1階には床一面に映像が映し出された展示室があり、縄文時代からの尼崎の成り立ちや、空から現在の街並みを映した「尼崎空中さんぽ」などが楽しめます。正面奥に飾られているのは、江戸時代に大覚寺の住職がお城へ登る際に使われた駕籠を修復したものです。

1階受付前には、実際にハガキや手紙を郵送できるポストがあり、ここから送ると、お城デザインの消印が押してもらえます。
※通常の配達より2日程度遅れる場合があります。

尼崎の特産品などが並ぶ土産物コーナーでは、酒や尼崎城手ぬぐい、菓子、ポストカードなどを販売。尼崎市限定販売の芋焼酎「尼の雫」(720ml)もオススメです。

幅約10mにもなる巨大画面で、江戸時代の尼崎城や城下町の賑わいぶりが楽しめます。CGを駆使した迫力のある映像に華を添えるのが、尼崎が誇る人間国宝・桂米朝さんのご子息で落語家の桂米團治さんの語り。近松門左衛門に扮して当時の様子が情緒たっぷりに語られ、どんどん引き込まれます。約10分30秒間。

「知力」「体力」「時の運」にチャレンジする鉄砲体験です。ここでは、尼崎城や鉄砲などに関するクイズや、15秒間にできるだけ多くの的を狙う早撃ちを体験。ビシッとポーズを決めて鉄砲をかまえれば、気分も最高潮に盛り上がります。

剣術体験では、刀の持ち手を再現したアイテムを使い、映像に現れる竹やワラなどを次々と斬っていきます。初級・中級・上級とレベルが上っていくにつれ、数が増えてスピードも上がる仕掛けに。ステージの合間に刀に関するトリビアもあり、遊びながら学べます。

実践で活躍した4種類の武器を本物そっくりに再現。持ち上げて実際の重さを体感できます。武器を構えた侍たちのパネルもありますので、一緒に記念撮影してみましょう！

尼崎城天守の屋根に据えられているものと同じシャチホコが一対、城が描かれたパネルとともに設置されており、絶好の撮影スポットとなっています。

尼崎藩主だった戸田氏・青山氏・松平氏(櫻井松平氏)それぞれの家紋のスタンプ機が設置されていますので、専用シートに押印してみてください。壁のパネルには各藩主の説明書きもあります。

江戸時代の尼崎城や城下町の様子を、コントローラーを操作しながら知ることができます。「海から尼崎城を見てみよう」「天守から見える城下を見てみよう」など7種類のメニューを用意。

忍者、兜&陣羽織、武士、お姫様の衣装が体験できます。忍者は赤・黄・黒・灰色の上下衣と頭巾、武士は着物と袴、お姫様は長襦袢&色打掛を用意。人気の兜も2種類から選べます。大人用・子ども用サイズを用意していますので、親子でお楽しみいただけます。広々空間に金のふすまが8枚立と背景も豪華なうえ、御膳も小物として使え、撮影スポットとして大変人気です。また、江戸中期に描かれた尼崎城の絵図面「尼崎城分間絵図」(櫻井神社蔵、尼信会館寄託)を拡大して展示しています。

尼崎城をはじめ、全国各地の城郭を描き、城郭画家として有名な荻原一青(1908-1975年)が後年手掛けた「名城手拭百城」は、自らデザインを描き、日本の伝統技法・注染(ちゅうせん)で染め上げた手拭作品であり、大変貴重なものです。また、尼崎にまつわる様々な展示も企画しています。

ヒノキの木板に囲まれた展望ゾーンは、大きな窓が設けられており、尼崎の街並みを眼下に見られます。それぞれの窓際に備え付けられた可動式のタブレット端末には、同方向の窓から見た場合の江戸時代の城下町の様子が映し出されるので、今と昔の風景を見比べてみてください。