銅の採掘方法とは?都市鉱山では有数の資源国である日本!【2024年・最新版】 | 滋賀県非鉄金属リサイクルブログ
  1. HOME
  2. ブログ
  3. お客様向け
  4. 銅の採掘方法とは?都市鉱山では有数の資源国である日本!

記事一覧

ブログ

お客様向け

銅の採掘方法とは?都市鉱山では有数の資源国である日本!

都市鉱山、神田重量金属株式会社

 

 もしかして「銅の買取価格」についてお探しですか?

 

 

私たちの身近にあふれている銅。10円玉や銅メダルなど、誰もが思いつくもの以外にも銅はたくさんの場所で使われています。
 
そんな銅はどのように採掘され、どのように使われているのでしょうか?本記事では、昔の採掘方法や現在の都市鉱山からの採掘などについて解説します。

 

 

銅の採掘方法とは

 

銅の採掘方法とは?都市鉱山では有数の資源国である日本

 

鉱石は、地表に近いところに存在する場合と、地下深いところに存在する場合があります。地表に近い場合は地表から掘り、不要な岩石を取り除いて鉱石を採掘します。これは露天掘りという採鉱法です。通常は容易に鉱物を発見できる露天掘りから始めます。

 

一方、地下深くに銅がある場合は坑道を垂直に掘り下げます。その際坑道にある有害性のガスや湧き出てくる水の排除などの保安作業も必要です。その後、地下坑道で採掘された鉱石を地上に搬出します。これは坑内堀といわれます。

 

採掘時は直径2cm、深さ1.0~1.8m程度の穴を数多く掘り、これに火薬を詰めて爆発させ、鉱石を採取するのが一般的です。

 

採掘された鉱石は鉱車に積み込み坑道へ運ばれます。それからエレベーターで巻き上げ、坑外へ送るのです。鉱車の牽引には、主に蓄電池式の機関車が使用されますが、多くの鉱車を牽引する場合は電気機関車も使用されています。

 

ちなみに昔は銅鉱山という銅を産出する鉱山が国内にいくつかありましたが、掘りつくしてしまい現在は残っていません。そのため、外国の銅鉱山で銅鉱石を掘り出して日本まで運んでいます。

 

都市鉱山からの採掘方法について

 

銅の採掘方法とは?都市鉱山では有数の資源国である日本、都市鉱山

 

資源を有効活用する方法として、現代では都市鉱山からの鉱物採掘に力が注がれています。

 

ここでは、都市鉱山とは何か、都市鉱山からどうやって採掘するのかなどについて解説します。

 

 都市鉱山とは


使用済みの小型家電(スマートフォンやパソコン、デジタルカメラなど)には金・銀・銅やレアメタル(希少金属)が含まれています。このことから、都市にある鉱山という意味で「都市鉱山」と呼ばれています。

 

日本では1年間に約65万トンの小型家電が廃棄されていますが、その中には844億円分もの金属が含まれているそうです。

 

その膨大な量の金属は必ずしも全部使えるわけではなく、資源として利用できる金属はもっと少なくなります。

 

都市鉱山はリサイクルで回収されるため、環境破壊につながりかねない鉱山の採掘と違って、環境へ与える影響が少ないのも特徴の1つです。

 

 都市鉱山からの採掘方法


都市鉱山の中でも特に価値が高いのがパソコンやスマートフォン、テレビなど使用済みの電子機器から取り出した廃基板です。その廃基板を回収し、製錬してリサイクルします。使用済みの電子機器をリサイクルすることで、鉱物の輸入量を減らせるのです。

 

実は日本の都市鉱山には、世界全体の埋蔵量の5%前後にあたる量の銅や鉛が眠っています。国内では、三菱マテリアルのリサイクル処理能力が世界最大規模といわれており、その処理能力は実に年間16万トン。主に金・銀・銅を抽出しています。

 

都市鉱山事業の本格化に向けて、採掘を海外にも拡大する動きがあります。すでに世界でも金属のリサイクル事業への注目度は高く、廃基板などの奪い合いはさらに過熱する見通しです。

 

 日本は都市鉱山の宝庫である


日本は国産資源のない国で知られていますが、都市鉱山でいうと世界有数の資源国といえます。また、鉱物資源のほとんどを輸入に頼っていて、輸入した資源を加工し貿易をおこなうのが得意です。

 

銅に関して、世界の天然資源国の量と日本の都市鉱山の量を比較すると、日本は世界2位です。日本にはそれほどの資源が眠っていることになります。

 

日本は、未利用であるこの大量の資源を活用しなければなりません。都市鉱山から金属資源を回収してリサイクルする仕組みを確立し、運用することが必要不可欠です。

 

 

現在の銅の入手方法

 

銅の採掘方法とは?都市鉱山では有数の資源国である日本、神田重量金属株式会社

 

日本はチリ、ペルー、カナダ、インドネシア、オーストラリアなどから銅を輸入しています。国内にも鉱物資源がないわけではありませんが、産出量が少なかったり環境問題につながったりすることなどから、ほとんどを輸入に頼っている状況です。

 

 

身近な銅の特徴や用途について

 

銅の採掘方法とは?都市鉱山では有数の資源国である日本、滋賀県非鉄金属リサイクルブログ

 

銅について、意外と知らないことも多いのではないでしょうか。

 

ここでは銅の特徴や用途を解説します。

 

 銅の特徴


銅は熱や電気を通しやすい性質を持っています。また加工しやすく、切削や圧延することで様々な製品に使える万能な金属です。

 

さらに銅は、他の金属が苦手とする海水に対して錆びにくいという性質も持っています。ただし、塩酸や硫酸などの化学物質には弱いので注意が必要です。

 

 銅の用途


銅の1番の用途は、電気を通すものに使われることです。たとえば電線や電化製品、調理器具のほか、自動車などの乗り物全般にも銅が使われています。

 

今後電気自動車が普及すれば、ますます銅の需要が増えるでしょう。

 

身近な日用品から普段目にすることのない細かい場所まで、あらゆる場面で銅は使われているのです。

 

銅の採掘方法や入手方法についてのまとめ

 

銅の採掘方法とは?、神田重量金属株式会社

 

銅は私たちの生活の中でなくてはならない存在です。その銅について採掘方法から解説しました。
 
限りある資源を大切に使い、これからは環境保護も視野に入れなければなりません。そのために、都市鉱山の宝庫である日本は鉱物資源のリサイクル技術を今後も高めていく必要があるでしょう。

 

ブログ一覧

 

 

  この記事について(著者情報)

 金属リサイクルの専門家として金属スクラップを取り扱う神田氏と山崎氏が解説しています。

≫神田氏のTwitterリンク

≫中の人のTwitterリンク

 

 

銅スクラップの買取

 

ピカ銅、並銅、込銅、下銅などの非鉄金属・銅スクラップを買取しています。

お持込みによる買取・お引取りによる出張買取など、お客様に合わせた買取方法をご用意しております。

 

 

企業や工場などで発生する銅資源のリサイクルから解体工事で発生する銅スクラップまで幅広く買取しています。
一般の方などであっても1㎏から買取が可能です。

 

銅以外の真鍮・砲金・電線・被覆線などの銅関連の非鉄金属も全般的に買取が可能です。

お気軽にお問い合わせください。

 

 

値段を聞くだけでもOK

 

 一般価格につきましては、グループ会社にて記載されています。

 

 LINEから問合せや決済が可能です。

 

銅スクラップの専門店を滋賀県で探すなら

 

神田重量金属株式会社では、金属リサイクル工場の中でも最大規模の滋賀県内8カ所での荷受け対応が可能です。
現場への出張買取やお持込みの際にも、お近くの店舗をお気軽にご利用ください。

 

 

 銅スクラップ一覧


銅スクラップとは?
ピカ銅【一号銅線・光特号銅線】
上故銅【上銅】
メッキ銅【変色銅】
並故銅【並上銅】
ナゲット銅【赤ナゲット】
込故銅【mix銅】
下故銅【下銅】
山行銅【解体銅】
丹銅【亜鉛銅】
塗装銅【塗料付き銅】
蛇腹銅【わた付き銅】
テープ巻き銅【ダスト付き銅】
多層銅【マルチ】
銅ダライ【銅パーマ】
端子付き銅【圧着銅】

 

 スクラップ関連記事


非鉄金属ってなに?
鉄・鉄屑ってなに?
スクラップってなに?
銅スクラップってなに?
真鍮スクラップってなに?
アルミニウムってなに?
ステンレスってなに?
電線スクラップってなに?
鉛スクラップってなに?
バッテリースクラップってなに?
コモンメタル
ベースメタル
金属買取業者の選び方
金属の売り方
リサイクルショップと金属買取業者の違い
リサイクルショップの開業の仕方
金属買取業者の開業の仕方
古物商について
金属屑業について
使用済み有害機器について
廃棄物の処理及び清掃に関する法律
スクラップ屋に来る転売ヤーとは?
【2024年版】非鉄金属の高いスクラップランキング
 ≫【2024年版】雑品屑・非鉄雑品の高いスクラップランキング
金属スクラップ業者の世代別呼称と歴史【第一世代から第四世代】
非鉄金属の製品用途と国内使用量

 

トップページ

LINE

Twitter

ブログ一覧

 

銅スクラップの滋賀県内対応エリア・出張買取地域一覧は下記の通りです


滋賀県南部、滋賀県北部、大津市、石部、草津市、栗東市、野洲市、近江八幡市、能登川町、愛知川、愛荘町、東近江市、彦根市、南彦根、米原市、長浜市、高島市、新旭日、雄琴、堅田、甲賀市、水口町、信楽町、日野町、湖南市、下田

 

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

関連記事

金属スクラップの最新相場情報

金属スクラップリサイクルブログ、金属スクラップ図鑑、金属買取業者一覧、滋賀県非鉄金属買取の神田重量金属株式会社

環境・SDGs関連の研究

環境問題を研究、金属スクラップ図鑑、金属買取業者一覧、滋賀県非鉄金属買取の神田重量金属株式会社

【法人向け】スクラップ以外の中古機器出張買取

中古機器や不用品の出張買取、金属スクラップ図鑑、金属買取業者一覧、滋賀県非鉄金属買取の神田重量金属株式会社

フレコン・トンバック販売

フレコン販売、中古フレコン買取、スクラップ買取、神田重量金属株式会社、非鉄金属リサイクルブログ

金属図鑑【スクラップなど500種類以上を記載】

属の種類を調べる、金属スクラップ図鑑、金属買取業者一覧、滋賀県非鉄金属買取の神田重量金属株式会社

奈良県金属買取|エフエムメタル

奈良県金属買取のエフエムメタル

非鉄金属の歴史とリサイクルの始まり

非鉄金属の製品用途と国内使用量データ

非鉄金属の属性と国別輸入量データ