免疫力が上がるアルカリ性体質(その1)
著者は歯科医で、患者の唾液のpHを測定し、歯だけでなく全身の健康との関係を調査してきました。その結果、酸性体質には以下の多くの問題があることが分かったそうです。
なお、ヨーロッパの医学界では、食事によってpHは変化するという考えが支持されていて、その一環として歯科クリニックで唾液のpH計測が一般的に行われているそうです。
1 唾液のpHと健康との関係
①虫歯との関係と対策
pHが低くて酸性になると虫歯ができやすくなるが、アルカリ性の食事療法を続けると、虫歯を自然治癒させます。アルカリ性の食品とは、そのもののpHでなく、食べてから体内でのpHで、本書の「アルカリ・酸性食品表」を最後に示します。
②酸性で歯の金属が脳に障害
金属の入れ歯やインプラント(人工歯根)は、唾液が酸性になると、ガルバニック電流による電磁波を発生しやすくなり、頭がクラクラしたり、食べ物の味が分からなくなる味覚障害になることがある。
③酸性で免疫力低下
酸性体質になると、白血球の働きが悪くなって免疫力が低下します。風邪をひきやすかったり、病気になりがちな人は、その可能性があります。
④ 酸性で慢性的な疲労感
体をハードに動かすと糖質が分解されて疲労物質である乳酸が生成されます。この乳酸はミネラルで中和されますが、酸性体質ではミネラル不足になるので、中和されずに慢性的な疲労感が残ります。
⑤ 栄養素の吸収不全による問題
酸性体質では中和するために体内のミネラルを大量に消費します。そうすると、ミネラルと一緒に働く栄養素がうまく働かなくなり、問題を引き起こします。例えば、皮膚炎や口内炎、眼の角膜炎、子供の成長障害、骨粗鬆症などの発症につながることがあります。
⑥ 栄養バランスの乱れによる生活習慣病
前記⑤による栄養バランスの乱れにより、様々な生活習慣病を発症させるリスクが高まります。具体的には2型糖尿病、通風、腎臓結石、脳卒中、動脈硬化、がん、認知症を引き起こす可能性があります。
⑦ その他の症状
眠気、気だるさ、便秘、下痢、頭痛、低血圧の症状は、酸性体質に起こりやすいと言われています。
2 酸性体質とがんとの関係
ドイツの生理学者のオットー・ハインリッヒ・ワールブルク(1883年~1970年)が、細胞内で低酸素濃度下や酸性条件下(恐らく、低酸素濃度下でグルコースを積極的に乳酸発酵させること)で、がんが発症あるいは増殖することを発見し、1931年にノーベル生理学・医学賞を受賞しました。
著者の唾液pH検査では、pH6.2以下ではがん患者が増え、pH5以下ではほとんどの人ががんを患っています。唾液pH検査でがんの誤診を見付け、無意味な手術を防いだこともあるそうです。
酸性環境でないと細胞内に入れないウィルス、カビ菌、細菌が多いそうです。例えば、C型肝炎ウィルス、インフルエンザウィルス、コロナウィルス、歯周病菌などです。
したがって、自身の身体を酸性体質からアルカリ性体質に変えることが、ウィルスや細菌の予防対策として重要になります。
3 アルカリ性体質になる食事術
アルカリ性体質になるには、食べて体内に入ったらpHが7以上になる食品を、50%以上摂ることです。なお、梅干しはpHを測ると酸性ですが、体内に入るとアルカリ性に変わります。ヨーロッパでは酸性食品は20%、アルカリ性食品は80%の摂取が理想とされています。
基本的には、炭水化物と動物性タンパク質を減らし、野菜と果物を増やすことを心がけて欲しいと、著者は書いています。
体内での「アルカリ・酸姓食品表(pHチャート)」を次に示します。
アルカリ性体質になるには、本書では食事以外の要因も上げています。長くなるので、次回にご紹介します。私には初めて知る情報が多く、健康対策としてきっとお役に立つと思います。
超硬水によるミネラル補充と脚のツリ解消
YouTubeの執行草舟チャンネルの【頭の回転が良くなる?運勢が上がる?性格が明るくなる?○○○○が必要!】を観て、日本の水はミネラル分が少ないので、日本人の骨は細く、冷え性、控えめな性格であると知りました。
一方、欧米人はミネラル分が多い水や野菜や肉を飲食するので、骨が太く、火照りや多汗症の陽体質があり、積極的で多弁な傾向があるそうです。
また、骨が細い日本人にはインプラント手術が向かないことや、筋肉を付け過ぎたり、水泳をし過ぎると健康を害することが分かります。
欧米では、陽体質の幼児が熱を出すと、幼児を氷水に浸けることがあるとは驚きでした。日本では考えられないことです。以下の絵は、私が無料の作画ソフトで作ったものです。
2 軟水と硬水の分類
硬水と軟水の違いは「1Lに含まれているカルシウムイオンとマグネシウムイオンの量」です。
カルシウムイオンやマグネシウムイオンの含有量が多ければ硬水と呼ばれ、含有量が少なければ軟水となります。具体的な数値は国によって異なり、日本の水道水は軟水がほとんどだと言われています。
硬水、軟水の条件として用いられているのが、WHOの飲料水質ガイドラインです。同ガイドラインでは次のように分類されています。数値の単位は mg/L です。
主に「軟水と硬水って何が違うの?特徴やメリット・デメリットについて徹底解説」をもとに、
まずは軟水のメリットとデメリットから以下に説明します。
① 日本人の口に合う美味しい水である。
② 洗剤の泡立ちが良く、洗濯、シャンプーやスキンケアに適している。
③ 内臓への負担が少なく乳幼児でも飲める。
4 硬水のメリットとデメリット
① 日本人の口に合わない不味い水である。
② 日本ではほとんどの地域で水道水として軟水が用いられており、慣れない人が急に硬水を飲むと、腹痛や下痢などの症状を引き起こす可能性がある(個人差がある)。
③ ミネラルが豊富な硬水は、美容や健康に良い。含まれる多量のカルシウムは、脂肪の燃焼を促進する効果があり、ダイエット中に不足する水分とミネラルを補給できるためである。
④ 渋みが気になるお茶や紅茶に硬水を使うと、癖を減らして飲みやすくできる。
⑤ 便秘解消になる。硬水は、軟水に比べてマグネシウムを多く含んでいる。マグネシウムは体内で吸収されにくく、腸内にとどまって水分を集めることで便を柔らかくする効果が期待できる。
⑥ カルシウムやナトリウムが多く含まれているため、過剰摂取による嘔吐や腹痛等に注意が必要である。
⑦ 食材との相性によって素材を引き立たせる。例えば、肉の煮込み料理に合う。硬い米の食感やコシのある麺に仕上がる。渋みが気になるお茶や紅茶には合う。お酒の味わいを変えたいときにもおすすめである。肉の煮込み料理に合い、臭みを減らしつつ軟らかく仕上げられる。
⑧ 腎臓に負担がかかる。硬水を過剰に摂取すると、腎臓のカルシウムのろ過が追いつかずに過剰となる場合がある。カルシウム過剰になると、ひどい場合には尿路結石といった症状を引き起こす可能性もある。
5 超硬水を飲んだ小生の体験
超硬水は脚のツリ(こむら返り)に効くと聴いたので、アマゾンからフランス産の超硬水「コントレックス」を買って、1日にコップ1杯くらい飲んでいます。
飲み始めてから2ヶ月になります。その結果、以下のことを確認しました。
① 飲水としては軟水より不味い。
② 脚のツリ(こむら返り)に効いた。
③ 体が火照るような気がする。
④ 便通が良くなった。
⑤ オナラがよく出る。
⑥ 焼酎に加えるとまろやかな味になる。
超硬水を過剰に摂取すると、腎臓に負担がかかるなどの問題が出そうなので、程々に摂るようにしています。
ムクナ豆で認知症が改善した事例
私は2019年からムクナ豆を栽培しています。今年は6年目です。以前に、その理由や栽培法をこのブログに「見直されたムクナ豆の栽培体験」と題して書きました。
毎年、ムクナ豆の収穫物を娘と親戚の女性に届けています。二人は疲労回復、一人は認知症予防が目的と聴いています。最近は、ムクナ豆の栽培者が増え、関連情報がネットにたくさん掲載されています。
この3年は、我が家の菜園のムクナ豆は、台風による豆棚の倒壊とカメムシに悩まされています。台風対策として、今年は自分で鉄パイプで豆棚を作りました。
強調
昨年収穫したムクナ豆が小さくなったと思ったので、今年は初めて堆肥と骨粉を畝に入れました。なお、今までは肥料や農薬を使わず、枯れ草、枯れ木、枯れ竹などを畝に埋めて、糸状菌の作用で養分を野菜に供給する”菌ちゃん農法”を採用してきました。なお、菌ちゃん農法のYouTubeはたくさんあります。
カメムシは毎日手で捕殺しています。てんとう虫の大きさで小さく、取り逃がしが多いです。ムクナ豆の葉の根元を食べて葉を枯らします。駆虫剤を吊るしたり、吸引器を使ったりと試行錯誤をしています。
2 ムクナ豆で認知症改善の事例報告
昨年末に、小生の96歳の母が夜間に自宅で転んで腰を打ち、歩行が困難になりました。MRI検査で骨には異常がないと医師から言われました。母がお世話になっているケアマネジャーに相談して、ホームに2ヶ月間入りリハビリを受けたら、歩けるようになりました。
しかし、帰宅したら母は自宅であることが分からず、短期記憶が喪失していました。連日、母が小生にコレは何か、アレは何かと質問ばかりし、頓珍漢な話を繰り返すようになりました。母が認知症になったと判断しました。
そこで、ムクナ豆が認知症に効くということを思い出し、毎食時に5粒を味噌汁に入れるなどして母に与えました。10日ほど経過したら、短期記憶が戻り、正常になりました。
ただし、ムクナ豆を何回か与えるのを忘れると、短期記憶が消えかかる傾向があったので、その後も毎日与えるようにしています。
なお、ムクナ豆は鍋で1時間半くらい多量に煮てから、冷凍して使っています。
3 ムクナ豆の効能の解説例
以下は、薬草研究家・中村 臣市郎氏によるムクナ豆の解説例です。これにもムクナ豆が認知症に効くと書かれています。文章の一部を読みやすいように小生が変更しました。
ビタミンDによるコロナワクチン後遺症の改善情報
最近、日本でも コロナワクチン後遺症の訴訟が増えてきました。
後遺症の検査法も確立されていないので、被害者の正確な数字も不明であり、今後も被害者の訴訟は増え続けることでしょう。
また、国としてのコロナワクチン後遺症の研究体制がなく、実態を明らかにすることなく闇に葬ろうとする気配すら感じます。さらに、後遺症の有効な治療法が確立されていないようです。
YAHOO!ニュース(2024年3月2日)によりますと、ワクチン問題研究会が発表した調査結果は、以下のようになっています。
「アメリカ国立医学図書館が提供する医学関連分野の文献データベースに掲載された副作用報告件数は2021年12月~2023年11月の間で3071件にのぼり、全ての臓器で疾患していたとのことです。また、血小板減少症、心筋炎、ギラン・バレー症候群、アナフィラキシーなど症状も多様でした。
日本のワクチン被害認定件数は1977~2021年までに3522件あり、死亡認定は151件、後遺症認定は473件です。一方で、1月31日現在の新型コロナウイルスのワクチン接種による被害認定数は6088件で、死亡の認定件数は453件、後遺症認定は39人となっています。」
2 米国でのビタミンによるコロナワクチン後遺症対策
今年の3月に、一般社団法人「ワクチン問題研究会」が厚生労働省での記者会見で、ビタミンDがコロナ後遺症に有効であると報告しました。その要旨の文章もあります。
福島雅典・ワクチン問題研究会 代表理事の説明では、アメリカの疾病制圧センターのガイドラインには、コロナ患者の血中のビタミンDとビタミンB12を測定しなさいと規定しているそうです。
トランプ大統領がコロナに罹患した際には、医師団がビタミンDと亜鉛を投与して、免疫を上げる処置をしたとのことです。
ビタミンDの作用は以下のとおりです。
我が国の医学界は、海外の最新情報を学ばないのでしょうか? 不思議でなりません。
なお、昨年の慈恵医大の報告では、日本人5518人の血中のビタミンD濃度を測定したら、以下のグラフのように98%がビタミンDの不足ないし欠乏が認められたそうです。日本人のビタミンD不足は、紫外線を嫌うこととも関係あるでしょう。そのため、日本人がコロナに罹りやすく、重症化しやすいのかもしれません。
我が国では血中のビタミンやミネラルの濃度を測定することは極めて稀です。健康診断の測定項目に入れていただきたいものです。
我が国の土壌は火山起源が多いため、欧米のように海底に堆積したミネラル豊富な石灰石が少ないので、我が国の水、野菜、動物にはミネラル分が少ないことはよく知られたことです。そのため、日本人は骨が細く、冷え性の人が多いそうです。そこで、日本人は意識してミネラルやビタミンを補充する必要があると思います。
なお、本ブログでは「あらゆる健康被害を防ぐビタミンD!」と題して、以前にビタミンDの効能などを紹介しました。
鍼灸師から学んだ健康法
1 自己流の健康法の問題
私の自己流の健康法が腰に悪影響を及ぼしていることを指摘してくれました。腰骨の一部が陥没しているとのことです。思い当たることがありました。確かNHKの番組で知り、坐骨神経痛対策として上向きに寝てソフトボールを臀部に当ててボールを転がすことをしてきました。ネットにも同様な療法のブログがありました。その療法を私も長期間、実施してきました。
最近、腰痛になってから、臀部だけでなく、背骨に近い腰にも自己流でソフトボールを当てました。そのために小生の腰骨の一部が陥没したと気づきました。自己流の健康法を反省しました。なお、鍼灸師の先生が言うには、椅子型のマッサージ機(マッサージチェア)を長く利用する人に骨の陥没や変形が多いそうです。
2 腰痛に温泉は厳禁
腰痛は熱を持った炎症なので、冷やす必要があり、湯船に腰を浸けて温めては行けないことも教えてもらいました。腰痛時には、湯船に入っても立ったままで湯を掛け、体を洗いなさいと言われました。腰痛を治すために、温泉に行くのは最悪だそうです。
3 簡単なウィルス退治法
一番驚いたことは、この鍼灸師の先生は毎日色々な患者に接するのに、コロナにもインフルエンザにも罹ったことがないと言われたことです。その理由として、喉の奥に付着したばい菌を洗い流すために、頻繁に水分を摂っているからだと言われました。万病を治すと言われている「Bスポット療法」に類似した方法でした。
4 口の機能訓練が必要
これは鍼灸師から学んだことではありませんが、上記③に関連する重要なことと思うので、最後に紹介します。
口の衰えは体の衰えより先に始まるそうです。最近、最終的に肺炎で亡くなる友人・知人が多いので、高齢者は口の機能の訓練が必要であることを、このYoutube「【誰でも5分でできる】口の機能を整える"3つの方法" - 75歳からの死亡リスクが大きく変わる!」で学びました。
最近の薬草体験(日本山人参茶、ムクナ豆、柿のヘタ茶)
以下に、最近の母と私の薬草体験を紹介します。
1 日本山人参茶
私の記憶では、以前は母はセキショウ酒を毎日おちょこ一杯飲んでいましたが、80歳を過ぎてからは日本山人参を菜園で栽培して、茎と葉を乾燥して、お茶にして毎晩飲んでいます。
母が言うには、日本山人参茶の作り方のコツが2つあります。1つは2月に葉と茎を採るために、10月頃に葉と茎を根元から切って若い茎葉を成長させることです。もう1つは2月に採った茎葉を2,3cm長さに切ってから、鍋などで加熱してしんなりさせてから、天日乾燥することです。加熱より葉に付いた虫の卵が死ぬため、保管中に茶が虫に食われずに長持ちします。
以下に、私が作った日本山人参茶の作り方と効能の資料を示します。
2 ムクナ豆
ムクナ豆については、以前に当ブログで紹介しました。今年で栽培を始めてから5年目になります。疲労と痴呆の防止のために、身内の3人の女性に提供してきました。
薬草研究家の中村 臣市郎氏によるムクナ豆の解説(2023年9月10日のfacebookによる情報)は、以下の通りです。
「ムクナ豆には、欧米の研究で明白にされたことは数百の薬理物質が含まれる。サポニン、アルカロイド・ポリフェノール、タンニン、精油、フラボノイドなどがそれだ。したがって、それらが人体に働くと100の効能を表すという、糖尿病、低体温、肝機能低下、免疫力増大、高血圧、認知症、アルツハイマー、記憶力増大、運動反射神経の増強、視力改善などがそれだ。特に冷え性に特効がある。
アルツハイマー・認知症、記憶力低下、低体温、運動機能の低下。走行不安定。書き忘れたことがあるがムクナ豆には人体の骨格とるタンパク質分子、全ての必須アミノ酸が含まれる。大豆にはリジンがないがムクナ豆には多量に含まれる。
それもガンにならない植物性タンパク質である。何しろ100の効能がドイツの研究で解明されている。これから先どんな劇的な物質が発見ざれるか楽しみである。
走行不安定・記憶力低・認知症・アルツハイマー。今年植えたムクナ豆の種子がついに実った。少し早いがこのマメの中に運動機能を劇的に改善させる神経伝達物質Lドパーミンが高濃度で含まれており、体験が連鎖的に続発している。
アルツハイマー・認知症・記憶力低下・低低温、免疫力低下に効能がある。豆であれば一日6個から8個・粉末であれば小さじ2杯が適量である。」
私はムクナ豆の栽培ばかりしていましたが、今年の10月から炊飯器でご飯を炊く時に、煮たムクナ豆を入れて(1人分で5ヶ)食べ始めました。ムクナ豆は固いので、1時間くらい煮てから、冷凍保存して使っています。煮汁には有効成分が含まれているので、ペットボトルに入れて、疲れた時に飲んでいます。
96歳の母はムクナ豆入りご飯を食べ始めて5日後に、寝起きのときに背中に痛みが走るのが消えました。私は疲労感が少なくなったように思います。
3 柿のヘタ茶
薬草研究家の中村臣市郎氏のfacebook(2023年10月9日)に、「民間療法では柿のヘタはゼンソク、気管支炎、咳止めの効能がありその働きは劇的であった。40年間の重度の喘息の方が柿の乾燥したヘタを4個ほどコップ5杯の水で60分煎じて食間に3回飲んだ。たった2日で40年間のゼンソクが治った。それ以後咳は出ていない。恐るべき薬物だ。」と書いてありました。
私は、胃が丈夫過ぎて逆流性食道炎になりやすく、そのために咳が出やすいため、弱い胃薬を毎日飲んでいます。
上記の中村臣市郎氏の情報を知り、試しに柿のヘタ茶を飲み始めました。飲み始めてからまだ1週間ですが、咳の出る回数が減ってきましたが、劇的な効果はないです。引続き、飲んでみます。人によって効果の違いはよくあることです。
私は他の民間療法で、劇的な効果を体験したことがある(例えば尿療法)ので、今後も信頼できる情報を探して、実際にトライして、健康維持に努めたいと思っています。
天城流湯治法で肩の痛みが解消
今年の1月に体力増進のためと、従来の運動に加えて、重量2kgのダンベルを両手に持って持ち上げることを始めました。すぐに両肩が痛み始めました。整形外科で診てもらったら静かにしていれば1ヶ月で治ると医師に言われました。
ところが、3ヶ月を経過しても痛みが治らず、意気消沈していた時に、偶然に観た以下のYouTubeの【四十肩・五十肩】療法を実施したら、直ちに快方に向かいました。
なお、このYouTubeは「カイロベーシックチャンネル」にあります。
私の場合、上記のYouTubeにあるように、手のひらの合谷(ごうこく)をゴリゴリと爪で押し動かすだけで、肩の痛みが小さくなりました。肩の痛みの原因が肩にあるのではなく、親指と人差し指の骨に骨格筋がくっついて硬直しているとことにあるという説明に驚きました。
もう少し詳しく知ろうと、杉本錬堂著『天城流湯治法エクササイズ のばす ほぐす ゆるめる 3つの技法で悩みを瞬時に解決!』を読み、以下の痛みの原因と療法の要旨を知りました。
2 痛みなどの原因
天城流湯治法によると、「痛み」や「しびれ」「違和感」といった身体の不調は、筋肉、筋膜、骨の癒着により、血流やリンパ液などの循環が滞ることによって引き起こされる場合が多いそうです。滞りにより筋肉がこわばり、こわばった筋肉が腱を引っ張って痛みを発生させます。
さらに詳しく説明しますと、筋肉は乳酸を発生しながら動いています。激しく動かすと乳酸の発生量が多くなり、筋肉内に残ってしまいます。筋肉は乳酸を異物とみなして緊張して硬くなり、痛みとなって警告を出します。これが筋肉痛です。筋肉が緊張し萎縮すると、筋肉に続く腱もしなやかさを失います。その結果、筋肉と腱は骨に癒着して動きにくくなるのと同時に、絶えず動いている関節などに負担がかかって、関節が痛くなるのです。
しかも痛いところとは全く別のところに原因が見つかることが多いのです。たとえば膝の真ん中が痛むときは、アキレス腱が癒着していたり、ふくらはぎに「瘀血(おけつ)」と呼ばれる血液の滞りが見られたりします。
3 療法
天城流湯治法では、萎縮した腱を「のばす」、固くなった筋肉を「ほぐす」、骨と筋肉の癒着を「ゆるめる」ことにより、骨は骨、筋肉は筋肉、腱は腱と別々に動くように戻すことを基本にします。
4 私の肩の痛みの療法例
杉本錬堂著『天城流湯治法エクササイズ のばす ほぐす ゆるめる 3つの技法で悩みを瞬時に解決!』では、肩の痛みで苦しんだ私が体験した療法を以下の図と写真で分かりやすく説明しています。
上記の本には、身体の部位別に不調の原因と療法が書いてあります。
YouTube「カイロベーシックチャンネル」内には、部位別、症状別に療法がありますので、参考にしてください。
不食の人たち!
さらに驚いたのは、断食のように我慢して「不食」にするのではなく、体が欲するままに不食になり、心身の幸福をもたらしていると言うのです。
なお、不食の人は様々であり、食べ物も水も全くとらない人、水だけは飲む人、少しだけ食べる人、青汁だけの人、少量の果実だけを摂取する人などがいます。
『食べない人たち 「不食」が人を健康にする』(マキノ出版)に不食の3人の体験が書かれています。主にこの本をベースにして、3人の不食体験を紹介することから始めます。
1 秋山佳胤氏
弁護士の秋山佳胤(よしたね)氏は、司法試験の勉強時代に体を壊し、体を作るために気功法を実践して元気になり、集中力も付きました。気功法で学んだ気の力に目覚めてから、自然治癒力で病気を治すホメオパシーを学ぶ過程で、食物を摂取することをやめて、プラナー(宇宙や大気あふれるエネルギー)だけで生きているジャスムヒーンさんを知りました。不食の分野で世界的な有名人です。
ジャスムヒーンさんのワークショップに参加し、7日間の不食の実験をして、秋山氏は不食が難しいことではないと気付きました。
自分の体の欲する1日1食から微食(生ジュース、生野菜など)へと進み、さらに無理をせずに何も食べない、水も飲まない生活になりました。大事なのは、ゆっくり減らすことで、無理な減食はとても危険なのです。ただし、友達などとの食事会などでは食事のお付き合いをし、子供の誕生日にはケーキも食べます。
不食生活により、人生で一番元気になり、体力がつき、疲労がなく、睡眠時間が短くなり、頭が冴え、1日の時間が延びたので、本職以外のボランティアや家族と過ごす時間が増えました。不食により食べものへの執着が薄れると、物事への執着も薄れ、精神的な飢餓感もおさまります。
2 森 美智代氏
鍼灸師の森 美智代氏は、21歳の時に脊髄小脳変性症で酩酊状態になって、歩くとよく転ぶようになりました。若い頃に脊髄小脳変性症を発病すると余命は5~10年と言われていました。大学病院で治る方法がないと言われて、西式健康法の後継者の甲田光雄氏の医院で、24日間の長期断食をしてから、次第に歩けるようになりました。2回目の20日間の断食が終わる頃に、すっかり元気になって普通に歩けるようになりました。その後、1日1食で野菜250gの青汁になり、現在まで25年間続いています。
誰でもできる不食のコツは、少食をめざすことです。少食を実践して顕著な良いことは、次の3点です。
①寿命が延びる。
②免疫力・自然治癒力が高まる。
③若返る。
少食・不食では、最初は体重が減っていっても、最終的にはその人にとってベストの体重に落ち着くようです。つまり、やせていく人もいれば太っていく人もいます。
『霊性を高める少食法』(徳間書店)で、森氏は不食に慣れると、霊性が高まり、運命が好転し、心配事も起こらなくなると書いています。
3 山田鷹夫氏
不食研究所所長の山田鷹夫氏は、50代になって徐々に食べ物を減らしていく不食の実験を始めました。その背景には、小倉重成著『一日一食健康法』(講談社)から少食により難病治療ができることや疲れ知らずになること、甲田光雄著『驚異の超少食療法』(春秋社)で1日青汁1杯だけで7年余りも暮らしている夫人がいることを知ったことがあります。この夫人は1日青汁1杯で体が弱るどころか、どこの病院でも治らなかった強度の頭痛も治り、体調も以前よりよくなったのです。
不食の実験は、辛くはなくて楽しい日々でありました。実験が進んでいくと、食べないことが快感に変わっていき、そして不食がやめられなくなります。
少食(1日1食)からどんどん食事を減らし、3年かけて最終的には「微食」にたどり着きました。「微食」は1食より少ない量の食事です。
実験の結果、不食は「慣れ」であり、人は澄んでいて、体もとても美しく、二十歳の体に戻ります。さらに、病気とは無縁になり、体が疲れなくなり、悩みが少なくなって楽天的になります。
以下にも、「不食」の人を紹介します。
4 稲葉耶季(やすえ)氏
主に稲葉耶季著『食べない、死なない、争わない』(マキノ出版)から、以下の情報を得ました。この本を書かれた3年後に、著者は75歳で亡くなりました。
都庁職員、裁判官、大学教授を経て僧侶となった稲葉耶季氏は、もともと少食でしたが、しだいに食べるものの種類と量が減り、一時は5ヶ月間、水以外はとらない不食の生活をしました。その後は、1日に少量の玄米ご飯と野菜などをとる超少食で過ごしました。完全な菜食主義者(ビーガン)です。
この食事にしてから20年間、風邪以外の病気にかからず、薬を飲んだり、病院に行くことはありません。
森氏のモットーは「自分にとっての自然な流れを大切にして、心地よく生きる」で、各地の瞑想会、腐食や超少食、ヒマラヤの学校づくり、インドで仏教復興の仕事をして過ごした。なお、収入の9割をヒマラヤに造った学校の運営費に当てました。
不食の人はごく短時間の睡眠でよいので、時間ができて多くの仕事ができます。
5 「1日1食」の有名人
「不食」は一般人が簡単にできることではないですが、「1日1食」を行っている人は多いようです。以下に「1日1食」の有名人を紹介します。
作曲家として活躍している三枝成彰(さえぐさ しげあき)氏の著書『無敵の「1日1食」―疲れ知らずで頭が冴える!』(SB新書)から、同氏の食生活などを紹介します。
同氏は40代から自己流で「1日1食」にし、朝・昼は奥様が煎じた漢方ドリンク、夕食は毎日のように会食で好きなだけ酒を飲んで、好きなだけ肉も含めて食べるというスタイルです。
「1日1食」の目的が痩せるためではなく、全力で仕事(オペラの作曲)をし続けるためです。3時間のオペラに3000時間を費やします。食事の回数が増えると、眠くなって長丁場の仕事ができないためです。
船瀬俊介著『やってみました! 1日1食』(三五館)には、有名人のビートたけし、タモリ、水谷豊、千葉真一、福山雅治が「1日1食」であると書いてあります。そして、「腹八分で医者いらず」に続けて「腹六分で老いを忘れる」「腹四部で仏に近づく」。つまり、カロリー6割なら老化を防ぎ、4割なら悟りを開くと言ってます。
以上の体験談を読むと、苦痛なく体の欲するままに不食や少食になり、疲労が減り、体力がつき、睡眠時間が短くなり、難病が治り、病気になりにくくなり、心が穏やかになって楽天的になります。ただし、無理をせずに時間をかけて行うのがコツのようです。問題は、時間とお金が余ることのようで、その活用方法を考える必要があります。
現在、我が国では成人病やがん患者が増え続け、医療費が国家財政の大きな負担になっています。また食料自給率が低いことも問題になっています。「不食」の人たちの体験は、それらの問題の一つの解決策を提示していると思います。
今までの少食健康法
少食健康法は古くからあります。その多くの効能は、前回のブログで紹介した、青木厚著『「空腹」こそ最強のクスリ』(アスコム)や三浦直樹著『空腹が健康をつくる』(ナツメ社)に書いてある健康改善効果と同じです。しかし食事の内容や方法が少し異なっています。当然のことながら、まだ「オートファジー」機能が活性化して健康になることは分かっていません。ここでは、今までの代表的な3つの少食健康法のエッセンスを紹介します。
1 西式健康法
西勝造氏が1927年(昭和4年)に発表され健康法です。西氏はもともと体が弱く、医師から20歳まで行きられないだろうと宣告され、自分で古今東西の文献を読破し、各種健康法を自ら実践して、20年をかけて作り出した健康法です。
朝食抜きの生菜食(火を通さない生ものを食べる、生野菜ジュースなど)、柿の葉茶の飲用、温冷浴、背腹運動、合掌合蹠運動、金魚運動などの実践で、病気を寄せ付けず、真の健康体になり、健やかに老いることができると主張するものです。この健康法は、現在まで根強い人気を得ています。
朝食抜きの生菜食にすると、現代医学で治療法がない難病が劇的に改善することが珍しくないそうです。膠原病、筋ジストロフィー、関節リュウマチ、C型肝炎などの難病の大半に効果があります。
西式健康法・西会本部 著『西式健康法入門―ほんものの健康を手に入れるために』(平河出版社)が参考になります。
2 甲田式健康法
多くの病気で苦しんだ甲田光雄氏は、医師を志して大阪大学の医学部に入学し、大学病院へ入院して現代医学の治療を受けましたが、病状は一進一退でした。その後、上記の西式健康法に出会い、断続的に何度か断食を繰り返し、5年も経過したらすべての病気が治り、健康体になりました。それからは薬を出さない、注射も打たない医師となり、断食の指導をしました。
断食には、3日以上の「本断食」、「1日断食」、「半日断食」があります。中でも「半日断食」は簡単で、安全で、一人で実行でき、しかも効果があります。甲田医師が勧めるのは、朝食を抜く「半日断食」です。その基本は、
①朝食を食べずに、午前中は水分(生水、柿の葉茶、生野菜ジュースを0.5L以上)のみをとる。
②昼食と夕食の量はふだんより軽めにし、間食や夜食をしない。
③水分を1日1.5~2Lを目安にとる。アルコールはビールなら大1本、日本酒なら1合、ウィスキーならW1杯。
④メニューは玄米菜食とし、慣れてきたら肉や乳製品を避け、油、刺激物は避ける。
⑤夕食から昼食まで、最低18時間以上の間隔をあける。ただし、2時間以内の誤差は許容範囲とする。
断食は難病を治すだけでなく、スタミナが付く、宿便を排せつする、免疫を上げる、活性酸素を減らす、体脂肪が減る、肌が綺麗になる、冷え性が治るなど多くの効能があります。
甲田光雄著『奇跡が起こる半日断食』に、具体的な断食の方法や体験談が載っています。
3 石原メソッド
石原結實氏は、幼少期から虚弱で、扁桃腺炎や気管支炎をおこしたり、大腸炎を患って、よく発熱した。高校に入ってからは過敏性大腸炎で、頻繁に下痢を繰り返しました。西洋医や漢方医に診てもらい、薬を処方してもらったが、ほとんど効果がなかったそうです。
大学1年の時に「西式健康法」の本に偶然出くわし、実践してみました。朝食をやめて、キャベツで造った青汁を飲むようにしたら、下痢の回数が減り、「しぶり腹」(排便しても残っている感じ)が全く消失したそうです。
医師になり血液内科を専攻し、白血病、再生不良性貧血、悪性リンパ腫などの治療をしたが、今ほど効果のある治療法がなく、西洋医学に限界を感じました。海外数カ国で自然食運動の視察、長寿村の研究、自然療法病院での研修を積み、1982年から東京で診療所を開き、漢方薬だけを処方する診療と生活指導を行っています。
食事は簡単で楽な「朝食抜き」を勧め、朝は黒糖と生姜を入れた紅茶、人参・リンゴジュースを1、2杯飲む。昼食は蕎麦にし、ネギと七味唐辛子を加える。夕食はアルコールを含めて、何を食べてもよい。食事や風呂などで、体を温めることも重視しています。
少食、空腹は、癌や白血病、糖尿病を含めて万病を防ぎ、治します。さらに鬱気分がなくなり、体のだるさがとれ、睡眠時間が短くなり、性力が強くなり、二日酔いを防ぎ、不妊治療になります。
石原結實著『「空腹」療法』(ロング新書)、『「食べない」健康法』(PHP文庫)では、「1日2食」あるいは「1日1食」による健康法を説いています。
4 まとめ
今回、少食健康法として、「西式健康法」「甲田式健康法」「石原メソッド」の3方法を簡単に紹介しました。「甲田式健康法」と「石原メソッド」は、「西式健康法」がベースになっています。いずれの少食健康法も、基本は「朝食抜き」を勧めています。3方法で推奨する食物、飲み物などは異なっていますが、自分に適合するものや入手しやすいものを選択すれば良いと思います。
3つの健康法の確立者は、自分の難病を克服するために実践してきた方法を具体的に開示しているので、説得力があります。また多くの体験談を読むと、万病が治ることが理解できます。これらの少食健康法が広がると、医者、飲食業者、食料生産者は、きっと困るでことしょう。
空腹こそ最強のクスリ!
よくよく調べたら、1日2食のプチ断食で、青木厚著『「空腹」こそ最強のクスリ』(アスコム)にたどり着きました。ほぼ同じ内容ですが、三浦直樹著『空腹が健康をつくる』(ナツメ社)もあります。いずれの著者もお医者さんです。
なお、糖質制限食はダイエット法として一時流行しましたが、筋肉量が落ちたり、体を壊すケースがあるそうなので、要注意であると思っていました。
主に上記の2冊の本を元にして、プチ断食によるオートファジーと健康への効果などを以下に述べます。
1 オートファジー(自食作用)とは?
「日に2食」のプチ断食にすると、ノーベル賞を受けた大隅良典氏が解明した「オートファジー」機能が活性化して、体の不調や病気を予防するそうです。
大阪大学の猪阪善隆教授の説明を借用して、「オートファジー」の説明から始めます。
オートファジーとは細胞内にある不要な物質を分解する仕組みのことです。自分で自分の細胞を包み込み分解することから「Auto:自ら」「Phagy:食べる」=自食作用ともいわれています。
細胞内部に不要となった物質がみつかると、それらを包み込むための膜(隔離膜)が出現します。この隔離膜は不要な細胞質を包み込むように大きく進展し、「オートファゴソーム」という二重構造の球体のようなものになります。
その後、オートファゴソームは細胞内部にある「リソソーム」という球体と融合します。
リソソームには分解酵素が含まれており、オートファゴソームと融合することで内部の老廃物を分解します。これがオートファジーです。つまり、オートファジーは細胞内のリサイクル業者のような役割をしているのです。
オートファジーは細胞内部の物質をあらゆるダメージや障害から守るはたらきもしています。さらに、オートファジーは私たちが生きていくために必要な栄養素を生み出す働きもします。なかでも代表的な栄養素はタンパク質です。
オートファジーには、感染症の原因となる細菌を分解する働きもあります。細胞内に逃れた溶血性A群レンサ球菌、サルモレラ、結核菌、黄色ブドウ球菌などを分解する働きがあります。しかし一方で、クラミジア、腸炎ビブリオ、レジオネラ、歯周病菌などは、オートファジーを利用して増殖するので、こうした細菌に感染したら医師の指示に従ってください。
2 オートファジーを機能させる条件
三浦直樹著『空腹が健康をつくる』によると、下の写真のように食べ物が口に入ってから消化が完了するまでの時間は約16時間です。
16時間の空腹の時間を作ると、体の中で「オートファジー」が機能し始めるのです。私たちの体は、約60兆もの細胞でできており、細胞は主にタンパク質で作られています。そこで、古くなったり壊れたりした細胞内のタンパク質を集め、分解し、それらをもとに新しいタンパク質を作るのです。そして、古くなった細胞を内側から新しく生まれ変わらせるのです。
3 オートファジーの効果
体にとって不要なタンパク質や老廃物や感染症を引き起こす病原菌が一掃されると、以下の効果が生じます。
① 脂肪を減らし、肥満を解消する。
② 糖尿病を改善する。
オートファジーにはインスリンの分泌を促し、2型糖尿病を改善させる可能性があります。
③ がんを予防する。
日本癌学会の発表では、がんが発生する主要な原因は、たばこ(30%)と肥満(30%)です。肥満にならないことはがんの予防には重要なのです。
④ 高血圧症を改善する。
内臓脂肪が分解され、血液中の糖質、悪玉コレステロールが減れば、高血圧の改善に繋がります。オートファジーは、動脈硬化など、血管障害の予防や治療に効果があると考えられています
⑤ 認知症のリスクを減らす。
⑥ アレルギーを改善する。
食べ過ぎがなくなると腸内環境が良くなるため、免疫力の過剰反応がなくなります。
⑦ 感染症を予防する。
オートファジーには、感染症の原因となる細菌を分解する働きがあります。
⑧ 老化を防ぎ、疲れにくい体になる。
オートファジーにより細胞内の古いミトコンドリアが一掃され、新しく生まれ変わるから、細胞内の老化を食い止めることができます。
オートファジーにより成長ホルモンの分泌を促し、「代謝を高める」「筋肉量を増やす」「コラーゲンを作る」「脂肪の分解を促進する」といったはたらきがあります。そのため、シワやシミなど、老化による肌のトラブルや、筋肉量の低下に伴う疲労感などが改善されます。
⑨ その他
昼間に眠くならない、記憶力が増す、集中力がつく、宿便排泄、不妊治療、血栓除去、肌荒れ改善など。
4 16時間の空腹の時間を作る食事法
16時間の空腹の時間を作ると、体の中で「オートファジー」が機能し始めます。したがって、都合の良いタイムスケジュールで日に2回の食事をとり、16時間の空腹の時間を作ります。例えば、以下のように。
食事の際には、何を食べても構いません。炭水化物も脂肪も好きなだけ食べても問題ありません。空腹の時間中に、お腹が空いたら、ナッツ類であれば、いくら食べても構いません。生野菜、チーズ、ヨーグルトでも良いです。
5 その他の注意
① 必ず簡単な筋トレを実行する。
空腹の時間を作ると、一日の総摂取カロリーが減り、体重とともに筋肉量も落ちます。そこで、対策として無理のない筋トレを心がけます。例えば階段の上り下り、腕立て伏せ、腹筋、スクワット、ジョギングなどです。
② がん患者には空腹が逆効果になる恐れがある。
がんの治療のために、がん細胞に栄養が送られないようにする「兵糧攻め」が行われますが、オートファジーが働くと自分で栄養を作り出すため、がん細胞が生き残りやくくなります。したがってがん患者は、16時間の空腹の時間を作る食事法は医師の指示に従ってください。
今月から、私も1日2食を始めました。難なくスタートし、すぐに目覚めがよく頭が冴えてきた感じがしました。今後、体質改善効果が出てくるのを楽しみにしています。