23/06/15 生態系鎖国はいつまで続くのか | MALTCLUB

23/06/15 生態系鎖国はいつまで続くのか

アメリカザリガニの条件付き特定外来生物指定というのがどうもしっくりこない。
まー、釣りをしてキャッチアンドリリースでもいいし、家で飼育してもいいよとは
いうものの、それを逃がしたら罰則よ、という内容なのだが、これでザリガニ捕りも
ザリガニ釣りも「ザリガニ」という言葉も敷居が高くなってしまった。
6月以降、近所の子供たちの網をもって田んぼの用水路に立つ姿が見えなくなった。
学校なり親なりからなんらかの「注意」や「悪いこと」という吹き込みがあったん
だろうとは容易に想像はつく。

これでしばらく全国の多くのザリガニ達は当局、関係者の思惑とは別に「安泰」だ。
子供たちの小さいが数多い「採集圧」がなくなったのだから安心して繁殖ができる。
ニュースになるような大規模な採集や捕殺は数少ない生態系原理主義者がやるだけで
日本全体の0コンマ以下の生息場所でしかない。

アメリカザリガニの条件付き特定外来生物指定は意味がないどころか、逆効果で
しかないと予想する。ザリガニは増えることだろう。

というか、この国際的にモノの行き来が激しい時代、小さな植物や昆虫はもとより
大型動物でさえ住環境にマッチすれば、ニッチする余地があれば入り込んだ要因問わず
分布は広げられるようになっている。これも時代の移り変わりだと思うのだが
いつまでも変わらないものを求める人がいて、日本在来種というもののそれがいつから
日本にいて在来種という言葉に定義されるようになったのかもあやふや、あいまいな
まま。なんとなく昔からいたから在来種ね、在来種ならいいよ外来種アウトね、って
いう感じの人がなんと多いことか。

この頃はコイでさえ外来種扱いでTVの番組で捕殺されてる。コイもザリガニも
50年前を考えても普通に日本にいて、子供の遊び相手になっていたよ。

自分の家のまわりを見てみれば、少なくとも江戸時代にはなかった、いなかった花や
植物で溢れている。食卓も日本のものではあっても在来の果物ではなく品種改良や
外国からの持ち込みのフルーツや野菜で溢れている。

内水面でも外来種や国内移植種の矛盾が酷い。人間の役に立てば外来種OK、国内での
移植もOKで、ワカサギ、ニジマス、アユなどで利益を上げ、その反面、それらの保護
でバス駆除だのブラウントラウト駆除だのと騒ぐ。

まっすぐな現実を見て、言葉だけの生態系鎖国なんてもうやめたら、と思うのだが。
動物どころか、困っている難民でさえも受け入れたがらない日本だから、まだまだか。

テーマ : 今日のつぶやき
ジャンル : ブログ

tag : 生態系鎖国ザリガニコイ難民在来種外来種特定外来生物

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