（閲覧注意！！）バンコク（昆虫）食べ歩き(¯△¯;)

お客様が泊まっているホテルはBTSアリ駅から徒歩５分くらいの
ザ　クオーター　アリ ホテル　by UHG。
最近スクンビットのホテルの値上がりが凄いがここはブッキングドットコムで
2000バーツ以下朝食付きで出ている。

ロビーで待ってたらお嬢様登場。部屋を見せてくれた。
部屋は３０階の西側の部屋。おおーチャオプラヤー川まで見渡せる！

トイレからも良い眺めです。

お嬢様が「ウエルカムドリンク貰えるから３３階へ行きましょう。」と言う。
３３階の最高階にラウンジがあるんですねー。

じゃ、好きな席座ってー。で午後４時で日が傾いてきたので隅っこの方へ。

このホテルの裏は軍事基地だったり、周囲がお役所だったり、タイ国王が住む
王宮、ドゥシット地区に近いせいもあってかあまり高層ビルがないので
眺望がどの角度からも良いですね。
ウェルカムドリンクは固定で決まっています。強烈に冷たく甘酸っぱく、ちょい品物が香ります。

実は虫屋台はどこも夕方にならないと売り出しません。
そのため、夕方までどの虫が美味しいかとかのレクチャー。
お嬢様はジムで体鍛える派で、昔スズメバチのエキスが混ざったバームとかいう
スポーツ飲料を飲んでいたそうで。なんでも脂肪を燃焼させる効果があるそうで。
虫を食べて運動したら体脂肪が落ちて筋肉が増えるのでは？とちょっと期待しているようです。

３３階はラウンジの他に、フィットネスジム、プチインフィニティプールもあります。

こちらは別の日。サンセット時間は人が増えるので、私みたいにだらしない体型だと
ここのプールで夕日を眺めて優雅に乾杯、と言うのがちょっと恥ずかしいかも
しれません。誰かの記念撮影に確実に自分の贅肉が入ってしまいます。

１７時までラウンジで時間を潰し、BTSでラャチャティよティン駅までいきます。
この駅前には大きい映画館＆モールの「メジャー」がありますが、
この建物の中にあるわけではなかったです。
建物をチャトチャック側に出て、隣接しているビヤガーデン広場みたいなところの
おつまみ屋台が軒を連ねるところにありました。
　グーグルマップにも電話番号が掲載されていて、電話してメジャーの出口まで
迎えに来てもらいました。

グーグルマップに「虫料理」とタイ語で打ち込んだらヒットした店。
割と新しい店舗みたいです。

本日は６種類が売り出し中。
手前の竹筒虫（ロットグアン）が私が一番好きなやつです。
こいつは一生を竹の節の中で過ごすので、食べ物といえば竹の薄皮だけ。
臭みがないどころか、青竹の爽やかな香りがします。
緑色の葉っぱはパパダンリーフ（バイトゥーイ）と言われる、柏餅のような
香りがする癖のない葉っぱです。
　虫はどれもこの葉っぱと一緒に素揚げされたもので、注文を受けてから塩コショウと醤油をスプレー噴射して混ぜ混ぜして出してくれます。
他には蚕のさなぎ、コオロギ３種類、バッタでした。

こちらの店舗ではお持ち帰り出来やすいように、パウチの袋に入れてくれます。
タイ語ぺらぺらの外国人がやってきて、昆虫食に関してかなり真面目に質問しまくったせいか、お店のオーナーが大喜びして50バーツなのに３割り増しくらい
おまけしてくれました。
味は爽やかなかっぱえびせんです。

では２件目に行って、ここで食べられなかった虫を食べましょうー！
と言うことで再びBTSに乗りハーイェークラップラオ駅下車。
ユニオンモールのガネーシャの祠まで来ました。

ガネーシャの祠向こうの通りを見たらちょうどおじさんが虫をお鍋に投入しているところでした。道路側に出てお店へ行きます。
こちらは30バーツ、40バーツ、50バーツでサイズが分かれているようですが、
売られているのはさっきの店と全く同じ。。。

でもここのお店は調理しながら売るので、作り置きで時間が経ちすぎて冷めて
ポソポソになっている、ということはないみたいです。
　お嬢様が質問している間に、流れるように２０－３０代の若い世代のタイ人の
男性、女性が２種類くらい買って行きます。
そして売れ筋はやっぱりロットドゥアンと呼ばれる竹筒虫。
まあ私と同じ好みなんですね。

おじさんに、１月にカセサート大学学園祭に行った時の写メを見せて、この
ふっくらむっちりしているココヤシの害虫、ミルクワームは今は旬じゃないの？
と聞いてみると「こんな大きいやつは怖くて。それは勘弁してほしい。」と
言われてしまいました。おじさん、バッタ類は平気ですが、本当はイモムシは
苦手なようで、竹筒虫はよく売れるから出しているけど、、、という事情でした。
他にタガメとかサソリとかは、最近タイ人に人気がないのでうちでは売らない、とのことでした。

さて、６種類の虫を食べましたが、虫は小さいのでフライドチキンみたいに
ある程度食べてお腹いっぱいにはなりません。
　近所にイサーン料理の店もあるので、赤蟻の卵食べましょうか？と
提案しましたが、お腹は満たされないけど、全部揚げ物で胸焼けがする、とのことなのでユニオンモールのMKスキで無難にタイスキの夕食となりました。

ちなみにお嬢様、本当に好き嫌いなく何でも食べます。パクチーも辛いのも
全く大丈夫。
　昨今の若者事情を聞けば、彼氏もいるそうですが、彼氏には虫を食べていること
内緒だそうです。そうですよねー。日本人で虫が食べられる人って、蜂の子、ザザ虫、イナゴが食料認定されている地域を除いたらかなりハードルが高いはずです。
　私も、かじって、お腹がプチっとかニュルッとか、ドロっとかの食感だったらと
想像しただけで身悶えしましたが、サクサクして美味しい！とタイ人が
教えてくれてようやく竹筒虫を受け入れた感じです。

で、そのことをご両親にお嬢様伝えたらしいです。
そんなにお世話になったのに虫とタイスキだけで返すなんてとんでもない！と
思われたそうで、じゃあアユタヤ観光の帰り、ここへ行きませんか？
すごく良い雰囲気で、アユタヤ料理があるんですよ。。。と
先日セレブと一緒に行って熱中症でほぼ食べられなかったスリヤンジャンタラを
紹介してみたら、ご両親が飛びつきました。

３ヶ月ぶりのスリヤンジャンタラは平日のランチ時は私たちだけで静まり返っていました。雨季真っ只中なので、大変涼しいですね。

３ヶ月前に熱中症で液体以外全く体内に入っていかなかったのですが、この日は
４人で3500バーツセットメニューをオーダー。

一口も食べられなかったスズキの揚げたやつも美味しくいただきました。
こんな味だったのですねー。

多分、３ヶ月前にセレブがオーダーした料理は一番高いコースだったようです。
安い3500バーツセットだと、カオカームの肉だけ状態が仰々しく守られて出てきました。
ちなみに１３０年前の精米工場跡地に建てられているという自負があるのか、
ご飯もふっくら美味しく、どのおかずにも非常に合います。

右側が蓮の茎のココナツミルクの煮物。優しい味です。
これがアユタヤの料理のようですね。

さらに手の込んだタイの伝統菓子で１０種類のコースランチは締めくくられます。
やっぱり船など乗らずに、食事だけ楽しむのが良いですね。

スリヤンジャンタラ、広大な敷地に１００年以上前のオーナー家族が住んでいた
木造建築が解放されているので、こちらにも皆様をご案内し、お嬢様の栄え写真を撮ります。

古民家にアンティークなシャンデリア。割とマッチングするものですね。

こちらはバーエリアのテラスです。
お嬢様は後日、一人でメジャー横の昆虫屋台のお店に再訪し、全種類X２袋＝１２袋購入して日本へ持って帰り、彼氏には内緒で虫好き友達に配ったそうです。
お嬢様からご丁寧に感想をもらいました。
＊竹筒虫＝やっぱりこれがダントツで美味しいです！
＊蚕のさなぎ＝小さいカプセルにじゃがいものホクホクのさめたやつが詰まっている感じですね。
＊赤いバッタ＝スリムすぎて、食べるところ少ない感じです。
もっと大きいバッタが食べたいです！
＊黒いコオロギ＝サクサクして美味しいです！
＊小さいコオロギ＝羽が口の中でバラけて、内側にひっつくのがちょっとイラッとします。
＊色が薄いコオロギ＝あまり味に差がないです。というか全部塩コショウと醤油スプレーなので他の味出して欲しいです。

番外編：市場で抹茶を袋詰めにして売ってるのか？と思えば緑の飛び込みたいな奴。
おばさんに聞くと「カイナーム（水の卵）」と答えてた。
帰宅してからググると「ミジンコ浮き草」日本ではメダカの餌ですが、
割と栄養価の高いスーパーフードらしいです。
食べてみると小夏菜やサラダ菜と言ったくせのない葉野菜をとび子サイズにしたようなもの、でした。
一応葉野菜になるらしく、熱に弱いのでサラダとして食べるしかなさそうです。
１１月納期が開けるまでは赤蟻の卵もイサーン料理では割と出回ります。

　そうでした、最後に！
　エビカニなど甲殻類のアレルギーを持つ人は虫は食べないでください。
同じようにアレルギーを引き起こす可能性が極めて高いです。
　エビカニアレルギーなくても、初めてで大量に食べるのも控えてください。
慣れてないものを大量に食べるのは、疲れている時はアレルギー反応が出やすいです。