ジョージアとアルメニア22日間の旅　⑨　黒海の街　バトゥミ

クタイシ　I 駅
昨日朝、下見済み。

16：30発　バトゥミ行き普通列車。

乗車券。１人２０gEL.　約１２０円。
4時間乗ってこれだけという驚異の価格。

車窓から。

割と近代的な駅です。

SAMTREDIAという比較的大きな駅でした。

車内は、満席にはならないけれど、常に半分くらいは座席が埋まっています。

物売りのおばさんが途中駅から乗ってきました。

早速買う人がいます。

先頭車両に乗っていたのですが、トイレは見当たらず、夫は停車したときにおりてトイレ探しに。

駅にいたおじさんが、「あの電車の一番後ろの車両にトイレがあるよ」と教えてくれ最後部まで移動して行ってきたそう。

使用には忍耐が必要なトイレだったとか。

さすがに、この座席で４時間はつらいなと、うつらうつらしたり日記代わりのメモを書いたりしてしのぎます。

真っ暗になって、すっかり夜汽車の風情。

線路が黒海に沿って湾曲しているので、はるかかなたのバトゥミの明かりが見えてました。ホテルやら、カジノの明かりです。

もう少しだなと、ちょっとほっとします。

そうして２０：４０ほぼ定刻通り、バトゥミ駅に到着。

バトゥミ駅は新しくなり市街地から距離があります。

ここでBoltを使えるように、SIMを買ったのに、クタイシ以降つながらないまま。

路線バスで行くことにしました。

バトゥミの路線バスは、トビリシの交通カードが使えると聞いていました。ということは、ミニバスではなくある程度の大きさのバスのはず。

予想どおり、立派なバスで、旅行者にもわかりやすいです。

「Batumi Argo Cable Carのバス停で降りたいのだけれど」と近くにいたお兄さんに聞いたら、まもなく「ここだよ・・」と教えてくれました。

バスを降りてびっくり。メスティアやクタイシのような街からくると、カジノやホテルのネオンがただただまぶしい。

バス停から歩いて１０分ほど。
２１時１０分。無事ホテルにチェックイン。

本日のお宿、Ｍｉｋｅ　Ｐａｌａｃｅ．

バトゥミの街を歩いて観光するのにはとても便利な場所でした。

ビジネスホテルで、シンプルですがきれいです。

水回りも快適。水圧、水量、普段何気なく使っていますが、ジョージアの小さな町を回ってくると、ありがたみがわかります。

トリプルの部屋にしたので、ゆったり。

ケトルも冷蔵庫も完備。

おはようございます。

昨夜は、この旅にしては珍しく夜の到着になりましたが、ぐっすり休みました。

きょうは素泊まりで朝ごはんがついていないので散歩しながら、よさそうなお店があったら、そこでいただくことにします。

アルメニア使徒教会。

この時間ではまだ開いていません。

アルメニア使徒教会の十字架。

クタイシのアルメニア教会の金ぴか十字架もこの形でした。

水飲み場。

バトゥミでは、あちこちで見かけた水飲み場。

集合住宅のようでもあるしホテルのようでもあります。

通りにあったコーヒースタンド。

早朝なので営業していませんが、かわいい。

朝ごはんを食べるようなカフェは、、まだ開店しているところが少なく、ホテルの近くに戻ってきて発見したお店。

アジャリハチャプリの専門店。
メスティアのガイドGeorgiさんが、「バトゥミにいったら、アジャリハチャプリの発祥地だからぜひとも食べてみるといいよ」と言っていたっけ。

どうやら開店直後で、おばちゃん一人が準備中。

アジャリハチャプリと炭酸水。
アジャリハチャプリが一つ９GEL.
お水が５GEL.　２３GELの朝ごはん。

ハチャプリとは、ジョージア語でフレッシュチーズのパンという意味らしい。
アジャリ地方のこのハチャプリは中に卵とバター。栄養満点。

でもすごいボリュームで二人で一つでよかったかも。

お店は改装したばかりで新しくてきれいでしたが、後ほど、ここがアジャリハチャプリの発祥のお店と知りました。「元祖アジャリハチャプリの店」となりますかね。

おいしい栄養満点のハチャプリをいただいた後、ホテルにいったん戻り、一休み。

９時半にホテルを出て、昨夜バスを降りたケーブルカーの駅に来ました。

ケーブルカーは１０時から。

それまで、周りを探検。

果物を売る屋台。おいしそう。

遊覧船の発着所もすぐそば。

レンタサイクルも完備。

さて、時間になりました。

一番乗りでチケットを購入。往復でひとり３０GEL。1800円くらい。

ケーブルカーの駅内からも海がよく見えますよ。

いよいよ出発。

わたくしたち夫婦のほかは、アジア系の女性二人組。

旧バトゥミ駅は今は貨物専用の駅になっています。

高いビルがこんなに。

トビリシよりも都会風。

緑の中の住宅街は高級住宅街？

昨日、夜汽車で走ってきた方向。

海抜８．５ｍの海辺の駅から、海抜２５２ｍのアヌリア山頂まで、全長２５８６ｍの空中散歩。

山頂の展望台からの眺めは最高。

右端のカラフルなビル、昨夜列車の窓から光がいろいろに動いてきれいに見えていました。

画面中央にあるのは教会でしょうか。

北の方、新しいバトゥミ駅のある辺り。

眺めを楽しんだので下ります。

先ほど眼下にみえた教会を横目に見ての下りでした。

さて、ケーブルカーの周辺は観光スポットの一つ。

先ほどの果物の屋台のように、いろいろなお店が並び始めました。
これは、自家製ワイン。５リットルのペットボトル入り。

この時、親しげに夫に話しかけてきた方あり。カザフスタンからの旅人でした。

海辺に沿ってお散歩。

釣り人、たくさん。
きょうは日曜日。

大漁だわ。

画面中央に見える尖塔のある建物はバトゥミ・ピアッツァ。

レストランやらお土産屋さんがあるショッピングモールらしい。
後ほど行ってみましょう。

イルカのモニュメント。

チャチャタワー。オスマン帝国支配時代にたてられた時計台を復元したもの。

今は、何も出ていませんが、昔は、ジョージアの蒸留酒チャチャが毎晩午後７時から１０分、四方の噴水から出ていたという、驚きのタワー。

チャチャはアルコール度数の高い蒸留酒というイメージでした。でもこの後、カヘティで飲む機会のあった夫、思っていたより飲みやすく香りもよくて、すっかりとりこになったみたい。

左はホテル。Le Méridien Batumi。

アルファベットタワー。

ジョージア文字（丸々としてかわいらしいアレ）アルファベット３３文字がらせん状にはめ込まれています。

おいしそうだったので、焼き栗を５GELで購入。

香ばしくて甘くておいしかったです。

観覧車のまえにあるのは「アリとニノの像」

アゼルバイジャン人のイスラム教徒アリとジョージア人キリスト教徒ニノの恋愛物語「アリとニノ」をモティーフにした像。ゆっくり像は移動するので、二人が重なったり離れたり。

石がごろごろしていますがビーチでは泳ぐ人もいます。

９月１０日、最高気温２５度くらいだと思うのですが。

とはいえ、最盛期は過ぎたようで、閉じたパラソルが並びます。

太陽の光が貴重な方々にとって、このくらいの気温も何のその。

（ロシアからきているような人が多かった）

海沿いのレストランの入り口。

こじんまりとした白い塔は灯台。

個性豊かなモニュメントの合間にひっそりと。

アルファベットタワー、白い尖塔があるのがバトゥミタワー。

面白いモニュメント「resarcher」

台の石板３３枚はジョージア語のアルファベットの数だそうです。

バトゥミシアター。

さて、海辺の散歩から旧市街へと戻ってきました。

横道に入ると見かけるのはトルコ風の張り出した二階のある家です。

バトゥミからトルコはもうすぐ。

聖二コラ教会です。
日曜日なので礼拝の人がたくさん。

幻想的なブルーの光が差し込む内部。

フレスコ画が見ごたえありました。

ヨーロッパ広場までやってきました。

メデア女王の像。

このまわりはカジノがたくさん。

朝のお散歩で通ったアルメニア教会。

中に入れました。

イスがあるのだわ。

ホテルに戻ってきて、途中のパン屋さんで買ってきたパンと手持ちの紅茶やコーヒーでランチというかおやつというかエネルギー補給。

朝食が栄養満点のハチャプリだったけれど、その後焼き栗しか食べていなかったから。

さて、小休止してまたまた街歩き。
そろそろお土産が気になってきます。

「いきがい」という名のお寿司やさん？

今日の夕飯はウクライナ料理店に行ってみることにしました。

大体このあたりと見当つけて歩きますが、探すのに一苦労。
八百屋のおじさんに聞いてみますが要領を得ず。
たまたま、英語を話すお兄さんが通りがかり、そのお店なら知っているよと教えてくれました。

メニューは手書きのウクライナ語のみ・・ときいていたので、あらかじめ翻訳サイトで「ボルシチ」「ぺリメニ」をウクライナ語で手帳に書いて、お店のおばちゃんに見せました。

ボルシチ。

ぺリメニ。上にはマヨネーズ。

ジョージア名物ヒンカリも、ウクライナのぺリメニも要するにギョウザです。
シルクロードを通って、ちょっとずつ変化して伝わっていったのかも。

お店の名前はそのままズバリ、Georgian UkbanianCuisine

「ジョージアのウクライナ料理店」

ちょっとわかりにくい場所（お店は地下）です。レジのところにウクライナの国旗があったので、夫が「応援しているよ！がんばってね！」と身振りで伝えると、おばちゃん微笑む。

夜になりました。ホテルの窓からはバトゥミの夜景が少し見えました。

おはようございます。

今日はトビリシに早朝の特急列車で移動します。

まずは、Boltでホテルからバトゥミ中央駅まで移動。

おとといの夜。不安だらけでこの駅に降り立った時、波の音が聞こえたなと思い出しました。

さて、駅構内の自販機。お水はもちろんBorjomi.

２０１５年完成の新しい駅なのでキレイです。

ジョージア鉄道ご自慢の特急列車に乗ります。

ジョージア鉄道のHPから購入可能。出発前に日本から買っていきました。

８時１０分バトゥミ発。

ほぼ満席だったので、事前購入してよかったと思います。

停車駅が少なく、それでもトビリシまで５時間ほど。

１３時１５分トビリシ到着。

メトロでアブラヴァリまで来ました。
おいしそうなパン屋さん。

久しぶりのフォーブラザースホテル。

荷物をおいたあと、メテヒ教会に行くことにしまs。

ホテルからは坂道を下って１０分足らず。

メテヒ教会です。

街の中ですが、断崖の上に立っています。

建立は5世紀。

トビリシを首都と定めたヴァフタング１世によって建てられました。
１６００年ほど前の話。

ヴァフタング１世の像。

ヴァフタング１世の像とメテヒ教会。

このあと、橋を渡って、お土産物を少々購入。
トビリシで過ごす日も残り少なくなってきています。

夕飯は、毎度おなじみのあのお店へ。

9日ぶり。

すっかり気に入ったフライドチキン、そしてカリフラワーとパプリカのソテー。
夫は、牛肉入りのスープ。私は野菜スープ。