移植手術 入院4日目
旦那様と私の生体腎移植。
私はドナーです。
ドナーとしての私のお話。
ICUでの時間はとにかく長く感じました。
夜なのか、朝なのかも分からず、
ウトウトはしているのだけど
腰の痛みと動けない辛さ、
そして色んなものがついているので
痒みの辛さもひたすら我慢。
淡が絡んで苦しいし、傷に響くので
咳も思い切り出来ない。
まるで
”コホン”
ってただ言っているだけのような咳。
永遠に夜が続くような感覚の中
乗り越える力になったのは
ICUの先に旦那様がいるお部屋がある事を知っていたから。
この先には、私よりも色んな機械につながれて
徹底的に管理された環境の中、旦那様も戦っているから。
きっと、今は一生懸命頑張っている。
そう分かっていたから私も乗り越える事の出来た
長い長い時間。
予定では、この日の午後には
旦那様の様子を見に行く事が出来るはず・・・
そう思って一夜を過ごし、やっと朝!!!
午前中はICUだから朝になっても
動けるわけではないけど
何となく看護師さんも増えてきて
遠くからは声も聞こえてくる。
まるで、時が止まったような長い長い夜とは違い
電気の光が希望の光のように感じました。
ICUにいる間に
採血。
レントゲンは寝たまま撮って。
酸素マスク、心電図も外してもらって
どんどんお部屋に戻る準備が進んでいきます。
傷の横にあった管も外してもらい
熱いタオルで顔を拭いて
少しずつ動けるように。
午後になってやっと一般部屋に移動。
傷は痛み止めが効いているのか
全く痛くはないが、相変わらず腰が痛い。
車いすで病室に戻り、
何となくホッとしたけど
いつになったら旦那様の顔を見に行けるのか?
そんな事ばかり考えていました。
そしたら、なんと長男が会いに来てくれたのです。
まさか、今日も来てくれるとは思っていなかったので
嬉しかった(* ´ ▽ ` *)
長男と話をしていたら
看護師さんが血圧と検温に来てくれて
血圧は低めの
上が90ちょっと
下が50ちょっと
熱は平熱だったけど
血圧低いなぁ~
って思っていたら
旦那さんに会いに行ってもいいですよ。
って言われて
長男と一緒に旦那様の所まで歩いて行ったのですが
やっぱりフラフラ💦
まさに血の気が引く感じ💦
血圧が低かったせいもあるのだろうけど
途中で倒れるかと思った💦
旦那様の所に行ったら
旦那様とても辛そうだった(;д;)
私もフラフラするし、
旦那様も辛そうだし
本当に一瞬。
お互いに
大丈夫?
大丈夫だよ。
の会話くらいで私は自分のお部屋に戻りました。
本当はもっともっと一緒にいたかったけど
私が旦那様の所で倒れたら
余計に旦那様に心配をかけてしまうから。
お互い、顔が見れただけでも良かった(^∇^)
私は午後から水分を500ml飲めるようになり
夕食から五分粥開始。
背中から点滴で痛み止めが入っているので
痛みは全くなし。
バルーンはこの日に取れるはずだったのですが
この日は取れず。
動く方が傷には良いとの事で
どんどん歩いて下さい。
って言われたけど
旦那様の所から戻ってからは
ずっと横になっていました。
流石にテレビを見る気力もなく
ひたすらボーっとして
21時の消灯にはすんなり眠る事が出来ました。
前日は殆ど眠れなかったので
眠れたのだと思うけど
それでも
二時間おきくらいには目が覚めるような感じ。
旦那様、会いに行ったとき
一睡もできていない
って言ってたから
今夜は眠れるよいいな。
って思いながら夜が更けました。