先日、思いをまとめられるように感情を殴り書き、11月1日にはライヴ映像を見てしんみりと感慨深さと新たなステップでしみじみしていたのですが――……一方で色々なことが動き始めました。
例えばピノのCMやインスタのV6のアカウントがなくなってしまった寂しさはありますが、一方で三宅健さんがインターネットの海のinstagramへアカウントを設立したこと、その上でインスタライブを始めたことだとか。長野くんと井ノ原くんがそこに乱入(という言い方でいいのだろうか)したこととか、例えば森田さんの新しい事務所のお話とか。
着実なまでに時間は進んでいて、ファンとしての「寂しい」という気持ちと同時に「新しく進んだからこそ出来ること、やりたいこと」を実現しているということも伝わってきます。
「まって…待って!?」という大混乱もないわけじゃないんですけど(ありがたい悲鳴ですね)同時に彼らが地続きの日々であることもたくさんたくさん伝わってくるのが嬉しいです。
「会えなくなるわけじゃない」「死ぬわけじゃない」という言葉や、坂本くんが自分自身の新しい目標としてまたこうして立ちたいというお話をされているのを見て、大人が夢見る姿の美しさも頂けたと思います。
寒さの中にもようやく春の芽吹きを感じられるような、「明るくて」「にぎやかで」「楽しそうで」「近くて遠い」だった彼らが、弾むように笑う彼らが大きな枠から飛び出して、そうして進む姿はどこか先輩の卒業式のようで実家を出る人々のようで、晴れやかで、寂しさもちょっぴりあって。
うまくいえないけれど、そのうえで「美しい」と思えたからこそ、当初の「解散なんかしないでくれよ~!!!!!!!年に一度みんなで顔を合わせて歌ったり踊ったりしなくてもいいからガヤガヤ話しててくれよ~!!」とか「ミッションV6のノリをずっと続けてくれてもいいんだよ~!」とか、「言いたいことは分かるし、いつか来ることはわかっていたけれど、だとしても納得いかないヤダヤダ」みたいな気持ちは、少しだけ収まった気がします。納得しているかといわれたら「やっぱしなくても……」という言葉が出てきちゃうのは、引き際として美しくも、でもファンとしてやっぱり寂しいからでしょう。
これまで「生きている人たちが、自分の大好きなコンテンツからなくなってしまう」ということは、何度か経験してきました。サッカー選手もその一つですね。
古い記事ですが、市川大祐さんに関しては特にそうでした。もちろんサッカー選手と、アイドルとの立ち位置は違うけれど「誰かがいなくなる」という寂しさという意味では、ちょっとだけ、経験したことがあったからこそ考える機会も色々自分なりの視点で見れたと思います。
そんな思いから綴ったのがこちら。
それから、当日を迎えて、いろいろなことを考えて、気づいたらまた1日がすぎていたわけですが……。はてなブログの、今週のお題「叫びたい!」に合わせて思ったことはやっぱり「V6っていいぞ」「V6って楽しいよ」「V6って最高だよ」ということなんですけれど(本当に偶然の一致で驚いた)。
「これから」がなくなったとしても、「これまで」があったことは事実で、「これまで」があったからこそ「一人ひとりのこれから」はまた新しく芽吹いていく。
それは、私(ファン)にとってもきっとそうで、納得いかない気持ちを引きずりながら、生活の一部として、自分の「あり方」の一部として取り込んでいったこれまでと一緒に進んでいくのでしょう。
また、国歌独唱の坂本くんの姿をテレビで見ました。緊張しながらも伸びやかな歌声にV6として進んできたもの、ご自身で築いてきたもの、いろんなものを垣間見た気がします。また、何人かのサッカーファンの友人が現地に足を赴き、試合の前の坂本くんの様子を見たという連絡も来ました。完全にアウェイであった中で、そういった責任のあるお仕事ができていること、すごいな、と思うばかりです。
それはそれとして名古屋優勝おめでとうございます。セレッソも準優勝おめでとうございます。2位って……一番悔しいよね……。
グルーヴコンに関しては先程自分の記事に書いた感想にまとめちゃっているのですが、とにかく「楽しかった」が強かったです。さいたまスーパーアリーナという彼らがこけら落としをやった場所で、自分なりに見送ることが出来たことがすごく良かったなと思います。12月10日からアマプラで見られるのも非常に嬉しいです。楽しみがすぎる。
「V6がV6ではない形になってしまう」としても、彼らは「V6が終わる」という形ではなく「V6」としてあり続けてくれるコンサートで、悲しいとか寂しいとか納得行かないという気持ちの中でも何よりも「笑顔」で夢を与えてくれている姿に終始泣くかと思う反面、彼らが彼らでいてくれるからこそのふふっと笑顔になれたり、前を向けたり幸せな空間であったと思います。彼らが彼らだったからこその空間っていうのは、「彼ら」だから生まれたものでしょう。その時間を尊いと思うし、心に残しておきたいです。
今回のコンサートで、最後のオーラスである11月1日での公演では「目を閉じれば」やファンからのサプライズでの彼らの表情はいわずともがな。「一曲一曲やるごとに、もうみんなでやれないのか」と絶対思っているだろうなと感じていたらご挨拶のときに同じようなことを言っていた彼らに「そうだと思ったよ!」となりました。
その上で「まぁ僕は出ちゃいますけど」とまるでふらっとお出かけしてくるみたいな言い方をする森田さんはいつもの森田さんで。
ぐっとこらえながら、一つひとつを見ている長野くんは長野くんで。
末っ子しててマイペースを極めているような、目を潤ませても「泣きはしない」というような岡田さんは岡田さんで。
泣きそうにうるうるしながらファンへの寄り添いの言葉をくれる三宅さんもやっぱり三宅さんで。
感情をまっすぐに出している井ノ原くんは井ノ原くんで。ちょっとおちゃらけて「歌っちゃう?!なんて言えない」という彼の賑やかしにいっぱいいっぱい笑わせてもらったり、元気をもらったな、と改めて感じました。それに合いの手入れながら、じっくりと、しっかりと、噛みしめる坂本くんもまた、坂本くんで。
とにかく、みんながみんな「みんな」だなぁと思いました。
うまくいえないけれど、自分が好きになった時と変わらない、にぎやかで、近くて、そして遠くて、アイドルでお兄ちゃんたちな「彼ら」の姿を画面越しにたくさん見ました。
中畑智江さんの言葉とともに胸に留めておきながら、自分の人生をまた謳歌したいです。楽しみながら。頑張るよりも楽しんで、という井ノ原くんの井ノ原くんらしい言葉を思い出しながら。
「さようなら」を言うよりも、「バイバイ」というよりも、六人がそれぞれの場所で輝けることを願う三宅さんのラジオを聞いて明るくゲラゲラ笑っていた彼らに感じるノスタルジーよりも「今があったからここにいる」という「今」につなげる活力に自分がしていけるように、前を向くまでにまあまあまあまあ、時間はかかるかもしれませんが、励めたら。楽しめたら。
「エモかった」「懐かしい」というよりも、「過去も、今も、ここもあるから、こうしているよ」「楽しいがグレードアップし続けているよ」と胸をはれたらいいな、と願います。
まぁ難しいんですけどね。言うは易く行うは難し、ともいいますし(笑)V6がV6でいてくれたから、彼らが彼らだから、多分今こうしていられるわけですしね。
青色は秋の色ではないけれど なんてきれいな秋の青空
11月1日に見た青空はとてもきれいでした。
私は私の彼らに対する想いを自分の中で「前に進むぞ」「笑っていてほしいな」というような形に今なっていますが前のブログでも言った通り、私の思いは私のもので誰かの思いは誰かのもので、その気持ちをまとめられないのもまた一つの感情で。みんな一人一人の思いがあるから、いろんな色があって美しいんだろう、と思います。それぞれに、それぞれの思いがあって当たり前。だからこそ、この心を大切にしていたいですね。
ちなみに余談ですが、11月1日ですが仕事先のクライアントと初めてお会いする機会があり、そのお人が嵐のファンということもあり「私V6の井ノ原くんのファンなんですよね」と話したら「なんで今日来ちゃったんですか……!解散しちゃうんですよ……!最後のライヴですよ…!!」と言われて「そうなんですよねえ……」とお話する前にそんな話しちゃったものでオロオロさせてしまって申し訳なくなりました。うまく整理できてないからこそ心がふわっとしながらもなんとか進めているのは、彼らがたくさんのことを「わかってるよ」とばかりに新しいものをくれ続けているからかもしれないですね。
さらにいえば会社をすでにやめた元同僚から「大丈夫ですか」と心配したメッセージも頂戴したりもしましたが、先のブログの通りだったので(幸い自分の周りに友人達がいてくれたこともあって)のんびりと、でも粛々と噛み締められたと思います。
V-Landであれやこれやと見て回りながら、お衣装360℃で見れるとかイラストを描いたり裁縫が好きな人たちが歓喜する状況を一緒に楽しんだり、お写真やルーツを歩みながら新しい発見があったり、CDが楽しみだと言い合ったり、A.B.C-Zのファンである友人に「戸塚さんが出ているからカミセンの円盤一緒に見ようよ」と引きずり込んだり(笑)
いろんなことを話しながら、楽しみながら、「頑張るよりも楽しんで」という彼らの言葉に背中を押されつつ笑っていきたいですね。
ライヴにいくことで見えた彼らの姿。アルバムで「今回はこれが一番好きかな」と思っていたものが演出で印象をガラッと変えて全部いいやっぱり全部好き、ってなったり。そういうことを繰り返しながら、V6が大好きだなと繰り返し繰り返し思う次第です。
オーラスの最後の最後を、ライヴのタイトルである95 grooveという曲で締めくくった彼らの「彼ららしさ」を感じつつ、改めて感謝の言葉を綴りたいと思います。
謝辞。
V6へ、26歳のお誕生日おめでとうございます。たくさんのハッピーをありがとうございます。
新たなステージにいくあなたたちがたくさんの幸福に満ちていますように。
そして、それを自分のペースでたくさん楽しんでいけたら。そんなふうに願ってやまないです。
また、あなたたちがくれたものをたくさんたくさん心に灯して、笑っていたいな。
そのとき、同じように、環境や考えや状況はそれぞれ違うかもしれませんが、6人がそれぞれ、笑っていたらいいなとも願っています。
何度も何度も思い出しながら、かみしめながら95 grooveを聞きながら進んでいけたらいいな。そう思う次第です。