京都 & 姫路2024(1) ハワイを思い出す青い海とコーヒーに癒されて

2024年4月14日、朝6時、羽田空港 第2旅客ターミナル。

この日の空港は空いていました。
保安検査場はどこも「空き」となっています。

以前はカバンから出す必要のあったカメラ、マグボトル、ペットボトルなどは、カバンに入れたまま検査ができるようになり、検査は一瞬で終わり。便利になりました(^o^)

しかし、帰りに利用した大阪・伊丹空港。
カメラやマグボトルなどはカバンから出し、別レーンで検査。手間がかかりました…。早く最新機器を導入してほしいです。

この日、利用したのは羽田 7時00分発 ANA013便。
大阪(伊丹)には、8時05分に到着予定。
富士山が見たかったので、座席指定は右の窓側「32K」を選択していました。

しか～し（Ｔ□Ｔ）搭乗日の5日前。
ANAから機材変更のお知らせメールが届きました。

ボーイング787-8（78M）240席から、
ボーイング767-300（76E）202席へ変更。
それに伴い、席も35Aへ変更したとのこと。

すぐさまANAのサイトで確認すると、窓側だけど”左側”。
これでは富士山が見えません（○□○；）
他に空いている席を探したけれど、窓側に空席なし。
がっくりと肩を落としていると、

「元気だして」と励ましてくれたのは、今回の旅の友「ノニャ」です。出発の1ケ月前（2024年3月17日）に誕生したばかり。今回が初めてのお出かけです。

私と一緒に旅してくれるクマのぬいぐるみ達。
長年、ハードな旅をさせてきたので、あちこち擦り切れてしまいました…。

よし、新しいクマを作ろう(^O^)／
ということで、ノニャを作ったわけですが。
それ以前の2021年11月。
ノニャのお姉ちゃんとなる「ハニャ」を作りました。

上の写真は、ハニャを作っていた時の制作過程です。

持ち運びやすい小さなクマを作ろう。
そう思って型紙から作ったら、思った以上に体が大きくなりました。何度、やり直しても、納得いくサイズになりません。

もう、大きくてもいいやっ。
…と仕上げた後に、問題発覚（＝_＝）

腕と首のつけ根がゆるくて、もげちゃいそう。
これでは、外に連れだせない。

もげると言えば、思い出すのは、ドバイ旅行中のコニャニャ。
カバンから出したら、首がもげていました…（上の画像は、2009年ドバイで撮影）。

あの時のショックは、言葉にできません（～～；
もう同じ轍は踏みたくない。
とは言え、ハニャを作り直す気力も湧かず。
しばし、クマ作りは中断しました。

そして、今回、京都&姫路の旅を計画するにあたり、ようやく新たなクマ作りに着手。がっちり接合したクマを目指して完成したのが、今回の旅の友「ノニャ」です。…と前置きが長くなりましたが（^^;）

朝7時、ANA013便が動き始めました。
窓に水滴がついています（画面右）。
東京は昨日も晴れていたけれど、どこで雨が降ったのか？

機内からは、羽田空港直結「羽田エクセルホテル東急」が見えました。去年5月に泊まった部屋は、あの辺りでしょうか。

ホテルの部屋からは、

滑走路を間近に見ることができました（上の画像2枚は、2023年5月撮影）。またいつか泊まることがあるかな (*^-^*)

…と思い出に浸っていたら、飛行機が動き始めました（上の画像は、今回2024年4月14日に撮影）。動き始めてから10分ほど経った頃、海に囲まれた滑走路から離陸したので、

ここはD滑走路でしょうか。
以前は滑走路の事なんて何も知りませんでした。
それが2023年5月、羽田エクセルホテル東急に宿泊した際、展望デッキをあちこち見て回り、こんな知識も身につきました（＾＾；

あれは、アクアライン海ほたる？
陸上からあんなに離れているのか（＠ｏ＠）

建設するのは、とんでもなく大変だったんだろうなぁ。
そんな事、今まで考えたこともなかったけれど。

黄金に輝く海と、翼を広げた鷲のような半島のシルエットを見ていると、普段は思いもしないことに気づかされます。

さて、シートベルトサインも消えたところで、パーソナルビデオをオン。出発数日前に機材変更された今回の機体は、国際線用だからでしょうか。エンターテインメント メニューには、長編映画のラインナップが盛りだくさん o(*ﾟ▽ﾟ*)o

しか～し（＝_＝）
大阪までの飛行時間は、1時間05分。
どれも途中までしか見れません…。

7時30分、ドリンクサービスが始まりました。
移動用のケースから出て、

ノニャも一服。

画面に映っている映画は、Gacktと二階堂ふみ主演「飛んで埼玉 琵琶湖より愛をこめて」です。
上映時間は116分。
どう考えても、ラストまで見れません。

それどころか、ドリンクが配られた10分後。
飛行機は着陸態勢に入りました。
大阪、近っ（○□○；）

あれに見えるは、古墳!?

うわ～、あっちにもある。
遺跡好きの血が騒ぐ (☆ﾟ∀ﾟ)

伊丹空港行きは何度か乗ったことがあるけれど。
いつも反対側の窓側の席だったからか。
今回、初めて上空から古墳を見ました o(*ﾟ▽ﾟ*)o

あれは、あべのハルカス？
ひときわ目をひく高さです。

大阪城は、ミニチュアみたい。

…などとテンション爆上がりしている間に、8時05分、伊丹空港に到着。ここから電車で、友人達が待つ京都へ向かいます。

そして、京都で友人たちと合流後、車で「出雲大神宮」へやって来ました。
今年は桜の開花が遅かったからか。
4月中旬でもまだ咲いてる桜をちらほら見かけました。

京都で桜を見れる。
なんとなく得した気分で嬉しいです(^。^)

社殿の創建は和銅2年（709年）。
旧国宝　重要文化財に指定されています。
この日は朝10時から「神幸祭」が行われていました。

境内奥にはパワースポットや、禁足地となっている神域など、興味を惹かれる場所が多々ありますが、

今日、ここに来た目的は「真名井のいずみ」。
ご神体山から湧き出て、幸福を呼ぶと言われる聖水を汲みに来ました。

この水の結晶。
聖地と言われるフランス・ルルドの泉の水結晶と同じような形をしており、水質もよく似ているそうです。

フランス・ルルド、懐かしい (^-^)

泉から湧き出る水は病を治すと言われ、世界中から人々が巡礼に訪れる聖地です。

私はここで、白血病を患い、余命宣告された20代の日本人男性と偶然、出会いました。しばらく逗留し、泉の水を使った療養施設に通うとおっしゃっていました。その後、どうされたのかわかりませんが、治るようにと祈りました…（上の2枚の画像は、昔、ルルドで撮影したものです）。

そんな聖水と似ているという真名井のいずみの水を汲み、

午前11時過ぎ、由良川PAでトイレ休憩。

PA内では冬の味覚、舞鶴産かきを販売中。
この日が最終日だそうで、10個600円、20個1200円、30個1800円で販売されていました。どんな味が気になるけれど、今、買っても調理できる所がありません(^▽^;)

由良川PAを出発したら、丹後半島北部、日本海を目指します。
日本海と言えば、雨が多い、海が荒れる。
そんなイメージを抱いていたのですが、さて、どんな景色が待っているのでしょう。

その途中、丹後市「Natural Eats & Liquor YAMASHO」でお昼ご飯を購入。

友達が薦めてくれた2品。
ひとつは「丹後のばら寿司」税込604円。

ばら寿司といえば、私は故郷の岡山を思い浮かべます。
京都にも、ばら寿司があるとは初耳でした。
ピンクのラベルには「丹後地方に受け継がれる独特の鯖でんぶを散らした がりゃあうみゃあごっつぉう　丹後のばら寿司」と書かれていました(^^)

お寿司にまぶしてある「鯖でんぶ」。
塩、醤油、洗双糖を使い、あまじょっぱい味付けです。
椎茸、薄焼き卵、蒲鉾、グリーンピース、桜でんぶ、海苔、紅しょうがものっていて、添加物は一切なし。ご飯は、丹後産こしひかり。

もうひとつは「平林乳業　ヒラヤミルク200ml」税込106円。
京丹後市久美浜町のメーカーが製造し、地元の牛乳として親しまれているそうです。さっぱりして軽い口当たり、ほんのり甘みがあって美味しいです。

それから3品目は、半額シールの誘惑に負け (^-^; )「鶏の唐揚げ」税込112円。

店内では、こんな商品も売っていました。
マツコの知らない世界で”世界一のぬれおはぎ”と紹介された「ぼた餅」。2個で370円、5個で860円（税抜）。

その下に「税込400円」「税込929円」と書いてあったのですが、あまりに字が小さすぎて、最初は気づきませんでした。
その他の商品も同様の書き方で（＝_＝）
あとでレシートを見て、思っていたより高い値段に驚きました。もうちょっと大きな字で書いてくれてもいいのになぁ…。

さて、お昼を買い込み、13時、目的地に到着しました。
この空と海の青さ。
日本ではないみたいヾ(≧∇≦)／

この景色を見ていたら、

ハワイのカウアイ島を思い出しました（上の画像は2016年、カウアイ島のホテル「アストン アイランダー オン ザ ビーチ」で撮影）。

カウアイ島の海と（上の画像も2016年、カウアイ島で撮影）、

この日本海の写真を並べたら、どっちが日本で、どっちがハワイか、わからなくなりそうです。

お天気にも恵まれました。
前日と翌日は、ぐずついた天気だったのに。
この日は晴天 (o´▽`o)ノ
気温は摂氏27度で、一気に夏日です。

はためくリボンで、この日の風が強さが伝わるでしょうか。
その風のおかげか、暑すぎることもなく。
外でご飯を食べるには、もってこいの陽気でした。

ここでレジャーシートを広げてランチ タイム。
私たち以外にも、お弁当を広げている家族連れを見かけました。

しかし、ここで招かれざる客が登場(ﾟДﾟ)
あれはトンビだったのか。
上空を旋回していたかと思うと、いきなり低空飛行で迫ってくる。
え～い、こっちへ来るな、あっち行け～～～！

お弁当を取られまいと、蓋を少しずらし、こそこそ食べては蓋をして…。無事に食べ終えることはできたけれど、ばら寿司の中身を撮影し忘れました。トンビのやつめ～（Ｔ□Ｔ）

いやいや、せっかく美しい海に来ているのに。
些末な事は忘れよう。

この日本海の打ち寄せる波を見ていたら、

昔、友達に300mの望遠レンズを借りて、何枚も何枚も、波を撮影したことを思い出しました（上の画像は、エジプトのマルサマトルーフで撮影したものです）。

波は、いつまで見ていても飽きません。
と同時に、”一瞬を切り取る難しさ”も教わりました。
納得のいく一枚が撮れなくて、何回、シャッターを切ったことか（上の画像も、エジプトのマルサマトルーフで撮影したものです）。

そんな思い出に浸りながら振り返ると、

ピラミッド（＠ｏ＠）!?

いやいや、あそこには屋根があり、木製テーブルとベンチが置かれていた気がするぞ。エジプト好きの私の悪い癖。
目に映る景色を、勝手に脳内変換してしまいました（＾＾）

海でのんびりした後は、ソフトクリームが美味しいと評判の「ミルク工房そら」にやって来ました。看板下のボーダーシャツは、お散歩中の子犬です（＾＾）

ガリガリに痩せているのは、生まれて間もないせいなのか？ そんな子牛を間近で眺めることができるのは、

牧場にお店が併設されているからです。
上の画面左に見える店舗では、搾りたての新鮮なミルクを使った製品が大人気。

大勢のお客さんで賑わっていました。

ジェラートの人気ナンバーワンは、ジャージー牛乳と自家製生クリームを使用した「ミルク」。
他にもフレーバーがいろいろあり。
琴引の塩と、久美浜産あずきを使った「塩あんこ」。
自家製発酵バターと、琴引の塩を使った「リッチミルク」。
丹後産イチゴを使った「いちご」など目移りしてしまうけれど、

牛乳の美味しさを味わうなら、はやり「ソフトクリーム」かな。ワッフルコーン480円、カップ 430円、スモールカップ 360円。

どのサイズにするか迷って、スモールカップを注文。
この日の気温は、27度。
のろのろ撮影していたら、溶けてきちゃいました(^^;

「ミルク工房そら」では、堆肥も販売しています。
その量が、ハンパない（○□○；）

軽トラ1台分が2000円！
2tダンプは5000円!!
広い田畑を持つ農家の方が購入するのでしょうか。

堆肥といえば、私の頭に浮かぶのは、ホームセンターで売っている袋入り。せいぜい10キロ程度です。軽トラ1台分は、10キロの袋入りに換算すると、何袋になるのかな。
そんな事を考えていたら、そろそろ本日の旅も終盤。

友人が購入した生豆を自ら焙煎したコーヒーをいただきます。

今朝、出雲大神宮でお水を汲んできたのは、このためでした。友人が持参してくれたカセットコンロやポットで湯を沸かす間に、私はハンドミルでコーヒー豆を挽きました。

お湯を注ぐと、コーヒーの粉がもこもこ泡立ち。
まるで、シフォンケーキのよう。
これはコーヒーの新鮮さの証だそうです。

いい香りが漂ってきました。
森の中にいるみたい。
体も心もリラックスして眠っちゃいそう (-.-)zzz

一口すすると、香りが口いっぱいに広がって。
しばし舌の上で転がし味わって…。

なんて贅沢な時間なんだ (*´∇｀*)

友人の本業は、コーヒーには関係ありません。
しかし「趣味」と呼ぶには、本気度がすごすぎて。
その打ち込む姿に、少なからず影響を受けた私は、

お土産として、友人からこの焙煎したコーヒー豆をもらったこともあり、
帰宅後、ハンドミル「タイムモア C2」を購入しました。

これまでコーヒーは月に数回、インスタントを飲む程度だったのに。自宅で豆を挽いてコーヒーを飲むようになりました (^^)

この日の旅行プラン。
すべて京都在住の友達にお任せしました。

「きれいな景色を見ながら、のんびりしたい」
「久しぶりにゆっくりおしゃべりができたらいい」
そんな私の希望を見事にかなえてくれました。

旅のプラン作りから、必要なものの準備まで何から何まで、すっかりお世話になり感謝してもしきれません。忘れられない一日となりました。

明日からは、ひとりで姫路を巡ります。
この日は友人たちと別れ、京都駅から徒歩13分。
京都ユニバーサルホテル烏丸に宿泊しました。

1泊2食で5590円。
ホテル代の高い京都で、驚きの破格値です。

ここには2016年にも泊まりました。
部屋は綺麗。
従業員さんの対応も〇。
大浴場では、足を伸ばしてリラックス。
学食メニューのような夕食に、京都らしさはありませんが、味は良い。
…と好印象だったので、今回、リピしました。

客室は、2階から7階まで。
ワンフロアーの部屋数は、こんなにあります。

どこを見ても、似たような景色。
エレベーターを下りたら、どっちへ行けば自分の部屋なのか。
何回も間違えました(^▽^;)

いわゆるビジネスホテルの部屋ですが、セミダブルベッドは広々。ソファーに荷物が広げられるので使い勝手がいいのです。

バスタブも足を伸ばせて入れます。
アメニティは最小限。
ボディソープとリンスインシャンプーは備え付け。
歯ブラシとクシは、レセプションでもらいました。

チェックイン時にもらった夕食券と朝食券。

これを持って1階のレストランへ。
夕食は、17時30分から21時30分まで。
メニューは日替わり定食か、カレー定食のどちらかを選べます。

この日の日替わり定食は「トリ唐揚げと焼きそば」。

唐揚げは、揚げてから時間が経っているようで、食感がいまいちでした…。
おひたしは味がしないので、みそ汁に投入。
きんぴらごぼう、焼きそば、お味噌汁、ナタデココ入り杏仁豆腐は、まあ及第点かな。
これにサラダバー、ジュース、コーヒーなどドリンク飲み放題で、おなかいっぱい。

総合的に見て、今回も好印象だった京都ユニバーサルホテル烏丸。
ひとつ残念だったのは、大浴場です。
コロナ禍の人手不足で、休止中。
前回、広々していて気持ちよかったのに。
でも、部屋のバスルームもバスタブは広め。
窮屈さはありません。

お風呂と言えば、部屋で服を脱いだ時。
大量の砂がザザザザザーっと絨毯の上にばらまかれました。

え～、なんで!?
事態を呑み込めず、しばし呆然 (ﾟﾛﾟ)

よく見ると、長いからと折っていたジーパンの裾に、
先ほど行った砂浜の砂が入り込んでいたのです！

砂は絨毯に入り込み、掃除機がなければ、どうにもできません。
ああ～、ごめんなさい（＞＜）

靴の中にも、かなりの砂。
逆さにして振っても、完全に取りきることができません。
家に帰って水洗いするまでの3日間。
靴の中の異物感に耐えながら旅しました…（～～；

以上、ご覧いただきありがとうございました。
この後は「初めての姫路に右往左往!?」https://4travel.jp/travelogue/11906973　へ続きます。