2024.06.27 カテゴリ: 吉川トリコ著
「余命一年、男をかう」 吉川トリコ著
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「余命一年、男をかう」 吉川トリコ著 講談社 2021年7月14日発行
幼いころからお金を貯めることが趣味だった片倉唯、40歳。
ただで受けられるからと受けたがん検診で、かなり進行した子宮がんを宣告される。
医師は早めの手術を勧めるも、唯はどこかほっとしていたーー「これでやっと死ねる」。
趣味とはいえ、節約に節約を重ねる生活をもうしなくてもいい。好きなことをやってやるんだ! と。
病院の会計待ちをしていた唯の目の前にピンク頭の、どこからどうみてもホストである男が現れ、突然話しかけてきた。
「あのさ、おねーさん、いきなりで悪いんだけど、お金持ってない?」。
この日から、唯とこのピンク頭との奇妙な関係が始まるーー。
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6月22日読了。
作家・山本文緒さんの「無人島のふたり」の中にこの本のことが書かれており読んでみたくなって図書館で借りました。
主人公の片倉唯 40歳が子宮がんと宣告された日、病院で見ず知らずの男性に声をかけられます。
男性は父親の入院費用を借りようと駄目もとで声をかけてしまったのですが~まさかのいいですよに驚いてそれからふたりの物語りが始まるわけですね。面白くて一気に読みましたね~