2024年10月27日(日)に、衆議院選挙が行われました。
結果は、野党が大きく議席を伸ばし、与党の過半数割れ。
私が日本に住み始めたのは2014年。それ以来、日本の選挙は何度か見ているけど、与党の政権運営や議員に不信な点が報道されても、結果はなぜかいつも与党が圧勝。
その都度、「有権者から信任をいただいた証拠!」との与党の決まり文句を聞かされていました。
そして、今回の衆議院選挙。
私はこれまで、日本の有権者が問題のある政治家に不信任を突きつけたのを見たことがありませんでした。
しかし、温厚な日本の有権者たちも、さすがに今回ばかりは怒り心頭だったのでしょう。ついに、与党に「NO」を突き付けたのです!
与党は敗因として「説明不足で、国民にご理解いただけなかった」と弁明しました。
説明不足?
国民にご理解いただけなかった?
何を的外れなことを言っているのでしょうか!
裏金問題や非公認候補への2,000万円の支給とか、どんな説明をされても理解できるものじゃないでしょう!
与党のあまりに都合の良い言い訳に、国民もさすがに呆れたっていう事のようです。
政治家であろうが、一般の市民であろうが、誠実さとか信用が第一。ましてや、有権者を代弁する立場の国会議員なら、なおさらのことですよね。
私個人的には、今回の選挙で、社会生活を営む上で誠実さが重要であることを改めて認識したこと、そして、温厚な日本人の静かな怒りを見た初めての経験となりました。