キハ40系 八戸線 有家カーブ : 鉄路カレンダー
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キハ40系 八戸線 有家カーブ

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446D 「普通 久慈→八戸」 八戸線 有家〜陸中八木


カシと五能線を楽しんだあとはレンタを返却して八戸でネカフェマルヨ。翌日の八戸線撮影に向けてぐっすり眠った。

目が覚めて外に出るとバリ晴れ。始発を鮫灯台のアングルで撮らなかったことを若干悔やんだが流石に現地マルヨはしんどいので諦めることとした。

そして次の久慈行きの列車を狙うべく始発で宿戸海岸に向かった。八戸色3連を撮影したが露出設定をミスって微妙。その後も八木地区のガーターでイメージ写真や今回掲載した写真の撮影地である有家〜陸中八木の海バックS字カーブはクルクモルで見事に撃沈。この日の写真の収穫はゼロだった。

しかし人脈はドンと広がった日であった。海バックS字の撮影地で大阪と横浜の中年鉄ちゃんと懇意になり八戸までの便乗から夕飯まで頂くほど。8月末に北海道でこの鉄ツアーを始めてからほとんど一人旅だったのでなおさら人の温かみに触れた気がした。そして翌日の撮影の約束をすると一旦それぞれの寝場所に戻った。

翌朝は天気予報通りのバリ晴れ。午後からは天気が崩れそうだったので昨日撮れなかった海バックS字でVを撮れるか心配ではあったが取り敢えず八戸線沿線に繰り出した。

初手は有家の海岸を行くヨンマルを手前に大きく三陸の海を入れて召し上がろうとしたが海上は少し白んでいる。やっぱり「クリアー」にこだわっていきたいのが鉄ちゃんの性。お蔵入りとなった。

その次は有家と陸中中野の間で海辺を行く八戸線ヨンマルを撮影することにした。雰囲気としては五能線の追良瀬〜驫木みたいな感じがした。ほんとにVな光景は列車がいなくてもVなもので、この機会にと例の大阪のおっちゃん鉄と記念撮影をしたりしていると列車がやってきた。ヨンマルが三陸海岸沿いを行く光景をバッチリ記録した。

午後からは因縁のショバ・有家〜陸中八木の海パックS字カーブにやってきた。天気予報士を見るとかなり上方修正されていた上に昨日より雲量が少ないので期待に胸を膨らませながら列車を待った。

1時半ごろには本命の一本前の列車がやってきた。もちろん光線状態や車の数は本命に劣るが保険カットを手にすることができた。昨日はこの保険すら曇られていたので少し肩の荷はおり残り時間は比較的気楽に待つことができた。

3時半ごろになるとそろそろ本チャンがやってくる時間だ。最後の露出確認も終わらせて空を見ると雲配給の心配もなさそうだ!さあやってこい!

するとカーブの奥から2灯のライトが見えた。ディーゼルエンジンの音を高らかに鳴らしながらヨンマル3兄弟が三陸の海を横目にゆっくりとした足取りで進んで行く。

こんな光景は泣いても笑ってももうじき終わってしまう。だから八戸線を悠々走るヨンマルの姿をしっかりと自分の記録に閉じ込めたかった。先日の大畠のPF12系や本日の釧網マヤも癪だが、念願のカットを手にすることができた喜びの方が大きく、8日間の北海道・東北撮り鉄ツアーを有終の美で飾ることができた。

これにて撮るべきものは撮り終えた。

燃え尽きた我々は八食センターで打ち上げをし各方面へと解散となった。

なんだか名残惜しい気持ちで夜行バスに乗り取り敢えず東京へ。

まあ一週間ぶっ続けで鉄していたからどっと疲れがでて青森から東京まで眠り続けた。夜行バスは寝れないという一般意見はどこへやら。

しかし所詮狭いシートで寝ているわけだから疲れは取れない。千代田線でメトロ6000系を撮るつもりでいたが面倒になって突放。横浜の友人宅で暫し寛いでから東海道ダラ修行で神戸に帰ることにした。

9時間半かけて終電で地元に辿り着くと慣れ親しんだいつもの空気が出迎えてくれた。北の空気とは確実に違うもの。長旅が終わった。


日本国有鉄道 キハ40-557(盛ハヘ)+日本国有鉄道 キハ40-561(盛ハヘ)+日本国有鉄道 キハ40-5**(盛ハヘ)

2017年9月5日

by am9jk45rw | 2017-09-05 15:33 | 八戸線
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