パリの家/エリザベス・ボウエン(著) 太田良子(訳)
2016/12/29 (Thu)
📚フィクション↓
11歳の少女ヘンリエッタは、半日ほどあずけられたパリのフィッシャー家で、私生児の少年レオポルドに出会う。レオポルドはまだ見ぬ実の母親との対面を、ここで心待ちにしていた。家の2階で病に臥している老婦人マダム・フィッシャーは、実娘のナオミとともに、自宅を下宿屋にして、パリに留学にきた少女たちをあずかってきた。レオポルドの母も結婚前にそこを訪れたひとりだった。青年マックスもこのパリの家をよく訪れていた。パリの家には、旅の途中、ひととき立ち寄るだけのはずだった。しかし無垢なヘンリエッタとレオポルドの前に、その歪んだ過去が繙かれ、残酷な現実が立ち現れる……。
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(雪華の本)雪のかえりみち/藤原一枝(作) はたこうしろう(絵)
2016/12/29 (Thu)
大好きな雪の本を集めてみました。
きっかけはベントレーが撮影した雪の結晶写真。
その美しさに心を奪われ、雪の結晶について調べるうちに、ベントレーより前に日本にも雪の結晶を顕微鏡で観察し「雪華図説」という記録を残した人がいることを知りました。
「雪の殿様」と呼ばれている古河藩主の土井利位です。
「雪華図説」が展示されている古河歴史博物館(茨城県)の周囲には雪の結晶があちらこちらに。
静かで凛とした佇まいの町です。
機会がありましたら是非訪ねてみてください。
今回の書籍案内人・・・・Arika
雪のかえりみち (えほん・ハートランド)/岩崎書店
¥価格不明
Amazon.co.jp
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