2019/05/05 - 2019/05/06
127位(同エリア633件中)
ぶんさん
2019年のGWは10連休!(といっても、毎年谷間の平日に有休を取るので、いつもこのくらいの連休になるのですが・笑)
ただ、チケットの手配で後手を踏んでしまい、関空からテヘランまで6フライト、内4フライトがLCCという本題に入る前から躓いたような旅になる予定だったのですが、香港~ロンドン間で利用予定だったスカンジナビア航空のパイロットのストライキの影響でまた躓いてしまい、旅程を大幅に見直す事を余儀なくされました。
タイトルに「again」と入っているのは、2015年のGWに同じようにイラン&コーカサス二ヶ国(アルメニア&ジョージア)を周ったため。
今回はイランをメインに、アルメニアに代わって未訪問のアゼルバイジャンへ。トビリシoutという点は前回と同じです。
【前回イラン編】https://4travel.jp/travelogue/11031148
【前回アルメニア前編】https://4travel.jp/travelogue/11035369
【前回アルメニア後編】https://4travel.jp/travelogue/11052074
【前回グルジア編】https://4travel.jp/travelogue/11035371
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- エーゲ航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
-
(アゼルバイジャン編からの続き)
4bedsのコンパートメントに私のほか、国内移動の巨漢アゼリー、国籍はアゼルでもアゼル語はほとんど解さないというロシア系女性、推定年齢三十代半ばのスーツ姿でツルッパゲのロシア人の兄ちゃんというメンバーでバクーを出た列車は、国境も越えて、終点トビリシまでラストスパート。 -
約30分遅れでトビリシ到着。
このホームにある手荷物預かり所(有人のロッカー)に荷物を預けるための現金を入手する為、一旦駅ナカの両替所で両替(1ユーロ=3ラリ)。
手荷物預かり所の営業時間は23時半までで、確か料金は10ラリだったような。 -
駅の上階にあるフードコートで2日ぶりの食事。イランで口の中をヤケドして、何を食べても痛かったので、アゼルバイジャンでは一日断食してました。
色んな種類のおかずを指差しして盛ってもらうスタイルで、これだけ盛ってもらって9ラリ。 -
トビリシでの目的はダヴィドガレジ複合修道院への日帰りツアーへの参加。Gareji Lineという会社が4月から10月末までの期間、よほどの事がない限り(つい最近、よほどの事があったらしい)毎日シャトルバスを運行。
Liberty Square横のPushkin Park内にあるPushkin像付近に10時45分集合、11時出発。料金は一人30ラリ。「予約不要」を謳っており、参加人数に応じて必要台数のミニバスをその場で手配しているようです。
この日はミニバス3台で催行。 -
出発して約1時間後に休憩。飲み物などの調達は必ずここまでに。休憩というよりもその為のストップかと思われます。
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併設のベーカリーでメロンパンのような物をお買い上げ。確か1個0.60ラリだったような。
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途中からは悪路になるので、なかなかスピードが上がらずノロノロ運転に。
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途中道路工事による渋滞に巻き込まれたこともあり、トビリシから3時間ほどかかって現地到着。ここで2時間の自由行動。
配布されたパンフレットには、到着が遅れても見学時間は2時間半は確保しますといったことが書かれてあったのですが・・。 -
国境やアゼルバイジャン側が見渡せる裏山へは後で登るとして、まずは現在も機能している(Lavra)修道院へ。ちなみに入場は無料。
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洞窟に造られた修道院というのがここの特徴。
ジョージアやアルメニアで多く見られる修道院とは、まるで全く別物のようです。 -
教会もちゃんとあります。「Chapel of Transfiguration」
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内部には、6世紀にこの修道院を開いた「David of Gareja」のお墓があるとの事ですが、スルーしてしまいました(^_^;)。
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続いて修道院の裏山を登って頂上を目指します。
なかなか急な山道でした。 -
頂上に着くと、眼下にはアゼルバイジャン領が広がります。
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奥に見える湖の上にも国境線が通っているらしいです。
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国境線がちゃんと画定されていない係争地域との事ですが、写真のほぼ左半分の平地部分は確実にアゼル領。もう少し左側にはアゼル側の国境警備隊の詰所らしき施設があります。
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ジョージア側国境警備兵の監視のもと、国旗を掲げた集団が何やらシュプレヒコールを上げていました。
帰国後にGareji LineのFBを見て知ったのですが、4月下旬にアゼル側の国境警備隊が突如、Udabno洞窟修道院へ下りる遊歩道への立ち入りを禁じる通達を出したそうです。おそらくこの通達に対する抗議活動かと。
5月下旬には、両国の市民が集結しての抗議活動が予定された為、ツアー自体が中止になった事もあったらしい。 -
こちらが頂上から少しアゼル側に下りた、Udabno洞窟修道院へ下りる遊歩道。
この日ふつうに通る事が出来たのは、アゼル側に人の動きが(日曜日だから?)一切見られなかったからではないかと思われます。 -
谷側に立っている杭は国境を示すらしい。
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という事は、この辺りは国境を越えてしまっている事になりますね。
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そんなキナ臭い事になっていたとも知らず、終始お気楽にツアーを楽しんでおりました。
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Udabno洞窟修道院の一部。遊歩道沿いにはこのような洞窟がいくつか見られます。
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内部のフレスコ画。
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再び山頂近くのResurrection Chapel(復活礼拝堂)まで登ってから、集合場所へ下りて戻ります。
このチャペルは警備兵の詰所になっているとかで、中に入る事はできませんでした。 -
滑らないように踏ん張っていないといけないんで、下りもそれなりに大変です。
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下山途中にも洞窟がありましたが、中に入る事は出来ませんでした。
パンフレットには「David's Tears」と呼ばれる湧き水の湧く所と紹介されています。 -
国内のほとんどの地域とは少々異なり、この辺りの土地はわりと荒涼としています。
「udabno」とはグルジア語で「砂漠」を意味します。 -
麓まで戻って来ました。集合時間までにちゃんと戻って来たのが、私以外はドイツ語話者ばかりという・・(笑)。
4年前のコーカサス旅行で出会った欧州人旅行者達が皆ここを推すので、それ以来、次回訪問時の宿題となっていました。欧米人にはかなりの人気観光地のようで、ツアー参加者もほぼ全員が欧米人。東洋人を見かけないのは、世界遺産ではないからかな。 -
帰り道、修道院近くのUdabno村にあるカフェで超遅いランチ。ハチャプリとレモネードで15ラリと観光地価格。
必ずこのお店に寄ることになっているようで、強制的にお土産屋に寄らされるツアー同様、お店からのキックバックとかありそうだ。 -
お店からの眺めはgood。
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20時頃にトビリシに帰還。ドライバーに言えば途中でも下ろしてもらえるようで、メトロのアヴラバリ駅で下ろしてもらいました。
駅からクラ川の方へ下りる途中で見つけた、元は教会であったであろう廃墟。 -
さらに急坂を下りていくと、クラ川のほとりに建つメテヒ教会。
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メテヒ教会の前から見た旧市街方面とその上のナリカラ砦。
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ロープウェイに乗ってナリカラ砦へ。そこからの夜景。
ロープウェイは片道2.5ラリ。頂上駅にも窓口があり、メトロカードへのチャージも可。ちなみに私が使用したメトロカードは4年前に購入したものですが、市バスや地下鉄でも問題なく使用できました。 -
旧市街にあるお店でまたハチャプリ。
ここのはUdabnoで食べたのとは違って、卵とチーズが乗ったアジャルリと呼ばれるタイプ。夜遅めの時間に食べるにはかなりヘビー。 -
クローズ直前のタイミングでトビリシ駅で荷物をピックアップすると、間一髪で空港行き37番のバスを逃してしまい、40分後ぐらいにやって来た137番のバスで空港へ。USBポートも付いたバスでした。空港へは深夜1時前に到着。
フライトは午前5時15分発で、まだチェックインカウンターもオープンしていませんでしたが、モバイルボーディングパスを入手できたのでセキュリティを通ろうとすると、早過ぎるという理由で通ることが出来ませんでした。
ただ、モバイルボーディングパス自体は有効との事なので、2時間後に再度出直して、セキュリティ通過後、共同ラウンジへ。空いた席がなかなか見つからないぐらい混雑していました。因みにシャワーは無し。 -
エーゲ航空A3 897便で一路アテネへ。自社(A3またはOA)便に1年間で4回搭乗すれば、エーゲ航空のゴールド資格維持へのハードルが半分下がるので、いわばその為の回数修行です。
チケットはチューリヒまで通しで154ユーロ。アップグレートクーポンを使って、チューリヒまでの2フライトともビジネスクラスにアップグレート済み。
アテネ出発が遅れたようで、この折り返し便も約30分遅れ。リニューアルされたアテネのラウンジに何とか寄りたいのですが・・。
(次編に続く)
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