星組次期トップ娘役は置かないというアナウンスが出た。
生贄よろしく必ずトップ娘はトップスターと添い遂げなくちゃいけないわけじゃあるまいに、何作だろうが新たな相手役を置けばいいじゃんね、花組の明日海りお×華優希の組み合わせだって、歌劇団が定めた華ちゃんの本命は次期トップカレー君の方であるってみんなわかってたしね。
まあこの辺のやり方が組ごとに全く違うのが今回でも浮き彫りに。
組ごとにやり方が違うことについてネガティブな印象しか受けないが、一般大企業において、100人くらいいる営業部(のなかでも第一~第三くらいわかれている)とマーケティング部とかで、全然人事評価の方式とか面談のありかたとか会議形態とか有休のとりやすさや休み明けにお菓子配るかどうかまで、全部ローカルルールや文化が違うものだ…それと同じようなことなんだな、なんて置き換えて想像してみると、まあ、5組のやり方が全然違うっぽいのは、そういうことなのかなと最近思い始めている。
(もうちょっとまともにやってるのかとおもったけど、全世界の企業でもまあ、すべてが当事者にとって理想的な組織なんて珍しいでしょうし)
日本武道館でライブをやる方法
実は申込チャンスそのものが年1回しかなくて、関係者(テレビ局や大手イベント会社など)にしかまともに告知されない。
日本武道館はその存在理由が武道のためなので、年間スケジュールはまず、本来の目的の通り剣道とか柔道とかの各武道の大会やイベントが最優先で、埋まる。
そのあとで、空いているところはじゃあほかのイベントに貸し出しますよ、来年の武道館貸し出し可能日はここね、で、使いたい人はアーティスト単位で申し込んでね、申し込みは告知開始から3日間ね…と、毎年10月ごろに翌年の申込受付ができる
という鬼のルールがあるとか。前にテレビでやってたな。
で。
絶対に、聞いたことない地下アイドルグループみたいな存在が武道館で年越しライブやりたいから申込~ なんてやっても絶対に、当たらない。
どのアーティスト・団体にどこの空き日を貸し出すかは、申し込みの内容をみて武道館側が審査して決めるし、ライブ会場としてのネームバリュー抜群だし、いまはコロナ規制もないから、名の通ったミュージシャンが申し込んでも全然当たらない(武道館が使えない)はあるあるだそうで…。
めちゃくちゃお金がかかるし先に払わないといけないそうで、なんだかんだ興行打つ方はやっぱりちゃんとしたイベント会社通さないと無理な話だと、この辺は友人のミュージシャンからきいたことがある。
ライブはライブでもお笑いの方で、昔、バナナマンが全国ツアーじゃないけど、全国○箇所でのコントライブって告知もチラシもできてて、事務所(ホリプロコム)が仕切ってて、でバナナマン本人たちは、手配は全部事務所側がやるんで気にせずコントの準備してたらば、当時の彼らのマネージャーが肝心の全国各地のライブ会場を押さえる仕事を何もやってなくって、それが発覚した時点でそのマネージャーが飛んだっていう話があったなぁ。おそろしや…。
歌劇団で日本武道館でライブをやるのが3人目?らしいが、これは歌劇団側がそうしたというより主導権が明らかに日本武道館側にあるので、礼真琴を武道館でと、阪急がちゃんと準備して申し込んで、無事2割以下の当選確率で会場確保できてよかったね、てことだ。
ところで、2年ほど前はなにしてたっけ
武道館を使いたいです申請の準備には、企画書や資料映像やらの準備も含め予算組みやらも考えるとやっぱり2年前くらいから動いて申し込まないと、2025年の1月のライブは取れないでしょうから…、2023年の秋に申し込んで、無事に当たったんでしょうね(全部勝手な予想)。
で、2023年に申し込むには、色々計画たててないと無理だから、2021年くらい?とにかくコロナ禍において既にこのライブ計画を練っていたでしょうし……舞浜で当人がヴェルダッ!て歌っていたころには、歌劇団側は「次は武道館だ~」って思ってたんですねぇ。
武道館公演が当たった時点で、最低でも5000万以上の費用を納めないといけない。コロナ禍ではこのライブ関係の中止に伴う費用について、国が補助金を出して、大赤字の補填をしますよっていうことがあった。税金がそんなことにも使われたんだけども、このライブイベント中止にかかる費用を埋める国からの補助金の上限が2500万円だった。
ずいぶん国は負担するものだと思ったが、会場費だけでも半額以下の補填にしかならないだろうねぇ、武道館クラスは。
キャパは8,000人
ライブ仕様で武道館の客席をつくると、アリーナ部分のステージの在り方にもよるが、最大でも8,000人くらい。それなりに張り出した丁字型のステージなんか作るとさらにちょっと減るか。
近年の大規模コンサート系と同規模かなと思う。それでもチケットって当たらないものだけれども、行きたいなぁ礼真琴の武道館!
こうした興行計画と相手役の予定や調整、他組の状況そして特に公開される必要のない個別の事情も含めて、休めるのはいましかない、とばかりに礼真琴は1公演ほど休憩をもらえたのかな。
つまりおおよその、トップスター礼真琴のグランドフィナーレが見えてきたここからの本人へかかる思いは相当のものだとおもうので、健やかに安全第一ですべてが進むよう祈りたい。