キャンピングカーで放浪の旅 Ⅱ|2016年02月13日
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キャンピングカーで放浪の旅 Ⅱ

全国を、写真と動画で探訪

長州藩が中心になって、徳川幕府を倒した。
明治政府にとっては、新しい時代の立役者。

藩主の毛利氏は、明治政府の中で大きな存在になる。
そして、御殿のような邸宅を造る。

庭だって生半可なものではない。
毛利氏庭園で、情報誌では紹介される。

博物館には、久坂玄瑞の書いた文書などがあった。
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藩政時代の毛利氏の拠点は萩ですね。 後に、山口に移る。

防府市は、それとは関係ない。 ここがいいと、明治時代に決めた。 小さな多々良山の麓。

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寺の参道のように、駐車場からは遠い。

  ※ 駐車場はとても広く、無料で使える。 この一帯の観光に使ってもいいよう。

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こうです。 御殿です。 幕府を倒した功績によって、これです。

s-16年2月13日 (5)

受付で、庭と建物と博物館の見学料金を払った。  全部で1000円。  庭だけなら、400円。

庭に入って来た。 庭に面して、大広間等がある。 客室も。

s-16年2月13日 (6)

遠くは低い。  ここは山の中腹。   白い梅が咲いて。

s-16年2月13日 (7)

長州藩は毛利氏。   毛利氏を大きくしたのは、毛利元就(もとなり)ですね。  大内氏も倒して。
3本の矢の話の、毛利氏。

ひょうたん池。

s-16年2月13日 (8)

立派な松が、形よく。   明治25年に着工.完成は大正5年。(日清・日露戦争をまたぐ)

s-16年2月13日 (9)

建物を、反対から。

s-16年2月13日 (10)

遠くから。   建物の一部が、改装して博物館に。   蔵もそれにかな。

s-16年2月13日 (11)

丘、滝、池、せせらぎ。 25000坪。   近代日本庭園の代表の1つ。

s-16年2月13日 (12)

花が咲いたら、見事でしょうね。   秋の紅葉も。
ツツジは間もなく。 このように。tsutsuji19nn.jpg (県の観光情報より)

s-16年2月13日 (13)

石橋もあって。  橋の右が、上の写真のひょうたんの小さい部分。

s-16年2月13日 (14)

戻ってきたら、ゲンペイツバキ。

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1本の木に赤と白の花。 赤と白のまだらも。   接ぎ木はしてないから、珍しい。

  ※ 平氏は紅旗、源氏は白旗。  紅白はここからのよう。

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毛利邸に入る。   贅沢の限りを尽くして建てた。

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大広間。   右外に、庭。

s-16年2月13日 (20)

床の間に、これ。

  ※ 城を作る時、うまくいかなかったら、人を生きたまま埋めたりする。 人柱。
    元就はそれをしなかった。
    石に百万一心と書いて、それにした。

  ※ 元就の人心掌握の上手さは、家康と共通のものを感じるでしょうか。     

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※ 上のことについて、逸話がある。  Wikipediaから。  面白い。

    12歳の松寿丸(元就の幼名)が厳島神社を参拝したところ、泣き続ける5〜6歳ぐらいの少女を見つけた。
    この少女は母親と巡礼の旅をしていたが、ある城の築城で母親が人柱に選ばれてしまったという。
    幼い頃に父母と死に別れている松寿丸は少女に同情し、郡山城に連れ帰った。
    
    15〜16年の年月が経って、元服した元就が吉田郡山城主となった頃、本丸の石垣が何度築いても崩落するの
    で困っていた。
    やがて、人柱が必要だという声があがったため、普請奉行は巡礼の娘を人柱にすることにした。
    娘自身も、元就に助けて貰ったお礼として喜んで人柱になると答えたが、元就は「その娘を人柱にしてはならぬ」
    と厳命。

    翌日、元就は「百万一心」と書いた紙を奉行に渡し、その文字を石に彫って人柱の代わりに埋めるよう命じた。
    そして、人柱を埋めずに人命を尊び、皆で心と力を合わせてことにあたるよう教えた。

別の部屋。

s-16年2月13日 (23)

昭和天皇の歌がある。

 「水きよき いささ小川の 流れゆく  たたらの庭の 春のしづけさ」

  ※ いささは小さいという意味。 
    いささは、いささかで使ったり。   

    いささか食べ過ぎた、のように。  少し食べ過ぎたの意味。
    この少しは、客観的ではなく、自分の主観ですね。 自分はそう感じるから、いささかになる。

    いささ小川は、昭和天皇には小さく見えましたよと云う意味合いがある。

    また、多々良山のふもとだから、たたらの庭と。

    以上、調べて分かったことを元に、書きました。

s-16年2月13日 (24)

カメラは中と外を一緒に撮るのは苦手。  
人間の目は、とっても優秀と分かる。  どっちも、ちょうどよく見える。

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2階の部屋だったかな。

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天皇や皇后が泊まっている。
貞明(ていめい)皇太后は、大正天皇の皇后だった人。 
 
  ※ 九条家の人。 九条節子(さだこ)
    大正天皇が病弱だったので、この人は心身とも健康だった。 選ばれた理由でも。
       
      二条城は、徳川家の居城。  ここで大政奉還。  京都御所、九条邸遺構の拾翠亭(茶室)。~京都市~ 他 (2014/11/14) 

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何げなく、外の庭を。   ちょっとしたいい所が、隠れている。

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お風呂。  当時から蛇口があった。

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床屋の椅子。 回転しますね。 どんな仕組みでしょう。

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食事も和室。

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この後博物館に。   撮影はできない。  膨大な文化財がある。 一部を、交代で展示している。

久坂玄瑞が、大砲の銅が足りないとの誰かへの文書。
寺の鐘でも何でも使えと。  そんな内容。

  ※ 久坂玄瑞が禁門の変で倒れた場所は、上のブログで紹介した、九条家のすぐ近く。
    京都御所の、一番南の真ん中辺りにあった、鷹司邸で。

近代の建物だけど、重要文化財。

s-16年2月13日 (36)

もどる時、猫が。   屋根を歩いていた。 話しかけたらとまった。 この後、座ってお話し。

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今日は御殿の見学でした。
1000円なので、何回もは来られません。

見応え十分でした。

【今日の一句】  「 毛利家は 幕藩時代が終わっても まだ生き延びた 」

【関連ブログ】

   討幕運動の中心、長州藩の本拠地の萩を歩く。 木戸孝允旧宅、他。~萩市~ 他 (2014/11/28)
   城下町長府を歩く~高杉晋作はここで挙兵し、幕府に立ち向かった。 下関市長府~  門司に入る  (2011/12/27)
   江戸時代の港町、御手洗を歩く。 ~呉市 大崎下島~   他   (2010/12/17)

【今日の歌】 André Rieu - The Second Waltz (Shostakovich)



【道の駅】 ソレーネ周南

【明日の予定】  道の駅の近くに、湯野温泉がある。 観音岳もある。  両方行きたいけど、天気次第かな。

  ※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、下をクリックすると出ますよ。   
                                                         (2008年4月~2010年9月までの
.記事)

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庭を見るなら、花の時期か紅葉か、あとは緑豊かな季節がいい。
山口県は、その時には通れない。

そんなことだけど、立派な庭があると云うので行ってきた。
宗隣寺(そうりんじ)の竜心庭。

どこが珍しいかなどを勉強して。
何か発見はないかなとも。
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カーナビは、寺の裏側に案内した。

山門が見つからない。  入れない。
ネットで調べて、反対側に移動。 駐車場があった。

s-16年2月12日 (1)    s-16年2月12日 (2)

宗隣寺は山(丘)の斜面に。

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古い歴史のある寺です。

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こんなのがあったら、読むことに。    庭園は名勝。

s-16年2月12日 (5)

池の中に8個の石があると。 二条の夜泊石(よどまりいし)風にとも。
浅瀬があって、そんなのは、毛越寺とここだけと。

  ※ 毛越寺の池は、浅いと云うイメージ。 それだけ。
       毛越寺 ~浄土の世界をこの世に作った。 平泉町~  他  (2011/7/21)

庭の歴史は南北朝までさかのぼる。

s-16年2月12日 (6)    s-16年2月12日 (7)

句があった。  気になるけど、誰だろう。  青の付く名前。  青邨(せいそん)ではない。 
調べたら、阿波野青畝(あわの せいほ)。  師は、高浜虚子。

 「鶺鴒は 夜泊石を 教へけり 」    鶺鴒は、セキレイ。   夜泊石については、庭の石を見てですね。

s-16年2月12日 (8)    s-16年2月12日 (9)

※ 阿波野青畝と云う人は、こんな句も。

     「牡丹百二百三百門一つ」     「山又山山桜又山桜」

上の右写真は、観音像でしょうか。
小さな手がある。    右手に宝珠。  左手には、ハスの花か。 左手の指はどうなっている。

微笑んで見える。 もし自分の心が泣いていたら、同じに見えるかも知れない。

本堂です。   補陁海(ふだうみ)とある。   これも、やっかい。  
陁は、陀。    南無阿弥仏と書くことがあるので。    

補陁海って何でしょう。   
補陀落渡海(ふだらくとかい)という言葉がある。

昔行われた、修行の1つ。    
小さな船に乗ってそのまま沖に。 それが修業で、その後どうなるかは、なるように。

補陁海は、その修行の海のことでしょうか。

   ※ 補陀落渡海については、下の記事に。
       第86番札所、志度寺。  海女の玉取り伝説の、不思議。 補陀落渡海信仰。~さぬき市~ 他 (2014/4/18)

s-16年2月12日 (10)    s-16年2月12日 (12)

右の建物に受付。   拝観料300円。

s-16年2月12日 (11)

左は本堂。   その縁側を通って、竜心庭に。   後の山を借景にして。

s-16年2月12日 (25)

途中振り返って、書院。

s-16年2月12日 (15)

庭の奥の方。

s-16年2月12日 (13)ppp

冬なので、緑が薄い。

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あの部屋で、お茶を飲むのか。  月を見るのか。

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井戸がある。  お茶かな。

s-16年2月12日 (22)

こんなのも。  庭では見ることが。

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ずっと奥にも、修行の部屋か。

s-16年2月12日 (19)

池の中に、夜泊石。   分かるでしょうか。

s-16年2月12日 (16)kkk 

8つが2列にだそう。  写真を撮る時は、2列は知らなかった。  9つ見えたけど、1つは関係ないのか。

石は、船を表しているそう。   夜泊石は、こんな話し。

   夜泊石は、中国蓬莱(ほうらい)思想の、不老不死の妙薬を積んだ宝船が帰ってきて、
   港に停泊する様子を表現した石組みの一つ。
   京都金閣寺の鏡湖池にも見られる。(ネットのある記事から)
  
宝船だから、縁起がいいという事ですね。
金閣寺の池にも、確かに石はいっぱい。

   夕陽に輝(ひか)る金閣寺 ~京都市北区~   他  (2010/11/23)

s-16年2月12日 (18)

奥の奥。  左に、本堂。

s-16年2月12日 (17)

本堂前。   この寺は、禅宗。   本山は、京都の東福寺。
         ケルティック・ウーマン が、You Raise Me Up を歌った、東福寺 ~京都市~  Amazing Grace   他  (2012/5/11)

s-16年2月12日 (21)

受付の近く。 左は、書院。

s-16年2月12日 (24)

本堂の中。   本尊は、阿弥陀如来坐像。

s-16年2月12日 (26)

ここ宗隣寺は、中国観音霊場 第18番札所。

  ※ 中国観音霊場には、いくつか行ってるかなと思う。
    次の第19番は、功山寺。
       城下町長府を歩く。  龍馬を助けた三吉慎蔵は、長府藩の人だった。  国宝功山寺仏殿。~下関市~ 他 (2015/3/13)

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ずっと雨が降っていたけど、見学の時は降りませんでした。

ここの寺も、一度は来なければと思っていた寺。
よかったでしょうか。

いい季節に通ったら、再度ですね。

【今日の一句】  「 庭の造りで 善の世界を描く  宗隣寺竜心庭 」

【動画】



【今日の歌】    Richard Clayderman Y Raul Di Blasio En Concierto    1曲目だけでも。



【道の駅】   あいお。

【明日の予定】   明日は1日雨。   どこかの寺に行きましょうか。 毛利氏庭園かな。

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akkamui212

Author:akkamui212
2009年4月に放浪の旅をスタートし、十数回目の日本1周に入っています。
「キャンピングカーで放浪の旅」に続き、パートⅡです。
明日は、どこの空の下にいるのかな。


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