どこに行っても住めば都 - 自分で自分がめんどくさい

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開き直りニートの日常 in メルボルン

どこに行っても住めば都

今私は定住の地を探す旅の最中である。

国内外問わずいろんな場所に滞在するのが好きなのだけど、いつかは犬猫屋敷に暮らすという夢がある。そのため、最終的には長く住む場所を決めなければいけない。

その最有力候補が大阪と広島だ。

 

大阪は言わずもがな5年間暮らした思い出の街だ。都会で便利だけど、チルできる場所がある。

わたしが住んでいたエリアに住んでいるYoutuberさんの動画をみては、エモくて泣きそうになる。

1週間のVlogなのだけれど、動画の最初に「今週も人間をやります」といい、最後に「今週も人間お疲れさまでした」とセリフを言うのもお気に入り。

人間やってるだけみんなえらいよね。

youtube.com

広島は2回しか行ったことがないけど、なんか好きな街。

海の近くに住むのに憧れがあるし、瀬戸内海の景色が好き。

あんまり方言は好きじゃないのだが、なぜか広島弁だけ好き。

オランダワーホリ後の移住先第一候補だ。

 

わたしの居住歴は、千葉→ドイツ→川崎→千葉→大阪→調布→メルボルンだ。

社会人になってからの東京暮らしは楽しかった。推し活に生活をささげられた。

しかし、東京は家賃が高い。フッ軽にいろいろなイベントに参加できるのはいいが、仕事さえフレキシブルになれば、東京に住まなくてもいい気がしてきた。

ただ田舎に住んだことがないので、ある程度都会であることはマストとして。

 

わたしがさみしさを感じないのは引っ越しを何度も繰り返しているせいかもしれない。

もちろん別れの時は悲しかったけれど、最近思うのは縁がある人とはまたどこかで巡り合えるんじゃないかなと。

引っ越しのたびに人と疎遠にはなってしまったが、近くに住んでいても疎遠になる人とは疎遠になる。特に女性の場合は、結婚・出産のステージの違いで疎遠になるのが普通だ。

たとえ離れていてもどうしてもまた会いたいと思う人にはまた会おうと思うし、ふとしたタイミングで意外な人物と再会したりもする。

なんとなく距離ができてしまった人とも今はそういう時期じゃないだけで、また仲良くできるときが来るんじゃないかな。

子供がいようがいまいが、最後はみんなおじいちゃんおばあちゃんになって死んでいくわけだし。

 

こういう考え方なので、わたしは住む場所は人で決めないようにしている。

人は流動的だからだ。

会社でもそう。ワーホリに来る前の部署は人間関係がうまくいっていて、上司も尊敬していたのだが、上司が部署移動になって、産休に入る方がいて、と状況が変わってしまった。

だから一番は自分のやりたいことで決めるべきだと思う。

 

高校生の時クラスメイトが言っていたことで印象に残っている話がある。

その子は親が転勤族で引っ越しを繰り返してきたけれど、どこに行っても慣れるものだし、結局は住めば都だと。

高校生のわりにやけに冷めた言葉だったから今でも覚えている。

わたしも引っ越しをたくさん経験して、ふるさとが増えた気持ちだ。

もともと地元愛がないので、大阪や調布の方が恋しくなる。

メルボルンもいつか恋しくなる日が来るのかもしれない。

 

一度も引っ越しをしたことがない人が言う「地元が一番」というのは嫌いだ。

なぜならわたしは別に地元が好きではないからだ。全然大阪の方が好きだ。

今も将来も千葉に住みたいとは全く思っていない。

かといって海外に永住住むのは並大抵のことではないとわかったから、おそらくオランダでも同じように感じるだろう。

やはり大阪か広島がわたしにとって現実的だ。