思いつきの落書きで生活に彩りを。 2016年04月
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4コマ漫画に哲学を詰めたいなあ。

激かわにゃんず。


生後2週間が経ち、ただいま手のひらサイズのチビちゃん。
お目々ぱっちり視界ばっちり、いろんなことに興味を示し始めた。
今過ごしているのはキャットタワーの箱の中で、幾つかの丸い窓から顔を出したり引っ込めたり、ゲームのモグラ叩き状態である。


うぷぷ(o^^o) 剃り込みヤンキー頭がイケてるぜ。


窓から身を乗り出すものの、まだ危険だと分かるのかすぐに戻ってしまい、もっぱら狭い箱の中でウロチョロ、ヨタヨタ。
そんな姿が可愛くて家族が入れ替わり立ち代わり覗くので、ルカちゃんも迷惑そう。

小さな命って…… すごいねえ。
誕生から見守っていると、どんな動物でもーーたとえカラスでもヘビでも愛おしいと思うのでしょうね。違うかな?

2匹はもらい手が決まりそうだ。
全員の里親さんを見つけるまで頑張らねば!
特に今回はねえ、裏事情があるのだよ。
2年前に生後間もないルカちゃんリクちゃんと共に保護したレンコさん、実は他に2匹の子猫を産んでおり4匹のママだった。場所はわが家のガレージ奥。
子猫がいるのでは?との未確認情報のまま放っていたら、ある時ヨチヨチ歩きの2匹が出てきたところを運悪くネコ嫌いのお年寄りに見つかり捨てられてしまったのだ!その事実を先に知った家人がすぐ捨てられた場所へ行ったものの、すでに子猫の姿はなかったという。
優しい近所の方に無事拾われているといいけど...

そんなわけで2年前に命拾いしたルカちゃん、彼女のベビーはぜひとも幸せなにゃん生を歩んでもらいたい。
とまあ、一種の罪滅ぼしのようなものでちびにゃんの面倒を見る私だ。


多分この子が父親。

上洛への道(2)

仕切り直しをして今度こそやって来ましたよ。
ここは滋賀県大津市に隣接する京都大原

琵琶湖大橋を渡った後レインボーロードを直進し、R367を右折して途中トンネルを抜けると大原に到着。
目の前に広がる里山のほんわかムードはやっぱり日本人のココロのふる里。
人と自然が3:7の力関係で共存しているような自然優位の環境の中で、人間の知恵と工夫が詰まった暮らしって憧れるなあ。(*^^*)

それにしても、途中という地名は珍しい。
気になってちょっと調べてみたら、二つのお寺の中ほどに位置することから名付けられたらしい。いつも素通りされて永遠に目的地になれない運命を背負わされたイメージがあって、なんだかお気の毒...

その途中町経由で向かった先は三千院である。
恋に疲れたわけじゃありません。大原の里山と三千院の苔庭を直に見てみたかったから。紅葉の名所としても名高いこのお寺さん、十年近く前に訪れた時はまさに秋の紅葉シーズン真っ盛りだったので観光客で溢れていたけど、今回は人もまばらで全く印象が違っていた。
有料駐車場でさえ係員が不在で、設置された箱に料金を入れろと書いてあるだけ。参拝に行くのだから不法駐車しようなんて罰当たりな輩はいないよね。


キャンティさん、貴女はここで待っててちょ。


御殿門。質素な山門からは想像できない数々の由緒ある文化財、美しい庭園が奥に広がる。


聚碧園(シュウヘキエン)
庭園を眺めながらお抹茶をいただくマダムも多い。


苔の大海原。艶、流れ、ビロードのような高級感、たまりません!


わらべ地蔵さまの表情、実に癒されますな。

こんな風景を私はすっかり忘れており、まるで初めて来たような印象だった。
というのも、前回ここを訪れた際の苦い思い出が原因。
それは、おみくじで人生初の""を引いてしまったこと!
後にも先にも""に出会ったのはその一度きりなのだが、あまりのショックで紅葉や庭園の記憶などぶっ飛んでしまった私なのだ。
以来おみくじに対してある種の脅威すら覚えてしまい、信心深いわけでもないのに毎回ものすごい覚悟を持っておみくじに向き合って来た自分がいる。
当時のリベンジを果たすべく、今回ぜひ凶以外のおみくじを引いて帰ろう。

一回百円。
小さな三宝の上に20~30個ほど積み上げられているのを堂内のあちらこちらで見かけた。
参拝後の落ち着いた心境のもと最後の締めとしておみくじを引くと位置づけていたので、後半になりそろそろ...と思っていたら、
なんと目の前に出口が!
あーらら、グズグズしてたらタイミングを逃してしまった。
どうやら過去の経験が相当なトラウマとなっていて、また凶だったら...と恐れる私は無意識のうちに意欲を削がれたのではないか。
順路を逆行するわけにもいかないし、結局そのまま院を後にした。

実はあとで知ったことなのだが、三千院のおみくじは凶だらけで、2度、3度と続けて引く人も珍しくないとか。
しかも、そこでヘコんだ人たちにはお坊さんによる説法を拝聴できるらしい。
でもその内容は慰めなどではなく、かなり現実的な手厳しい説教ということで、ココロが折れそうになるのか、真摯に受け止めて人生の道しるべとするかは聞いている本人次第。
そんなサービスがあるなら凶でも大凶でも有難く頂戴したい。
今なら何を言われても動じない!
多分...(~_~;?

どうやら再度大原を目指す必要がありそうだ。




ちびにゃんに翻弄されて。


生後1週間経ち、相変わらず一日のほとんどを寝ているチビどもは、まだネコらしい顔ではなく超のつくぶさかわフェイス。
少し目が開きかけているコもいる。もちろんモノが見えるわけではないけど、今のうちに人間の姿を刷り込んでおくために覗き見の機会を多くしておこっと。(*^^*)

鳴き声はぴーぴー鳥のごとし。動きが少しずつ活発になり、兄弟を踏み台にしてベッドから飛び出してしまうハプニングなどもあったりしてちょっと目が離せない。
そこで一回り大きな箱を用意して移動させ一時は問題解決したのだけど、直後に母ルカが引越を始めてしまった。
箱が気に入らなかったのか、或は子育て中の母ネコが見せる行動の一つ、子どもを守るため巣を移る習性からかもしれないけど。

この1週間ですでに2回の引越を試みたルカちゃん。
平行移動なら問題ないが、上下に動くネコの場合、一匹を口に加えて高い棚の上から床に下ろし、そのまま次の高台へとジャンプするものだから大変危険。
しかもその体勢たるや首の皮一枚を軽く噛んでいるだけで、子猫が振り子のようにぷらんぷらん揺れちゃって、家具にぶつけてしまうか落としてしまう恐れがある。
それを休むことなく4回も繰り返し、新居への引越が完了するまで5分くらい、見ているこちらはハラハラドキドキである。
敵なんていないんだから引越など必要ないのに...


黙々と引越作業をした後ちょっとお疲れの表情。ご苦労様でした。







さて、実はルカの母親であるレンコさん、その後態度が一変した!
それまでちびにゃんずに全く無関心だった彼女が、昨夜突如子猫の元に行きお世話を始めてしまったのだ!
突然母性が目覚めてしまったのか、子猫を優しくなめたり授乳のマネをしたりと、すっかり母になりきっている。ビックリして見つめる家族に向かって牙を剥いて威嚇してくるし、実の母であるルカも途方に暮れる始末。(~_~;

ノラ時代におそらく複数回の出産経験のある彼女が、必死で子育てをしてきた時の母性愛の強さが現れたと思われる。
このまま育児を任せていたら、もしかして授乳機能が働くかも?そんな奇跡を聞いたことがあるような。でももし失敗して、そのときすでにルカちゃんが育児放棄していたら人の手で育てなけれならない。まだ生後1週間の小さな命を守るなんてリスクが大きすぎる。
ということで、レンコさんには申し訳ないけど、彼女を別室に移して半月くらい別居生活をしてもらうことにした。それに伴い私たち家族にも不便が生じるけど、致し方ありませんわ。m(_ _)m


上洛への道(1)
キャンティ嬢を連れて京都へ行こう。(*^^*)/
古都の町並みが彼女の秘めたる"和"の持ち味を引き出してくれるに違いない。
そんな思いをずっと抱いていたから。

新名神を使えば往復で3時間あまり、ゆっくり散策しても日没までには帰ってこられる距離なので、思い立ったその日にでも出発できる。
と考えがちだけど、それはダメダメ。そんな情緒のないルートはナンセンス!
これから新緑を迎える今の時期、樹木の芽吹きを感じられる若人の景色を逃すなんてもったいない。
ぜひ山岳部を通って緑カラーが織りなす命の息吹を堪能すべし!

東名阪道桑名IC→R365→R421→琵琶湖大橋→京都府
というルートは片道2時間半くらい、途中の鈴鹿山脈エリアで新鮮な空気と清流と湧き水を楽しめる自然満喫快走路である。

以前にも通ったことがあるのでナビを設定するまでもない。
――なあんて甘い考えが間違いの素だった...
国道を左折するべき交差点を見逃してしまい、過去の記憶を疑うこともなく次の信号で、いや違う、次こそ左折で...を繰り返しつつ北上を続ける私。
さすがに行き過ぎたかな?と自分に自信をなくしかけた頃には名神高速道の関ヶ原ICに辿り着いてしまった。
え~~?昨日あれほど地図で確認したのに。標識にも注意しまくっていたのに。
なんだかキツネにつままれた気分だったけど、私の頭の中ではすでに目的地・長浜に予定変更が完了されていた。
バイクにも旅にもバックギアはないのだ!人生にもね。
長浜は私のお出かけ先リストにちゃーんと載っている場所である。


秀吉が築いた長浜城を中心に栄えた町は、北国街道に当時の面影が残り、黒壁スクエアと呼ばれる界隈にギャラリーやショップ、郷土料理店が並ぶ。


スクエアのシンボル的存在「黒壁ガラス館」は、もともと黒壁銀行の建物。


うだつ』が上がっているお宅。
三角屋根の端が一段高くなっているところが『うだつ』。防火や装飾の目的で金持ちの家に造られたことから、景気や威勢が良いという意味でうだつが上がると言われたらしい。

真っ黒ソフト!!(;°0° )
イカスミ?竹炭? ナ、ナ、ナニモノ?
答えは黒五と呼ばれる五種類の黒フード――黒ごま、黒米、黒豆、黒松の実、黒かりん。栄養バランスも良くて若返り効果もあるとか。
味はやや黒ごま寄り。
別のお店ではチョコレートベースで竹炭入りの黒ソフトが売られていたが、この黒五の方が王道っぽい。

その他、黒カレーとか黒カツなど黒系グルメ多し。
黒パン粉を使った黒コロッケが気になったけど、これは我が家の食卓でもよく登場するかも。黒こげコロッケですけどね。(>_<;





4つ子にゃんず♪

ルカちゃん、4月16日無事にご出産おめでとうー!!(*^^*)/



前日から落ち着きがなくなり産箱チェックが多くなったこと、食欲がなくなったことから、お産が近いことが容易に伺えた。
夜12時頃になっても進展がなかったため私は寝てしまったのだが、翌朝になり居間に行くと――――――!
ん?何だ?
景色は何一つ変わっていないのに何かが違う。
何となく張りつめた空気が漂っているし、いつもならゴハンくれ~と一目散に駆け寄って騒ぐみんなが妙に大人しい。
そしてルカちゃんの姿が見えない。
むむむ...これはもしや....?
私は動きを止めてじ~~っと耳を澄ましているとかすかに聞こえる耳慣れない音。

カサ、コソッ...

慌ただしい平日の朝とは違って、家中に足音が響き渡ったり表の道路を車が行き交ったりすることがない土曜日だったこともあり、ほんのわずかな物音も聞き取れる。
そしてそれは機械や物質ではなく、確実に生き物だと分かる音。
確信を得たくてそのままじっとしていると、

「ぴ~♪」

やった!聞こえた!babyにゃんずだっ!

何匹いる?全員無事か?
逸る気持ちをグッとこらえて、神経質になっているであろうルカちゃんに気遣い、それ以上箱に近づかなかった。
その後はいつものように他の猫たちのエサくれアピールが始まったので準備をしていると、いつのまにかルカも参加してる。
すっかりスリムな体型、ちょっぴり足元ふらついてるけど元気そうだ。ホッ...
彼女のお食事中の隙を見てちょっと箱内を覗く私。
ひい、ふう、みい、4匹いる――!
3匹だと思っていたので一瞬動揺したけど、みんなモゾモゾしっかり動いてる。
あ~ん、良かったあ~。


全員キジトラ、母のコピー、というよりネズミそのものじゃ。(~~;

すでに胎盤もきれいにお掃除され、へその緒の処理も終わっている。箱の底は血で真っ赤に染まり、壮絶な出産シーンを想像してしまった。
母猫が育児放棄した場合に備えてあれこれ情報を集め、シミュレーションしながらビクビクそわそわしていたワタクシの不安をよそに、誰に教わることもなくきちんと母性行動が出来ていたルカちゃん、貴女は立派!!



生まれたのは16日深夜、ちょうど熊本地震の本震あたりだそうだ。(家族の証言)
毎日のように流れる地震の被害状況に気持ちが沈むばかりだけど、そんな中チビにゃんずが少し笑顔を運んでくれた。

小郡で一緒だった熊本出身のKさん、ご無事と伺いホッとしました。
腕神魂は何があろうと乗り越えられます!
一日も早く元の生活に戻れるよう祈っています。m(_ _)m



春ですね~・にゃんこ編


ルカ♀1歳9ヶ月。家ネコ歴1年7ヶ月
性格: 臆病、警戒心強め
趣味: 暴飲暴食

子猫時代に負った傷のせいで左目の視野に制限があり、体も一回り小さい彼女だけど、元気いっぱいたくましく生きている。

今年2月下旬にはたくましく脱走!
1週間のノラ生活でゲッソリやつれたものの、持ち前の食欲でたくましく体調回復。

そしてこの度、ご懐妊発覚 ‼‼o(≧▽≦)o ‼‼
なんと、たくましく妊活してきちゃったわけだ!

ルカちゃああん、たくましすぎるわよ~~。
人生、いやにゃん生の春を迎えたルカでした。

体型の変化に気付いて2週間あまり経った頃、念のためクリニックでレントゲン検査をしてもらった。
「3匹入ってます。」
想定の最低ラインだ。ふう...
「4匹かもしれません。」
え?というと?
「背骨の数は3つですが、頭らしきものが4つ写っています。
小さな子が陰に隠れているか、あるいは育たなかった4匹目という可能性があります。」


3?4?

存在がはっきりしない子がいるものの、取り敢えず異常なしでホッとする。
が、次の獣医さんの一言に驚愕。
「遅くても一週間以内に産まれます。」
えーっ、もうそんなに差し迫ってたの!?

さあ大変だ。
帰宅するなり産箱を三個用意して、部屋の隅っこに設置。家族にも結果報告をしてみんなで見守り開始だ。

我が家では過去に一度だけ子猫を産み育てた母猫がいる。それは、怪我の治療のため保護したネコが身ごもっていることに気付かず、いつの間にか出産していたという、ちゃっかりケースだった。
産まれる前に知ることとなった今回は、こっちも初めてなのでなんだかソワソワしてしまう。
初産だし、ヤンママだし、体小さいし、ちゃんと母が務まるのかな~。
楽しみでもあるけど心配だよー。
里親探しもしなくちゃ。


このひと月のあいだに体重が倍増。
お腹ぱんぱん (^_^;)

春ですね~・美魔女桜編。
国の天然記念物・淡墨ザクラ様。
お初にお目に掛かります。
兼ねてより御高名を承っており、お会い出来る日を楽しみにしていました。
そして先日見頃を迎えたとお聞きし、早速拝謁に伺った次第です。


おお~~っ!(((o(*°▽°*)o)))
対面するやいなや、あまりのド迫力にひれ伏したくなるほどだ。
 樹齢 1,500年以上。
 樹高 16m
 幹囲 9.9m
 枝張り 27.6m×25.0m
枝の隅々にまで完璧に花を開かせるなんて、いったいどれほどのエネルギーを秘めているのだろう。
この感動は屋久島の縄文杉に匹敵、いやそれ以上かもしれないゾ。
2本を並べたらまさに巨木のベストカップルだね。

淡墨ザクラさんを'16お花見シーズンの最後に据えておいた私は、例年より1~2週間早い開花情報に焦ってしまった。
これは急がねば!彼女はご高齢だ。
きっと弱々しい体質であっという間に散ってしまう。もしかしたら先日の雨ですでに力尽きたかも...
なんて心配をしながら慌てて駆けつけたところ、そんな懸念は一瞬で吹き飛んだ。
力強い!パワーがみなぎっている!まだまだ元気!


でも、さすがにこれほど大きく育った枝の重みには耐え切れず、今や35~6本の支柱が枝を支えている。老婆の杖にも見えて始めは痛々しい印象だったが、やがて一本一本が絶対的な主人を陰で支える家来のように思えてきた。
華麗なる淡墨一族!!

支柱群団だけではない。医師、大工、植木職人、村民、児童、様々な人が淡墨さん枯死の危機を救ってきたそうだ。
みなさんの願いに応えるかのように毎年花を咲かせてくれるのは、きっと淡墨さん自身が感謝の気持ちを表しているのでは。
人と自然がひとつになれるという理想が形になった象徴だね。
どうかこれからも美しく健やかにお過ごしください。(^ ^)/□

春本番のお出かけはもちろん相棒キャンティ号とともに。
ぬる目の風も走るとちょうど良く、冬装備から一枚脱皮したら春風が全身に染み渡るようだった。
今が最高の走り時ですね~ね~♪
虫たちが活発に飛び交う前の今だけ...

目的地までは片側一車線の快適な道路だけど、あと2kmの地点でお花見客による渋滞発生。
でもスリムなキャンティさんにはどうってことない。隙間目指して突進!
と言いたいところだが、ワタクシすり抜けが大の苦手なのよ~。もともとバランス感覚悪いうえに体幹がブレてる昨今は、ガードレールと車列の間を通るのは危険だから止めておこう。
その代わり道路の中央寄り、車の右側から失礼してスイス~イ。
あ、センターラインは割りませんよ。


駐車場の入口で整理員に誘導されて一気に坂を駆け上がると、一番奥にバイク用駐輪場が設けられ、そこから歩いて階段を登ったら淡墨さんが目の前に現れる。
歩く距離が短くて楽チン。


桜ソフト。塩漬けした桜の葉っぱ入りで、つぶつぶ食感と香りが楽しめる。


でらキレイだがね (^_^)







春ですね~・ランランナー編。



薄曇り、花曇り、湿っぽい空気が間もなく雨になることを予感させるから、今のうちにお花見を逃すまじ!
というわけで、近所で開催中の桜まつりも人でごった返していた。
ここは、愛知三重の県境にある鍋田川沿いの町道。名もなき桜並木なのだが、口コミや雑誌の紹介で今や三重県内屈指のお花見スポットになっている。
空き地に造られたステージ上に芸人らしき人の姿が見え、マイクの声や拍手、観客の笑いが辺りに響く。
駐車スペースは常に満車、警察官を動員して道路を通行止めにし、進入制限までする始末だ。

My生活圏内ということでよく車で利用する道路だから、私は桜が咲くたび「また会えたね~♪」とうれしさいっぱい。
とくに満開が近くなると、どうしても窓の外が気になって車のスピードが落ち、お花を愛でつつノロノロ運転になってしまうのだが、追随する車はあおることも怒ることもなく速度を合わせてくれる。
「しょうがないなあ、また桜に見とれて。」と思っているに違いない。
そう、期間限定の桜トンネルを一気に走り抜けてしまうなんて無粋なことは誰もしないのだ。

もちろん毎年車を降りて散策もするけど、今年は走ってみようと思い立った私。
往復で約8km。桜とコーディネート、ピンク系のウエアでいざ参らん!
でも...他に走ってる人が見当たらないなあ。
みなさん、の~んびりお散歩していたり、立ち止まってカメラを構えていたりする中、狭い歩道を走る私のために道を開けて下さる。
お邪魔してゴメンねゴメンね~~。
渋滞している車の中から視線を感じる。脇道から出てきた車も思わず後退する。
そんなこんなで走ること1時間弱。



孤独なランナー、ちょっと恥ずかしさを感じつつも、お花見ランは実にいい!ジムのランニングマシンよりも断然いい!
気分爽快のランラン♪ランナーは、いつもは鉛のごとく重い左腕が少しだけ軽く感じるのであった。





シダレ・ソメイヨシノ in 墨俣。 なぜ水面に向かうのだ?


肌アレ・ソメイヨシノ。 お肌のケアは欠かさぬように。



春ですね~・墨俣編。

まんか~い(*^^*)/♪


墨俣一夜城(すのまたいちやじょう)周辺の桜が見頃である。
お城と桜はベストマッチだねー、これぞThe・日本の春!

墨俣一夜城は、その名が示すように秀吉が一夜で築いたとされる。
"城"というよりは戦いのための要塞だったので、砦の役目に徹したらしく当時の外観がどのようなものだったのか不明。現在のこの天守は平成になって建てられた歴史資料館である。
左に見える橋は「出世橋」。
その入口周辺には出店のテントが並び、ひときわ目を引く地元グルメは戦国まぜそば。辛さレベルは三武将になぞらえて「信長」「秀吉」「家康」の3種類。
旨辛、中辛、激辛をどの人物に当てはめる?

このお城を起点に4㎞くらいの桜並木が堤防沿いに植えられ、ほぼ満開となった今日はマイカーや観光バスで訪れた大勢の花見客で賑わっていた。
私はもちろん相棒キャンティ号とともに、桜トンネルを走り抜けるのが目的だ。


屋台やピクニックエリア付近を外れると人もいなくなり桜並木独り占め!
チャーンス!!
キャンティさん20km/h走行でトロトロ移動しながら初めての春に感無量。
私も一緒にテンション上がりっぱなし~!


同系色で無難なショット。

駐車場での出会い。
40歳前後?の地元男性との雑談が30分以上にも及んだ。
彼はキャンティのナンバープレートを見て話しかけてきたのだが、その地名に驚いて思わず声をかけたというのである。
「こんな遠くまでよく来たもんだ。」
「女の人がわざわざスクーターで?珍しいねー。」
「初めて見たよ、もーびっくり!」
「びっくり」を何連発したことやら...
そんなに驚くようなことじゃないわよ、たかだか40kmほどの距離で。
地元からあまり出たことがない人なのだろうか。
「私の方こそ、そんなにびっくりされたのは初めてです。」
負けずに4~5回リピートしてやった。

でも決して嫌みな言い方ではなく、朗らかで親しみやすいお人柄。
桜並木のすぐ目の前に自宅があるという、私にしてみれば超羨ましい暮らしに思える現実が、地元の住民にとっては実に迷惑なことだったり、田舎暮らしにまつわる色々な悩みを話して下さった。
始めは口から出る不満を言葉通りに受け取っていた私だが、そのうち彼の本意が読み取れるように。
そうです、彼は地元愛に溢れるがあまり、押さえ切れない愛が文句という形でしか表現出来なかったのでしょう。
ニコニコ顔で楽しそうに話す姿が印象的な方でした。

ビックリついでに私が片手で運転しているなんて知られたら通報されたかもね。




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