を受け、議員によるワークショップで議論を深め、議員の立場から、将来の鯖江市を見据えた意見を出しあい、市に提言していきました。同ビジョンは今年3月末に完成。今後は進捗状況などを注視します。
ビジョン策定後、委員間で協議、今後の委員会のテーマを「人口減少社会における鯖江市の未来に向けた調査研究」とし、婚姻率の低下と少子化問題、子育て環境の整備など山積する多くの課題について、市民の意見を的確に把握することに努めながら、調査研究・議論を進めているところ。
先の5月14日には、研修の一環として、福井県立大学 地域経済研究所所長・教授 松原宏氏を講師にお招きし「人口減少社会における鯖江市の未来」のテーマで、鯖江市における人口変化、
鯖江市における産業構造変化などについて、ご説明いただき、その後、質疑・意見交換を行い、議員一同、理解と学びを深めました。
現在は各課の市の職員さんから、鯖江市の人口ビジョン、現状分析、将来展望についてや、転入と転出の差を表す「社会増減」の減少率を抑制するための諸施策について、また、出生数と死亡数の差を表す「自然増減」の減少率を抑制することを目指しての諸施策等について説明を受け、質疑・意見交換を継続して行いながら、課題を抽出しているところ。今後、調査研究のために合計特殊出生率の高い自治体の取り組みなどの視察研修も検討しています。
鯖江市は人口が減少に転じていますが、こうした人口減少社会に的確に対応し活力ある鯖江市であり続ける必要があります。地方自治体の二元代表制の一翼を担う議会として、引き続きしっかりと取り組んでまいります。