振り返りと展望
●日経平均週間四本値
●TOPIX週間四本値
●グロース250指数週間四本値
●セクター別週間騰落率
- 米国大統領選挙でトランプが圧勝したことにより、相場が大きく反騰しました。軟調な値動きになった欧州や中国に比べ、楽観的な見方が大勢です。
- 日米の金利がともに上昇していること、米国金融株の急騰もあって、日本でも銀行株をはじめとする金融株が上昇しています。米国ではエネルギーセクターが上昇していますが、日本では振るわず。
- 今回決算では、業績は振るわないものの、大規模な自社株買いを実施する企業が目立ち、これが株価を押し上げています(あるいは下落を食い止めている)。大成建設、東レ、川崎汽船、三菱自動車、東急、京阪、TBS、三菱ガス化学、ヤマト、参天、ダイセル、味の素、コカ・コーラ、ニチレイ、アルフレッサ、京王、ホンダ、しずおかFG、ダイフク、アズビル、クラボウ、パイオラックスなど。夏以降現物株を売っている外国人投資家が、買いに転じれば、上昇は期待できそうな動きではあります。自社株買いの実施は大きくプラスに作用すると期待したいところ。
- 決算。ブリヂストン、リクルート、いすゞ、PPIH、大日本印刷、千葉銀、大林組、ふくおかFG、楽天銀行、明治、日清食品、めぶき、飯田、アコム、日産化学、KOKUSAI、マルハニチロなど。
- 日経平均週足チャートは遅行スパンが好転し、一応は買い目線。チャート上は4万円にトライする値動きが期待できそうではあります。しかし、日経先物は再び39,000円ラインまで下落しており、レンジ相場である可能性が高いです。また、日本では週明けは特別国会が召集され、政局も気になるところ。結局、落ち着くまでは金融株は防衛株(小型の豊和工業がぶち上げました。11日は石川製作所、細谷火工、理経が決算です。)、あるいは好業績、好材料銘柄に人気が集中する動きになりそうです。
- グロース指数はとても上がりそうには見えないチャートです。今のところ、日本の長期金利の上昇が止まる材料はほぼ見当たりませんので、厳しい環境が続きそうです。高ROEであり、なおかつ売上や利益を伸ばしている会社に限定した売買を行うべき環境。
買いチャート銘柄
※デイまたはスイング想定。
※太字はPBR1倍割れ銘柄。
※△は価格帯出来高の壁が株価の直上にあるもの。
※マドは窓埋めの期待が持てそうな銘柄
1000~3000番台
PS(決算明け、利4.17%)、日揮(11/12決算)、ヒップ(利4.58%)、寿スピリッツ、デジタルアーツ、ALSOK、カカクコム、キャリアDC(利4.93%)、ジンズ(信用売り増加で需給〇)、クラボウ、ウインパートナーズ(利4.03%)、トリドール(需給〇)、丸千代山岡家、コメダ、フード&ライフ、セルシス、SHIFT、テクマトリックス、アドソル日進
4000~6000番台
T&S(△)、シンプレクス、BBセキュリティ(11/14決算)、スマレジ、テルモ、太陽、大塚商会、サイボウズ、デクセリアルズ(11/13決算)、ヤマックス(利3.64%)、ニチアス、日本製鋼所(決算明け)、イボキン(11/14決算)、シグマクシス、エスティック、オイレス工業(決算明け)、月島(決算明け)、荏原、オルガノ、竹内(利3.97%)、岡野バルブ、ベイカレント、シスメックス、日本アビオニクス(△)
7000~9000番台
三菱重工、川崎重工、名村造船所(11/12決算)、FPG、GMO-FH、西日本FH、武蔵精密(金曜急騰)、ユナイテッドアローズ、東京計器、IMV、パイロット、タカラトミー、稲畑産業(利3.63%)、オリックス、野村、トレイダーズ、トーセイ、川崎汽船(利4.54%)、GENDA、ギフト、GMO(11/12決算)、アイネット、東宝(需給〇)、東映(需給〇)、NSD(需給〇)、コナミ(需給〇)、ヤマダ(金曜急騰)、吉野家