2023.07.28 カテゴリ: 辻村深月著
「スロウハイツの神様 上・下」 辻村深月著
「スロウハイツの神様 上・下」 辻村深月著 講談社ノベルズ 2007年1月11日第1刷発行
ある快晴の日。人気作家チヨダ・コーキの小説のせいで、人が死んだ。猟奇的なファンによる、小説を模倣した大量殺人。
この事件を境に筆を折ったチヨダ・コーキだったが、ある新聞記事をきっかけに見事復活を遂げる。
闇の底にいた彼を救ったもの、それは『コーキの天使』と名付けられた少女からの百二十八通にも及ぶ手紙だった。
事件から十年―。売れっ子脚本家・赤羽環と、その友人たちとの幸せな共同生活をスタートさせたコーキ。しかし『スロウハイツ』の日々は、謎の少女・加々美莉々亜の出現により、思わぬ方向へゆっくりと変化を始める…。
衝突と修復を繰り返し、ゆっくりと変化する絆。
ここはずっと、みんなの家。
10年前の事件の関係者『コーキの天使』が現れた!
『スロウハイツ』202号室。そこには、わたしたちの神様が住んでいる。
人気作家チヨダ・コーキが暮らす『スロウハイツ』の住人たちは、平和な日々を送っていた。新たな入居者、加々美莉々亜がくるまでは――。コーキに急接近する莉々亜の存在が、不穏な空気を漂わせるなか、突如判明した驚愕の事実。
赤羽環(たまき)のプライドを脅かすこの事件は、どんな結末を迎えるのか……。
環を中心とした『スロウハイツ』の環(わ)は、激しい衝突と優しい修復を繰り返しながら、それでもゆっくりと着実に自分たちなりの円を描いていく。未成熟な卵たちが、ここを巣立つ時とは!?
******************************************
24日に上 読了、28日に下 読了。
登場人物が多いので大丈夫かなあ~と思いながら下に辿り付きたい一念で読みました^^;
付箋が多い物語でしたが下では一気に解決~面白く読めました。
登場人物が多いとなかなかストーリー展開が読めないのですが人物像は分かりやすく描かれていると思いました。
追いかけていけましたね^^;