セザール=オーギュスト=ジャン=ギヨーム=ユベール・フランク(1822年・1890年)はベルギーで生まれ、フランスで活躍した作曲家である。
ただし、その人生の殆どは演奏家、音楽の教師として費やされた(1872年からパリ音楽院教授)。ところが、60歳を過ぎた最晩年に、代表作の多くを集中的に作曲した。それは、1885年から1890年の5年間であった。
セザール・フランクの作曲した曲で、最初に聞いたのが「前奏曲、コラールとフーガ」である。
内省的なピアノ曲だが、何度も聞くうちに、どんどん惹かれていく不思議な魅力を持っている。
以下の2曲は特にお気に入り。
あとはバイオリン・ソナタが好き。
残念ながらフランクのCDは日本では少ない。
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カテゴリ:ピアノフォルテ の記事一覧
- 今夜はセザール・フランク
- マルクジンスキー
- クライバーンの思い出
- 若きアル毛リッチ
- Czernyのピアノ協奏曲
- テレーゼ
- 夢
- 「犬のための本当にぶよぶよした前奏曲」より、家に一人
- ケンプの月光
- songs without words
- 花の歌
- ミケランジェリのドビッシー
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今夜はセザール・フランク
マルクジンスキー
ノクターン集とかワルツ集というのは、多いのだが、マズルカだけを1枚のレコードに集めたのは、珍しかったし、
それにショパンはマズルカを日記のように書いていて、バラードのように4曲しか、書かないのとは違い・・・聞き流すには良いと思ったからである。
ですので、曲に興味があっただけでマルクジンスキーなるピアニスとは、あまり良く知らなかった。
しかし、この人は聞けば聞くほど・・だんだん良くなる不思議なピアニストで、今でも熱烈なファンがいるようです。
クライバーンの思い出
私の中学時代は、クラスに何人かクラシック音楽大好きな友人が居た。
彼らは雑誌「音楽の友」「レコード芸術」「ステレオ」を読んでいた。
ヴァン・クライバーンの写真は当時、「音楽の友」誌のグラビアに若手の新進ピアニストとして登場していた。
ヴァン・クライバーン(1934年 - )は、アメリカ・ルイジアナ州生まれのピアニスト。
1958年、23歳でソ連の第1回チャイコフスキー国際コンクールで優勝した。
凱旋公演では、コンクール本選で指揮を担当したキリル・コンドラシンを帯同させ、クライバーンの「チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番」は、ビルボードのポップアルバムチャートで1位(7週連続)を獲得した唯一のクラシック作品とのこと。
しかし、彼はこれで終わってしまったようである。
米国の田舎出身の若手のピアニストが冷戦下のソ連のコンクールで優勝。
世界にその話題を提供しただけであった。
ヒット曲1つだけで終わった紅白歌手みたいなものである。
そういえば、昔、クライバーンと言うピアニストが居たなと思い出すのは60歳以上の古いクラシックファンだけであり、完全に忘れられたピアニストになってしまった。
若きアル毛リッチ
1941年、アルゼンチンのブエノスアイレスに生まれる。
3回結婚して、3人の子供を生み、3回離婚する。
上の動画は1965年のショパン国際ピアノコンクールで優勝した時のもの。この時、すでに最初の離婚の後ざます。
Czernyのピアノ協奏曲
ピアノを習うと、嫌でもやらされる Czernyの練習曲。
この Czernyという人は、なんとベートーヴェンの弟子なのだ。
9歳でベートーヴェンの弟子となり、ピアノ演奏の基礎から学びなおされた・・・というが、べトの旦那も煩いやっちゃな。
Czernyは、べートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」のウィーン初演の時に、ピアノを弾いたらしい。
当時のベートーヴェンは
ピアノ演奏法との本を書きたいと語っており、
ツェルニーの練習曲も、べトの旦那の受け売りかも知れぬ。
Czernyは天涯孤独で、やたらと多作だった。
交響曲もピアノ協奏曲も作曲している。
でも、残ったのは下のような単純な練習曲集のみ。
フランツ・リストは Czernyの弟子らしい。
テレーゼ
ピアノソナタ「熱情」は、そうとうななもんだぜ。
と思ったら、その次に、作曲したピアノソナタがこの「テレーゼ」である。
2楽章しかない短い曲でんがな。
テレーゼとは、テレーゼ・フォン・ブルンスヴィックという伯爵令嬢である。
「エリーゼのために」のエリーゼは、実はテレーゼだったらしいらしいが、
このテレーゼ・フォン・ブルンスヴィックとは別人なのである。
良く分からんが、出来る男には女の影があるてのが普通です。
ケンプの月光
ケンプの旦那の月光である。
この奇妙なまでの無表情は何だ???
中学の時、この曲を最初に聞いたのがケンプの旦那だったので、その後、暫くはケンプのレコードを集めた。
ベートーベンの初期のピアノソナタはケンプで良いのではないか。
後期となるとバックハウスの旦那の演奏が聞きたくなる。
songs without words
歌詞の無い歌。日本では「無言歌」と訳されている。
メンデルスゾーンが、自身のピアノ小品を「無言歌」と名付け、生涯48曲を書いている。この他、ピアノとチェロのための無言歌もある。
無言歌は、演奏技術的には中級レベルで、ピアノの練習者の課題曲となる。曲も実に聴きやすく、疲れない。
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ミケランジェリのドビッシー
クロード・ドビッシーの「子供の情景」より「雪は踊っている」
愛する娘のエマちゃん(当時5歳)に捧げた曲。
前奏曲集第一集より「亜麻色の髪の乙女」
プロフィール
Author:友遊
団塊世代の中小零細企業の代表。現場と市場視察が大好き。政財官の鉄のトライアングル、中央集権、日本的経営を支持する守旧派。既得権益死守。相互扶助を基盤とする協同組合支持。実業の世界とは、金融経済に対する実体経済の世界を意味する。
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