警察沙汰、命に関わる事件、紐はダメ、
食べるかも、投げるかも、、、
そういう世界があるのがわかってはいたけれど。
認知症といっても日常生活は普通に送れる。
ただただ自由に生きてきた元気な父を、
"入院"させないといけないのか?
葛藤、葛藤、葛藤、、、で
とっても疲れていたはずなのに全然眠れない夜を過ごしました。
この記事の続き
入院先を探すための電話かけ
長い長い老健と自宅の往復をして帰宅
まずは、無料相談の電話番号にかけた
電話を切った私は、泣くどころか放心状態になった
隣県の病院へ3つ目としてダメ元で電話をかけたのは16:58。
「空きがないですね」で終了。
電話を切る頃には17時をまわっており、入院手続の電話受付時間は完全に終了。
(コロナ禍だったので今よりもっと短い情勢だった。)
近隣で入れてもらえる病院は、見つからなかった。
家族全員を守るための、決断。
脱力しながらも、スマホで検索したのは
今日入所できなかった老健が話を通してくれていた精神科のS病院のホームページだった
今後ずっと入院するわけではない。
入所先の施設を探すまでの間だけだ。
遠いけれど仕方ない。
だって、今もうすでに、父が飲酒してる音が聞こえてきてる。
きっと今日のことだって全てもう忘れていて、また今夜も迎え酒をする。
もし暴れたら?
夜中に起きてきて火をつけて、火事になったら?
酔っぱらって3階のベランダから落ちたら?
0歳9ヶ月の娘も、がんばって耐えてくれている夫も、父自身も、家族を守るためにはこれしかない。
そんな言い訳をして自分に言い聞かせ、
S病院にお願いすることを心に決めた。
もう、揺らがない。
もちろん電話の受付時間は終わっているので朝イチで電話することにした。
精神科の入院準備に衝撃を受ける
ホームページの入院手続のページを開き、必要な物を確認した
といっても今日老健に入る予定で準備したセットは、写真に撮られただけでそのまま車のトランクに乗っている。
全て名前つけ済みだ。
そのホームページで目にしたものは、私の人生では身近にない環境だった。
そして翌日、病院に行ったときに追加で言われ、未だに印象に残っていること。
置き時計、投げて壊れてしまうかもしれないので。
あ、ゴミ箱も同じで。
ティッシュペーパーのBOXは、他の認知症の方が誤って食べてしまうことがあるので。
精神科では一般的なことなのかもしれないが、私には一つ一つが衝撃的だった
もう揺らがない、と決心したはずなのに。
この環境に、あの自由奔放の父を預けるのか?
本当にいれるのか?
私が辞めると言えば辞められる。
でも、辞めてどうする?
ずっとお酒に溺れさせるのか?
悩みに悩んだが、そのときの私たち家族には入院するしか選択肢はなかった。
後悔はないが、、、本当につらかった。
私の経験談が、プレジデントオンラインに掲載されました。
このもしゅだきではまだ更新されていない、母の亡くなったあとの父のことも触れています。
「もしゅだきの更新が遅すぎるから待てない」
「いままでの経緯をざっと知りたい」
そんな方におすすめです
介護に携わる方、育児に翻弄されている方たちにとって、少しでもお役に立てますように
掲載記事はこちらから!!!
【中編】
【後編】
《納骨編》
いいねで応援していただけると励みになりますフォローもぜひ
初めましての方、ご訪問ありがとうございます
ぜひこちらの記事で、ご挨拶させてください!