家族と一緒に暮らしていると、何かと「待つ」時間が多くなります。
たとえば、家族がじたくを整えるのを待つときや、食事が終わるのを待つとき。家族が"ちゃんと”やってくれているならいいのだけれど、たとえば寝坊して遅くなったり、テレビを見ながら食べていてとても遅かったりすると、イライラしてしまいます。
「待つ」という行動は、自分の時間を削るものだからなのかな、といまは思っています。
こうした「待ち時間」を別のことに使ってみたら、自然と片づけが進むことを発見したので、紹介したいと思います。
お風呂をもう沸かしておいたのに、子どもたちが何度言ってもYouTube視聴をやめてくれません。
「これが最後!」
「これが最後!」
「そうそう! ぜったい!」
ふたりは口々に言います。
でも、その動画はまだあと20分もある。
(どうせ終わったら、ちがう動画を観るんだろうなあ……)
いつものようにイライラしていたわたしは、とりあえず2階へ上がり、お風呂後に着る寝間着などを出して、洗面所で洗濯ものを片づけはじめました。
結局、ふたりは20分経って動画が終わっても、お風呂に入りませんでした。
* * * * *
約束を守らないこと呆れたものの、普段よりも気持ちは落ち着いていました。
2人に怒ったり、近くで見ていたわけではなかったからです。忙しい夜の時間帯にイライラした感情によってむだな時間を削られなかった。それどころか、普段は夕飯後にはじめる洗濯ものの片づけがすでに終わっていて、気分が良いくらいでした。
こんなふうに、「待たない」と決めたら、いろいろなことが変わっていきました。
* * * * *
たとえば、家族が朝の準備をしている間。
娘は、朝の身じたくがものすごく遅いんです。
楽しみな行事があるなど、やる気さえ出ればものすごく早く家を出ていくので、本当に気持ちの問題です。
わたしはいつも娘がのろのろしている様子を見て、遅刻しないかひやひやしたり、時計を見てイライラしたり、口うるさく言ったりして、気持ちが休まることがありませんでした。
わたしはいつも娘がのろのろしている様子を見て、遅刻しないかひやひやしたり、時計を見てイライラしたり、口うるさく言ったりして、気持ちが休まることがありませんでした。
娘を送り出したあとは、まだ7時半でほとんど何もしていないというのに、ぐったりしてしまっていました。そこからぼんやりスマホを見て、気づくと身支度をしなければいけない時間に……。
これも「待つのをやめた」ら解決しました。
今回は、先日紹介した「朝のデジタルデトックスチャレンジ」と組み合わせていて、起床後1時間は絶対にスマホを見ないと決めて、ひたすら動いています。
▼これ超おすすめです…!
たとえば今朝は、娘がのろのろしている間に、洗いものを済ませ、観葉植物をどけて埃が溜まった部分の掃除をし、ダイニングテーブルを片づけました。
ちょっとしたことですが、やってみると意外なくらい、気分が上向きに変わりました。
ちょっとしたことですが、やってみると意外なくらい、気分が上向きに変わりました。
なにより、気がつくと片づいているのがうれしい ──!
ずっと、手を止めて向き合うことが大事だと思っていました。それはそれで、大切なことです。でも、むだに長時間待つのがわたしにはよくなかった。
イライラしたり、そのせいで疲れて家事が滞るよりは、お互いにいいのかもしれないと思いました。
「待ち時間」は、日々のなかに何度もあります。
でも、その時間をどう使うかで日々の暮らしが変わるのだと感じるこのごろです。
追伸、
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こちらは暮らし系の投稿をまとめた「メイン」アカウントです。
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三條 凛花
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2018-03-09三條凛花の魔法シリーズ、第2弾です。この本を読むと「今すぐ動ける」ようになります。その方法として今すぐできるものから、じっくり問題解決するものまで、合計5つの「魔法」をご紹介しました。
中でもメインテーマは「家事の時間割」です。1作目でご紹介した「スケジュール」とは違い、1日の流れを確認するための表。時間に縛られる必要はありませんが、時間の波にうまく乗ることで、スムーズに家事が捗ります。
この本を読むと「やりたいことがたくさんあるのにうまく回らない」という悩みが解決します。1日にひとつだけ、少し特別なことをするのです。これを「とっておき家事」と呼びます。でも、それを続けていくためにはこつがあります。そこで、とっておき家事をどなたでも続けやすいようにメソッド化し、今日やりたい家事テーマがすぐに決まる"公式ガイドブック"としてつくりました。
三條 凛花
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2017-03-02
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※本文の内容は同じなので、すでに過去の著書をお持ちの方はご注意ください。
こちらの記事に連絡先・連絡方法・よくあるご質問等をまとめました。
【Q&A】 ---このブログについて---
Q. このブログは、どんなブログ?
このブログのキーワードを3つに絞るとしたら、「とっておき家事」「ノート術」「時間術」です。私が「とっておき家事」で行った内容と気づきがおもな更新内容です。なるべく読みものとして楽しんでいただけるよう、心がけています。
Q.だれが書いているの?
三條 凛花(さんじょう りんか)といいます。整理収納アドバイザー1級の資格を保有しています。コラムやエッセイを書くのがおもなお仕事です。
ほんの数年前まで、足の踏み場もない部屋に住み、日々の家事もままならない状態でした。そこから自力で脱出し、人並みに家事ができるように。今の私にとって、家事とは「心を整えるツール」と呼べるくらい、かけがえのないものになっています。(もちろん、面倒だ!と思うときもたくさんありますが)
2015年から毎日更新を続けています。10年の更新を続けたあと、2025年からは週1更新になる予定です。
Q.とっておき家事とは?
とっておき家事は、1日ひとつ、ふだんの家事に加えて少しだけ特別なことをするものです。「家事」とついていますが、どこまでを「とっておき家事」と設定するかの線引きは自分で決めます。
私は「家事=イエのコト」とし、家で行うこと全般や家族のことなど幅広く取り組んでいます。さらに詳しく知りたい方は、著書『365日のとっておき家事』をご覧ください。また、ほかの方の実例はtwitterのハッシュタグ「 #とっておき家事 」をご参照ください。
Q.とて家事ラボとは?
「とて家事ラボ」は、とっておき家事に挑戦してみたい読者さんをサポートするために作った無料のグループです。募集は年1回なのでお見逃しなく…!