2015/05/04 - 2015/05/06
224位(同エリア633件中)
ぶんさん
2015年のGWは当初イランから陸路トルクメニスタンを通ってウズベキスタンへ抜ける予定で、前年の6月頃にカタール航空の関空~マシュハド片道特典を押さえてありました。
しかし出発の3か月ほど前に、当てにしていたトルクメニスタンのトランジットビザの代理申請が不可になったと判り、観光ビザに高いお金を払うぐらいならと別の旅行を企て、ダメ元で経由地のイスタンブールの領事館でビザの申請をしてみるも敢無く失敗。予定の変更を余儀なくされました。
結局、既に取得していたウズベクビザを捨てる形になってしまうものの、最も追加出費が少なくて済む、イランから陸路アルメニアを通って最後グルジアのトビリシoutという風になりました。
この旅行時期の時点で既に、同国の日本語表記はジョージアに変更されていましたが、私自身がいまだにしっくりきていない(「ジョージアの首都は?」と聞かれたら「アトランタ」と答えてしまいそう)ので、旅行記では旧表記のグルジアと表記しております。
親ロシアだとか、政治的な主張の意味合いは一切ございません。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 航空会社
- ターキッシュ エアラインズ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
アルメニアからグルジア入国。
手続きは簡単でしたが、一番左に写っている同乗者の男性が、審査官から相当難癖をつけられたのか、何やら文句をタラタラ言っていた(言葉は分からないけど)。 -
国境から1時間ほどで、車は首都トビリシの中心へと入り、とある地下鉄の駅前で降ろされました。
「ここから地下鉄に乗って・・・」なんて考えていたら、目指していたアブラバリ駅である事が判明。
目的の宿は、駅から旧市街を歩いてすぐの筈。 -
目的の宿、トビリシ・ホステル。
イランで同宿(ほんの数時間だけ)だった、トラベラーのMARIELさんからオススメしていただきました。
中に入ると、男性二人が大工仕事中。 -
後でオーナーが来るので、それまで待ってほしいでとの事で、ウェルカムドリンクじゃないけど、ワインを振る舞ってくれました。
宿泊客の姿が見当たらないけど、まだ夕方近い早い時間なので、そのうち戻って来るでしょう。 -
空きっ腹に酒はキツいので、駅近くのベーカリーで食料調達。
パンが1個30~40円ぐらいと、ここグルジアも物価が安くて嬉しい♪ -
宿に戻って、買ったパンをかじっていると、オーナーらしき女性がやって来た。
彼女曰く、この宿は現在改装中で、営業を行っていないとの事。泊まるというなら、翌朝鍵を取りに来るまで一人で居てもらう事になるけど、それでも良いかという。そんなん先に言ってくれよ~(ーー゛)。
この辺り、宿探しには全然困らないエリアではあるけれど、外はすっかり日も暮れて、そのうえ雨模様。今さら面倒なので、ここに泊まる事にした。
鍵を取りに来る時間を聞かれたので、9時と答えると、オーナーと大工作業スタッフ達は、私を残して去って行った。 -
充てがわれたのはこの部屋。1泊13USDぐらい。特別料金なのかは不明。
ゲストを受け入れる態勢になっていないからか、wifiが飛んでなかった。
館内を完全に消灯して人の気配を消してしまうと、外から誰かに侵入されそうで怖いので、部屋の灯りは消しても、廊下の照明は一晩じゅう点灯させておいた。
真っ暗にしないと寝られないタチなので、なかなか寝付けなくてしんどい(+_+)。 -
そして翌朝、シャワーを浴びようにも、通常ならたっぷり出るであろうお湯がやはり出ない。
寒くないので水シャワーで我慢しようとしたけど、出てくるのはキンキンに冷えたコーカサスの雪解け水。
一瞬でギブ。 -
翌朝、オーナーが鍵を引き取りに来る時間まで少しヒマなので、誰もいない宿の中を一人寂しくブラブラ。
2階の部屋を覗くと、ベッドは取り払われていました。 -
この日は、エレヴァンの宿で1泊だけ一緒だった日本人のHさんと、カズベギで車をシェアする約束をしていて、メトロのディドベ駅で待ち合わせ。
ちゃんと9時に引き渡しをして出て行かないと、待ち合わせの時間に間に合わないぐらいなのだけど、9時50分になっても現れないので、シビレを切らして出て行く事にした。宿代も支払い済みな訳だし。
門を施錠して、鍵はタイの出入国カードで封をして、門の向こうに投げ入れておいた。そして、その旨等々を記したメモを、なぜか持ってきていた糊で、門に貼りつけてようやく出発。 -
地下鉄でディドベ駅に着くと、駅のベンチで待って下さっていたHさんと合流。
メールで事情を説明していたとはいえ、かなりの時間待たせてしまった。
駅前のバスターミナルへ行くと、カズベギ行きのマルシュルートカのドライバーの客引きに声を掛けられた。
通常のマルシュルートカの車両に外国人観光客だけを乗せて、途中の観光スポットに立ち寄りながらカズベギまで行くとの事。
30分ほどで満席になり出発。 -
出発して1時間ほどでアナヌリ教会に到着。
-
フレスコ画の保存状態は、かなり良好のようでした。
-
ジンヴァリ貯水湖という人造湖のほとりにあるのですが、貯水量がかなり少ないようです。
-
教会のすぐ下まで水が張っていれば、もう少し眺めは良かったかもしれません。
-
教会の主たち?
-
わずかな見学時間しか与えられなかったので、速足で観て周りました。
-
再び出発。
標高が上がってくると、周囲の山々も雪化粧。 -
この大きな壁画は、ロシアとグルジアとの友好200年記念のモニュメント。
モンゴルにも同じような物がありましたっけ。 -
ここからの眺めは絶景。
でも、やっぱり寒い・・・。 -
カズベギの広場に到着。と同時にゲストハウスの客引きのおばさん達に囲まれる。
Hさんはここに泊まらず日帰りの予定。朝からさんざん待たせたのであんまりお待たせしないよう、一番押しの強かったおばさんトコにほぼ即決w。 -
連れて来られたのは、こちらのニノ・ハウスという、その名の通りニノさんというおばさんの家。
1泊素泊まりで10USDぐらい。二食付きだとさらにプラス10USDぐらい。
もちろん二食付きで。 -
寝室や共用のシャワー、トイレはとても清潔で、1泊10USDの宿のレベルでは無いように思いました。
-
寝室からの眺め。
見えている柵はバルコニーではなく、シャワー&トイレルームへつながる廊下。
冬場の夜のシャワー上がりなんかは、かなり寒そう。 -
普通の民家なんですが、完全に宿泊客用として使われている様子。
ファミリーは隣の離れで生活しているようで、離れとは直接行き来出来ないようになっていました。 -
再び広場に戻って、山の上にあるツミンダ・サメバ教会までHさんと車をシェア。
タクシー代は1台約1000円だったか1人あたり約1000円だったか。
歩いて登れなくは無いけど、道はかなりぬかるんでいる様子。
靴が汚れて水が浸み込んでしまうと、心がポキンと折れてしまうタチなので、車で良かったかも。 -
ツミンダ・サメバ教会。ここで1時間の観光タイム。
カズベギからかなり上ったので、空気がひんやりしています。 -
水飲み場があり、水が湧き出ていました。
おいしい水でした。 -
教会からの眺め。
カズベギの街が小さく見えます。 -
教会の中にも入ってみました。
-
内部は撮影禁止。
アルメニアにいた時なんかのように、信者と思われる人達が撮っていたら、便乗して自分も撮ったのでしょうが、他に誰も居なかったのでやめときました。 -
写真撮影の他にも、色々と禁止事項があるようです。
女性の服装ルールなんかは、ほぼモスク並みかと。 -
雲の向こうはカズベギ山。
テント持参で山の撮影をしている人がいました。 -
観光を終えて、カズベギに戻って来ました。
さっきまでいた、ツミンダ・サメバ教会が遠くに見えます。
トビリシから日帰りのHさんとはここでお別れ。
このHさん、4トラにトラベラー登録はされていないのですが、私の知り合いのトラベラーさん達の旅行記をよくご覧になっているそうで、Hさんご存じのトラベラーさん達にドーハやイランで会ってきたと言うと、とても驚いておられました。
皆さんの旅行記に比べたら、私の旅行記なんか大したことはありませんが、私のほうも是非~m(__)m。 -
特徴的なグルジア文字が描かれた警察車両。
この文字を初めて目にしたのが北京五輪の頃、ロシアとの軍事衝突を伝える現地ニュース番組の模様を伝えるNHKのニュース。
現地ニュース映像の字幕テロップにこんな文字がズラズラ出て来てつい萌えてしまい、報道内容がほとんど入ってこなかったという・・(^_^;)。
隣国アルメニアの文字と同様、使用人口が非常に少ない文字だと思うので、ソ連時代にキリル文字にとって代わられてもおかしくなさそうなものですが。
キリルでは表しにくい言語なんでしょうか。 -
この道をあと10kmも先へ行けばロシアとの国境。ここを通る車の多くがロシアナンバーで、軍事衝突以前はそれなりに多かったであろうグルジアナンバーの車はたまに通るのみ。
国境付近にもかかわらず、標識や看板等にキリル併記が無く、ロシアとの不仲が垣間見えたような。 -
夕食の時間になり、半地下のキッチン兼ダイニングへ。
もちろん、ニノさんお手製の家庭料理♪
同席だったベルギー人カップルと旅トーク。
グルジアで彼らが最もおすすめするのが、アゼルバイジャンとの国境付近に建つDavid Gareja修道院だそう。そういえば、エレバンで同宿だったスロベニア人達も同じことを言ってた。
トビリシから日帰りツーリストバスが、冬季を除く期間毎日出ているそうなので、日本ではあまり紹介されてませんが、欧米人には相当人気なのでしょう。 -
こちらが朝食。
朝食も夕食も特に時間が決まってなく、(常識的な範囲内になると思いますが)ゲストの希望を聞いて用意してくれます。 -
朝食後に付近を散歩。
朝方は空気が澄んでいて、山がきれいに映りますね。 -
トビリシ行きマルシュに乗って、ムツヘタの近くで降ろしてほしいと頼みました。
料金はトビリシまでと同額の10ラリ。
10時ごろに満席になり出発。 -
羊とか家畜に道路を塞がれるのは、コーカサスではもうおなじみの光景ですね。
-
カズベギを出て2時間半ほど経った頃、普通の道から高速道路のような道に入ってすぐの所で降ろされてしまいました。
ムツヘタの街もまったく見えないような場所で、どうしたものかと少し悩みましたが、近くにいた人に聞くと階段を指さして教えてくれました。
階段を登って側道に出るとマルシュが一台停車中。ちゃんとムツヘタに行くとの事なので乗り込みました。 -
およそ10分でムツヘタの中心部に着きました。
トビリシ行きもこのあたりから出発します。 -
一番よく目についた聖堂に向けて、5分ほど歩いていると・・
-
町の中心、スヴェティ・ツホヴェリ大聖堂に着きました。
国内最古の聖堂との事です。 -
聖堂内部
-
ここも内部は撮影禁止だったのかもしれませんが、熱心にお祈りされていた信者の方々もバシャバシャ撮っていたので、私も便乗しました。
-
教会周辺は、ツーリストエリアとして整備された感じの街並み。(それなりに良かったですけど)
この街には1時間も居られないので、丘の上に見えているシュヴァリ聖堂は残念ながらパス。 -
マルシュの停留所近くにあったサムタヴロ教会。
時間が無くなり、ここは少し覗いただけ。 -
ムツヘタからマルシュで30分ほどで、トビリシのディドベ・バスターミナルに到着。
トビリシ市内をまったく観ていないので、空港へ向かいつつ、時間の許す限り街歩き。ディドベ バスステーション バス系
-
とりあえず、街の中心っぽいルスタヴェリでメトロを下りてみました。
-
これは国会だったかな。
ルスタヴェリ大通り上には、この他にも博物館などの公的(と思われる)施設が多く見られ、ここがメインストリートのようです。 -
かと思えば、絵画やお土産になりそうな小物などを路上で売っていたりと、結構のんびりとした雰囲気でもあります。
-
通りの終点は自由広場。
通行量が多く、にぎやかで栄えているようですが、 -
少し裏道に入ると、こんな下町のような風景になります。
-
時間となり空港へ向かいますが、37番のバス1本で行けるようですが、道が混んでいたらイヤなので、メトロの終点(のひとつ手前だったかな?)まで行ってバスに乗り換えようと思います。
-
この長~いエスカレーターに乗った瞬間、「やっぱりバスにしときゃよかった」と後悔しました。
-
この駅(駅名は忘れました)でバスに乗り換え。
しかし、バスが見当たらず、結局空港までタクる事に。(8ラリ) -
10分少々で空港到着。ここでHさんに再会。(帰国日、帰国便とも私と同じだと聞いていたので、偶然ではないです。)
Hさんは、先ほどの駅からちゃんと空港行きのバスに乗ってきたそう。
(どうやら、駅から高台に上った所を走る幹線道路上にバス停があったらしい。) -
さようなら~。
また来たいです。 -
カズベギ山かな?
-
イスタンブールでは6時間ほど乗り継ぎ時間があったので、名物のサバサンドを食べに街へ。(Hさんとは別行動で)
美味しい事は美味しかったんですが、全く以って想像通りの味。
良い記念にはなりました。 -
先月の訪問時に、イスタンブールカードに間違って50リラもチャージしてしまったので、色んな乗り物を乗りまわしてみようと思います。
まずは、世界一短い地下鉄(というより地下ケーブルカー)の「テュネル」。
新市街の坂を上って行くのですが、所要時間はたったの1分半。 -
終点のテュネル広場駅から、ノスタルジックトラムバイというほぼ観光用の路面電車でタクシム広場へ。
途中の繁華街イスティクラル通りでは、かなり速度を落として走るので、小さな子供が車体にしがみついて来て遊んでいました。 -
タクシム広場に着くと、気になっていたぬれバーガーを1個買ってみました。1個3リラ。
-
それにしても…なんかつまらんなぁ。
人が多すぎるのか、
街がメジャー過ぎるのか、
これまで行った所が良すぎたのか、
ここでのトランジットももちろん楽しみにしてはいたのですが。 -
タクシム広場からフニキュレルという地下ケーブルカー(テュネルよりずっとモダンな車両)で、カバタシュへ。さらにフェリーに乗り換え。
-
所要時間約10分、料金2リラもしない貧乏クルーズです(笑)。
-
せっかくの夜景観賞でしたが、上手く写りませんでした(^_^;)。
-
アジア側のカドキョイという所にやってきました。
-
着いてすぐ、もう少し何か食べたいと思ったので、今度はピラフにしてみました。
油っこくなくて美味しかったです。
値段は3リラ。心なしか物価が安くなったような気がします。
そんなに時間はないので、観光する間もなくもう空港へ向かわなければなりません。マルマライ線とメトロを乗り継いで空港へ。
イスタンブールカードの残高、結構減りました。 -
TK46便、今は無き関空直行便にて帰国。
前年(2016年)のカタール航空(QR)に続く、貴重な深夜出発便の相次ぐ関空撤退、残念です。関空の利用者数が過去最高を更新し続けてるというのに・・。
特にTKの方に関しては、私自身がQRの撤退によってTKの利用が増えるとみてスタアラのステータスを取りに行ったとあって、正直頭を抱えました。
「もう何にも出来へんやん」と。
そりゃぁ、スタアラ乗りが三連休でヨーロッパ行くならNH203なんでしょうけど、出入国スタンプが毎回毎回フランクフルトじゃ何かつまらない。
それとやっぱり、連休が絡むと日系は確実に高い・・(T_T)。
ただ、今年(2017年)の関空旅博にTKが出展していたそうなので、再就航の意欲アリとみて、そこに望みを託します。
以上、最後は田舎民の勝手な嘆きでしたm(__)m。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
イラン&コーカサス二ヶ国(2015GW)
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
ジョージア (グルジア) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
ジョージア (グルジア) の人気ホテル
ジョージア (グルジア)で使うWi-Fiはレンタルしましたか?
フォートラベル GLOBAL WiFiなら
ジョージア (グルジア)最安
1,401円/日~
- 空港で受取・返却可能
- お得なポイントがたまる
旅行記グループ イラン&コーカサス二ヶ国(2015GW)
0
72