いつもはしない“ずらし”
私が就農してすぐの20年ほど前、当時はまだ親の代でしたが、ネギやダイコンを長期間市場出荷するために、種まき時期をずらして栽培する、いわゆる「ずらし」を行っていました。しかし、今の私の少量多品目というスタイルになってからは、畑に常に出荷できるものを栽培しているので、ずらしの必要はありません。また、栽培期間が短く収穫期間が長い(間引き菜からトウ立ちした後の花芽まで販売するなど)コスパの良い野菜を中心に育てているので、そういった工夫も必要なくなりました。
一方、そうした経営方針のタケイファームで、あえて“ずらし”をしてまで収穫期間を延ばしたい野菜があるのも事実です。