京都 & 姫路2024(8)今日はどこ行く？ 迷った末に選んだのは…

「7)雨にも負けず 姫路城のライトアップ
　https://4travel.jp/travelogue/11912165」からの続きです。
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2024年4月16日、旅行3日目です。
目が覚めると、まだ朝5時30分。

雲間から、わずかに射しこむ光。このまま晴れるかと思ったら、

朝6時過ぎ、ポツポツ雨。
天気予報では「昼過ぎから雨」だったのに（＞＜）

この日は「太陽公園」へ行くつもりでした。
ドイツのノイシュバンシュタイン城や
中国の兵馬俑など世界の名所が再現され、
海外旅行気分で写真が撮れる。
行くなら、絶対、晴れた日だ (o´▽`o)

と楽しみにしていたのに、この無情な雨。
今日は、行き先を変更するか…。

あれこれ悩みながら、朝7時、ホテル1階の朝食へ。

メニューは昨日、泊まった京都のユニバーサルホテルと同じ。
一括仕入れ & 管理しているのかな？
だし巻も塩サバも美味しいので、朝からパクパク。
ごちそうさま (*^-^*)

朝食をすませると、雨は止んでいました（画像は14階の踊り場から撮影）。でも、いつまた雨が降ってくるかわからない空模様。
太陽公園は、あきらめるか (´Д` ;)

朝8時40分、ホテルを出て姫路駅へ。

この日は「ループバス」に乗ってみることにしました。
昨日、買った「しろのまちめぐり2DAYきっぷ」に「1回乗車 無料券」が付いていたのです。上の画像左の「姫路駅 南北連絡通路」を通り抜けたら、

北口に乗り場があります。

ループバスは、姫路城のまわりを一周する小型バス。
朝9時から16時（土日祝日は17時）まで運行。
土日祝日は、1時間に2本から4本。
3月から11月の平日は、1時間に2本。
12月から2月の平日は、運休です。

朝8時55分、バスが来ました。
乗車したのは、私を含めたった3人。

大手門前通りのつきあたりを右折すると、左に「護国神社」

「城見台公園」

「東御屋敷跡公園」

「姫路市立美術館」などが次々と現れ、

大手門とは反対側。背後から見る姫路城の姿も。

そうして昨日、歩いた「千姫の小径」を横目に見ながら、

清水橋を渡り、

9時15分、「好古園」でループバスを下りました。

ここから歩いて城見台公園へ向かいますヽ(^-^）

鏡のような内濠に、姫路城の石垣は見事な対称形を描いていました。

ここから「大手門」方面へと歩いていくと、

その先に、車窓から見た「護国神社」があります。

拝殿まで遠いな (´Д` ;)

今日はたくさん歩くから、ここは体力温存で。
境内には入らず素通りしたら、

「城見台公園」に到着です。
ここは姫路城が美しく見える「世界遺産姫路城10景」のひとつ。

「しゃちほこ」と「姫路城」。
面白い組み合わせの画が撮れますが、
如何せん、姫路城が遠すぎる (T-T)

何回、シャッターを押しても納得できるものが撮れません。
しかたない、あきらめて姫路駅へ戻ります。

バス停「姫路城大手門前（東方面）」は、
昨夜、終バスが行ってしまった因縁（？）の場所。
ですが、今朝はすぐ姫路駅行きバスに乗れました (^_^)/

ここまでループバスを下りてから訪ねた場所は、上の写真のような位置関係です（画像は、この後、イーグレひめじの屋上から撮影）。

さて、姫路駅へ戻ったら、

やって来たのは「姫路観光なびポート」。
姫路駅の中央コンコースにある観光案内所です。

今回の姫路旅行。
京都で友達に会う。書写山圓教寺へ行く。
この二つしか決めておらず、この日の予定も未定。
なので、観光情報を求めて「姫路観光なびポート」へやって来たのです。

上の画像は、ここでもらった赤穂の観光マップ。
明日、行ってみようかと思ったのですが、
姫路駅から播州赤穂駅へは電車で32分。
私が見たい「きらきら階段」は、駅からさらにバスで20分。
そのバスが、1時間にたった2本。

もっと近いかと思ったのに、意外と時間がかかります。
明日は午後の便で羽田へ戻るので、観光できるのは午前中。
その時間内で赤穂に行くのは無理かも（＞＜）

明日、時間が取れないなら、赤穂には今日、行くか。
雨は止み、今、空には太陽が出ています。
でも、待てよ（＝_＝）
晴れているなら、「太陽公園」へ行きたいぞ。

太陽公園について案内所で尋ねると、
たくさんの資料を出してきてくれました。
姫路駅発のバスの時刻も検索し、
帰りは、複数あるバス停のどこから乗るのが早いか。
太陽公園の窓口で尋ねるようアドバイスもいただきました。

太陽公園行き10時13分発のバスまで、あと15分。
お礼を言って案内所を出た所で、はたと足が止まりました。

ん？ なんか大事なことを忘れているような…!?
落ち着いて、よく考えてみよう。

太陽公園に到着するのは、11時頃。
バス停から太陽公園入口まで550m。
歩いて5分かかるかな。
入口から見学場所まで、さらに距離があるから、
見学し始めたら、あっという間にお昼12時かも。

ん？　お昼（０_０）？
「昼過ぎから雨」と天気予報で言っていた。
もし予報通りになったら…

心配しすぎかもしれないけれど。
昨夜、姫路城で雨に降られた嫌～な記憶が蘇ってきました。
どうしよう。行くべきか、行かざるべきか。
あれこれ考えだしたら急速に気持ちが萎んでいきました。

よし、だったら、晴れているうちに辿りつける近場にしよう。
姫路港はどうだろう。
きれいな海が見えるかな。
ループバスから見たレンガ造りの市立美術館でもいいかも。
次々に思い浮かぶ行き先を、スマホで検索。

それでも「ここだ！」という決め手に欠けて決められず。
もう迷いだしたら、きりがない。
それもこれも、スマホの功罪。
調べれば調べた分だけ選択肢が増えていく。
もう、優柔不断な私には選べないよぉ（＞＜）

結局、グダグダしているうちに、
10時15分発、太陽公園行きのバスは行ってしまいました…。

もう、なんでもいいや。
投げやりな気持ちで選んだのは「姫路市埋蔵文化財センター」です。

「四郷和光保育所東」行きバスに乗るため、
15番乗り場へ向かいました。

姫路市埋蔵文化財センター最寄りのバス停は、
姫路駅から18個目のバス停「坂元」です。
運賃は270円。

昨日、買った「しろのまちめぐり2DAYきっぷ」は、
230円区間が2日間乗り放題です。
運賃270円は、フリー切符の区間外。

運転手さんに尋ねると、無料区間は「山脇」というバス停まで。
そこから「坂元」までは、おそらく初乗り運賃190円とのことでした。

運賃270円から230円を引いて、差額40円の支払いだったらいいのにな。
そう都合よくはいきません(^^；)

バスは時刻表通り、10時35分に発車。
それから20分ほど経った頃、

思わぬものを見つけました。
カフェ・ド・ムッシュ (*ﾟ▽ﾟ*)
以前、テレビで紹介されているのを見て以来、
この店の「アーモンド トースト」が食べたかったのです。

姫路に店が3軒あると聞いていたけれど、こんな所にあったのね～。
今日のお昼は、ここに決まり(^O^)g

場所は、バス停「一本松南口」近く。
目印は、スーパー「マックスバリュ MaxValu」。
すぐさまメモして、グーグルマップで位置検索。
すると、さらに嬉しい発見がありました。

フリー切符区間のバス停「山脇」から、
下車予定のバス停「坂元」までは直線道路。
それほど距離もないし、歩いていけそうです。

そこで11時02分、バス停「山脇」で下車しました。
フリー切符区間内なので、支払額は0円（*＾3＾）/

バス停「山脇」周辺には、何もありません。
車も人もめったに通らない住宅街。
だけど、何かありそうな気がしてワクワクしていました。

その予感は的中。
まず、瑞岩院というお寺。
門が閉まっているので入ることはできませんが、

その佇まいとは不似合いな周囲の環境を物ともせず、
神聖なオーラを放っていらっしゃる。
そんな気がして手を合わせました。

おや、かわいい (o´▽`o)
「とびだし注意」女の子バージョンと

通りを挟んで、男の子バージョン。
片足がなくて痛々しい。
誰か、修理してあげて(^-^;)

あれ、この民家の壁（０_０）「焼板」ではなかろうか。

昨年、茅野の低過庵で初めて「焼板」なるものを知りました（上の画像は2023年10月に長野県で撮影）。

杉を炭化させ耐久性を上げた「焼板」は、
滋賀県より西で見られる伝統工法。
なぜか、東日本には伝わっていないとか。

炭化した木の表面は、じっと見ていると、
何やら模様が浮かびあがってきそう。
そんな気がして見入ってしまいました。
はたから見たら、怪しい人だったと思います (^_^;

そんな不審者オーラを放ちながら歩いていくと、
ひとつ先のバス停「山脇南口」が見えてきました。
えっ、あれは… Σ(￣ロ￣lll)

バス停に、鞄が置き去り!?
そういえば、さっき手ぶらで歩いている、おばあさんとすれ違いました。
荷物を置いて離れるなんて盗まれたら、どうするの～!?

バスは1時間に1本しかないけれど、
時刻表通りなら、あと1分で来るはずです。

それなのに、おばあさんは、どこ行った？
頭の中で飛び交うクエスチョンマークを
収拾できないまま歩いていくと、

大量の瓦が置いてありました。

いろんな形の瓦がある（＠ｏ＠）

ここは瓦の工房か？
東京では見かけることが少なくなった瓦屋根。
懐かしさを覚え、記念にと写真を撮りました。

それが、さらに興味深い案件へ繋がっていくとは思いもせず。
詳しくは、次回以降の旅行記に書きたいと思います。
以上、ご覧いただきありがとうございました。この後は「9)姫路は遺跡の宝庫だった」https://4travel.jp/travelogue/11918038　へ続きます。