農業者のDXを推進し実利につなげる『agmiru 作業管理』
生産者が作業内容を記録する作業管理システムは便利なツールでありながら記録が習慣化されず、十分に活用されていないのが現状だ。その原因の一つに記録の先に具体的な実益が見えないことが考えられる。そこに一石を投じたのがソフトバンクグループのリデン株式会社が開発した農業者向けサービス『agmiru(アグミル)』だ。作業記録アプリ『agmiru作業管理』を中心に、営農に関連するさまざまなサービスを紐付けることで利用者が必要とするサービスをシームレスに提供。メインとなる作業管理については、生活インフラにもなっているメッセンジャーアプリLINEでも記録できるため、幅広い年齢層で利用しやすい。また、生産者同士や資材メーカーなど農業関係者がつながるコミュニティツールとしての活用も可能だ。資材購入や収量・売上の管理もアプリ内で完結することができる(一部有料) 。
「蓄積された作業記録はデータベースとなり、作業効率や収量アップ、更には収益向上にもつながります。操作を簡易化することで利用者のDXを推進し、実利を実感してもらうことを目指しました(リデン株式会社岡佑輔さん) 」 。原価削減、楽を感じる、収益向上の3つのキーワードを具体化した『agmiru』は地域ごとのニーズにマッチしたサービスを紐付けすることでより確かな実利につなげることができる。その実例が今回紹介する愛媛県限定の人材マッチングサービスだ。同県の人材紹介企業との連携によって実現したこのサービスは、生産者が『agmiru作業管理』に記録しながら人手が必要な時期に求人ができる全国初の取り組みとして注目を集めている。
作業記録をしながら求人。繁忙期に合わせて計画的に人材を確保
「愛媛県内の人材紹介企業には常時約1000人の農業アルバイターの登録があります。慢性的な担い手不足の解消には繁忙期にアルバイトを雇用するのが理想的ですが、生産者からの求人依頼が少ないというねじれが生じていました。求人の仕方が分からない、人材会社への登録が面倒といったことがその理由です」と、話すのは愛媛県地域農業育成室の西窪勇さん。作業管理をしながら求人ができる『agmiru作業管理』は、生産者のITツール利用の促進にもつながると期待を寄せる。
操作は至ってシンプル。生産者は作業管理を記録しながら人手が必要な時期に作業管理項目の「求人依頼」をクリック。日時、人数、時給などの求人情報は連携する県内の人材紹介企業に仲介され、マッチングが成立すると生産者に連絡が入る仕組みだ。同県西条市で有機農業や自然栽培に取り組む首藤元嘉さんは、『agmiru作業管理』の高い汎用性とフレキシブルな開発力を高く評価する。
「作業管理アプリは数多く存在しますがどれも一長一短があります。 『agmiru作業管理』は農業に必要なサービスを面でつなげることで生産者のニーズに素早く対応できるのが最大の特長と言えるのではないでしょうか」
現在、リデンは全国の自治体にヒアリングし、地域に特化したサービス構築を進めている。宮崎市で生産者向けにアプリの勉強会を開くなど、利用定着に向けた支援も実施。
「『agmiru』は各種サービスと共創し、生産者の実利につながることを目指します。困りごとがあれば相談いただき、解決策を一緒に検討していきたい」と岡さん。今後、地域が抱える課題解決ツールとしての利用拡大が期待される。
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