旅とデザイン 京都から世界へ・・・:リノベーション
リノベーション
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国内外を旅をしながら、デザインとブランディングで各地のみなさまのお役に立つことを目的とした事務所です。デザインが人々にとって価値があるように、またデザインさせて頂いた地域が元気になることを心がけています。
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2024
Sun, 24 Mar 2024 10:30:16 +0900
2024-03-24T10:30:16+09:00
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2013-06-01T12:00:00+00:00
旅とデザイン 京都から世界へ・・・
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60歳からのリノベーションのススメ
http://abond.exblog.jp/30866677/
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リフォームでない方が良い
以前から60歳以上の方からの改修工事の設計依頼を頂きますが、最近無料相談会で60代以上の方からのご相談が多く、課題も共通しているので、60歳以上の改修工事での注意点含め、残しておきたいと思います。
よくリフォームとリノベーションを同意語として使われる場面に出会いますが、アトリエボンドでお伝えする時は、以下のようにご説明します。
リフォーム : 新築の状態を100と数値化すると、経年変化によって、建物の状態と価値(不動産価値とは違う)が50になってしまった状態を、より100に近づけるように手直しすること。
リノベーション : 新築の状態を100とし、劣化によりその数値が50になった状態を100に戻すのではなく、全く違う価値観(数値化できない)のものに変える行為。
人間の身体と同じ
人間と同じく家も歳を取ります。リフォームとリノベーションを人間の身体に例えると、リフォームは歳を重ねて皮膚がたるみ、シワになったものを目立たなくする所謂『アンチエイジング』のような感覚に近いと思います。
リノベーションは、曲がった背骨をまっすぐにしたり、歩けなくなった股関節を人工関節にして、走れるようになるような(身体だと非現実的)、外科的手術を含むようなものです。なので、間取り変更の事をリノベーションという人がいます。
家を触るタイミング
これまでの経験上家を触るタイミングは3回あります。
1回目 : 新築時
2回目 : 60代(定年退職がきっかけ)
3回目 : 要介護時(1人で生活し辛くなる時)
意外に多いのが60代(この辺)で改装した人の住まいを、10年以内に更に数百万円以上かけて改装することがあります。
新築時は理想を描いて住まいを作られますが、60代では古くなったので、改装されることが多いです。
70代以上では、身体の衰えによる不便さ不自由さから、介護保険以上(介護保険では賄いきれない)の金額で改修工事をされます。70代以上での改修工事は意外に費用がかかります。
将来を想定して改修提案します。
アトリエボンドでは、介護施設のデザインやコンサルティングを行ってきた実績があり、また障害を負われて身体が動かなくなった方の住まいも経験しております。それらの経験により、これから想定される身体の衰えや環境変化に応じたデザインのご提案を致します。
介護視点や機能的だけではつまらない
身体の衰えは仕方ないにしても、精神的な衰えは多少コントロール出来ます。趣味や好きな事を取り入れたデザインをご提案致します。
気持ちを明るく、社会とのつながりを持ち続けることで、よりアンチエイジングとしての住まいに効果があると考えております。
60代のリノベーションのススメ
60代のご夫婦、単身、二(三)世帯に共通する事で、このタイミングでリノベーションされる方にオススメしている内容を以下に(優先順位と共に)挙げます。
寝室内にトイレを設置(優先度 : 大)
60代以上の方にお聞きすると、多い方で寝ている間に3回トイレに行かれるそうです。少ない方でも1回は起きてトイレに行かれるため、歳を重ねられると更に頻度が上がり、必須とお考え下さい。しかし最も躊躇されるので、使いやすさや快適性を含めデザイン致します。
⭐︎浴室も隣に再配置される事をお勧めします。
住まい全体の断熱性能の向上(優先度 : 大)
歳を重ねられると寒さにも敏感になられます。浴室でのヒートショックによる急死は有名な話で、年間1.9万人、交通事故死亡者の約3倍と言われています。ヒートショック対策も必要ですが、体温が下がる事で様々な病気を引き起こしやすくなると言われています。
また年金のみで生活されている方は、将来の光熱費を気にされる方が多く、床、壁、天井を断熱するだけで、将来の光熱費を大幅に抑えることも可能です。
減築(優先度 : 小)
ご予算に余裕がある方にご提案することが多いのですが、特に地方の田舎では、ご夫婦2人暮らしで使っていない部屋が2〜3あったりします。特に2階にある場合は、余計な荷重が建物に掛かったり、使っていないのに、屋根や外壁の修繕もしなければならず、それだけで数百万円の改修費が必要になることがあります。タイミングやご予算によって減築する事で、より快適に明るく住みやすい住まいをご提案出来ます。
手すり等を想定(優先度 : 大)
手すりは本当に必要になった時に取り付ける事をお勧めします。お世話になっているケアマネージャーやヘルパーにご相談して介護保険を活用して工事される事をオススメしますが、いざつける時に下地がないという事が多々あります。そうならないように壁に下地を入れておく事で、いざ手すりが必要になった時にスムーズに工事が行えます。(事前に位置と高さの想定が必要)
外回りを修繕する(優先度 : 中)
こちらも資金に余裕がある方なら間違いなくしてもらいたい工事です。壁と屋根の葺き・張替え若しくは塗り替え、サッシも出来れば気密・断熱性能の高いものに入れ替えた方が良いでしょう。全体のサッシが無理であれば、リビングや寝室、お風呂など生活する上で必要な箇所に絞って入れ替えされる事をオススメします(サッシを変える場合、断熱工事も必須)。60歳から20年手入れしなくて良いと考えると、60代のタイミングで改修される方が良いでしょう。
以上のように、60代でのリノベーションは判断が非常に重要になります。今の60代の方は皆さん元気でお若いので、先々の事を考えて出来るだけ費用を抑えて・・・、とお考えの方もいらっしゃいますが、費用を抑えたつもりが数年後や10年以内に更に数百万円支払う事になると、非常に無駄も多く、重複する工事もあるため費用ももったいない。これまでもそういう改修工事を何度も経験しました。
第二の人生を楽しく豊かに暮らすためにも、少し踏み込んでリノベーションについてお考え下さい。ご不明な点はアトリエボンドに是非お問合せ下さい。
新築一戸建て、中古住宅リノベーションをお考えの方は京都、広島、九州、住宅デザインをご覧下さい。
その他店舗デザインもブランディングにもお応え出来ます。京都、福山、熊本、デザインをご覧下さい。
アトリエボンドの事業は京都府の承認を頂いた事業です。
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お問合せ先
設計事務所アトリエボンド
〒601-8439
京都市南区西九条開ヶ町125-1 メディナ東寺406号室
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リノベーション
atelier-bond
Sun, 24 Mar 2024 00:54:15 +0900
2024-03-24T00:54:15+09:00
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スキップフロアへのリノベーション
http://abond.exblog.jp/29089820/
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大手術でした。
以前、築10年の住宅にお住まいの、住まい手さんからご相談頂き、大手術の様なリノベーションをした事があります。施主のお母様から『ここは有名な宮大工さんに頼んで建てたんですよ』と言われていたのですが、どう見てもそんな住まいに見えず、解体するととんでもない欠陥住宅でした。
欠陥住宅をリノベーション
こちらの住宅の欠陥は、
○雨漏り
○白蟻
○構造材の違法な欠損
その他細かな点でも欠陥があり、10年しか経っていないのに酷い状況でした。
10年でここまで!
因みにこの写真は3階まで通っている、通し柱です。
雨漏りと白蟻でこんなことになり、腐って膨張して外壁を押してしまい、外壁が反り出すまでに。
徹底的な調査
外壁、屋根、床、全てバラして欠陥部分を確認。そして構造設計に回し、構造計算した後、基礎から柱、梁を補強し、外壁も全てやりかえました。
超難問!
そして住まい手からの希望として、
この欠陥住宅をスキップフロアにして欲しいという超難問を頂いてました。構造担当者と何度も打ち合わせを重ね、強引ですがスキップフロアにする方法を見つけ、建て替えせずにコストを抑えてリノベーションすることになりました。
不足も補いました。
断熱も全く足りてなかったので、雨漏りによる漏水でボロボロになった断熱材を交換して、スキップフロアにするだけでなく、安心にそして快適に住んで頂ける工事にしました。
リノベーション後の住まい。
以前とまったく形を変えて、新築した様に綺麗になりました。北向の3階建てですが、明るく住んで頂けるよう様々な工夫をしました。
スキップフロア
もちろんスキップに仕上がっています。リビングとキッチンは同じレベルに。ダイニングのみ一段下げて、階をズラしました。
非常に複雑なスキップフロア
下から見上げるとこんな感じです。階段は鉄骨で作り、非常にアクロバティックなスキップになっています。多少工期はかかりましたが、建て替えするより無駄なコストを使わずに完成しました。
スキップフロアは通常の建て方よりも、構造の負担がかかりますし、費用も割高になりますが、狭小地では階をズラすことで上下に視線の抜けが出来て、広がりを感じられます。今回の様にリノベーションで無理やりなスキップフロアはあまりオススメしませんが、出来なくはありませんし、もちろん安全に安心してお住まい頂けます。戸建てのリノベーションは技術も必要ですが、経験豊富なアトリエボンド にお任せ下さい。
京都府亀岡市を中心に全国で新築一戸建て住宅、中古住宅のリノベーションデザインをしています。大阪や関西はもちろん、全国各地で住まいづくりのお手伝いをさせて頂いております。
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リノベーション
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Sat, 11 Jul 2020 02:24:51 +0900
2020-07-11T02:24:51+09:00
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住まいへの夢
http://abond.exblog.jp/21993858/
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住まいへの夢は大きく持って欲しい。そしてそれを叶えてあげたい。日々そう思ってデザインしています。特に住まいに関しては、快適な住まい環境が変わることで、性格も生活も、人生も変わると思っています。自分自身夢に描いていた理想の空間を手にした事で、人生が大きく変わりました。だから住まいにはトコトン拘って頂きたいのです。
人生を変えた一冊。確か二十歳になる前に書店で見つけた写真集。『LOFTS』。ロフトとは建物の最上階または屋根裏にある部屋のことで、天井の下でなく直接屋根の下にあり、倉庫などに使われる。こうしたロフトを住居用に改造した、天井の高い空間を備えた集合住宅は「ロフト・アパートメント」と呼ばれており、NYやロンドン、パリ等の古いアパートの限られた空間を上手く利用して若者が住むスタイルが20年以上前に流行りました。
意外に天井が高く明るい開放的な空間。キチンと職人の手によって作られたというより、ちょっとザックリとした感じがいい。
自分たちで作り上げた、自分たちのスタイル。そんなスタイルにずっと憧れていました。むしろ新築の綺麗さよりも限られた環境をうまくアレンジし、同じ建物でも隣とは違う自分のスタイルを模索しつつ、憧れを抱いていました。
戸村自邸:そしてそう強く願った結果、3年前に築50年以上の平屋をリノベーションしました。15坪の小さな住居ですが、そこに憧れのLOFTも作り、自分だけの隠れ家のような、秘密基地のような住まいを手に入れました。住宅街ですが、平屋で広い屋根付きのデッキを作り、明るく開放的な空間に隣接してリビングとダイニング、キッチンを配置。料理が大好きなので、オリジナルキッチンをデザインし、製作しました。
そしてベッドルームはダイニングとキッチンの上に作り、憧れのLOFT生活。月明かりがこぼれる天窓を付けて、月夜には部屋が青色に染まり、ぼんやりとした青い時間を楽しんでいます。けっして機能的にも便利な訳ではありませんが、便利な空間がいいとも思いません。不便をそう思わせない強い想いを優先的にカタチにしました。
学生の頃から抱いていた理想の住まい。子供の頃から憧れていたNYのLOFTのような住まい。その空間を手にした瞬間から人生が変わりました。毎日の目覚めも気持ちよく、何をするにもやる気が生まれる。外食が多かった生活が、毎日疲れていても料理を作りたくなるキッチン。決して広くはないけど『さわら』の木に囲まれた、温泉のような寛ぎのバスルーム。全てが理想の空間です。今一番好きな時間は、『デッキを眺めながらソファに腰掛け、美味しいコーヒーを楽しんでいる時間です。』
そんな夢の住まいを是非手に入れて下さい!!!
新田フラット
LoftsMarcus Field Mark IrvingLaurence King Publishingスコア:
京都府向日市を中心に全国で新築一戸建て住宅、中古住宅のリノベーションデザインをしています。大阪や関西はもちろん、全国各地で住まいづくりのお手伝いをさせて頂いております。
向日市で新築一戸建て、中古住宅リノベーションをお考えの方は京都、福山、熊本、住宅デザインをご覧下さい。
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アトリエボンドへのご依頼やご相談はアトリエボンド お問い合わせまで。
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リノベーション
atelier-bond
Wed, 14 May 2014 23:39:41 +0900
2014-05-14T23:39:41+09:00
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設計事務所に土地を探してもらおう!
http://abond.exblog.jp/20757662/
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土地選びや古家付きの土地や中古マンションを新築やリノベーションするとき、設計事務所に建物を見てもらっていますか?もちろん不動産業者に見て頂いている方は多いと思いますが、不動産業者では建物の構造やリノベーションに必要な金額等は算出出来ません。またリノベーションを本当の意味で理解している人も多くないからです(経験談)。
今日は住宅の相談者と一緒に検討中の物件を見て参りました。築年数も40年を超えているため、細かな部分の検討が必要でした。構造はさほど問題なかったのですが、2方が隣地境界と隣接しているため、そこが頭の痛い部分です。
そこで
リノベーションする意味をまとめると
○間取りを自由に変えられる。
○構造の補強が出来るので、新築並みに建物を延命させる事が出来る。
○建物のいい部分(歴史や思い出、材料等)を残しながら、新しく出来る。
○新築にはない古い家の価値を感じられる。
など。
様々な意味がありますが、
メリットだけでなく、デメリットがある事も頭に入れておきましょう。
そしてリノベーションは決して安くありません。間取りを変えるという事は、構造を触ることが多いため費用も想像以上にかかりますが、建て替えよりはかからないと思います。しかし『古い=悪い』ということではありません。新築以上の価値ある改善方法だと思います。
また設計事務所に売買契約前に見てもらうメリットとは?
☆建物の現状が把握出来る。
☆リノベーションの費用が効果的に使える。
☆土地や環境、コストを考慮したバランスの良い住まいになる。
☆購入後の計画がスムーズにいく
ごく稀に土地探しで失敗する方がいらっしゃいます。
安いと思って購入すると軟弱地盤で想像以上に費用がかかってしまったり、理想を描いていた住まいにする事が出来ない等、考えていた事が実現出来ないなど後悔だけが残る場合があります。
以上のような理由から、土地や古家付きの土地、中古マンションを購入される前に、設計事務所に立ち会ってもらうのも失敗しない住まいづくりにつながると思います。是非契約まえにアトリエボンドにご相談下さい(ご相談は無料ですが、物件調査は有料となります。)。
リノベーションの事例は京都 リノベーションをご覧下さい。
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リノベーション
atelier-bond
Sat, 06 Jul 2013 00:42:14 +0900
2013-07-06T00:42:14+09:00
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失敗しない!賢くリノベーションする方法!
http://abond.exblog.jp/20599528/
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リノベーションに対する一般の方の興味が高まって来ています。
新築でもない、リフォームでもない。リノベーションって何?という方もいらっしゃる中、リノベーションの認知度が上がって来ています。リノベーションとは様々な認識があると思いますが、アトリエボンドでは『価値を転換する』とご説明しています。ではその『価値を転換する』とはどういう事でしょうか?
例えば20代で訳もわからず親に勧められるように家を買い、子供を産み、育て、子供が自立をして気が付けば30年。定年を前に痛んでしまった住まいを改装する場合、20代では子供を育てる事を中心に住まいを考えます。勉強する部屋・環境。家族の人数が多ければ、それだけ必要となる面積が多い。しかし、子供が独立した住まいには定年間近な夫婦2人、もしくはどちらかの両親か親のどちらか、もちろん介護が必要な状態。そんな夫婦が生活するには、20代の時と当然価値観が違います。その価値を20代から60代〜の生活をイメージして備える事が必要です。『価値の転換』が必要となります。
また建売住宅や分譲マンション等、ある意味『与えられる空間』に納得いかない人が古いマンションや中古住宅を安く買って、自分たちの生活に合わせた住まいを手に入れるためにリノベーションする方が増えています。それも住宅を選択するという『価値の転換』だと思います。
またご年配の方では未だに『古い=悪い』という考えをお持ちの方がいらっしゃいますが、リノベーションが普及する前から、『構造補強して建物を延命させる』という考え方はありました。それもまさに既存の『価値を転換』しています。
ですからリノベーションというのは、カタチ(間取り)を変えるという事ではなく、『価値を転換する』という事なんです。
そしてそのリノベーションをするに当たって大切な事をいくつかご提案します。
リノベーション前に
1、何故リノベーションするのか?
リノベーションは『価値の転換』です。何故リノベーションをしたいのか?目的を明確に持って下さい。それは『収納を増やしたい』等の部分的な意味ではなく、例えば『余生は趣味を活かして生活をしたい!』や『友人・知人を自宅に招いてホームパーティが出来る家にしたい』等、大きな意味での目的です。簡単に言うと、『この目的だけは何があっても叶えたい!』というものです。
2、今現在の住まいの問題点をあげる。
リノベーションは『価値の転換』と共に、問題の改善をしなければ意味がありません。現在のお住まいの問題をリノベーションする事によって改善し、目的を達成しましょう。
3、費用はかかります。
リノベーションは予想以上に費用がかかります。みなさん驚かれますが、30年暮らした住まいであれば、もう30年持たせたいですよね?そのための費用だと思って下さい。そうなれば建て替えた方が安くなると思われがちですが、建て替えれば『解体撤去費用』『造成費用』『登記費用』等、リノベーション以上に費用がかかります。
4、広さで考えない。
『寝室は10帖ほど必要で〜』という方がいらっしゃいますが、『広さ=金額』です。『坪単価』と言われるように、広くなれば金額はかかると思って下さい。広さで考える方ほど、その広さの根拠が曖昧だったりします。『広さではなく、目的』で考えて下さい。
5、兼ねるという考え方が重要
『収納』『書斎』『廊下』・・・など、それぞれの用途を別々に考えるのではなく、『兼用』という考え方が重要です。廊下兼用のフリースペースでパソコンや読書が出来るスペースを作れば、一人で使うような書斎より、家族で兼用も出来て、スペースも兼用出来るので、広さもコストも削減出来ます。
リノベーションで大切なのは、『価値を転換する』こと。今までの考え方を疑問視してみる事も重要です。専門家に相談する前に上記に沿って『何故リノベーションするのか?』を考えて下さい。
リノベーションは現場を読む能力が必要です。
ここからはどこに頼むのか?というよくあるお悩みに対してのご提案です。
1、リノベーションは『物件数』より『現場の経験値』が大切!
最近は流行のように不動産でもハウスメーカーでも『リノベーション』という言葉を使いますが、リノベーションは構造も伴うことから、リノベーションの『物件数』をこなしている営業マンより、リノベーションの『現場数』をこなしている設計事務所や工務店に依頼する方が、失敗しないコツだと思います。
2、リノベーションは計画以上に現場の状況が重要です。
リノベーションをする際、全てを解体して内部を現した状態から、計画出来ることは皆無です。通常であればお住まいの状態から見えない床下、壁中、天井裏を調査・予想しながら計画していきます。ですからこれを『営業マン』が把握することは難しいのです。もともと計画していても、それを100%実現出来るかどうか?既存の状態を見極めて決めていきます。より100%実現出来るように計画するのも、経験値が問われます。ですから計画よりも現場の状況が重要なのです。
3、現場を見せてもらえる業者に依頼する。
リノベーションをするメリットは、これまで住んで来た住まいの状況を目で確認出来ることです。そしてリノベーション後も安心して住まえるかどうか?それをご自分の目で確認する事が重要です。なので、現場を確認させてくれないような業者には絶対に頼まない事をオススメします。アトリエボンドは一緒に確認して頂ける方でないと、依頼を受けません。
4、追加工事を覚悟しておく。
リノベーションは経験のある設計者や現場経験者でも予想出来ない事がたくさんあります。例えばドクターがレントゲンやCT、エコー等、体の内部を把握出来るモノがなく、触診だけでガンを見極めて、適切に処置が出来るでしょうか?それも経験値によりますが、それと同じ事がリノベーションではおこります。解体してみて予想もしなかった事がたくさんあります。その時に見積りに入ってなかったからと言って放っておけるものであればいいのですが、中には絶対に今直さないといけない事もあります。その時は設計者や現場担当者の説明を聞いて、納得して追加費用を払い、工事をしてもらいましょう。なので、リノベーションには余裕をもった予算配分が重要です。
5、戸建て住宅では構造を、マンションでは音に要注意!
戸建てをリノベーションする際、木造では雨漏りや蟻害や腐朽菌による木材の劣化状況を、鉄骨では鉄部の錆やボルト等のゆるみ、RCでは鉄筋の錆やコンクリートの劣化具合など、戸建てでは構造部分に影響がないか?を重要に調査する必要と改善する必要があります。
またマンションリノベーションでは、最近は天井や壁のコンクリートをむき出しにする事が『カッコイイ』と捉えられがちですが、天井や壁をむき出しにしておこる問題として、『音』があります。上下左右の住戸からの音、特に天井の上部の部屋の音が配管を伝って聞こえる可能性があります。また汚水や雑排水の配管が自分の生活空間に露出してしまう可能性もあるので、その辺を考慮して計画しましょう。
リノベーションは『価値を転換する』
いいリノベーションは、新築を建てるより、新築を買うよりも大きな価値があると思います。それはこれまでの『問題を解決』し、『新たな価値を創造出来る』からです。安易に『リノベーションより建て替え』を選択される方がいらっしゃいますが、それはある意味無駄な事が多いと思います。しかし、時代の流れに乗って、安易にリノベーションする事も危険があります。
リノベーションは『価値を転換する』必要があります。これからの生活を想像して、これから創る新たな生活のイメージを明確に持ちましょう!そうすればあとは、信頼出来る設計者や施工業者と出会うだけです!
是非リノベーションを楽しんで頂き、素敵な空間と生活を手に入れて頂きたいと思います。アトリエボンドではこれからリノベーションをお考えの方にご安心頂けるようなご提案をして、サポートして参りたいと思います。
アトリエボンドではこれまで、住宅・店舗のリノベーションを含め、20件以上のリノベーションの経験があります。30年以上の建物はもちろん、100年を超える町家や200年を超す民家のリノベーションも携わって参りました。古い建物をリノベーションした経験から、追加工事もこれまでほとんど行わずに住むような計画が出来ています。これからリノベーションをお考えの方は是非アトリエボンドにお任せ下さい!
リノベーションの事例は京都 リノベーションをご覧下さい。
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Mon, 03 Jun 2013 22:53:45 +0900
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