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浸種の水を変えると健苗に育つ!? 水稲農家も納得の機能水器『苗清水™』とは

浸種の水を変えると健苗に育つ!? 水稲農家も納得の機能水器『苗清水™』とは

水稲農家にとって、品質の安定と収量アップは毎年の課題。天候の影響を受けながらも、より良い米を実らせるためには、丈夫に育つ苗づくりがカギとなります。発芽と根張りを促進する浸種用機能水器『苗清水™』(三菱ケミカルアグリドリーム株式会社)を活用して、新たな視点で米作りに挑む生産者のみなさんにお話を伺いました。

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浸種の水が鍵に。『苗清水』で水稲栽培の要となる健苗を育てる

浸種の様子。育苗の最初の工程です

水稲農家にとって春先の浸種〜育苗は、毎年神経を使う工程ではないでしょうか。「苗半作」という言葉があるように、苗の出来はその年の作柄の半分を決めるほど重要なもの。健康で丈夫な苗を育てるためには、育苗段階での積算温度の徹底管理が基本ですが、春先の気温の変化には心配がつきまといます。

新潟県指導農業士で新潟山田錦栽培会会長も務める見附市の岩渕忠男さんは、30ヘクタールの圃場に山田錦、コシヒカリ、新之助などを10品種栽培するベテラン農家です。
「育苗は、温度管理と水管理が基本。新潟県は山田錦の北限かと思いますが、ここは天候の影響を大きく受ける地域です。春先の寒い時期には低温障害も発生しますので、育苗には神経を使います」(岩渕さん)

生育を良くする資材があれば試してきたという岩渕さん。今回新たに導入したのが、浸種用の機能水器『苗清水』です。

『苗清水』本体。内部にカートリッジを装着、水栓に接続して使用します。写真右下は『苗清水』のイメージキャラクター

『苗清水』は、三菱ケミカルアグリドリーム株式会社が、グループ内の浄水技術や酒造用仕込み水の技術をベースとして、新たに農業用に開発した製品。カートリッジが入った本体を水栓に接続して使用し、水稲では浸種の水として使います。『苗清水』を通して得られる機能水は浸透性が高く、種子に含まれている発芽や生育を阻害する成分を効率的に取り除きます。さらに、種子に対し穏やかなストレスを与えるように水質調整されているので、植物本来の生命力を目覚めさせ、環境の変動に強い苗を育むことができます。

左が『苗清水』を使用した「あさひの夢」苗。水道水を使用した苗(写真右)に比べ、出根量が多く根張りの良さが確認できます

「化学会社で、なぜ農業用製品?と思われるかもしれませんが、私たちは以前から稲の品種開発や産業用水処理剤・装置、浄水器(クリンスイ)の製造、酒造用の仕込み水プロジェクトなど、米・水・酒に関わる技術開発・事業化に取り組んできました。『苗清水』は、こうした技術とノウハウを基に生まれた製品です」と、農業資材事業部の加進恭裕さんは話します。

『苗清水』の使い方・メカニズムをもっと知る

水道水と比較し、生育が良くなるという結果も

岩渕さんの圃場で、水道水で浸種した苗と『苗清水』で浸種した苗の生育を比べると、その違いは明らかでした。

播種3週間目の山田錦苗の様子。『苗清水』を使用した苗は根量が多く、生育良好であることが分かります

「『苗清水』を使った苗は、水道水と比べて生育が良いです。ただ、『苗清水』だけに頼るのではなく、『苗清水』の特性を生かしつつ私たちも栽培技術を高め、総合的により良い品質を目指していきたい」と、岩渕さんは話します。

岩渕さんは、江戸末期頃から昭和初期まで作られていた幻の酒造米「白藤」の栽培も手掛けています。穂に麦のような白い野毛が付き、丈が長い白藤は栽培が難しく、手間のかかる品種です。
「白藤は古い品種なので穂揃いがあまり良くありません。『苗清水』を使って少しでも良くなればと思っています」(岩渕さん)

『苗清水』を使って育てた白藤の稲穂。長い野毛は古代種の証です

白藤は丁寧に磨かれ、唯一無二の日本酒となります

白藤復活プロジェクトを推進する有限会社エコ・ライス新潟の豊永 有社長は、
「化学肥料のない時代に栽培されていたような古い品種は、現代の栽培技術ではかえって作りにくい面があります。その意味で、“引き算の発想”で水の質に着目した『苗清水』は合っているのかもしれない」と期待を込めます。

『苗清水』の効果をもっと知る

予期せぬトラブルに耐え、収量アップに貢献

同じく見附市の水稲農家、小林仁志さんも『苗清水』ユーザーのひとりです。

「最初は半信半疑でしたが、使ってみると水道水と比べて根張りが良く、穂数も多く育ちます。収量も上がり、設備投資した分はしっかり回収できました。うちでは、水道に『苗清水』をつなぎ、『苗清水』処理水を300リットルほどのタンクに貯め、必要な時に適宜汲んで使っています。カートリッジの交換も簡単で使いやすいですね」(小林さん)

『苗清水』を使った区は籾数、重量ともに多く、収量が増える結果となりました

小林さんの圃場では一昨年、予期せぬトラブルに見舞われたものの、『苗清水』を使った区域だけは被害を克服できたそうです。
「水道水で浸種した区域は復活しなかったので、『苗清水』でリカバリーできた感じがします」と、当時を振り返ります。

あの銘酒を醸す酒米にも『苗清水』

銘酒「獺祭」の蔵元として名高い旭酒造株式会社(山口県)で使われる酒米をはじめ、酒米品種を主として160ヘクタールの圃場を作付する有限会社国定農産(岡山県)でも、『苗清水』が使われています。

西日本有数の規模で圃場拡大を続ける同社が目指すのは、安心安全で付加価値の高い農業。農地が広大とはいえ、効率的に安いものを作る農業ではなく、品質と生産性を両立した農業を目指す法人です。社長の国定豪さんは、農業に従事して40年以上。これまでにも様々な農業資材を試してみたものの、はっきりと効果を実感できるものにはなかなか出会えませんでした。

山田錦の生育推移比較。特に定植後の葉の茂、初期分けつに大きな差が見られました

「『苗清水』も、使い始める前は『水道水をフィルターに通すだけで効果があるのか…?』と疑問でしたが、田植え後に苗を抜いて比較すると、『苗清水』で浸種した苗は水道水で浸種した苗と違って根の量が目に見えて多かった。根がしっかり張って、しっかり伸びるのは、作物の生長の基本。そこに働きかけてくれるのは良いですね」(国定さん)

160ヘクタールを作付する国定農産では、『苗清水』を2台導入。導入以降、反収は地域の平均を上回っています。水道水で浸種していた頃と比べて、『苗清水』導入後は水の使用量もきちんと管理するようになり、コスト意識も高まったそうです。

「『苗清水』のような製品は他に取り扱ったことがないですが、三菱ケミカルアグリドリームさんとは50年来の付き合いがあるので、信頼感はありますね。これから更に導入が広がっていくと思います」と、農業資材の販売を手掛ける山陽化成株式会社の藤田睦人課長も期待を寄せます。

『苗清水』のほかの導入事例を見る

生産者毎の水質分析と生育状態の測定で、最適な使い方を個別にアドバイス

『苗清水』のカートリッジ1本で使える水量は、地域や取水源により水質が異なります。できるだけリーズナブルに正しく使って効果を実感してもらえるように、三菱ケミカルアグリドリームでは、使用する原水の成分を個別に分析したり、育苗・定植後の生育状態を測定したりするなど、サポートも充実しています。

「漠然と“良い水”だと言われてきた水が、育苗に向いているとは限りません。科学的に調べてみると意外な結果が出ることもあり、生産者のみなさんには水質分析の結果も興味深く見ていただいています。製品を売って終わりではなく、価格以上の価値を感じ取っていただけるようにフォローし、生産者のみなさんと一緒に生長を見守っていきます」と、加進さんは話します。

たかが水、されど水。種子が最初に出合う「目覚めの水」に着目した『苗清水』を活用して、生育状況をベースアップしてみてはいかがでしょうか。

お問い合わせ

三菱ケミカルアグリドリーム株式会社 農業資材営業部
東京都中央区日本橋本石町一丁目2番2号
三菱ケミカル日本橋ビル
『苗清水』の詳細はこちら
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