雑貨茶屋のトホホな毎日
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note始めました

ご無沙汰しています。

最近はもっぱらInstagramだけでなかなかこちらの更新ができず
申し訳ない。
というわけでもないんだけど、比較的簡単に更新できるnoteを始めました。

よかったらたまにでいいんでのぞいてみてください。
よろしくお願いします。

こちらです→ワタナベリリコのnote

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2年。

2年たちました。
やっぱりタナちゃんがいない毎日はさびしい。


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今でもふにゃふにゃの身体やふわっふわの毛の感触は覚えてるので
きっとどこかで会えたら気がつくと思う。
いつでも帰ってきてくれていい。


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タナちゃんがいなくなってから
わっちゃんがタナちゃんの分までわしらに面倒をかける覚悟を持って
毎日を過ごすことにしたらしく、
とにかく手がかかって仕方がない。
だからタナちゃんのことをおもって泣いたりはしてないので
安心して。

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ま、そんな心配してないだろうけど。
思えばタナちゃんはそういうコだった。
ぽやんとしたかわいい顔で悪いことなんて考えてもいないよって天使みたいな風情で、
物陰に隠れて急に飛び出してきてわたしが大声出すのを「ヒャッハー!」って喜んで見てた。
病院に行くためにキャリーに押し込まれたわっちゃんがアオンアオンって叫ぶのをあわてて見にきてた。
他の人は「タナちゃん心配してるんだね」っていいふうに言ってくれてたけど、
わたしにはわかる。
あれはただ単におもしろがってただけだ。
そういうねこだった。

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もっと長く一緒に暮らせなくてごめんね。
まだ写真を見返せなくてごめんね。
ぐーぐる先生が「2018年の今日」とか「2016年の今日」とか
勝手に画像を見せようとしてくるんだけど、全然見られなくてごめんね。
そのうち。
そのうちね。


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タナちゃんがいた時はタナちゃんがわたしの胸の上で
わっちゃんは足の間で寝るのが決まりだったけど、
今年からどうやらわっちゃんが胸の上で寝ることに決めたらしい。
そうやってどんどんタナちゃんがしていたことをわっちゃんがするように
なってきた。

でも、3キロちょいだったタナちゃんと7キロちょいのわっちゃんじゃ
まったく違う。まったく違うから。
なんでも真似すりゃいいってもんじゃないって、
タナちゃん、そっちからわっちゃんに言ってくんないかな。
そっちでニヤニヤおもしろがってないでさ。
たのむよ。













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味噌と寺とわたし〜寺編〜

<味噌と寺とわたし〜味噌編〜はこちら


味噌カツと味噌煮込みうどんで満腹になったわたしたちは次の目的地「大樹寺」へ。

岡崎に行きたいなあと思った理由のひとつでもある大樹寺。こっち地方のひとじゃないときっとピンと来ないと思うのでざっくり説明を。
松平家・徳川将軍家の菩提寺として有名な大樹寺は1475年松平4代親忠が創建したお寺。親忠ってのは徳川家康の5代前の先祖。で、桶狭間の戦いで今川チームが負けてやばいやばいってことで家康が大高(名古屋市緑区)から逃げてきたのがこの大樹寺。



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立派な山門。すごいねえ。
三代将軍家光が建立したんだって。時代劇でよく聞く名前がバンバン出てくる。
この山門の真向かいには小学校があるんだけど、実は大樹寺の本堂からこの山門を通して小学校のずーっと先までまっすぐ見通せるようになってまして。


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小学校の向こうの門のそのまたずーっとまっすぐ先に、岡崎城があるんデスヨ。
大樹寺から岡崎城までを通称ビスタラインっていうらしい。約3キロ。
家康の生誕の地、岡崎城。行きたかったんだけど、今改修中で見学できないってことで次回に持ち越し。残念。
でもまあ来年2023年の大河が家康じゃん、今きっちり綺麗に直しておいた方がきっといろいろといいよね。観光客たくさん来るようになるだろうし。
「へーそうなんだー」
マヨミさんは大河を見ていない。
そしてわたしは今の大河にはどハマりしているけども、来年は果たして見るのだろうか。
「でもあたし思うんだけど」
うんなに?
「今そんなにハマってるんならとりあえず最初は見るんじゃない?」
他人事だな、マヨミさん自身は10:0で見ないと踏んだよ。


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本堂。
有名なお寺だからもっと広いのかなと思ってたけどそうでもない。

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お、松潤じゃないか。
とどことなくずんぐりした感のある家康像を撮影していたら、檀家さんらしきおばちゃんに声をかけられた。
「あら、松本潤くんファンクラブ?」
いやあの。
「いえいえ違うんですけどねーちょっと予習でーす」
「あらそう、ゆっくり見ていってねー」
はーい。
予習て。マヨミさん見る気あるんかい。
「わからん」


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まずは御本尊さまにお参りをしまして、その後有料の大方丈と収蔵庫、宝物殿を見学いたします。
有料のとこは撮影禁止なので大好物の欄間の画像でごまかします。


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収蔵庫には、家康を追って野武士の一隊が大樹寺を取り囲んだ際、和尚さんが門から引き抜いて戦ったという曰く付きのカンヌキが展示してある。
どうやら前にテレビの取材があったらしくその時の写真も展示。
「これ、誰?」
ああ、あばれる君だね。前にテレビでやったんだって。
「へぇー」
というわたしたちの会話が終わったと同時に横にいたおばちゃんずが「これ誰?」「あばれる君だがね」「へぇー」とリピート。そこからずっとわたしが収蔵庫を出るまでさざなみのように「あばれる君」「あばれる君」と聞こえていた。すごいなあと思ったのはここで「あばれる君って誰?」という人がいなかったことで。あばれる君だよ?こんな名前、知らなかったら絶対聞き直すでしょうに。みんな知ってるってことだよねえ。すごいねえ。あばれる君、がんばってるんだねえ。何目線?


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そしてここの名物というか、もうひとつ有名なのが代々の徳川将軍の位牌。
家康の遺言で「位牌は大樹寺に祀ること」ってのがあるとかで。
そしてお祀りしてある位牌ってのが臨終時の将軍の身長と同じ長さで。

ふーむ、家康159cmか。まあそこそこだね。お、秀忠さんは160cmか。
あら、生類憐れみの令でおなじみの綱吉が124cmって小さいなあ。
そっかご病気だったのね。へぇ〜。
マツケンサンバのイメージしかない暴れん坊将軍吉宗でも155cm。
それにしても、位牌を身長と同じ長さにする意味は。
まあなんとなく親近感は湧くかもね。
「身長測る専門の人がいたんだってー」
へーー。
「その人、将軍が亡くなった時以外はなにやってたんだろう」
そりゃそうそうしょっちゅう将軍は亡くならんしな。
「あたし思うんだけど」
なによ。
「すごい楽な仕事だよねえ」
いや、専門いうても普段は他の仕事もしてたと思うよ?で将軍が死んだーってことになったら呼ばれるんだよきっと。
「そっかー」
いや知らんけど。


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本堂からビスタラインをのぞむ。
来年の大河がどういう話で進むかはわからんけど、大樹寺は出るのかな。
出ればいいなあ。
松潤も来るかなあ。来るといいなあ。ファンクラブではないけども。

さて、次だけど。
さっきカクキューさんにあったのぼりの、ほれ。


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これ。
これで見つけた瀧山東照宮に行くことに。
あんなに前からどこに行こうだの相談してたくせに、結局当日ちらっと見かけたとこに行くとか、こーいう行き当たりばったりができるってやっぱりすごく楽でいいねえ。
てか、わたしが行きたいとこばっかり行ってるけどいいの?マヨミさんは。
「いいよーあたしこういうの全然わからんし」
わたしもわからんけど。
「えーそんなことないよ、あたし思うんだけど、やっぱり歴史知ってるともっと面白いよね」
そうだねえ。あたしもいっつもそう思うんだけど忘れちゃうんだよねー。

そして、「瀧山寺駐車場」に到着。
瀧山寺と瀧山東照宮は同じなのだろうか。
駐車場からすぐのところに「瀧山寺宝物殿↑」という看板を発見したんだけどもそこはスルーして、まずは道の先にあるっぽい東照宮をお参りしようということで進む。
進もうとは思うんだけど…。
「えー…聞いてないよーーー」
マヨミさんの泣き言が出るくらいなかなかの上り坂で。


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えーと…これはどっちに行けば。
石段より道路の方が楽かなあ。どうする?
「……ぜいぜい…」
実はこの日、9月中旬のくせに34℃のカンカン照りで。
この時点ですでに600mlのペットボトルの麦茶をすでに飲み干していて、そのすべてがきっと汗になっていたというなんとも暑苦しいどろどろのわたしたちだったのです。
まあマヨミさんの場合は土鍋いっぱいの味噌煮込みうどんの汁をすべて飲み干したせいで喉が渇いたのではないかという疑惑もあるけど。


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「あたしー思うんだけどー」
なーにー?
「車に戻って乗ってきたらいかんかなー」
いかんに決っとろう。
ここまで来たのにもったいないよ、がんばれもう少しだ!
「まじー?」
マジマジ!このカーブを過ぎれば……


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…過ぎれば…ごめん、嘘ついた。
「はーーー???うそーーー…」
が、がんばろう……。


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なんとか登り切った先にあった瀧山寺の本堂は古いけどとっても立派だった。
なんつっても天武天皇の時代、673年〜686年に開かれたおよそ1300年もの歴史を誇る古刹。
三桁の時代って。もう一体いつかもわからん。
すごいねえ…って、ちょっと!あれは!


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ちょっと!なにこれ!なにこれ!
頼朝の遺髪と歯!遺髪と歯を納めた運慶作の…運慶作の!観音像!を!
大展示!!大展示だよ!!
大展示に大興奮のわたくし。
ああ、鎌倉殿をずっと見ていてよかった。
大泉洋の遺髪と歯がここに!(違う。

もちろん本堂の内部もすごくよかった。
御本尊の薬師如来さんと日光月光さん、十二神将さんがぎゅうぎゅう詰めになってたけど。


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そしてこちらが瀧山東照宮。
かなりくたびれた感があるけどそれでも綺麗。
こちらももうすぐ改修に入るそうで、そしたらまた美しい極彩色に蘇ることでしょう。

さてこの後階段を降りて、駐車場からすぐのとこにあった宝物殿へ向かう。
階段降りたらさっきヒィヒィ言いながら登ってきた坂のあの分かれ道のとこで、
なんだよ〜階段選べばラクだったじゃんと思わなくもなかったけど、まあそれはそれとして。

宝物殿はとてもとても見応えのあるものでございました。
中は撮影禁止なので東照宮の写真でごまかします。

大変しゃべりのうまいご住職がポイントをおさえて教えてくれるんだけど、それがとてもわかりやすくておもしろかった。
なんといっても、源頼朝の遺髪と歯が収められてる聖観音は神々しいというか、あたしが知ってる運慶の仏像とはまったく雰囲気が違って着色もされてて身体のラインもやさしい感じで、いいもん見せてもらった感がハンパない。
お寺の仏像ってたいてい正面からしか見られないけど、ここはぐるりと背中側も見られるのでそこもまたよき。
あと帝釈天もよかったなあ。京都の東寺の帝釈天ほどはイケメンじゃないけど、ここの帝釈天さんもなかなかだと思う。
「でもなんで源頼朝の遺髪と歯が収められてるかって思うでしょう?」
てゆーか、本物なんですか?あ、いやえーと。
「フフフ、まあそう思われますわなあ」

ご住職の立て板に水のような説明をかいつまむと、まず、遺髪と髪を収めたという書物がもともとあった、と。で、国立博物館でX線撮影したところしっかり写っていた、と。
「こうね、斜めに木の棒が通ってて」
「あー、ここからこう斜めに?」
「そうそうその斜めの棒にこうして何か包みのような塊がね」
「これにしっかり留めてあるってことですね!」
「そうそう!」
もうほんとにね、マヨミさんてすごいと思う。だってもともと仏像やらが好きなあたしはウハウハ言うのは当たり前だと思うけど、マヨミさんはそうでもないはずで。なのにこんなに目をキラキラさせてすっごい食いついてて、そりゃご住職も盛り上がるわな。
「で、問題は」
「問題は!」
あうんの呼吸になってきたご住職とマヨミさん。
「それが本物かどうかってこと、ですわ」
うんうん、そうですよね。
「実は当時のうちの住職が寛伝上人っていって…」
ゴクリ。
「なんと源頼朝の従兄弟!」
「はーーー!」
はーーー!
盛り上がり最高潮。
「ね?遺髪と歯、もらってても不思議じゃないでしょう」
「はいはいはい」
なるほどー。
「おまけにこの聖観音、源頼朝と等身大」
「えーー!」
あたし的にはもう頼朝=大泉洋になっちゃってるもんだから、え、こんなに小柄なの?!ってちょっと混乱。


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「一生懸命聞いてくれるからこっちもご説明しましょか」
はいはい、のぞむところです。
「この十一面観世音菩薩様、よく見てて」
と言っておもむろに懐中電灯の灯りを当てるご住職。
「ほーら」
下から上へ。
おお、表情がかわる。
「ええええーーー!!すごいすごい、なんで?もう一回見せてください〜!」
マヨミさんナイスリアクション。
「わかる?」
そしてまた下から上、上から下、と懐中電灯を当てるご住職。
「すごいーーー!!お顔が違う!」
「でしょう!」
まるで自分が作ったかのように嬉しそうなご住職。
「これだけの技が鎌倉時代にすでにあった、ということ」
ですねえ。

ちょっと山道のぼったところにあるけど、岡崎に行った際はぜひ寄ってほしいなあ。
運慶作の仏像がこんなにまとめて間近で見られるのってなかなかないと思うので。
御朱印も超かっこいいっす。


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瀧山寺に向かう途中にあった仁王門にも帰りに寄った。
めっちゃ立派。


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なんかいるわ。
ほら、あの、青いの。
「ほんとだー!なんだろあれ」


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こっちは緑だ。
何かなあ、餓鬼とかが屋根を支えてるとかそーいうのなのかな。
「え、支えてるのあれ」
違う?
「屋根に挟まって苦しい助けてくれ〜とか言ってるんじゃないの?」
なぜにそんな非道なことを…。


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さて。
そろそろ夕方だしお茶でも飲んで帰ろうか、とやっと念願のオサレカフェに向かう。
予定ではここでおしゃれランチにするはずだったのに。
「でもあたし思うんだけど」
なに?
「ここまで絶対持たなかったよ、お昼はあそこで正解だよ」
うん、だよね。おしゃれクソ喰らえだよ。
てゆーか。
マヨミさんはいったいいつから整くんのような口癖が。



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「あたし思うんだけど」はマヨミさん。
「僕は常々考えているんですが」は整くん@ミステリと言う勿れ。
なんかもう途中からそれが面白くて面白くて、後半あんまりマヨミさんの話が頭に入ってこなかったよ。
ごめん。ほんとに。ごめん。


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「オラに力をわけてくれ」になってしまっているではないか。

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「ここがわたしのアナザースカイ!大樹寺です!」

楽しかった、岡崎。
また絶対行く。









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| パラダイス | 08:53 | comments:2 | trackbacks(-) | TOP↑

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味噌と寺とわたし〜味噌編〜

ものすごく久しぶりにマヨミさんと遠足に行くことにした。
ふたりで、というのが久しぶりすぎてちょっとどんなノリだったか思い出せなかったけど
日程が決まり場所もわたくしの希望で「岡崎」に決定。
あとはまあInstagramでよさそうなとこを探してみようと思っていたら
マヨミさんから「図書館でるるぶ借りてきた〜2年前のだけど」というLINEが来て
膝から崩れ落ちた。
まさかのるるぶ。それも2年前の。
マヨミさん最強。



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岡崎といえば八丁味噌。
よく名古屋といえば赤だしと言われますが八丁味噌と赤だしは違いますからね。
で、八丁味噌は岡崎。
そこでまずは「カクキュー八丁味噌の郷」からスタート。
このカクキューさん、初代は元々は今川の家臣で桶狭間の戦いで今川が負けちゃった後、この岡崎のお寺に逃げてきて武士をやめて「久右衛門」って名前に変えまして、お寺で味噌作りを学んで数代のち1645年に八丁味噌を作り始めた、らしいです。
桶狭間の戦い、については各自調べてください。
キーワードとしては今川グループには松平元康(のちの徳川家康)がいたってことですかねえ。
このへん知っとくときっと来年(2023年)の大河ドラマが楽しいかも、どうだろわからんけど。


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難しいことはまあいいとして。

このカクキューさんでは工場見学が無料でできますのよ。
朝イチの見学グループはうちらと、20代後半のカッポーさん。
ごめんねうるさいおばちゃんたちと一緒になっちゃって。
ではガイドさんの案内で工場見学スタート。
ちなみにこのへんの建物は明治40年に建てられたもの。


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日吉丸と蜂須賀小六の出会いの場面。
えーとまず日吉丸ってのは豊臣秀吉の子供の頃の名前で、蜂須賀小六ってのは後の家臣で、その二人が出会ったのが岡崎にある矢作橋で日吉丸が野宿してて蜂須賀さんが誤って踏んでしまったとかで、そんな感じ。どんな感じよ。
でもどうやら有名なシーンらしくて、この構図あっちこっちに出てくる。
てか、岡崎=家康のイメージだったのに突然秀吉ぶっこまれて少々混乱するわたくし。


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ほほう、有名な人もここの八丁味噌が好きだったのね…おや秋山徳蔵の名前が。
天皇の料理番じゃん。
「え?なにそれ」
え、マヨミさん知らんの?ドラマだよ、ちょっと前に佐藤健がやってたじゃん。
「えーしらなーい」
「あ、そうですそうです!佐藤健くんがやってました、よくご存知ですね!」
おおガイドさん、天皇の料理番を知らない人はいることがビックリですよ。
「えー、いつ頃?」
うーん、5年くらい前?いやもっと前かな?でもその前に堺正章がやってたよね。
「え!」
「え〜?堺正章ってマチャアキ?」
そうそう、え?知らない?
「知らなーーい」
「……知りませんでした…勉強になります…」
……そーか…知らないか…マチャアキの秋山徳蔵…そっかガイドさん若いもんね…。



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さてこちらは昔ながらの味噌作りを再現したもの。
このひとたちも、当時の職人さんたちそっくりに作ってあるんだって。
顔の長さとか。顔の長さて。そこは顔でよいのでは。


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わー、2階にもいるー。
芸がこまかーい。


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遠い目をした彼は木桶の中で味噌のもとになる豆を踏みしめている。
確かにこんなおじさんいるわー。


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キャッキャ言いながらバシャバシャ写真を撮りまくるおばちゃんふたりに対して
20代後半カッポーは全く撮らない。
いいの?あんたたち撮らなくていいの?ねえねえ。
と、ここ(のどあたり)まで出てきたけど我慢した。


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なにやら俯いている人もいた。
あの左手はなんだろう。

あたしのこと好き?
うん好きだよ。
どれくらい好き?


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これくらい。


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味噌作りで使われてる木桶。
今も八丁味噌はこの木桶で作られてるのよ。
てか後ろの絵がかわいいなあ。


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でた、日吉丸と小六のシーン。よっぽど気に入ってたんだなあ。
こればっかやないか。
でもかわいいなあ、このパッケージ復刻すればいいのに。


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この陶器の瓶もかわいいなあ。
奥のポスターはあの女優さんに似せているのだろうか。
あの女優さん。
えーと…名前まったく出てこないけど。


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さて味噌蔵。
あ、そうそう、このへんは2006年前期の朝ドラ「純情きらり」の舞台にもなってた。
あたし見てないけど。
このカクキューさんもロケで使われてたらしい。
あああたしもいつか登米でモネのロケ地めぐりしたい。


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味噌蔵の扉をガラガラーーッと開けたら味噌の香り。
なぜならここは現在も使用しているから。
この木桶の中には八丁味噌のできかけがみっちり詰まっておるのです。
ひと桶に約6トン、で、上に3トンの石を積んでふた夏ふた冬寝かせる、と。
味噌、ろーくーとーんーー。
石、さんとーん。
え?今もこの石積み方式なんですか?
「そうです、職人がひとつづつ積んでいくんですよ」
えーー!
「マジですか!」
驚くおばちゃんふたり。
20代カッポーは淡々としている。
え、ここ驚くとこじゃね?



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恒例、「ここがわたしのアナザースカイ!カクキュー八丁味噌の郷です!」
マヨミさんがさぁ〜撮るのが遅いんだよ〜もっと脚あがってたのにさぁ〜。
「もっと耐えて!」
むりだよ〜、もうどう見てもあるある探検隊の気絶だよ〜。


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それにしても。
あのカッポーさん一枚も撮ってなかったね、心の印画紙に焼き付けたのかねえ。
「質問もしてなかったね」
きっと今頃、あのおばちゃんふたり浮かれてたねーとか言ってるよ。
「若いうちはあんな感じかもしれんね、工場見学の醍醐味はトシいってからじゃないとわからんのだわ」
そうだねえ、もっと岡崎きっと家康のことも何も言ってなかったけど。
「そういう人たちなんだよ」
てゆーかうちらが言い過ぎなんだよ。きっとガイドさんだって事務所に戻って「知ってました?天皇の料理番って昔マチャアキがやったらしいですよ」「えー知らなーい!」とか言ってるよ。
「いや、今の人たちマチャアキとは言わないと思う」
……だね。


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カクキューさんで工場見学を満喫したあと、ほんの150mばかり移動しまして、
お次はこちら、まるや八丁味噌さんへ。味噌蔵のはしご。

どうしてもこのクマ、まっすぐ座ってくれんわ。
「頭に3トンの積み石乗せてるからじゃない?」
そうだね。


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当然まるやさんでも工場見学。まずなかなか味のある説明を。
ま、製造方法は同じなんだけど。
わたくしもカクキューさんで初めて知ったんだけど、八丁味噌と赤だしの違い。
知ってます?
八丁味噌は大豆と塩と水だけでできてる。
で、その八丁味噌に麹味噌を配合して加熱やらいろいろしたものが赤味噌、赤だし。
あたしは八丁味噌にダシをいれて作った汁物のことを赤だしっていうと思ってたよ。
愛知県人として恥ずかしい。


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まるやさんは資料館的なものはなくて、ひたすら仕込み中の木桶。
「現在も3トンもの石を人の手で積み上げております!」
うん知ってる。
「すごいですねーー!一人で積むんですか〜?」
…マヨミさんのこーいうとこすごいと思う。大人だなあ。
マルキューさんで同じこと聞いてるはずなのに新鮮に驚いている、ように見える。
ガイドさんもきっとやりがいがあるよねえ。
きっとあたしは驚いていないのがバレている。


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どこまでも続く石積み桶の前で「すごーい」とお互い向かい合っての撮影。
とにかくマヨミさんはガイドさんにいろいろ質問を繰り出していて、ものすごく充実した工場見学であった。それを横でぼんやり聞いていたわたくしは、この積んであるてっぺんの石が「まんじゅう石」と言われている、ということしか覚えていない。


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出たな日吉丸。
「この蔵に忍び込んだ日吉丸が逃げる途中でこの井戸に石を投げてあたかも自分が飛び込んだかのように見せかけて追っ手をごまかした、と言われています」
蓋を開けてみると6m下に覗き込むわたしとマヨミさんの顔が映る。
「わー!まだ水があるんですね!」
「そうなんですよ」
でもさあ、井戸に誰か落ちたと思ったら調べるよねえ、井戸だよ?井戸に人が落ちたらいやじゃんそこの水飲むの…ごまかされてる場合じゃなかろう、と言いたかったけども言いませんでした。
大人なので。


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またしても仕込み中の味噌桶です。
江戸時代後期の味噌蔵、今も現役。ここも朝ドラのロケに使われたらしい。


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左側がまるやさんで通りを挟んで右側がカクキューさん。
で、この通りは東海道。
東海道五十三次の東海道。
なんかすごいね。東海道中膝栗毛だよ弥次喜多道中だよ。
歴史を感じるねえー。


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めっちゃ強引に味噌持たされてるけども。
隣同士でカクキューさんとまるやさん、同じ八丁味噌でもそれぞれ違う八丁味噌をずっと作り続けてるんだなあ。すごいなあ。
ただ出発が早かったこともあって、もう腹が減って腹が減って、倒れそうだよ。


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ということで、舞い戻ってきましたカクキュー八丁味噌の郷。
150mを行ったり来たり。
なぜならここには食事処があるのでございます。
ほんとは教えてもらったおしゃれカフェでランチにしようと思っていたのに
空腹には勝てんかった…。
お腹減ったーーー!!!!(大声)


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タララタッタラー!味噌カツ定食〜!
味噌だれが多すぎたけどとにかくトンカツがおいしい!
いさむ・ポークっていう豚肉らしいけどおいしい!
トンカツ好きなわたくしが自信を持ってオススメ!

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いさむ・ポーク!!
また食べる機会があったら忘れずに、味噌だれはかけずに別に下さいと言おう。


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「どれがおすすめですか〜?味噌煮込みうどんおいしいですか〜?」
とお姉さんに聞いているマヨミさんの声があっちから聞こえる。
そーいうこと聞かれるのほんと困るんだよね店側としてはさ。
「あ、どれもおいしいですか、そうですよねー、あー迷う〜」
という紆余曲折を経てマヨミさんが選んだのは平日限定ランチ。
味噌煮込みうどんとごはんのセット。
「このお味噌、カクキューさんのでいちばん高いやつ使ってるんだって!」
金に目が眩んだ女め。


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石が積まれた桶からマヨミさんに視線を移すと、味噌煮込みうどんの汁をすべて飲み干すところだった。
……マヨミさん…あとで絶対喉乾くよ。
「だって!おいしかったんだもん!!」

駐車場で大声で空腹を訴えたわたくし。
味噌煮込みうどんの汁をすべて飲みきり「おいしかったんだもん!」と訴えるマヨミさん。
小学生の時から知ってるけど、お互いこんな大人になるとはねえ。


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もちろんこれも食べるよ。
こーゆうのは姉がいればなあ、食べてくれるんだけど。
仕方ない今日はわたくしが。
塩キャラメルのような味…
八丁味噌パウダー…
ドキドキするなあ。

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味噌。
味噌の味。
ひたすらあまじょっぱい。濃くて甘くてしょっぱい。
どうやらリニューアルして塩キャラメルからザ・八丁味噌にレベルアップしたようだ。
味噌味噌しい。


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2枚目、「ここがワタシのアナザースカイ!まるや味噌蔵です!」

「もうちょっと耐えてよ!ブレちゃう!」
無理だっつーの!
こちとら筋力落ちとるっちゅーの。





(味噌と寺とわたし〜寺編〜に続きます)








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わっちゃんのエリカラ生活・完結編。

さてみなさん。
そろそろわっちゃんのお腹もボウボウになってるんじゃないかとか
思ってないですか?
かれこれ…もうすぐ3ヶ月ですもんね。
でもね。
安心してください、生えてません。


20220814_081424.jpg


おまけに。
大切なお知らせですが。

カラー生活、断念しました。
えっと、つい先日です、9/9。

わっちゃんが
カラーはいやだといったから
9月9日は断念記念日。



20220817_081743.jpg


この2ヶ月半の間とにかくわっちゃんは頑張ってました。
前記事ではクリアで高さ14cmのに変えたところだったと思いますが、
あんなの1週間も持たずにくいっと曲げて内腿を舐める技を編み出しました。
ガソガソ衝突しないのがいいところのやわらかい素材だったのでそれはもう軽々と。
それと並行して上↑の「アンリッカラー」という一見浮き輪のようにも見える
ドーナツ型のふかふかカラーも試しました。
これは食事もお水もまったく問題ないし寝る時も枕になるしまあよかったんですが、
気がついたら脱いでた、という。
きちんとストッパーあるんですよ、ストッパーを押さないとヒモが緩まらないはずで、
こんなに絞めたら首絞まるんちゃうかというくらいギリギリまで絞めてたんですが
脱ぐ。
気がついたら脱いでる。
最初はわたしのいないところでこっそり脱いでたのに、
そのうち目の前で堂々と
脱ぐ。


20220902_074318.jpg


こうして外側から両手で挟んであごをひいて、ぐーっと手前にやって
脱ぐ。
いとも簡単に。
で、もうアンリッカラーはダメだという結論に。



20220829_093206.jpg


結局カラーはいくつ買ったかな。
もともと持ってたクリアの11cm。
クリアの14cmを色違いで、布製の14cm、
クリアの15cmをこれまたイロチ、さらに布製の15cmもイロチで。
nekozukiさんのカラーだけで7個。
それにアンリッカラー。
合計8個かーがんばったなー俺。


20220804_071105.jpg


でも一番頑張ってたのはわっちゃんで。
それなりにカラー生活にも慣れてヘソ天でよく寝てたし、
ゴハンもシッコもンコも順調…いや、ゴハンは少し減ったかな。
ただ、カラーをしててもなんとか舐める方法を編み出す方向で頑張っちゃってて、
15cmのカラーをしたまままずは手を舐めてそのままその手でカラーを押さえると同時に
前屈して腹を舐める。
天才か。
手使うって、わっちゃんは猿なのか霊長類なのか。


20220828_093959.jpg


さらに「はずしてー」と言われたらなるべく希望を通すようにしてたんだけども、
もう外すと同時にとにかく舐める。
猫ですし、まあグルーミングは必要だろうとしばらく放置してはみたものの
すぐ腹なり内腿なりを舐め出す始末。
なにげにふんわり止めたりすると、
(そーかこのへんを舐めるとじゃまされるんだな)と理解が早いわっちゃんは
顔を洗う動きからの腕の内側を舐めるという荒技を繰り出して
今度はそこまで薄毛仕様になってしまって。


20220906_130626.jpg


猫の毛は1日で約0.3mmしか伸びない。
1週間で約2mm程度。人間とほとんど変わらない。
8月頭までは脚や腕の内側を舐められたりしつつもなんとか順調で
お腹も全体的にうっすら白くなって、上の方はわりと目に見えて伸びてて、
わっちゃんすごいねカッコいいね、と毎日褒め称えてたんだけども。


20220906_111153.jpg


はいコレ突撃となりのお腹舐め、の瞬間。
なんだよ来るなよという気持ちがムンムンに滲み出ております。
外せば即舐める。
つけたままでもなんとかして舐める。
それでもなんとかご機嫌をとりつつ外したりつけたりを頻繁にくりかえしたりしつつ、
頑張ってはいたんだけど。


20220907_102136.jpg


まさかと思っていたこのnekozukiさんのカラーもそのままスポンと脱ぐように
なりまして。
アンリッカラーはまあ手でぐいーっと押さえるところが大きいから仕方ないとしても、
このラッパ型脱ぐかね?わっちゃんの頭蓋骨どうなっとんねん。
あーこりゃ困ったなもうあとはオーダーしかないよ、と思った矢先。
わっちゃんの元気がなくなりました。
食べるのも出すのも大丈夫なんだけど、あんなにおしゃべりなわっちゃんが
まったく鳴かない。
表情がない。

それでもう、断念しました。


20220827_083704.jpg


ハゲはなんとかしたいけど、
ハゲで死ぬことはない。
でもこのままストレスをかけ続けたらきっとわっちゃんは病気になってしまう。
カラーには慣れたとはいえ確実にストレス過多だろうし、
クセになってしまった腹舐めができないのはさらにものすごいストレスだったんだろうな。
舐められない時間が増えれば少しずつ慣れるかな、なーんて思ってた甘すぎるわたくし。
わっちゃんはそんなヤワな猫じゃなかった。
頑固一徹、クソ真面目、研究熱心、とにかく舐めることに対しての執念がすごかった。

こうしたらとどく、
こうやったらなめれる、
こうやったらこのじゃまなのとれた。

一本スジの通ったやりよる猫だった。



20220910_234807.jpg



ということで。
わっちゃんのカラー生活は9/9で終了。
そして11日現在、もうあっちゅう間にほんのり白かったところもピンクに戻っています。

おそろしか〜猫の舌。
なんだったんだ今までの頑張りは。

2022年の夏はわっちゃんのカラーに明け暮れて終わりました。

結論。
もう腹なんかピンクでいい。
舐めろ舐めろ(ヤケクソ)。
元気でいてくれればそれでいい。
結局ハゲ始めた頃からずっとそう思って放置してきて
やっぱりなんとかしなきゃと思ってカラーして
でもって、やっぱり最初に戻っただけ。
なにやってたんだかねえ、ひと夏。


おつかれさまでした、わっちゃん。



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