そもそも今使えるブラウザゲー環境ってなにがあるの - ABAの日誌

そもそも今使えるブラウザゲー環境ってなにがあるの

ここ最近はいろんなブラウザゲー環境を試してみて、それぞれどんな良いとこ悪いとこがあるかどうかを調べてた。Flashで作ったものはwonderfl (http://wonderfl.net/user/ABA/codes)やKongregate (http://www.kongregate.com/accounts/abagames)へ、JavaScriptで作ったものはjsdo.it (http://jsdo.it/abagames)へ投げた。Unityは大昔にちょっと触っただけ (http://d.hatena.ne.jp/ABA/searchdiary?word=unity)。

この辺を触った際のごく個人的な印象に基づいて、それぞれの環境の良し悪しを考えると以下のようになる。触ったことない環境は想像。そこは違うぞ、という点があれば教えていただけると助かります。

Flash

いいとこ
  • ActionScriptは非常に書きやすい。そのActionScriptを書くだけでゲーム開発が完結できる
  • 比較的安定したフレームレート、オーディオハンドリング
  • 圧倒的なプラグイン普及率
わるいとこ
  • モバイルデバイスのブラウザ上では動かない。AIRでなんとかして
  • Stage3Dを使った3Dの扱いがローレベルで若干面倒
  • ジョイスティック未対応

JavaScript+HTML5

いいとこ
わるいとこ

Unity

いいとこ
  • ジョイスティックが使える
  • ゲーム専用だけあってフレームレート/オーディオ/3D管理はこなれている
  • 物理/パーティクルなど豊富なゲーム向け機能が簡単に活用可能
  • 様々なプラットフォーム上で動作
わるいとこ
  • ソースコードを書くだけでは開発が完結しない。いやその分非常に優れたアセットマネジメントエディタがあるんだけど、私がちょっとしたもの作る場合だと邪魔なんだよね
  • ブラウザ用プラグインの普及率はおそらくまだ低い

NaCL (Native Client)

いいとこ
  • 高いパフォーマンス
  • SDLユーザーは開発がやりやすい?
わるいこと
  • Chromeでしか動かん
  • 新しすぎてドキュメントがあまりない

そのほかにも将来的にはWebKitJavaScript以外の言語が動くようになるとか (http://www.infoq.com/jp/news/2011/12/google-webkit-dart-multi-vm)、ストリーミングゲームがChromeで動くとか (http://jp.techcrunch.com/archives/20111124chrome-getting-native-gamepad-webcam-and-webrtc-support-in-early-2012/)、いろんな話があるけど現状あんまり考えなくてもいいよね。