疲れたOLの一人慰労旅行③想定外の知本温泉一泊

さてさて、前回の旅行記で記載した通り、緑島の宿から「今日は船も飛行機も運行しないかもしれない」と言われながらもとりあえずビビりながら空港へ。
https://4travel.jp/travelogue/11874781

念のため出発の1時間15分くらい前に来てみました。
空港の発着案内を見ると確かに離島航路の「徳安航空」、本日は緑島もお隣の蘭しょ島（オーキッドアイランド）もここまで全部欠航。
私はオンライン予約して購入済なので、その辺のお金のことも気になるところで。
Google翻訳で「今日の緑島行きを予約しています」と翻訳して、カウンターの方に伝える。
この時点で、欠航するかどうか固まっていないようで、16時まで待って飛ばなかったら返金できるけど、高い確率で飛ばないから今諦めても返金できます、みたいなことを言われる（Google翻訳でここまでやり取り）。
諦められないので「16時まで待ちます」と言い、空港でひたすら待つ。

その間、今日島に行けなかったらどうしようかな、と思い始める。

「台東に戻ってもう1泊でも良いけど、台東でやりたいこと全部やったしな」とも思う。
気分は緑島で温泉に入るモードになっていたので、近くの温泉に泊まりたいなと思いネットサーフィン。鹿野が知本がいいなと狙いを定める。

16時になり、館内放送で欠航が決定。
細かいけど英語のアナウンスは欠航になったと言ってるのに、日本語は”欠航になる可能性があります”という期待を持たせる言い方だった。でも欠航決定のことです。

顔馴染みになってしまった徳安航空カウンターで説明を受ける。
返金するね！と言われたので、「ちょっと待って明日の天気はどうですか？飛びそう？」と聞いてみる。
「断言できないけど多分大丈夫」、という感じ。
「じゃあキャンセルじゃなくて明日に変更したい」、とお願いするとオッケーとのこと。7時台と11時台があるとのことで、7時台だと早すぎるので11時台の予約をもらう。この時には少し日本語が話せるスタッフの方が来ていた。

飛行機を変更して、今夜の宿手配。
鹿野の方が行ってみたかったけど、直線距離が遠くていざタクシーで明日また空港までと考えると高くつくかぁと思い知本に。
ちょっと奮発して良い感じの宿を手配。
私がずっとスマホと睨めっこしてるときも、徳安の方が気にしてくれて、「台東に行くのか？バスしばらく無いぞ！大丈夫？」と心配してくれる。優しさが身に染みる。

並行して緑島の宿ともやりとりして、今日の分は返金してもらい、明日の部屋はキープしてもらう。
宿とLINEするって日本ではあんまり無いけど、こういう時すごく安心。
明日飛行機ダメなら船のチケット手配できるよ、と言われたけど、噂の揺れる船を回避したくてわざわざ飛行機取ってるのでできれば乗りたく無いなぁと思う。
船には乗らないつもりだったので、酔い止めももってこなかった。

というわけでまず知本へ移動。
Googleマップ情報だと、台東空港の裏手に康楽という駅がありそこから知本方面に乗れるらしい。
まずは空港からタクシーで康楽駅まで。
200ドル。ちぇっ、結局台東の中心部に行くのとタクシー代変わらないじゃないか。
このタクシーの運転手がシートベルトしなくてずっとアラートが鳴ってたり、ゲップしたりして嫌だった。

知本ゆき切符購入。
初乗り価格15ドル。

自動改札がない駅なので、駅員さんお一人がチケット販売と改札をこなす。

想像よりも新しく近代的な電車が来てびっくり。
これで新左営(高雄)までいけるみたい。

ほとんど人が乗っていなかった。
同じ車両に、地元民であろう仲良しな老夫婦が乗っていて、2人で揃ってお弁当食べてた。
私が電車の写真を撮りまくってたらニコニコ笑いながら見てた。

たった一駅で知本に到着。
反対側からの特急電車到着時間とバッティングして、駅の中が混雑してた。一気にローカル感が上がる。

バス時刻表。だいたい1時間に一本くらい。
鉄道に接続して無いので、電車のタイミングによっては待つことになる。

またまた観光バススタイルのこんな車両が来ました。
運賃25ドル。運転手さんにどこまで？と聞かれて知本温泉と中国語で言えなくて焦る。

知本温泉バス停から目の前のセンチュリーホテルに今日は一泊。
センチュリー21のセンチュリーです。
この旅のなかで、１番値段も高くて良い宿。

アゴダで予約して1時間も経ってないくらいだけど、ゲストカードなどがフロントにすでに印刷してあって、しっかりしてるホテルだった。
フロントで空港行きのシャトルを手配してもらえるか聞くとあるとのこと。バス？タクシー？と聞かれて、バスの方が安いだろうと思い、バスを250ドルで予約する。

お部屋はツインの広々～
今日は色々あったけど切り替えていこう。
一番安い部屋は和室で窓なしなのだけど、私は窓なしの部屋が嫌いで下からふたつ目の部屋にしました。

シャワーが独立しててよい。

こちらが温泉が出てくるバスタブ！
日本でもお部屋に温泉ついてるところ泊まったこと無いかも～嬉しい。

温泉の注意書き。日本とだいたい一緒。
この温泉、無色無臭なのだけど、ものすごく体が温まってずっと脚がポカポカでした。

浴衣もあります。
でも日本の浴衣とは違って、人間ドックの時に着るやつみたいな作り。

各階にウォーターサーバーあり。
台湾は飲み水にに困らなくて本当にありがたい。

吹き抜けで下がレストラン。

ホテルには、夕食ビュッフェ880ドルがあるらしかったのだが、今日はお部屋代に奮発してるので、ご飯まではいいかな、と思い散歩に出かける。

知本温泉の本気・クリスマスイルミネーション

結局温泉街に唯一あるコンビニ・ファミマでサラダとサラダチキン的なものを買って夕食にする。
結構色々食べすぎているのでちょうどよかった。

すっかりくつろいで、翌朝。
朝食は込みだったので遠慮なく頂く。
中華多めの、わずかに洋風ありって感じ。

この、アボリジニ味の豚肉がめちゃくちゃ美味しかった。

貴重な生野菜をこの機会にたくさん頂く。蓮根があるのが珍しい。

ローゼルとは。

豆乳を温める。

朝から台東空港の発着案内を見ていたらこの日の朝イチ7時台は欠航だったみたい。
11時台の便のほうにしておいて結果オーライ、朝ごはんも朝風呂も満喫できた。
空港“バス”の約束の時間に向かうとベルボーイさんが、“空港までの送迎を頼んだ人ですか？“と待ち構えていて、もうひとりのベルボーイさんがホテルの乗用車を回してきて、乗ってくださいと言う。
ええ、バスってこれ？ほぼタクシーじゃん。
他に便乗する人もおらず20分で空港到着。
空港から台東も200ドルするのに、知本温泉から250ドルでいいのはありがたい。

さて、今日こそ行けるか、緑島。
～つづく