雑貨茶屋のトホホな毎日

ウチのオカンは、あのトシにしてはスタイルがいい。
まあそれなりに下っ腹は出ているが、大変スラリとしていらっさる。娘二人はこんなにどってりしているというのに。
でまあ、それはナゼかと考えてみたのだが。

彼女はものすごく腰が軽いのだ。
ちょこまかちょこまかとよく動く。
ははーん、そゆことか。

で、ウチの2匹だけど。





うんうん、もうちょっとで片付け終わるから。
もーちょっと待ってねー。


……ト、聞くが早いが。





わっちゃん……。





キミはまだ若いのに。





ほんとーーに、わっちゃんはすぐごろり。
タナちゃんはわりときっちり座ってじーっと待ってるのに。
オカンの件といい、このへんで体型の差って出て来るんじゃないの？


ト思ったので、今回の出張で無理やり予定にぶっ込みました。



どどーん。
『江戸東京博物館』。
イヒヒー。
やっぱり身軽に動かんといかんな、ト。



前に来た時もそう思ったけど、
ホントにムダに広いわ～。ぜいたくやわ～。




で、どう見てもこのエスカレーターがスパイダーマンに見えるのだが。
どうだろう。

まあそのスパイダーマンには乗らずに下に行くんですけどね、今回は。
なんてったって目的はこれですもん。





『五百羅漢』。
～幕末の絵師・狩野一信～増上寺秘蔵の仏画100幅一挙公開


やーもうすげかったです。
びっしり描き込まれた色の渦。それが100幅。
とにかく濃い。
そしてとにかく細かい。
髪の毛一本まで細かく描き込まれている。
いや髪の毛だけじゃなく、耳毛や乳毛まで描き込んである。
よくもまあここまで描いたもんだよ、狩野一信。
そしてなかなか新しい切り口の説明。
『羅漢ビーム』なんて、普通、博物館の説明で出て来んぞ。




個人的に見どころは、なぜか全員半笑いの羅漢さん。
なんで半笑いやん？
みんな半笑い。
動物も半笑い。
トラとか猿とか鹿とか超かわいい。
そして『子供』も出てくるんだけど、どう見ても子供じゃない。
オジイヤンかと思ったら実は子供だったトいう。

さらに。
音声ガイドのナビゲーターの大滝秀治！！
もう最高です。
何回も何回も聞いちゃうくらい。そしてクスッと笑っちまうくらい。

行かれるご予定の方、ぜひとも音声ガイドを。


あーおもしろかった。
全部一気に観るのはかなりのパワーがいるけども。
それにしても、フットワーク軽く観に行ったのがコレ。
軽いんだか、重いんだか。






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