京都 & 姫路2024(2) 初めての姫路に右往左往!?

「1）ハワイを思い出す青い海とコーヒーに癒されて
　https://4travel.jp/travelogue/11905972」からの続きです。

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旅行2日目、2024年4月15日。
京都から姫路へ向かいます。

京都へ来たのに、ほとんど観光せず、なぜ姫路へ行こうと思ったのか。
その理由は昨年2023年11月4日、東京都八王子市で開催された「日本遺産Festival」に遡ります（上の画像は、八王子市にあるコンベンションセンター「東京多摩みらいメッセ」です）。

この日は、JR八王子駅と京王八王子駅を結ぶ東放射線アイロードが歩行者天国となり、露店が軒を連ねたり、

毎年8月の八王子祭りで勇壮な姿を見せる山車が展示されたり、お祭りのような雰囲気が漂っていました。
「東京多摩みらいメッセ」には、全国104の日本遺産を体感できる展示・体験ブースが集結。各地の歴史的魅力や特色をPRしたり、特産品を販売したり。

コロナ禍も明けたことだし、次の旅の計画を練ろうと話を聞いて回っていたら…。

こーんなに (^_^; 大量の観光パンフレットが集まってしまいました。その中にあったのが、

姫路のガイドブックです。

ここに載っていた「書写山圓教寺（しょしゃざん えんぎょうじ）」の写真。見た瞬間に心を動かされました。この目で見てみたい、と。

けれど、南紀白浜アドベンチャーワールドへの旅が直近に迫っていたため、姫路はいつか機会があったらと先延ばしにしました。

そして、南紀白浜の旅を終えた、ある日のこと。
テレビで神木隆之介 主演 映画「3月のライオン」が放映されていました。ラストシーンで、なんと、この書写山圓教寺が映し出されたのです！
その瞬間、頭にひらめきました。
「呼ばれてる」「行かなくちゃ」と。
私の旅は、いつもそんな感じで行き先が決まります(´∀｀;)

ところで、このガイドブック。
姫路の観光案内所やホテルなどでも入手できます。
情報満載で、無料とは思えないほど内容充実。
姫路旅行には必携です。

さて、旅行2日目に話を戻します。
ユニバーサルホテル烏丸の朝食ビュッフェ。

野菜たっぷりのサラダバー。
価格が高騰する中、なんとかやり繰りして続けているそうです。
ユニバーサルホテル、頑張って (^。^)／
思わず応援したくなりました。

ドリンクバーには、23種の野菜と果物ジュース、オレンジジュース、烏龍茶、アイスコーヒーに、ホットコーヒー サーバーが並んでいました。

朝からがっつり (´∀｀;)
量の多さに、少々、ノニャもあきれてる!?
脂ののった塩サバ、甘いだし巻き卵、納豆、梅干し、味付け海苔。昔懐かしいナポリタン、ミートボールにフライドポテト、パイナップル。

このホテルを利用するのは2016年以来、2回目です。前回、朝食の開始時間（6時30分）前に行列ができていました。でも、今回は並ぶことなく空いていました。朝食後は、7時35分にチェックアウト。

JR京都駅までは、徒歩13分。
改札では、SUICAが使えました。
昔、関西では交通系ICカードといえば、ICOCAが主流。SUICAは使えなかったのに便利になりました。

当初、姫路まで8時08分発 新快速「姫路」行きに乗るつもりでした。けれど、6番線ホームにあがると、7時56分発 新快速「西明石」行きが入ってくるところでした。

これは姫路に行くのかな？
ホームにいた駅員さんに聞いたら、「行く」と言うから乗りこんだのですが…（＝_＝）

通勤ラッシュで、電車はぎゅうぎゅう。
空いている車両を探して、先頭車両へ。
発車直前、押し込まれるように乗りこみました。

しばらくすると車窓から、ブラックの板チョコレートを模した壁が見えました。
明治の工場だったようです。
なんてユニーク（＾＾）
写真を撮れなかったのが残念です。

8時25分、大阪駅でかなりの人が下車。
ここで席が空いて座ることができました。
さらに、9時になると、車内はガラガラ。

これでようやく一息つけると思ったら、
車内アナウンスが聞こえてきました。
そこには驚くべき事実が含まれていて…。

なんと、この電車。
姫路まで行かない(ﾟﾛﾟ)!!

慌てて路線図を見ると、西明石駅は、姫路駅の手前…。
駅員さんのウソつき～(T-T)

いやいや、ホームがうるさかったから、私の声が聞き取りづらかったのかもしれない。
それより、どうしよう。
終点の西明石駅で下りたら、姫路行きは違うホームかもしれない。終点のひとつ手前の明石駅で降りたほうが、同じホームで後続列車に乗り継げるかな。

聞きたいけれど、運転士さんに声は届かない。
この厚いドアが恨めしい (T-T)

悩んだ末に終点のひとつ前、「明石駅」で下車しました。
次の姫路行きは、9分後の9時18分発。

車内で体調不良の乗客を救護したため、
電車は3分遅れで到着するとのこと。

この電車。
当初、乗る予定だった8時08分 京都発 新快速「姫路」行きでした…。
まあ、ここまで座って来れたから良しとするか (^_^;

こうして列車を乗り継ぎ、9時44分、2分遅れで姫路駅に到着。

あれ（＠ｏ＠）ホームに電車!?

これは、まねきの「えきそば」。
昭和24年に誕生というから、その歴史は長いです。
「天ぷらえきそば」と「きつねえきそば」は各450円。
それが学割で390円になる。
なんて学生に優しいんでしょう（^。^)

この日の宿は、姫路駅南口から100m。
チェックインの時間まで荷物を預かってもらいます。
しかし、歩けども、ホテルが見当たりません。
グーグルマップで検索したら、道を間違えていることが判明。

まったく朝からちょこちょこ失敗続き。
これでは先が思いやられます…(T-T)

気を取り直してUターン。正しい道を進み、

振り返って撮影したのが、上の画像。
画面左が、姫路駅の南口。
先ほどは間違えて、画面右へ行ってしまいました。

駅を出てすぐ右へ行けば、ホテルはすぐそこだったのです。

大きいな。何階建てだろう（０_０）
これが今日から2泊する「姫路駅前ユニバーサルホテル南口」。昨晩、泊まった京都ユニバーサルホテル烏丸と同系列のホテルです。

上の画像は、ホテルのロビー。
料金は通常、1泊2食で6400円。
それが特価セールで4,800円になり。
予約サイトから送られてきた割引クーポンと、貯めたポイントを利用したら…。

1泊2食で、たったの3,550円 ┐（´ー`）┌
さらに、2泊して部屋の清掃を辞退すると、200円返金してくれた！
2泊して4食ついて、合計6,900円！
目を疑うような激安価格で泊まれました。

レセプションに掲示されていた、この日の夕食。
ビーフカレー定食か、日替わり定食のいづれかを選択。この日の日替わりは「豚生姜焼きと筍の土佐煮」。

日替わりメニューは、曜日によって決まっているようです。
翌日は、サーモンのフライ定食だったのですが、なんと、8年前、京都ユニバーサルホテル烏丸で食べたのとほぼ同じ内容でした。

他のメニューも、ずーっと固定なのかな？（￣▽￣；）
まあ、それがコストカットに繋がっているのかもしれません。

ホテルに荷物を預け、10時14分。
姫路駅の南口と北口を繋ぐ連絡道を通って、バスターミナルへ。

姫路駅前からバスに乗り、書写山圓教寺へ向かいます。

この駅前のバス乗り場。
書写山ロープウェイ行きバスは、乗り場がひとつなので迷うことはありません（上の画像で「10」番が乗り場）。

けれど、姫路城へ行こうとすると、バス停が複数あり（+_+）
場所が分散し、微妙に距離があるため、直近の姫路城行きバスがどこから出るのか、パッと見て判断できません。

リアルタイムの運行状況表示はあるけれど。
JR姫路駅 中央改札口そばにあるため、歩道橋を使ってロータリーを渡らなければ見れません。

乗り場まで来たのに、目当てのバスが行ってしまった。
次のバスはどこから出るのか。
毎回、スマホで時刻検索するのも面倒でした。
改善してくれないかな～。

さて、書写山ロープウェイ行きバス乗り場の場所はわかった。バスは20分に1本と頻発している。

と確認できたところで、神姫バス姫路駅前案内所へ向かいました。ここで「書写山ロープウェイ セット券」を買うつもりでした。

セット券は、姫路駅から書写山ロープウェイまでのバスの往復乗車券と、書写山ロープウェイ往復券がついて、1700円。

これを個別に買うと、姫路駅から書写山ロープウェイのバス往復乗車券が、620円。書写山ロープウェイ往復券は、片道700円、往復1,200円。計算すると、セット券のほうがお得です。

でも、もっとお得な切符を窓口で教えてもらいました。
それは「しろのまちめぐり2DAYきっぷ」 1900円。

内容は：
姫路駅から書写山ロープウェイまでのバス往復乗車券（通常620円）。書写山ロープウェイ往復券（通常1200円）。姫路駅から姫路城周辺を走る「ループバス」1回乗車券（通常190円）。姫路駅から230円区間のバスが、2日間乗り放題。

これは、めちゃくちゃお得ヽ(°▽、°)ノ
あっという間に元が取れちゃいます。

神姫バスの230円区間は、けっこう広範囲。
これで2日間、あちこち巡ることができました。
尚、支払いは現金のみ。クレジットカードは使えません。

こうして10時35分、「しろのまちめぐり2DAYきっぷ」を使い、姫路駅から書写山ロープウェイ行きバスに乗車。

まもなく、車窓に姫路城が見えてきました。
おおっ、桜もまだ咲いている(*^-^*)
一気にテンションが上がりました。

しかし、天気予報では「晴れ」なのに（－－；）
厚い雲が気になります…。

発車時にわりと混んでいた車内も、11時07分、終点「書写山ロープウェイ」に着く頃には、ご覧の通り。バスから下りたのは4，5人ほど。
目指す先は、みな同じ。
ロープウェイ乗り場です。

バスを下車後、振り返って撮影したのが上の画像。
右が、バスの降車場所。
左に、姫路駅行きのバス停があります。

バスを下りたら、ロープウェイ乗り場はすぐそこです。
乗り場の手前に、公衆トイレもありました。

ロープウェイは15分おきに発車。

この時の乗客は、全部で12人くらいでしょうか。
上の画像で、右にいる男性。
顔立ちからすると、スペイン系の旅行者かと思ったのですが。一緒にいる女性とバリバリ大阪弁で会話していました（￣▽￣；）
旅行者ではなく、関西在住なのかな。

あの外見で大阪弁。
ものすごくびっくり…と内心、驚いているうちに、11時15分、ロープウェイが動き始めました。

山上駅までは、所要4分。
同乗しているガイドさんによると、正面に見える小山の向こうに姫路城があるとのこと。でも、ここからは見えません。

その山の向こう。
煙が出てる（０_０）？
野焼きでもしてるのか？

…と不思議に思っているうちに、
11時19分、山上駅に到着。
上の画像の右奥にも、またトイレがありました。
そして駅の外に出ると、

書写山上展望デッキ「ミオロッソ書写」から、

ロープウェイで上ってきた景色を眺められます。
書写山の標高は、371メートル。
この山上駅と出発駅との高低差は、211メートル。

山上駅からまっすぐ進むと、

見えてくるのは、志納所です。
ここで入山時 拝観 志納金500円を納め、入山券を受け取ります。

さて、目指すは「魔尼殿」。
ロープウェイ山上駅から、徒歩25分かかります。
魔尼殿以外にも多くの見所があり、最低2時間は必要だとか。
すべて見てまわれるかな（・_・；）

登りが続くので、しんどいです。

この日の気温は、21度。
前日より6度も低いので、少し肌寒いくらい。
天気予報では、15時まで「晴れ」。それ以降は「曇り」とでていたのですが、上の写真を撮影後、すぐに曇ってしまいました。

山上駅から続く参道は「西国巡礼の道」と呼ばれ、西国三十三所の各札所本尊を表した観音像が、道の両側に設置されています。

ここで恒例の撮り比べ (￣ー+￣)／
上の画像は、キャノンのミラーレス一眼カメラ EOS Mで撮影。

そして、こちらはキャノンのコンパクト デジカメ S120。
同じ場所、同じ時間に撮ったのに。
EOS Mと全く色味の違う結果となりました（@@;)

さらに進むと、また観音像。
その先にも延々と、右にも左にも観音様が置かれ、そのたびに立ち止まって撮影していたら、

全然、先へ進めません(´Д` ;)
魔尼殿まで、800mもある。
ここから先、撮影は我慢して急がねば。

と決意したのに、また違う観音像。
いったい、いくつあるんだ Σ(￣ロ￣lll)

観音像の撮影を封印してしばらくすると、展望スポットに出ました。ここから明石海峡大橋や淡路島が見えるらしいのですが、靄っていて全くわかりません（－－；）

ロープウェイの中でガイドさんが教えてくれた、山の向こうの姫路城。この位置に見えるという写真が掲示されていたのですが、

その山を見ると、あれは煙？
先ほどロープウェイで見た時より、煙が増えているような…。

実はこの時、火事が発生していました。
夜、テレビのニュースで知ったのですが、姫路駅近くの4階建てビルから出火。お湯を沸かしていたら燃え広がり、店舗と住居が燃えたそうです。周辺には白煙がたちこめ、周辺は一時、騒然となったとか。

そうとも知らず、歩き続けて、時刻は11時36分。
ロープウェイを下りてから、17分経ちましたが、
魔尼殿までまだ600mもあります（－－；）

先ほどの800m地点から、ここまで7分もかかってる。
もっとスピードを上げて歩かねば！

ようやく魔尼殿に到着か!?

と期待したら、違いました。
ここは「仁王門」。
元和3年（1617年）再建され、兵庫県指定の有形文化財。

柵の奥でよく見えませんが、木造金剛力士像（仁王像）2体は、室町時代の作だそうです。

その仁王門を抜け、魔尼殿まで400m地点を過ぎ、

「権現坂」に出ました。

せっかく上ってきたのに、下るの（・_・；）!?
躊躇していると、前を行くご夫婦の会話が聞こえてきました。

「せっかく登ったのに、下るの？ この先に、本当に魔尼殿があるのかしら？ 違っていたら、また登るのは嫌だわ」

…私も同感です （￣▽￣；）
どうかそんな事になりませんようにと、祈りながら下ったら、

やった～！
目指す目的地が、湯屋橋の先に見えてきました(^o^-)
以上、ご覧いただきありがとうございました。
この後は「3) 書写山圓教寺の建築技法がすごかった」https://4travel.jp/travelogue/11906969 へ続きます。