ジブラルタルをほんのちょっとだけ☆hibiscusさん、スペインからジブラルタル国境超え！

イベリア半島の南東端に位置するジブラルタル。
地図を見ればまるでスペインの一部かのように見えますが、ここはれっきとしたイギリス領。

日本ではあまり馴染みがないものの、本国から離れたイギリス領というだけでなく、ヨーロッパ唯一の猿の生息地として、あるいは「ヨーロッパで最も危険」といわれる空港を有する地として、その特異性が際立ちます。

（ジブラルタル空港）

ヨーロッパで一番離発着が難しいといわれるジブラルタル空港。
そんなに便数が多くないので、離発着がない時間は歩けるとか…

（国境検問所）

1713年のユトレヒト条約の取り決めによってイギリスに統治権が与えられて以来、現在もイギリス領としてイギリス軍が駐留しています。

ですが、スペインは自国の領土と考えているためか？出入国スタンプは押されないようです。
逆にジブラルタルからスペインの出入国スタンプは押されるようです。なんだか不思議～

わずか6.5キロ平方メートルの面積に、およそ3万人の人々が暮らすジブラルタル。
北は中立地帯を挟んでスペインと国境を接し、南はジブラルタル海峡を挟んでアフリカ大陸に面する交通の要衝です。

住民のうち、もっとも多いのがイギリス系で27%、次いでスペイン系が24%、イタリア系19%やポルトガル系11%もそれぞれと高い割合を占めています。

（ジブラルタルの電話BOX）

（ジブラルタルのポスト）

イギリス領だけあって、赤い電話BOXや郵便ポストが並ぶ街並みにはイギリスの香りが漂います。

通貨はジブラルタルポンド。レートはイギリスポンドと同じで、イギリスポンドをジブラルタルで使うことも可能。
ユーロ圏からの観光客が多いため、たいていの場所でユーロでの支払いもできるようです。

300年以上にわたってイギリスが統治を続けているジブラルタルですが、スペインは現在も返還を求めており、その帰属問題が解決したわけではありません。

（ジブラルタルの象徴・ジブラルタルロック）

ジブラルタルの象徴が、街のあちこちから見える切り立った岩山、ターリクの山。
711年にこの地に侵入したアラブの首長ターリク・イブン・ザイードが「ターリクの山」と名付け、それがなまってジブラルタルになったのだとか。

英語では「ザ・ロック」と呼ばれ、ジブラルタルの代名詞として親しまれています。

（ジブラルタルロックから眺めるジブラルタルの街並み）

ザ・ロックの山頂からは、天気の良い日にはジブラルタル海峡の向こうにアフリカ大陸を望む絶景を楽しむことができます。

（ヨーロッパで唯一の野生の猿）

ザ・ロックは、ヨーロッパで唯一の野生の猿の生息地としても知られています。
猿は9世紀にアラブ人がアフリカから持ち込んだといわれており、「岩山に猿がいるかぎりイギリスの統治が続く」という言い伝えもあるそうです。

ザ・ロックの猿たちはイギリス軍によって保護されていて、第二次世界大戦中に物資不足で猿が激減したときには、当時の首相チャーチルが直々にジブラルタルの猿の保護を命じたというエピソードも残っています。

猿の親子、遠くをぼんやり眺めています。
「アフリカに帰りたいなぁ～」なんて思っているのかなぁ…

標高426メートルの山頂へはケーブルカーが便利です。
hibiscusさん、登りはケーブルカーで登ったようですが、この日はあいにくのお天気で山頂で土砂降りの雨が降ってきて1時間の足止めにあったそうです。

復旧まで待つのかと思いきや！
マラガに帰るバスの時間があるからと、土砂降りの雨の中なんと4キロの山道を歩いて下山したようです。･:*+.\(( °ω° ))/.:+

「疲れたけど楽しかった～♪」とhibiscusさん。
登山家のhibiscusさんですが、こんな悪条件下でも「楽しかった！」というプラス思考のあなたは凄い！！！

この後バスでマラガに戻ったそうです。
日帰りでも楽しめるジブラルタル♪

少しだけジブラルタルのこと知ることができたうずまきねこ^ - ^

Thank you hibiscusさん♡