「ABC座 ジャニーズ伝説2021 at IMPERIAL THEATRE」に行きました - 柑橘パッショナート

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「ABC座 ジャニーズ伝説2021 at IMPERIAL THEATRE」に行きました

2021年も残す所一月となり、あっという間の季節の流れを感じます。

書きたいものが山のように積まれている状態なので、書ききりたいところなのですが……、とりあえず一足先に2021年12月7日から帝国劇場でABC座 ジャニーズ伝説2021 at IMPERIAL THEATREが公演開始となりました。

幸いなことに初日に赴くことができたので、その雑記になります。終わるのかな今年中に他に書きたい記事…

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ABC座・今年はジャニーズ伝説

例年ABC座はありがたいことに見に行けていますが、帝国劇場という場所でやるということに感慨深さみたいなものを感じる次第。帝劇に足を運んだのはいつぶりだろう……レ・ミゼラブルぶり……?とかそんな気持ちで思い出の中との記憶をたぐりながら、改めてA.B.C-Zが座長としてステージに立つということへの嬉しさを噛み締めていきます。

 

ここ近年のABC座の感想は以下の通り。

 

amanatsu0312.hateblo.jp

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ということで、思い切りネタバレかましながら書きますのでご注意ください。

 

大まかなストーリーや変更点

Overtureのジャニーズの曲から始まり、ショウタイムで終わる流れは一緒ですが、今回は演出が滝沢秀明さんからA.B.C-Z本人たちに変わりました。ジャニーさん、滝沢くん、そして本人たちに変わることで「やっている側」であるからこそ見えることが大きく増えたんじゃないかな。

時間がコロナの影響でだいぶ短縮されていた分、これまで感じていた「ジャニーズ特有のアドリブの多さ」みたいなものが完全にカットされていて(まったくないわけではないですが)ソリッドに見やすく、簡潔でした。わかりやすく言うと「1本の映画を見たような感覚」に近いようなかんじ。1本の映画を集中力途切れることなく、ばーっと見たような感覚でした。駆け足だったのは否めないので、そのへんは限られた時間でやるからこそだったかなーと。だれることなく、サクサク進んでいたので「初めて見る人」にもすごくわかり易い内容と演出になっていたように思います。

 

「ジャニーズ」という四人組が進む道として、非常に「明るい終わり方」といいますが、未来の有る終わり方で悲壮感がだいぶなくなりました。それこそ中盤の「手紙がきて戻らなくてはならない」がいつも中谷さん(河合さん)が責められるくだりなのですが、ジャニーさんが引き受けて、「若者の夢を叶えたい」の彼のゆらぎというか”動かしようがない状況””理不尽”を一身に受けていることでキャラクターが明確化しました。

以前でいうと、それ以降もジャニーズはバラバラになって考えが「いつかアメリカへ」で日本では出来ないことへのジレンマや、アソシエイションにNever My Loveを歌われてしまったところ(これはあおい輝彦さんが「妬みはなかった」という言葉で振り返っていますが、以前のケースだと橋本くんのあおいさんが聞いているシーンは相当しんどそうに見えました。今回はだいぶさらっとしていたように思います)、日本に戻ってきたことは正しかったのかと苦悩する日々――……みたいな描写が多かった印象でしたが、そこもシンプルにすることで「苦悩はするけれど、決してマイナスではない」という形が見えます。

豪邸に赴く際に後輩の子たちの名前を使っての小ネタ(日替わりパート)などもなくなったので、ある意味「お芝居に徹頭徹尾集中できる」内容でした。

 

また、2019年では保父さんのごとくストーリーテラーとして入所したてのジュニアにジャニー喜多川氏のことを話したりしていた戸塚祥太さんの役割がはっきりと「ジャニーさん」になりました。2017年よりもわかりやすくなったように感じます。喋り方や行動等も含めてA.B.C-Zのメンバーたちが見てきた、感じてきた「ジャニーさん」という存在がどういう人だったのかを垣間見れる瞬間だったと思います。

今回は7MEN侍の子たちがストーリーテラーとしての戸塚さん(※ジャニーさん)とともに、過去を紐解きながら「今」の自分たちが何をしていくのかどうしたらいいのかを考えるような部分でもあったので、わかりやすく「悩んで」「もがいて」「前に向かっていこうとする」7MEN侍の良さがあったと思います。彼らがどういう形で名付けられてきたのかなども見られたのがA.B.C-ZとV6しかほぼ知らない私にとっては新鮮でした。

ジャニーさんってこうだったよね、を演じて、7MEN侍は「自分たちとジャニーさん」であり、そのうえでのやり取りが見られる、いつの時代も変わらぬ「ジャニーさん」の距離感が見えました。

 

Overtureに関しては2019からデビュー組が増え、なにわ男子やSixTONESSnowManの名前が歌詞に盛り込まれました。そのうえで、各グループの代表的なポーズを振り付けに入れられているのに今回初めて気づいて(嵐のポーズしか気づかなかったんですが、WEST、のときにええじゃないかのポーズしてましたね)おお!となんだか嬉しい発見でした。

 

特記するとしたら、特に野球のシーンは大幅に変更されていて、回転式にセットが動きながらラップをして「セリフ」を見せるというのが良かったです。ちょっと中だるみというか「アドリブ」が入ってしまったりすることが多い(もちろんそれも面白さの一つかもしれませんが、脇道にそれてしまうので)なかで、初日は非常にシンプルに、かつ見やすくなっていたと思います。

 

また、今回はジャニーズの披露する曲の中にジャージー・ボーイズでおなじみ「君の瞳に恋してる」がありました。これは帝劇だから……!?という喜びもあり、楽曲が好きな私は思わずテンション爆あがり。

追記:フォロワーさんに聞いたら「歴代先輩たちもいろんな機会があってその時に歌っていた」ということでした。この曲もまた、社史とともに刻み続けられていたということなんですね。知らなかった。

 

マック・ザ・ナイフ等これまでのジャニ伝でもやってきた楽曲は勿論ですが、「ステージ」として披露するパートが色々増えていかに彼らが様々なことをしてきたのか――楽曲の流れが変わってきた、というのも見られるのが良いですよね。また、このシーンでは煌びやかにジャニーズだけではなくジャニーさんの戸塚さんや、ジュニアも華やかに踊っていることもあり、大きな見せ場の一つでもあるんじゃ無いかな、と思います。

 

また、スペシャルゲストである佐藤アツヒロさんが「ジャニー喜多川」にとっても「ジャニーズ」にとっても重要な人物であるバリー・デ・ヴォーゾンを演じることで厚みが出て、劇中のジャニーさんがどういう気持で彼らとともにあったのか?とか、掘り下げて「仕事仲間」「友人」としての見方がわかるのが素敵でした。ラストシーンのバリーのコメントとして見るのか、なぜそこで敬語になったのか、という興味もあります。アツヒロさんが息子世代になるであろう子たちと共に作っていく姿も継承のように感じますし、良いところがたくさんありました。ショウタイムは現役バリバリのご活躍を見られて眼福でした!

 

「作品を見る」という意味でいうのであれば、私はこれまでたくさん上演されてきたジャニーズ伝説のなかで、2021年が一番好きです。厚みがあってジャニーズの歩みを継承し、さらに後輩に伝承していくという「社史」としての一部を持ちつつエンターテインメントの要素をふんだんに散りばめた内容だったと思います。ジャニーさん、滝沢君とは異なる自分達が己の手で作っていくジャニーズ伝説に、君たちのファンだから、と彼らにジャニーさんが言っていたことを思い出しました。

 

演出面で言えば、奥行きがある帝国劇場のステージをいかし、大人数で魅せたり、セットが代わる代わる変わっていく姿を見られるのも楽しさでした。日生劇場のときとはまた一味違う、どこか「飛び出す絵本」のようなリアルの歴史でありながらもエンタメとわくわくと非日常である彼らの日々を彩っている要素がより出ていました。

 

ショウタイムについて

明確にショウタイム、という形で区切られていない流れでのメドレー仕様になっています。今回の楽曲については河合郁人さんセレクトということで……ただ、一方で色んな人からの意見があったとは思います。

TOKIO、V6の楽曲に関してはド定番すぎて「!?」と逆にびっくりしました。TBSのゲネインタビューが長かったので、「愛なんだ」の選曲には納得もしつつ(笑)

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これまで、ショウタイムでは後ろに各先輩たちの映像が流れていましたが(若々しい井ノ原くんを見て懐かしい、としみじみする部分もたくさんありました)今回はそれをなくし、今、目の前にいる人達に集中できる作りになっているのも良かったです。

愛なんだを生き生きと後輩たちで踊っている姿はなんだか新鮮で、V6で見慣れているぶん橋本くんが愛なんだ楽しそうに踊っている~~!と初日感無量(笑)

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歴代の先輩、後輩、同期さまざまな人が語り継ぎ、歌い続けていく楽曲は本当にさまざまで、A.B.C-Zが一時期東山さんとたくさん番組に出ていた時に見せてくれていた揃った仮面舞踏会がまた見れたのは嬉しいですし、振り付けそういう風なのなんだ!という発見のある楽曲もありました。

 

SMAPに関しては河合くんが本当にやりたくてやりたくて選んだな?!というのがひしひしと感じられましたし、それに対してのメンバーやキャストの揃え方が綺麗でした。

例年「何を選ぶんだ?」というワクワクがある部分でもありますが、面白いのはジャニーズ伝説でやる曲って基本的に「最新曲はない」なんですよね。

あくまでも今やっている彼らの名刺代わりの曲は彼らのもので、それをやることはない――んじゃないかな、というのがなにわ男子の楽曲を「初心LOVE」ではなく「ダイヤモンドスマイル」を選んでいることで「そうかな??」と。ダイヤモンドスマイル歌っている河合さん1000%楽しそうで「キレがいい!」としみじみ。

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橋本くんがKing&PrinceのNaughty Girlをしているのも需要と供給のマッチというか「わかる~!!!!!」でした。すごく綺麗で私はテンションブチ上がりました。

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最新は歌わないけれど、グループの曲で「このグループと言えばこれ!」の定番もあれば(V6・TOKIO・NEWSはまさにそうでしたね)そうじゃないものもあったり。KinKi Kidsの楽曲をシンデレラ・クリスマスにしたのは季節柄というのもあるんでしょうが、A.B.C-Zがバックで踊っているシンデレラ・クリスマスKinKi Kidsがさっそうと歩いてくるところを見て「かっこいい~!!!」となっただけに嬉しかったです。キスミスやってくれたときもテンション上がりましたが(笑)

KAT-TUNはオンライン配信もしている「Roar」で、3人体制になった彼らが見せる新しい世界として大好きな曲なので嬉しかったです。

Roar

Roar

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また、同じ楽曲でも例えば忍者のお祭り忍者を少年忍者と一緒に歌うのはこれまでだと河合さんがやっていましたが、今回は塚田さん。同じ楽曲でも雰囲気がガラッとかわるな~とも。

戸塚さんの関ジャニ∞の「キング オブ 男!」は今丁度生田斗真氏主演の「土竜の唄」の最初の主題歌だったので、そのへんの兼ね合いも見たかな?とニコニコしました。好きな楽曲だったので嬉しかったです。

 

後は嵐は鉄板どころがくるかな~と思っていた中での「Lucky Man」でびっくりしました。ポニキャ時代の曲だ!!!知ってるやつだ!!!とびっくりしたというか、その上でラップしているえびちゃんが非常に新鮮で…。

 

Lucky Man

Lucky Man

  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

 

ダンスの揃っている様子でいうとSnowManのD.D.や、SixTONESの「NAVIGATOR」で「人の曲をA.B.C-Zがやるとこうなる」というのがはっきり見えました。SixTONESは「ダンスは揃わない!!!!!!!それが個性!!!!」であり、SnowManの勢いと足さばきの多さ(これはA.B.C-Zにも言えますが、同じダンスでも「躍動感」とか着地点がそれぞれ違うな、という見解です)で、NAVIGATORが揃っているとこういうふうに見えるのか、とか、そのうえで「この振り付けはこの人達(原曲の人たち)がやってこその見せ場」というのがはっきりした上でのリスペクトカバーに見えたので、「えびをきっかけにSixTONESSnowMan)曲見よう!!!」となれる作りでした。

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一番の衝撃は多分私の中では佐藤アツヒロさんの生ローラースケートもしかりなのですが、よもやよもや「ガラスの十代」はもちろんですが、「Graduation」を!!!!やって!!!!!!!くれる!!!とは!!!!平家派の曲として認識してしまっていたので光GENJIが原曲などだと知り(剣の舞は知っていましたが)驚きました。やってくれるとは思わなかった。そして作曲CHAGEと聞いて「そうなの……?!」の驚き。

 

数年を経て、少年倶楽部プレミアムでTOKIOとV6(トニセン)がGraduationを歌っている回をリアルタイムで見て上記の関係を「知識」としてしか知らなかった身が、感慨深くお話しているのをみてぐっときていました。大切そうに歌っているトニセンとTOKIOの顔が印象的だったのですが、元の曲が光GENJIということもあって、彼が大切そうに歌うことで、多くの人のカバーを踏まえた上で「大事にされている」というのが伝わりました。こうやって「きっかけ」として触れていけたのとても感謝しています。

光GENJIといえば「勇気100%」は彼らが発の曲なので、てっきり歌うかな~(アツヒロくんの勇気100%聞きたい)と思っていたのですがそれは叶わず(笑)いつか機会があったら後輩たちと歌って欲しい。今更ですが光GENJIってポニーキャニオンだったんですね……?!(勇気100%がそうなだけかな…?)調べてたらそれが発覚して「そうなの!?」とめちゃくちゃ驚きました。

 

A.B.C-Zの「A.B.C-Zとしての楽曲」に関してはジャニーズから伝承され続けているNever My Loveは勿論、シーズンとして聞きたかったよ!の終電を超えてがありました。各グループをたくさん歌いながらその上でご自分の曲を歌う橋本君が1番楽しそうに見えて(そりゃそうなんでしょうが)なんだかほっこりしました。

 

また、例年えびちゃんの装置である車輪(正式名称は5starだったはず)(うろ覚えです)は今年は比較的ゆっくりな回りなので見ていて「観覧車みたいだなあ」とアミューズメントパークのような、ぴかぴか光るところをみながら楽しませてもらいました。

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今のA.B.C-Zにできることがたくさんあって、これまでを繋ぎながらさらにステップアップしていっている姿が見られたと思います。だからこそのざえびや、最新曲の「火花アディクション」だと思います。

10月20日オーラスで見て声を出してはいけないのに堪えきれなかった悲鳴が出たりとしていた中だっただけに今回はどうなるかなと見てみると、ライヴのときは大混乱でオロオロしていたものをより落ち着いて見られました。相変わらずダンスが揃っている…ターンが綺麗……とA.B.C-Zの良さをふんだんに詰め込まれた曲とパフォーマンスでしたね。アルバム明日でて(無茶)

しかし最後のA.B.C-Zメドレーの衣装がこう……忘年会の幹事感があって……なぜその衣装……!!というド派手さと蝶ネクタイに驚かされました。スパンコールバチバチの派手さでしたが、今年のお衣装は冒頭の真っ白タキシードジャケットか後ろにJohnnysと書かれた赤いやつが好きです。

 

また、最後の最後にキャスト全員でジャニーさんへの思いを歌う「You…」に関してはほぼ演出は一緒だったのですが、それでも一人ひとりがスポットライトを前に、感情を思って「どういう人だったのか」を思い出しながら、噛み締めて歌う曲だなとも思いました。落ちサビでアツヒロくんが歌い出した時にグッときてしまって……。勿論A.B.C-Zのメンバーが目をうるうるさせながら(遠巻きでノー双眼鏡でも「泣きそうな表情してる…」と思ってたんですが、双眼鏡で見ていた人たちから「めっちゃ泣いてた」と教えてもらいました)、大事に大事に歌っている姿も心が打たれましたし、近くで、デビューを見届けてくれて最前線で走り抜くアツヒロくんにとっても思いがじわじわと響く曲だったなと思います。

ハーモニーの堂本剛くんの声がまた優しいから切ないんだ……!!!!!!早く音源で欲しい楽曲でもあるので明日やっっぱりアルバムだしてくれ!!という気持ちでいっぱいです。

 

ショウタイムで使用していた楽曲まとめ

……ということで、以下、各グループの楽曲で何を歌っていたのか順不同にリストアップしておきました。というのは単純に過去のものを見た時に「過去の私なぜ書かなかったんだろう」となったからです…(笑)記憶だけだと曖昧なのでTwitterでリスト化していらっしゃる方のものを参照しています。ついでに()に特記すること書いておきます。順不同・作詞作曲に関しては敬称略。

  • 少年隊「仮面舞踏会」
    (1,985年リリース。作詞:ちあき哲也/作曲:筒美京平/編曲:船山基紀。言わずともがなの名曲。A.B.C-Z五人のキレのよさと揃い方がやっぱりすごいなあとしみじみしました…。シンプルで、でもぱきっと伝わってくる、「少年隊といえば!」というものをぎゅっと詰め込んだような曲ですね。)
  • SMAP「華麗なる逆襲」
    (2015年リリース曲。作詞作曲椎名林檎。セルフカバーもされています。A.B.C-Z5人による披露。おしゃれな雰囲気がガチッとはまるかっこいい曲です。)
  •  忍者「お祭り忍者」
    (1990年リリース。忍者のデビュー曲。作詞原六朗荒木とよひさ、作曲原六朗馬飼野康二、編曲鷺巣詩郎というとんでもないメンバー揃い踏み。今回は塚田さんが披露。美空ひばりさんのお祭りマンボを引用している歌詞が見どころの一つ)
  • TOKIO「AMBITIOUS JAPAN!」
    (2003年リリース。作詞なかにし礼、作曲筒美京平TOKIOといえばこの曲の印象も強い人が多いのではないでしょうか。JR東海のCMキャンペーン曲でもあります。新幹線に乗っていると車内チャイムで流れます)
  • V6「愛なんだ」
    (1997年リリース。V6の中でシングル最大販売記録を持っている曲。作詞松井五郎、作曲玉置浩二、編曲CHOKKAKU。玉置浩二さんと井ノ原くんのご縁で結びついた楽曲。同タイトルの番組も近年では行われました。ファンではない人も知っている曲だと思います)

  • 嵐「Lucky Man」
    (2003年アルバム「How's it going?」のリードトラック。作詞尾崎雪絵、Rap詞櫻井翔、作曲飯田建彦、編曲大坪直樹。 「呼ばれて 飛び出て ジャジャジャジャーン!!!」 というハクション大魔王の登場シーンでおなじみなお言葉から始まる楽曲です。河合さん・戸塚さんの「ふみとつコンビ」とジュニアの子が披露してくれました。)

  • 関ジャニ∞「キング オブ 男!」
    (2014年リリース。作詞:若旦那 (from 湘南乃風)、作曲:TAKESHI、編曲:久米康嵩。生田斗真主演「土竜の唄 潜入捜査官REIJI」の主題歌。FNSで一緒に踊っていた姿が印象的。MVは三池崇史氏によるもので華やかさと土臭さ、タイトルに有る通りの「漢らしさ」が強い曲です。今回は戸塚祥太さんによるパフォーマンスでした。)
  • NEWS「NEWSニッポン」
    (2003年リリース、デビュー曲。作詞:KNM PROJECT、作曲・編曲:馬飼野康二。バレーボールの曲です。NEWSについて知らない人も「なんか聞いたことあるような気がする」となれる曲の一つ)
  • KAT-TUN「Roar」
    (2021年リリース。作詞:岡田一成、作曲:岡田一成・Janne Hyoty、編曲:吉岡たく弦一徹。15周年アニバーサリー曲でもあり、サブスクでも聞ける曲です。『レッドアイズ 監視捜査班』の主題歌でおなじみ。作詞作曲のnicotenの岡田さんはA.B.C-Zでも「JOYしたいキモチ」などで作詞をしていただいたりしています。今のKAT-TUNできるような、しっとりと、かつかっこよく「大人」な雰囲気のある楽曲だと思います。)
  • Hey! Say! JUMP「ファンファーレ!」
    (2019年リリース。作詞:辻村有記、作曲・編曲:辻村有記・伊藤賢。山田涼介くんのドラマ『セミオトコ』主題歌兼『2019年世界体操競技選手権』エンディングテーマです。この曲のパフォーマンス実は見たことがなかったのでこれを機会に拝見しました。)
  • Sexy Zone「男 never give up」
    (2014年リリース。中島健人くん・菊池風磨くん・佐藤勝利くんの3人体制での楽曲。作詞:三浦徳子、作曲:川口進・Joakim Bjornberg・Christofer Erixon、編曲:生田真心。元気の良い、若々しい楽曲。原曲を聞くと「ポニーキャニオンっぽい!」みたいな明るさが詰まっているように感じる曲です。たくさんのジュニアを引き連れて五関くんがキビキビ歌っておどっているインパクトの強い披露となりました。)
  • Kis-My-Ft2「SNOWDOMEの約束」
    (2013年リリース。作詞:和田唱、作曲・編曲:久保田真悟(jazzin'park)・栗原暁(jazzin'park)。まさにクリスマスらしいクリスマスソング。柔らかくぐっとくる楽曲で、キスマイの原曲を探したくなりました。「仮面ティーチャー」主題歌と、セブンイレブンのフェアとの両A面シングルです)
  • Snow Man「D.D.」
    (2020年リリース、デビュー曲。作詞:栗原暁 (Jazzin' park)、作曲、編曲:HIKARI。Snow Manの名刺代わりの曲だと思っています。エイベックスぽさがぎゅっと詰まった、そしてダンスナンバーとしてインパクトを見せつける曲。他の人が踊るとこういう風になるんだ……と何だかすごく新鮮な気持ちで見させてもらいました)
  • SixTONES「NAVIGATOR」
    (2020年リリース、富豪刑事 Balance:UNLIMITEDの主題歌。まったく当時アニメ何も考えずに見ていたら主題歌で流れて違う人だと想像していたら最後の最後にSixTONESの名前が出てびっくりした思い出のある曲です。振り付けがすごく特徴的で、”揃わない”を代名詞にし個性として存在を放つSixTONESの曲をA.B.C-Zが揃えた状態でやったらどうなるのか、という意味でも見られてよかった曲だな、と思います。)
  • タッキー&翼「Heartful Voice」
    (2011年リリース。作詞・作曲・編曲:岩田秀聡。タキ翼についてほとんど通っていなかったのではじめましてに近い楽曲だったものでとても驚きました。身にしみるような柔らかい歌で、どちらかというと夢物語とかのバリバリ動いて踊ってとかHo!サマー!のように元気いっぱいな印象だったので「こういう歌もあるんだ!」と学ばせてもらいました)
  • 光GENJIガラスの十代
    (1987年リリース。作詞・作曲:飛鳥涼 / 編曲:佐藤準パラダイス銀河とならんで光GENJIといえばこれ!!という印象のある楽曲。勇気100%も光GENJIからだったと記憶しているのですが……そうやって「色んな人に伝わってきた」楽曲を、本人である佐藤アツヒロさんのパフォーマンスで見られて非常に感慨深かったです。ひたすらかっこよかった)
  • 光GENJI「Graduation」
    (「ガラスの十代」のカップリング曲。作詞:飛鳥涼 / 作曲:CHAGE / 編曲:佐藤準。「平家派」から知ったので、原曲を聞ける日が来るとは思っていませんでした。しかも生で。正直とてつもなくびっくりしたのと、スポットライトの下で穏やかに歌うアツヒロさんがスーパーかっこよかったです。本当にすごかった。)
  • 光GENJI太陽がいっぱい
    (1989年リリース。明るくてポップな「こういう光GENJIもいいなぁ」というようなストレートなアイドルソング。息子世代といっても過言じゃない子たちと一緒に生き生きと踊っている姿が見ていて楽しかったですし、えびちゃんもずっとニコニコしていてよかった……)
  • King&Prince「Naughty Girl」
    (2019年アルバムリード曲。作詞:Kanata Okajima / 作曲:Drew Ryan Scott、Jason Parris、Cody Falkosky / 編曲:Jason Parris、Cody Falkosky。とにかくおしゃれなこの楽曲、少クラで見て「すごいなあ」と本当に語彙力なくして見ていただけに自担がやるとは思っていなかったのと同時に、やったのも納得した曲(笑)5人で踊っている印象が強かったので、後ろに後輩をつけているとはいえソロで踊っているのすごい不思議な感じでした。でもすごくかっこよかったし、改めていい曲なのをしみじみ痛感しました。ステップが難しそうな曲でもありますよね)
  • なにわ男子「ダイヤモンドスマイル」
    (2019年発表、作詞:栗原暁 作曲:栗原暁・前田佑。ジュニア時代の楽曲ですが、なにわ男子の名刺代わりの曲の一つといってもいいぐらいのキラキラの可愛く、華やかな曲。サビの愛したって~のくだりがいつも素敵だなと思っていただけに聞けて嬉しかったです。河合さんがセンターで歌っていたのですが、が本当に大事そうに歌ってくれていたのを見て、いつぞやの少クラでシンデレラガール生き生きと歌っているのを思い出しました(笑))
  • ジャニーズJr「罠」
    (ジャニーズJrによる「罠」ですが、これを私は知らなかったので(Ya−Ya−yahやJ.J. Expressの頃のジャニーズJrの曲らしい)「新曲?!」と友人に終わってから聞いたら真顔で「ジュニアオリジナルだよ」と言われました。無知で申し訳ない……。Daybreakerみたいなもんですかね……?ジャニーズJrの子たちがジャニーズJrの先輩たちの曲を披露しているというのはジャニーズの「踏襲していく」が詰まっている感じがしました。帝国劇場が小さく感じられるほどたくさんのジャニーズJrが勢揃いで、生き生きと踊って歌っている姿が印象的でした)

12月7日初日のキャストの感想

概ね前述しちゃったのですが、初日の集中力が非常に高く、丁寧に演じていらっしゃるように見えました。

あおいさんを演じている橋本くんはビジュアルがだいぶコロナの影響で痩せていたものが戻ってきていて(先日のラジオ公録でも思いましたが)万全な状態であったと思います。ラストのシーンのジャニーさんとバリーを呼び、そばにいるときの表情が非常に穏やかにかつ楽しそうに微笑んでいたのを見て「あおい輝彦という人がどのように見ていたのかな」といったものを考えさせられたり、「アイドルとしてあおいさんはもういないけれど、新しい道を進んでいることに後悔していないの肯定」であったように見えました。また、昨今ボイトレに通っているというお話も聞いているので今後どう変わっていくのかも含め楽しみなばかりです。

終わってから第一声「今日も世界一かっこいいよ―!!!!!!!」というドルオタ…というか田村ゆかりさんとこの王国民みたいな感想を抱きました。*1
二階の一番上、照明が一番綺麗に目に入る所(……と「かげきしょうじょ!」で言っていた)に目線をやり、芝居をしている姿にずっとグッときていました。自担に惚れ直すというか、しみじみさせられたというか。やっぱり彼が好きだなとなれた瞬間でした。

 

河合さんに関しては昨今テレビでめちゃくちゃ見るからこその舞台で、ちょこちょこアドリブとしての合いの手を入れている姿は少クラのそれに共通するものを感じましたが、ショウタイムになったときの切り替えがさすがでした。
ドラム叩いている時ににこっと笑っている姿が華やかだなぁ。また、本作では「河合さんいじり」が抑えられていたのでファンとしてはしょんぼりせず(河合さんはこれを「いじっていいよ」とお話していた一方で私は結構「河合さんはかっこいいよ!!!!」と思っていたので)私は嬉しかったです。ゲネの囲み取材の際、「アイドルとして」の強調やコメディタッチなタレントな一面の分け方をしっかりされているというお話の通り、徹頭徹尾「河合さんが好きな人(A.B.C-Zのファンの人達)に向けた河合さん」をされていて、素敵でした。

 

五関さんですが、最近のキャラクターチェンジの方向が非常にうまくいっていて、ちょこちょこ挟む言葉が(アドリブ必要な日替わりシーン)面白かったです。ゲネの挨拶も含めて「五関さんいっぱい喋ってる……!!」と嬉しくなりますし、SexyZoneの「男 never give up」 を後輩いっぱい引き連れて披露している姿は圧巻でした。「若さは武器だからきっと」のフレーズを最年長の五関さんが歌うことでの「ジャニーズ=若者の文化」という部分の「若い」という概念について改めて考えました。このへんは「少年たち」でもずっと不変たる部分として大事にジャニーさんがしてきたものなのかな、というように考えます。

 

塚田さんに関しては元気いっぱいの塚ちゃんの様子と同時にお芝居に入っているように見えました。ジャニーズが解散するときの「バイバイ!」の言い方はライヴの「バイバーーーーイ!!!」の元気いっぱいさと似ていて、状況がまったく異なりながらも彼が前に進む「アイドル」としてのありかたみたいな作りをしていたのかな、とも感じます。アクロバットは相変わらず健在。菅田琳寧くんとのアクロバットシーンは拍手せずにはいられなかったです。

 

戸塚さんは今回本当に「戸塚祥太」ではなく「ジャニー喜多川」という役回りとしてジャニーさんが言っていたこと、行動、考えをトレースしつつ自分なりの見解、イメージを膨らませていったのだなぁと思いました。

7MEN侍に「サムラーーーイ!」と声をかけたりするシーンや後輩とともにある姿とジャニーズの四人との掛け合いが美しかったです。他のメンバー4人が「アイドル」という役を演じる中で、彼はショウタイムになって「戸塚祥太」になった瞬間にアイドルになります。その「おまたせしました!!」感がよかったのと、今回の火花アディクションは戸塚さんのタイアップだからこその0番に彼がたち、躍動する姿も素敵でしたね。後輩に囲まれている姿を通しながら、あったことはないジャニーさんに思いを馳せられたのは戸塚さんが演じたからこそかな、とも思います。

 

7MEN侍の子たちに関してはほぼはじめましてで(何人かはいろんな形で見ましたが)バンドをしている姿がかっこよくて可愛くて、また同時にダンスもできるからこそのキレの良さがありましたね。

誰が好き?と言われたら菅田琳寧くんが好きです。あんなに好青年ぽいかんじで一人称が「りんね」なのと、SASUKEで一生懸命サポートしてくれたり本人が頑張っているのがバチバチ伝わってくるのが良かったです。

矢花くんが2017年に「きてくれました~」と橋本くんが紹介していた印象があったのと、内くんのライヴで「最年少にいじられてる!!」と大先輩いじり返したりしているのを見て微笑ましいなーって思いつつ、こう…ライヴでスイッチ入っているかんじ見ててワクワクしています。楽しそうで良い。

中村嶺亜くんはそれこそ「少年たち」に出ていた子だ!!とか、こう、色んな角度から「知ってる…知ってるぞ…!」がちょっとずつ増えたなぁと思います。そんな7MEN侍のみんなが夢に向かって進む姿は冒頭あおいさんがいっていた「きらめき」そのものではないかなと思います。

 

少年忍者の子たちは知らない間にすごいおっきくなっていてびっくりしました。バリーのところでピアノを奏でていたのは川崎星輝くんでしょうか。

体型がスマートで、そして忍者の子たちも人数が多い中で一人ひとり個性を持ってきらめいている姿が印象的でした。河合さんのおきにいりのかいるくん、おっきくなったな~~となんだか感慨深かったです。2年こうも人は大きくなるのか!と!

 

Jr.SPの子たちはすごく安定していて、松尾龍くんのターンや所作が本当に美しいな……と後々目で追っていた子を確認したら彼で「なるほど!?」と驚きました。佇まいがきれいな子たちですね。

 

佐藤アツヒロさんに関しては「Black or White?」でお芝居をみたぶり。

相変わらずスマートな佇まいで今日もかっこいいなあというのと、どちらかというと舞台と一緒に少しずつ作っていくタイプのお人なのかなという印象を受けました。

毎日登場人物を自分の中に投影させる橋本くん・戸塚さんタイプというよりも組み立てて作る河合さんタイプのお人なのかなという印象だっただけに、「こういうお芝居もするんだなぁ」という発見もたくさんありました。緊張感の中一番の先輩として、と同時に役者としての指先からつま先まで本当に所作がきれいなお芝居でした。くるっと回ったときの「美しや~!!!!」が詰まっていた……。

 

 

一個これやってほしいな、というところだと、7MEN侍とJr.SPの子たちは拍手に合わせてお名前呼ばれて1モーション(一礼にしろ何にしろ)入れさせてもらえているので、少年忍者の子たちも名字だけでもせめて呼んであげてほしいな~とは思いました。このへん後半につれて変更されていてほしい。

後アツヒロくんも……名前テロップ…入れてあげてほしいな…!!!!!!!スペシャルゲストなのわかるけど、それならあおい輝彦さんもスペシャルサンクスで入れて欲しさがあります。尺が短いにしても、あったらいいな、でした。

 

全体的にみると、コンパクトとはいえ見せ場がしっかりあり、それはA.B.C-Zだけではなく、アツヒロさんやジュニアの子たちにもしっかりあって、ダンスやお歌、そして芝居も見られるからこその「みんなで作っていくぞ」感がある座組でした。みんな違ってみんないい。だからこそ、怪我なく、病気なく、トラブルなくいってほしいな~と願うばかりです。

これから「ジャニーズ」という事務所の最初の一歩を進んだ彼らの歴史がさらに多くの人の手に渡って、知っていったらいいなぁ。

 

2021/12/10 ソワレ感想

塚田さんがお誕生日ということでどこでお祝いされるのかな、という状態だったのですがショウタイムの塚田さんソロに切り替わる瞬間にバースデーソングが流れました。

ハッピーバースデーの曲、絶妙にみんなずれてて(笑)モニョモニョっとしちゃうところは今年の河合さんの誕生日でもあったので、ふふっとなりました。

塚田さんの家族、周り、全ての人に感謝するコメントとてもよかったですし何よりメンバーがその反応にうんうん、としているところが朗らかで良かったです。

アツヒロくんが黄色い花束を渡す流れがスマートすぎてかっこよかったです。なのにはけるときに出ますから!とささっとするのに笑ってしまうかんじといいアツヒロくんが全体を暖めている感じ、すごくしました。塚ちゃんは塚ちゃんで少年忍者に「いつ祝うの!お金あげるから教えてよ!」とずっと言っていて、それを久保くんに「言えません。僕のタイミングではありません」と大変大人な対応をされたらしく(笑)ステージ上でたくさんの人に祝ってもらえる塚田さんとのギャップが凄かったです。それにしても河合くんといい大変正直(笑)

 

アドリブのシーン(車の片付け)は舌打ちしまくる五関くんからの温度差が激しく、最後はブーーーーン!!!!と突然のハイテンションな様相を見せ、高低差!!!!!と笑わせてもらいました。

初日の独特な緊張感とはまた異なる、慣れているからこその少しアレをしよう、これをしよう、みたいなのが見えたと思います。ただ、今回のえび座はアドリブが挟みにくいものでもあるので、どこで入れてくるのかな?というのが分かりにくくそのへん探りながら見るのも一興です。

 

また前回よりもより近い席を当てられたので表情をしっかり見ようとしたのですが、You…のときの思い出を噛み締めながら前を向くときの表情に見てるこっちが泣きそうなりました。初日を見て、亡き人に思いを馳せることへの重みというか、色んなことを思いました。

自分もまた今年、身内に不幸があった身として、身内では無いけれど家族より長くいることの多かった人でもあるのかもしれない、というのを橋本くん、メンバー、アツヒロくんから感じていました。

友人と2人で入ってメドレーを歌う中で、橋本くんはやっぱり自分達の曲を歌う時が1番楽しそうだな、とも思ったり。朝からモーニングこんぱすがあって、お疲れだろうな、と思いながら跳ね飛ばすように朗らかに楽しそうにパフォーマンスをしている姿を見ながらしみじみしていました。

 

2021/12/12 マチネ感想

開演し冒頭のあおい輝彦さんへのインタビューシーンで大きく地震に遭いました。開始2分も経ってないくらいではないでしょうか。

最初は落ち着いていた、軽い地震かな、くらいだったものが「ドン!」と揺れ、困惑を隠せない客席を前に映像がストップ。客席の電気がつき、緞帳が降り、アナウンスが入りました。

大きな機材も今回の舞台では多いですし、キャスト、スタッフの安否の確認などもあるでしょうし暫く待つ時間が続きました。正直中止になってもおかしくないかな、という緊張感だったので身構えていましたが……。

 

暫くするとオープニングの真っ白なお衣装のジャケットを脱いだ状態のA.B.C-Zが下手からやってきました。

河合さんによる「関東で大きな揺れがありました。この辺は震度3ということで」という説明から入り、携帯電話をマナーモードや機内モード、オフにしている人が多いからの情報収集ができない中だったので教えてくれてホッとしました。

この上で五関君が「ジャンプしすぎちゃった」とこれ以上ないくらい高く何度もジャンプして和ませてくれて(それじゃ揺れない、というツッコミもありました)だいぶ落ち着いた空気になりましたが、座長である彼らは「どうする?」が突きつけられていた中だったろうな、と思います。あの中でサラリと話している河合さんや和ませている五関さん、客席に手を振る塚田さん、穏やかに見つめている戸塚さん、両手を合わせて上下ペコっとさせている橋本君とそれぞれパターンを変えながら動いてくれてよかったな、と自分の不安な心はだいぶ落ちつきました。

緞帳を前にしてやって来てくれるのは2017年の55コンサートの公演でもあって、あのときは塚田さんが松葉杖をついていてコンサートの様式が少し変わります、というお話の時でした。そんな時のことを思い出しながら、状況は違えど、お客さんに「今、どういう状態で、どうするのか」を伝えてくれるのはホッとします。

「もうちょっと華やかな衣装で出てきます」という河合さんの軽口でしめつつ(最初の土日ということもあり、本日初日な観劇の人も多かったでしょうし…)最終的に15-20分?くらい押してました。

 

お芝居に関しては初日、塚田さんのお誕生日とはまた異なり、やわらかい雰囲気であったと思います。

初日に比べてアドリブが圧倒的に増えて、7MEN侍が戸塚さんに振り返しにいくなどチャレンジングなことをしているように見えました。本髙克樹君がハンバーガー食べる?のくだりで「ポテトはない?」と返したりと、すごく余裕ができたなあということと、ABC座で挑戦、吸収できることがたくさんあるんだろうな、と思いました。

 

また、矢花くんのソロパートでは毎日日替わりなことにやっと気づきました。塚田さんのバースデー公演では金曜日だからMステのテーマで(気づかなかった)この日はA.B.C-ZのNakedでした。矢花君盛り上げ上手ですね。

A.B.C-Zの5人に関してはブレがあまりなく、すんなりと入っている感じがしました。あの地震の不安だった心が嘘のように、解けていくのを感じました(もちろん余震がまたくるのではないか、本震が来るのでは?という気持ちもありましたし、大型装置の時はそういう意味で緊張をしていましたが)

You…で、これまで「泣いていた」というご指摘が他のファンの人たちがあったなかで「そうなんだ」と表情をしっかり改めて見ていたら開始前から喉を震わせていて鼻赤くしてて涙腺大決壊しているお姿にすごいびっくりしました。

親代わり、とか、芸能人として育ててくれた人、とかさまざまな感情が湧き上がるでしょうし弔いの思いの曲でもあるだけに、初日以外でも、公演のたびに思い出して、グッと来るのかなあ、と……。橋本君は舞台のたびにジャニーさんに行ってくるね、というようなことを思うと以前お話しされていた記憶(曖昧なソースですみません)があったからこそ、やはりスイッチが入るのかな、と。

日々を振り返ったり、寂しさが込み上げてきたり、いろんなものがブワッ、と来るのだろうな……なんて肌で感じて、もらい泣きしていました。 裸眼でもわかるくらいに河合さんが涙腺決壊していたと友人に教えてもらったのですが、こういった地震の後だからこそこうした時に何をしたら、どうしたら良いのかなども教わってきただろうし、より思い返しているのかもな……と勝手に考えていました。

 

正直本当に大きな地震があのあと来なくて、無事に走り終えてよかったな、と思います。

最後までどうか、何事もなく開演され続けますように。

 

2022/02/01 追記

東宝から本公演のダイジェストがアップされました。

youtu.be

個人的には円盤にこれこそ残しておいて欲しい(コンパクトかつ見やすくなったので)と思うんですが難しいんでしょうかね。この動画を通じてたくさんの人の興味のきっかけになったらいいなー、と思います。

 

 

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