2024.10 パリ＆ブリュッセルのんびり一人旅③フォンテーヌブロー宮殿、フレデリックカッセル、ロダン美術館、ナポレオンのお墓そして豪雨

今日は昨日と打って変わって雨予報。
朝8時はまだこの暗さ、ヨーロッパの時間設定は少しおかしいと思う。

リヨン駅へ行くためにホテル近くからバスに乗ります。

朝8時とは思えない暗さ、人通りの少ないこと！

朝なので通勤通学ラッシュかと思ったらバスはがらがら。
道が空いているせいか、バスは順調に来ました。

リヨン駅でバスを降りると目の前にこの建物が。
思わず駅かと思い入りそうになりましたが、会社だと思う....。
地下鉄のオフィスかな。

そこから道を渡ってリヨン駅に入るとそこは私の思っているリヨン駅じゃない！

私の乗ったバスで行くとホーム地下階から入ってしまうようで、ここはどこ？と地味に焦る。
ここはリヨン駅なのかはたまた別の場所なのか...。
結局この階段を登れば普通にホームでした。

ホームでもう一度フォンテーヌブロー行きかしっかりと確認。
それにしてもここまでのところ、google mapの経路検索はかなり正確。
google mapで行きたい場所に旗を立てているので、そこから経路検索ができるのはやはり便利。

そしてこの電車に乗り込みます。
こういう瞬間がとってもときめく。

2階席へ。可愛らしくて綺麗な車内。
途中までは向かい側に人がいて、ガラガラって感じではなかった。

途中電波を拾わない地域もあったけれど、google mapを見ながら正しい方向に進んでいることを確認。

フォンテーヌブローでは大勢の人が降ります。

改札をでるとバス乗り場への案内がこんな感じで地面にある。
確かジヴェルニーへ行った時も同じ案内があったはず。

バスはすぐに来て殆どの人が同じバスに乗りました。
でもみんな宮殿の手前でばらばらに降りていったので観光客ってわけではなさそう。他に学校でもあったのかもしれません。

バス停で降ります、こじんまりとした可愛らしい街。
天気が良ければもう少し可愛らしかったのに。

目の前に宮殿の入り口が。

ここで降りたのは私だけ、どして？

1年半待ってやっと来ることができました。

宮殿裏側のお庭を抜けます。
裏側でもとても美しい庭です。

中庭にでました。
写真右側が門でそちらに違う駅からのバスが来ているよう。
駅の真ん前までくるバスなので、そちらを使う人の方が多いのかも。

ここは歴代の王が狩猟場として利用し、革命後ナポレオンが居城しました。

ナポレオン１世がエルバ島へ流刑される時、臣下に別れの挨拶をした「別れの中庭」です。

そう聞くとなんだかこの階段も悲しげに見える、天気のせいでしょうか。
何があったのか詳しくは知らないけれど、頑張ったのに結局流刑って....。

宮殿の見学用入り口からの景色。
ここはフランスルネッサンスの傑作と言われているそうです。

10時のオープンと同時に来ましたが３組待っているだけで、とっても静か。
みんなベルサイユ宮殿へ行ってしまうのでしょう。

ホーンテッドマンションみたいな長い廊下、ということは結構見学に歩きました。

最初にナポレオン１世美術館があり、家具や武器などが展示してありました。

この時点でナポレオンにそれほど思い入れはなかったので軽く見学。

家族の似顔絵入り食器もありました。今も写真をマグカップにプリントしたりするので、昔から人間のやりたいことは変わらないのだな～などと感心しながら

子供部屋

赤ちゃん用のベッドも豪華です。

12世紀から19世紀まで800年も歴代のフランス王の居城として使われていたので、とても豪華。

フランス革命の後、王の力を弱めるためにほとんどのものが売られたそうですが

ナポレオン１世によって蘇ったそうです。
余りに豪華でどれがナポレオンの寝室で、どれがマリーアントワネットのための寝室なのか見ている時はわからなくなり、肝心の２部屋の写真がありません。

このレベルの部屋が延々と続くので訳がわからなくなり、後であ～あれがナポレオンの寝室だったのか～という感じ。

三位一体礼拝堂

ここは息をのむほど美しかった、他に誰もいなくて貸切です。

フランソワ１世の回廊

この場所の装飾はイタリアから招かれた画家によって手がけられたルネサンスの最高傑作と言われているそうです。

扉の装飾も見事です、私の他には誰もいなくてちょっと怖い。

天井まで丁寧に装飾されています。

特別展が開催されていました。

このタペストリーは

この絵が元になったようです。

絵とタペストリーが同時に展示されていました。

舞踏会の広間
豪華な天井とフレスコ画に圧倒されました。

実際はとても大きな暖炉、当時はさぞかし華やかな舞踏会が繰り広げられたのでしょう。
両隣の扉と比較すると暖炉がいかに大きいかが分かります。

これが舞踏会の広間の全貌

ディアナの回廊
長さが80メートルもあり場内で最も長い回廊です。
狩猟場だったので狩猟の女神ディアナが天井に描かれています。

ここはかつて王の寝室でしたが、ナポレオン１世によって王座の間にかえられました、フランスに現存する唯一のナポレオンの王座ということです。

最後に圧巻の三位一体礼拝堂

ここはベルサイユ宮殿とは歴史的な意味が全く違うけれど、時間がある人には是非ともお勧めしたい場所です。
ベルサイユは混んでいるから代わりにここへ行くというのはちょっと違うとは思うけれど。

お庭に出てみたけれど、何しろ雨で寒い。
昨日あまりに暑かったので、薄着で来てしまいました、ホテルにはスカーフも暖かいカーディガンもあるのに....。

昨日Tシャツを探し回っていた私は何だったんだろう。

庭園は諦めて、街へ繰り出します。

が、雨でテンション下がる。

王の狩猟場を中心に街が栄えたそう。

とっても可愛い街。

お茶屋さんや

お肉屋さんも何だか可愛らしい。
お店の名前がナポレオン

目的はフレデリックカッセルでお茶すること。

このお店はフォンテーヌブローが本店で日本には銀座三越にお店がある、でも週末ともなると行列なので「いつか本店で食べよう」とずっと虎視眈々と狙っていました。

小さなカフェ、座席はこれだけ。

チョコレートやマカロンが売っていますが、こことは別に大きなお店があるので買い物はそちらでするつもり

紅茶もケーキもとても美味しかった！

このカフェも最後まで貸切でのんびり、ゆったりとお茶とケーキを堪能。
ケーキが５ユーロだったのでちょっとお値打ちでびっくり、ピエールエルメだと10ユーロくらいする。

やっと来ることができたので、アップでもう一枚。

ケーキの種類はこんな感じでした。
今思えば頑張って２つ食べればよかった、Addictionなんて名前のケーキは魅力的すぎる。

向かい側のお花屋さんも可愛いけれども、何しろ雨で寒い。

さっさと買い物をすませて、パリへ戻りスカーフを巻かないともう無理でした。

お天気が良ければもう少し散策したかった。

歩いてすぐのところにフレデリックカッセルの大きなお店があります、ここはイートインはできないけれど、お惣菜やパンも売っています。

美味しそうなパンも購入しました。

フレデリックカッセルでの購入品。
右下のチョコレートは10ユーロ、日本の公式サイトではほぼ同じものが4698円。

この旅で最ももっと買えばよかった品の１つだけど、このレベルのショコラになるとどれも美味しいのでまぁ格別...という感じではないかも。

でもお土産にしたならとっても喜ばれただろう１品ではありました。
パリより少し物価が安かった気がする。

駅までバスで戻りパリ行きの電車を待ちます。

このバスもNavigoセメーヌで乗ることができる！

地方の寂しい駅ですが、パリ行きの電車には大勢の人が乗り込みました。

雨は相変わらず降っている、観光地での天気は印象を大きく左右するから私のフォンテーヌブローは寂しい街となってしまった。

戻ってきたリヨン駅、これが私の知っているリヨン駅。

地下にも入り口があるので要注意。

遠く階段の上に見えるのが有名なレストラン　ル　トラン　ブルー

いつか行ってみたい。

バスでホテルの近くまで戻り、お昼ご飯がまだだったのでホテル前のマルシェへ行ってみました。

ここはチーズ、果物、野菜などの他にレストランもあって地元の人が買い物をする雰囲気。

レストラン併設のお店もいくつかあったので吟味してみたけれど

ピンと来るものがなかったので、いつものスーパーへ

野菜の並べ方からしてセンスが良い

サラダとスムージーを購入しホテルの部屋でランチ。

ミュージアムパスが９６時間なので、エネルギーチャージしてまたでかけます。
外を見たら雲の隙間から青空が見えていたので傘は置いて出かけた。

バスでロダン美術館へ。

今回バスは沢山乗った、少し待つときもあるけれどパリの地下鉄はほとんど階段。
乗り換えも全部階段で意外に疲れる、急いでいないならベンチでのんびりとバスを待つその時間も楽しい。
こうやってみると少なくとも東京は本当に整備されていると思う。

有名すぎる彫刻だけれど、どうやら私は彫刻には今、心が惹かれないらしい。
というより、朝から活動して夕方はふらふら。
1日１観光が妥当なのかも。

ヘェ～という感じでぐるりと廻る。

これは少し不思議な感じでした、彫刻が生まれる瞬間みたいな。

小さい美術館だったので早々に退散、どちらかと言えばミュージアムパスを消化するために来たようなものだった。

そこからアンバリッドへ行こうと思っていたけれど朝から行動して、もうへとへとで今日はナポレオン１世に敬意を示すためお墓だけ行こうと。

これもミュージアムパスがなかったらやめていたかも。

こんな立派な場所の下を覗き込むと

ナポレオンが眠っています。

今日はフォンテーヌブロー宮殿まで行ってきたよ、と心の中で話しかける。
今朝までナポレオンにそれほど興味が無かったのに、夕方にはちょっと推しになっている。

ナポレオンに別れを告げてサンジェルマン　デ　プレへバスで戻ります、ドゥ　マゴはいつも人がいっぱい。

疲れているので早くホテルに戻れば良いのに、チョコレートを買っていたら次の日ニュースになるほどの土砂降りに。
道には滝のように雨水が流れ、たとえ傘があったとしても足元はずぶ濡れになるほどの豪雨。

一度ホテルに戻った時に傘は置いてきてしまった、しばらく待っても雨はおさまらないので久しぶりにコートを頭からかぶってダッシュしました。

Maison Georges Lanicol、ここのチョコレートはお値打ちで美味しい、好きなものを袋に入れて量り売り。
滞在中のおやつにしました。

この日はずぶ濡れで終了。