世界中に色々な啄木鳥がいますがアメリカ南西部~コロンビアにかけて分布するドングリキツツキは相当な変わり者と言ってよいでしょう。 キツツキは枯れ木を穿って長い舌を伸ばし虫を引っぱりだして食べる奴が多いですね ところがドングリキツツキは飛翔する昆虫を空中で捕まえたり樹液を舐めるという変わった食性を持ちます
餌台に現れてバナナを食べてます
この仔は男の仔
此方が女の仔
よく似てるけど頭頂部の黒帯の有無で識別します
英名: Acorn Woodpecker 名前の通りドングリを好みます 極めつけなのは貯食方法 秋にドングリが実るとそれ迄にせっせと穴をあけていた貯蔵木にはめ込んでいきます 木は何年も使われるので時に数万個にも。。 冬の餌の乏しい時期は乾燥して縮んだ実を別の穴に移し替えつつ食べてしのぎます
1羽だけでこの仕業が出来るはずもなく最大10羽以上の群れがテリトリーと貯蔵木を共有 変わっているのは繁殖形態も 彼らは群れ全員で一つの巣で育雛 数羽の♂&♀そしてそこで生まれた若鳥がヘルパーとして加わります
誰かが「盗人顔」と表現したけど言い得て妙やなぁ 繁殖♂達は兄弟で 繁殖♀達は姉妹と母親 そして繁殖♂と♀は通常血縁関係が無いとされます 詳しくは割愛しますが近親交配を避けつつテリトリーを次の世代へ引き継ぐ為の知恵
コスタリカのように厳しい冬が無い地域でも貯食用の穴をコツコツあけてるのかしらん? 色々他に例を見ない変わった習性の啄木鳥さんです
2024年2月12日 セロデ・ラムルテにて 撮影機材 D500 シグマ150~600mm
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