京都 & 姫路2024(11)姫路城ライトアップ再訪は、雷鳴とどろく豪雨に阻まれ

「10)鬼石にぞわぞわっと鳥肌が
　https://4travel.jp/travelogue/11918039」からの続きです。
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時刻は、15時45分。
播磨国総社に参拝後、大手前公園へやって来ました。
上の画像は、校舎と校庭ではありません（＾＾；

手前が「大手前公園」。
その奥の建物が「イーグレひめじ」です。
地下3階から4階は、市民プラザや国際交流センター。
R階は「屋上展望庭園」で、

8時30分から18時まで無料で一般解放されています。

イーグレひめじも「世界遺産姫路城10景」に選ばれた場所。
でも、空模様がパッとしないせいか、景色はいまいち…。

と不満を口にした直後、
日が射してきた (=´∀｀)人(´∀｀=)

でも、上の画像と、その前の画像。
見比べても、違いはないも同然。
ああ、青空の下、真っ白な姫路城を撮りた～い（＞_＜）

未練がましく姫路城を眺めていたら、
”つぶらな瞳のロボット”に見えてきました。
両手を振って歩きだしそうです（＾＾）

時刻は、もうすぐ16時。
ここに来て10分ほど経ちましたが、私以外に人の姿はありません。
今日、ここを訪れた人は何人いたのやら (^▽^;)

上の画像は、イーグレひめじを出たところで撮りました。
これほどガラスを多用した建物は、

設計上の強度の面からも、建設時の運搬のしづらさという点からも、相当苦労したのではないかな。そんな事を思いながら見入ってしまいました。

さて、この後はお土産を買いに行きます。
その途中で撮影した姫路城。

見れば見るほどロボットっぽい。
右は、生真面目なお殿様 （＾＾）
左は、ニコニコ笑顔の若君みたい (´∀｀=)

そんな事を考えながら、やって来たのは「家老屋敷跡公園」。
ここには、土産物屋や飲食店が建ちならんでいます。

その中の一軒、「城の駅 宝蔵」。
フォートラでは”姫路の宝蔵”の名で登録されていますが、
5つの蔵元の地酒や姫路の9店舗の銘菓など、
名産品が約500種も取り揃えられていました。

播州銘菓 餅どら焼。
福壽堂本店「播磨千鳥」。
小麦粉に餅粉を練り込んだ生地は、その名の通り、もっちもち。

播州伝承煮 「いかなご くぎ煮」。
私の住む東京ではめったにお目にかかれませんが、
瀬戸内の春といえば、これ。

大阪に住む大叔母がよく送ってくれたので、
子供の頃から慣れ親しんだ味なのです。
この甘じょっぱさが、ご飯のお供にぴったり (^.^)

今年、いかなごの稚魚シンコが不漁だそうですが、
近い将来、生産できない…なんてことになりませんように。

時刻は、16時45分。
まだお土産を探すため姫路駅へ。
歩いて行ける距離ですが、フリー切符があるのでバスを利用。
上の画像は「城の駅 宝蔵」から通りを挟んで向かいにある
バス停「姫路城大手門前（西方面）」です。

バスが頻発 (*^-^*)
昨日から1時間に2、3本しかないバス停ばかりだったので、
こんなに本数があることに感動しました。
その後、ほどなくして来たバスに乗り、

16時55分、JR姫路駅で下車。
すぐ目の前のエスカレーターを下りれば、

そこは姫路地下街 グランフェスタ。
土産や雑貨など約50店舗が並ぶ通りを歩いていたら、

地下街から直結している「山陽百貨店」の食品売り場に入り込んでいました。

そこで見つけた「福寿園銘茶」というお店。
「ほうじ茶 平安」「かぶせ茶　朝露」などの中から、
ネーミングに惹かれて選んだのは「煎茶 銀閣」です。
一発で「京都土産だ」とわかる　(^^;
そんな安直な理由で買ってしまいました。

これでお土産ミッションはクリア (*^ー° v
地下街を抜け、ホテルへ戻ります。上の画像左には、

小さな滝のように水が流れ落ちていました。
ここは地下1階まで掘り下げて作られた「キャッスルガーデン」です。

学校帰りの学生や、買い物を終えた人たちでしょうか。
ベンチに座って本を読んだり、お喋りしたり。
皆、思い思いにくつろいでいました。

夜はがらりと雰囲気が変わり、まるで遺跡のよう。
駅前にこんな素敵な場所がある姫路。
羨ましいぞ (^-^)

さて、ホテルへ戻るため、
地下街からエスカレーターで地上へ上がります。
エスカレーターといえば、先を急ぐ人のため
関西は「左」を空け、関東は「右」を空けます。

今回の旅行初日。
大阪に着いた直後、
私はエスカレーターの「左」に立ちました。
周囲を見て間違いに気づき、急いで「右」へずれました。

その後も、エスカレーターに乗るたび同じ間違いを連発。
体に染みついた習慣は、そう簡単に直せない。
…そう思っていました。

けれど、3泊4日の旅を終え、羽田に戻った時。
私はエスカレーターで「右」に立っていました (^^；)
まわりの人を見て、慌てて左へ移動したのですが、
たった4日間で体は覚えてしまうものなのですね…。

17時10分、姫路駅前ユニバーサルホテル南口に戻ってきました。
”昼過ぎから雨”という予報は、はずれ。この日、雨は降りませんでした（上の画像は14階の踊り場から撮影）。

17時30分からホテル1階で夕食です。
日替わり定食「サーモンフライ & コロッケと肉団子」。
なんと、このメニュー。
2016年に京都ユニバーサルホテル烏丸でも食べました。
まさかとは思うが（^^;） 8年前からメニューは変わってない!?

上の画像は、2016年に撮影。
京都ユニバーサルホテル烏丸の夕食「サーモンのフライとコロッケ定食」です。
二枚の画像を比べると、2024年には「ひじき」がありません。代わりに「肉団子」と「きんぴら」が追加されています。

味はと言うと、2016年の日記には、「口コミでは夕食の評価がいまいちだったから期待していなかったけれど、フライの衣がサクサクで美味しい (^-^)」と書き残していました。

一方、今回、2024年は…。
サーモンフライが油っぽくて美味しくない (+_+)
皿に盛ってから、時間が経っている模様。
加えて、お昼のアーモンドトーストで胃もたれを発症。
そのため、美味しいとは感じられませんでした…。

夕食後、姫路駅前に灯りがともりはじめました（上の画像は部屋から撮影）。姫路城のライトアップも、日没とともに開始。でも、私が見たいのは、20時と21時からの色違いのライトアップ。

まだ時間があるから、明日、どこへ行くかスマホで検索。
…していたら夢中になりすぎて （￣▽￣；）
気づけば19時を過ぎています。
慌てて姫路城行きバスの時刻を検索。
しっかり防寒対策して、ホテルを飛び出し、

19時25分、発車間際のバスに乗り込みました。
つり革につかまり、ホッと一息。
と同時に、急に不安に襲われました。
あれ、これ、大手門前に停まるよね？

一応、確認しておこう。
信号で停車した際、運転手のお兄さんに
「姫路城の近くを通りますか」と尋ねました。
すると、思いのほか、つっけんどんな答えが返ってきたのです。

私の聞き方が悪かったかな（＝_＝）
「大手門前に停まりますか」と聞き直したら、
運転手さんから予想もしない答えが返ってきました。

「ボタンを押してくれたら、停まります」

はぁ（＠＠？
言い方によっては、冗談として笑えたでしょう。
でも、運転手さんの口調は、不機嫌に吐き捨てるようでした。

私の思考は、しばし停止…。
そして、徐々に腹が立ってきました。
なんなのよ、この運転手 (-_-)

バスの運転手さんには親切な人が多い。
そう思っていたけれど、そうではない人もいるんだ…。
まあ、嫌な事は忘れて次へ行こう (^-^;)

「大手門前」で下車したら、目の前に姫路城。
上の画像左にある横断歩道を渡り、三の丸公園へ向かいます。

信号が青になるのを待っていると、
横断歩道の向かい側では、男子学生数人が、
自転車に乗ったままスマホを空に向けていました。

何があるのかな？
横断歩道を渡ったところで振り返ると、
空が、紫に染まってる (ﾟﾛﾟ)

ゴロゴロ、ピカッ
稲妻が光った Σ(￣ロ￣lll)

今日は、昼過ぎから雨の予報でした。
でも、日中、傘の出番はなし。
それが、ここにきて予報が的中したようです。
しかも、最悪のタイミングで（T_T)

今すぐ、ホテルに戻るべきか。
でも、城見台公園から姫路城を撮影したい。
まだ雨はポツポツ程度。
傘を差すほどではないから行っちゃえ～！

その途中、ちょっと寄り道 (o´▽`o)
この日の夕方、屋上から姫路城を眺めた「イーグレひめじ」。
そのガラス張りの美しさは、夜にこそ見るべきものでした。
けれど、それを邪魔するように、

雷がバンバン落ちてきた（○□○；）
大手前公園は、だだっ広いグラウンド。
その真ん中に立っている私は、落雷の格好の標的かも。
やばいやばい、逃げなくちゃ　(；^^)ノ

それでも、あきらめきれずに城見台公園までやって来ると、
短時間で水たまりができるほどの土砂降りになりました。
さっさと撮って、帰らなきゃ。

けれど、写真がブレてしまう。
三脚代わりになるものを探しましたが、
どこも濡れているのでカメラを置くことができません（T_T)

雨は激しさを増し、カメラのレンズも濡れました。

ピンクと水色のライトアップが、あと10分で始まるのに（＞＜）

この雨では、あきらめるしかなさそうです。
護国神社の鳥居を撮影したところで、道路を横断。
バス停「姫路城大手門前（東方面）」へ。

昨日、終バスが行ってしまったバス停ですが、
今日は1、2分待っただけで姫路駅行きバスに乗れました。

フリー切符の利用は、今日、6回目。
昨日は4回、使ったから、合計10回。

230円区間に一回、乗れば元が取れるので、
初乗り運賃190円区間を9回利用したとして、
1710円も得した（*＾3＾）/

…と喜んでいられたのは、ここまでです。

姫路駅前に着いたら、
傘が役に立たないほど吹きつけてくる雨と風 (ﾟДﾟ ;)

駅からホテルまでは、200mほどの距離。
それほど遠くはないけれど、ずぶ濡れになるのは確実です。

昔（2015年6月）、ハンガリーのブダペストで同じ目に遭いました。
お店の前でしばらく雨宿りしましたが、雹まで降ってくる始末。
靴もカバンも、手で搾れるくらいにグッショグショ(T-T)
数日間、乾かず大変な思いをしました。

上の2枚の画像は、ブダペストで撮影したものです。
雨は、30分ほどであがりました。
でも、短時間にも関わらず、道路は冠水
（場所はブダペスト中心部、オペラ座前のアンドラーシ通り）。

這う這うの体で戻ったホテルは、冷房を効かせすぎ（＞＜）。
自分でスイッチをオフにできない中央管理システムのエアコンが、
これほど恨めしいと思ったことはありません。
冷えきった体はシャワーを浴びた程度では温まらず震えました。

今回、姫路でも雨は止みそうにありません。
閉店後のビルの軒先に逃げ込みました。
それでも雨が吹きつけてきます。
服が濡れる（＞＜）
そうだ！
防寒用に持ってきたレインコートパンツ。
あれをジーパンの上に履いちゃおう。
思わぬものが、思わぬところで役に立ちました。

そうこうしている間にも、水たまりがすごい勢いで広がっていきます。
そして、何度目かの稲妻が光った直後。
ドドーンという轟音ととともに、地響きが (ﾟДﾟ ;)
うわ～、もう止んで～（＞_＜）

永遠に降り続くかと思われた雨。
実際には、雨宿りをしていたのは8分間ほどでした。

雨が小降りになったところで、
目の前に地下街へのエスカレーターがあることに気づきました。
地下街を抜けると、そこは雨風が吹きつける心配のない
姫路駅の中央コンコースの屋根の下。

そして、目の前に姫路城。
ここからも見えるんだ (ﾟﾛﾟ)
しかも、ピンクに染まってる。

これぞ、怪我の功名 ヽ(°▽、°)ノ
信号の赤や青のライトも、良いアクセントだ。

時刻は20時11分、雨はあがったようでした。
なんてラッキー、神さま、ありがとう。
ただ難を言えば、三脚代わりになるものが、ここにはありません。
おかげで、写真はブレまくり。

カメラはしまって、この景色を目に焼き付けるべきか。
何しろ、ここも「世界遺産姫路城10景」に選ばれた場所なのだから。

さて、問題。
私はこの旅行中、「世界遺産姫路城10景」をいくつ訪れたでしょう？

答えは、7カ所。
大手前通り（JR姫路駅前）、三の丸広場、城見台公園、姫路美術館（前庭）、シロトピア記念公園（ふるさとの森）、男山、手柄山（緑の相談所広場）です。

残る3つは、景福寺公園、名古屋霊苑高台、増位山。
いつかまた姫路へ来ることがあったら行ってみたいです。

あれ、あのビル。色が変わった？

外壁が、マゼンタから黄色に変化しています。
姫路城のライトアップに目を奪われ、
手前のフェスタ ビルが目に入っていませんでした。

いかん、これも撮影しなくては (≧∇≦)／
色が変わる微妙な瞬間を捉えたい。
何回もシャッターを押していたら、

姫路城のライトアップが無色に戻ってる。
しまったぁ～(ﾟﾛﾟ)

またピンクと水色のライトアップが始まるのは、21時。
（上の画像の赤いライトは、信号です）

姫路城まで戻って撮影するか？
でも、また雨が降りだしたら嫌だな (´Д` ;)
おとなしくホテルに戻ったほうが賢明か。
…ということで、この日はここでおしまいです。

ちなみに、この時の大雨。
翌日のネットニュースに出ていました。
大気が不安定で局地的な大雨に見舞われ、
姫路市内では直径1センチの雹が観測されたそうです。

雹なんて見なかったけれど、どこで降ったのか？
詳細はわかりませんが、とにかくホテルに戻れてホッとしました。
以上、ご覧いただきありがとうございました。
この後は〔12)駆け足で巡る「龍野城」〕https://4travel.jp/travelogue/11918165 へ続きます。