丹銅・亜鉛銅 (レッドブラス)とは?金属リサイクルのプロが解説【2024年・画像有り】 | 滋賀 非鉄金属買取の神田重量金属株式会社

丹銅・亜鉛銅 (レッドブラス)

 

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丹銅・亜鉛銅とは?

 丹銅(たんどう)とは、銅と亜鉛の合金で、銅と亜鉛からなる真鍮よりも亜鉛の添加が少ない。展延性・絞り加工性・耐蝕性に優れているので、建材・装身具・金管楽器などに用いられる。
 見た目の特徴としては薄い赤と黄金からなる神秘的な色と言われており、銅に極めて近い銅合金材です。

 

 丹銅の成分


 丹銅は銅分が69%から96%ほどで構成されています。基本的には30%ほど亜鉛が含まれると、真鍮となります。
 別名称ではレッドブラス・ゴールドブラスとも言われ、成分はレンジ内一定です。

 

 

 丹銅の成分やJIS規格について


  • レッドブラス(丹銅) :銅分 94%以上/亜鉛分 5%前後
  • ゴールドブラス(丹銅):銅分 80%~94%/亜鉛分 15%前後
  • イエローブラス(真鍮):銅分 70%/亜鉛分 30%

 以下は丹銅のJIS規格になります。

  1. 丹銅 1種:C2100/銅分 94%~96%
  2. 丹銅 2種:C2200/銅分 89%~91%
  3. 丹銅 3種:C2300/銅分 84%~86%
  4. 丹銅 4種:C2400/銅分 78.5%~81.5%

 

 伸びや加工性が良く、繊細な表現ができ、殺菌作用もあります。ただ、空気中の酸素と結びついて酸化しやすいという特徴があります。
 純銅に比べ強度があり価格も比較的安価なため、さまざまな産業で普及しています。
 ※丹銅は亜鉛(Zn)だけではなく、スズや鉛が添加されている場合があります。

 

 

 丹銅のスクラップとしての価値


 丹銅スクラップの価値は、真鍮や砲金の価格がベースとなっています。銅と名がつくアイテムにはなりますが、銅スクラップの属性とは異なります。
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  この記事について(著者情報)

 金属リサイクルの専門家として金属スクラップを取り扱う神田氏と山崎氏が解説しています。

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