「チームラボ」という単語を聞いたことがありますか。豊洲やお台場でデジタルコンテンツを駆使して会場全体でプロジェクションマッピングや「音」「光」などエンタメとして楽しめるステージにしている会社さんです。
そのお台場にある「チームラボボーダレス」が8月で閉館してしまうというニュースを聞き、一度はやっぱり見に行きたいなと友人を誘って行ってきました。
チームラボとは
調べたところJRの駅ナカ自販機で画面をタッチすることでドリンクが出るタイプのものもチームラボ発なのだそうです。日々の生活の中に密着していることに驚きました。
今回お伺いしたのは、このうちの「チームラボボーダレス」
「境界のないアートでできた世界」をテーマにしたこのミュージアムはめちゃくちゃ広いらしく、アプリを活用しながら楽しめる――という事前情報のもといってきました。
場所について
ゆりかもめに揺られ、青海駅から徒歩数分。いろんな建物がこう…お台場はなくなってしまったので寂しさがとてもありました。通り過ぎながら「このあとの予定をどうしよう」と悩んでしまうぐらいには周囲にあった商業施設がコロナの影響や老朽化などを理由に閉まってしまっているのが、一時代の終わり感もあり、物悲しくもありました。ちょうど星のカービィディスカバリーをしているものですから、時代を経て、ああなっていくのかなぁという気持ちもありました。
開場前チェック
時間ごとに入場が区切られていました。私たちは一番はやい時間にいったのですが、15分前についても列ができていてちょっと驚きました(そこにつくまで人に全然出会わなかったので……ここであっているのかなぁとどよめきもありました)
検温後、手荷物をロッカーに入れて(ないほうが色々見て楽しめますということだったので)早速いってみました。
順番に列で並び、画面で注意事項を見たのち、会場入り。ひたすら階段&徒歩で進みました。
中に入ると…
コンセプトが「ボーダレス」ということもあり、行く場所や順番は区切られていませんでした。蝶々が飛んでいたり、花が四季折々に咲いては散り、また別のものが咲く姿も見られます。ひまわりから曼珠沙華に変わった瞬間はうっかり「刀剣乱舞のファンの人好きそう!」って思いました(笑)
通路の中や壁にカーテンで仕切られている部分があり、そこを見つけては次の部屋に進むことができる姿はさながら忍者屋敷のそれ。各部屋で雰囲気がまったく違いました。
ハンモックのように揺られながら映像を楽しむ箇所もあれば、自分たちがコロポックルのような感覚で周りが大きなっているのを見られるのもありました。
写真にうっかり取り忘れましたが波打ち際のザッパーン!というシーンを流している部屋があってうっかり「これは東映のロゴが出るあれだ……」とか友達と盛り上がりました。違うそうじゃない。
(めちゃくちゃスマホ落としそうで怖かったです)(すごい揺れる)
この雰囲気やっぱり刀剣乱舞でありそうって思ったり……(和風という意味で)
音と光が変化する部屋ではボタンを押したら雰囲気が一気に変わるものもありました。さながらディズニーのファンタジア(魔法使いの弟子)の気分を味わえます。
また、見ている間に大名行列(?)のようなものや、シンケンジャーさながらの漢字がぶわっと出てくるエリアもありました。これは…一体…何を表現しようと…!?とか思ったりしましたが、非常に満喫できました。
岩のようなクッション性があるところに滝が流れてくる演出があったりと、見ごたえは抜群。
藤やツツジを楽しめるランプの森
さて、今回一番の目的であったランプの森ですが、入るスペースが狭いため順番になっていました。列をなして、数分ごとに入れ替えが行われている様子。一定時間で色が切り替わり、その姿を楽しむことができます。
一気に広がるオレンジはランタンのようにぶわーっと、台湾のランタン祭りを見ている気持ちになりました。外側の順番待ちの人たちからするとマジックミラーのようになっているので、中でこんなふうに変わっているのだな、という姿も見られます。
色が切り替わり、緑、ピンク、オレンジが組み合わさっている姿もきれいでした。ツツジをコンセプトに、色が切り替わっていく瞬間はお見事。
どんなふうに変わるのかな?!というワクワク感と異世界に迷い込んだような幻想さが醸し出されますね。
視覚的には紫なのですがカメラ越しだとピンク(ラベンダー)ぽくなりますが紫の世界はすごく華やか。
実物で見るとどうなるのか――とワクワクしていた藤ですが…。
ちょうど藤として紫で見えるのは5月31日、今日までとのことですが6月からはよりはっきりとしたブルーで見られる様子。
また、紫陽花のシーズンなので、青+紫の組み合わせのものも始まるそうです。これも楽しみですね!
ジャニーズ体験(?)エリアの話
個人的にめちゃくちゃ面白かったエリアとして「ライト」「音」でセンターステージに光が当たるエリア。
低温にあわさり、スポットライトが右往左往光るのですが…。
こう…真ん中に向かってライトが動いている瞬間、すごいライヴで体感したような色に似ているな~~とも感じました。この後ライヴ始まる!!みたいな!!!(笑)
SASUKEのようなアスレチックエリア
中に入っていくとトランポリンやSASUKEよろしくなゾーンもあり、アスレチックのように遊び倒すかつ光と音、映像が楽しめる箇所がありました。このへんを含めるとキッズの遊び場としても楽しめそうだなとも!思います!!
気になるお値段と大体の遊び倒す時間
お値段は大人(高校生以上)¥3,200
子ども(中学生以下 ※3才以下無料)¥1,000
障がい者割引・手帳お持ちの本人様/同伴者1名迄(※1人1枚必要)¥1,600
大体見ていた時間としては、私たちは3時間ぐらい満喫できました。見つけられていない部屋も絶対もっとあったと思います。多分絶対全部探してやる!とやったり、アスレチックや、お絵かきをした絵がそのまま映像に現れる箇所、あとはカフェなどもあるのでそのへんも含めて遊ぼうとしたらもっと時間がかかると思います。
見ごたえは十分。行くなら平日がおすすめです(笑)午前の早い時間に行くのがおすすめ。お昼すぎぐらいに出ましたが、午後から入る方々は朝よりもずっと列が多かったです。
また、出る時間制限はないため、満喫するぞ~!という意味なら余計に午前中がおすすめです。
豊洲や他の場所にもいってみたいですね。マカオにもあるらしいので、そっちも気になっています。でも正直「まぁ…こんなもんかな…」となるかと思っていただけに、予想外にめちゃくちゃ楽しめました。写真ばえという意味でももちろん楽しいかもしれませんが、単純に見て、感じて、楽しむという意味でも普段しないことができました。お子様連れもたくさんいらっしゃるので、大人も子どもも楽しめそうです。
閉館は8月末。最後まで素敵な瞬間が見られたらいいですね。
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